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55、伝説のオオヤギ

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「あんた誰?」
昼休みが終ろうという時間。
校庭の隅っこで、スーツ姿でリフティングする男がいる。
男の年齢は30代か20代の後半。
髪を頭の後ろで一つに束ね、サラリーマン風のリクルートスーツに開けたYシャツ。見た目のチャラさはホストに見えなくもないが、着ている物が不釣り合いだ。スーツが体型にぴったり合っていなくて、なんとなく借り物のようでしっくりこない。
その上、このテクニック。
ボールを無駄に高く上げず、足先でトントンと軽快にリフティングするのを見ただけで、相当サッカーが上手いのがわかる。
チヅカ ナツトには、彼がただの通りすがりのサラリーマンには見えなかった。
元来の好奇心旺盛な性格と誰にひけを取らないアグレッシブさで、得体の知れないこの男に、チヅカは声を掛けていた。
「あんたって・・」
男が呆れたように口元を歪め、視線をボールからチヅカに移す。
「OBだよ。卒業生。今度、うちの会社がここの校庭広げる工事やるから打ち合わせに来たんだ」
「ああ・・!OB、オレらの先輩ってこと?」
「そうだな。オレが通ってた頃は、もう10年も前だけどな。このグラウンドも変わったよ。昔は、芝なんて敷いてなかったし、グラウンド自体、もっと狭くて、野球部の球が飛んできて、よくケンカしたっけな。それでも、オレ達の代は強かったんだぜ?」
男がボールをチヅカにパスする。
それをチヅカは両手でキャッチし「革靴でリフティングあり得ねえ・・」と、呟いた。
「じゃあ、またな」
男が背中を翻す。
チヅカは、あ、と、男の名前を聞こうかと口を開き掛けたが、思い止まり、男の後ろ姿を見送った。
10年前。
彼はどんなプレーヤーだったのか。
目の前の男の高校生の時の姿がうまく想像出来ず、頭の中のイメージがぼやける。
青々と続く芝のグラウンドは一定時間毎に水撒きがされているため、太陽の光りにキラキラと反射している。白く輝くグラウンドの眩しさに、チヅカは遠く目を細めた。


それから3日後、HR後に校舎の裏の倉庫へゴミ捨てに行くと、再び彼と遭遇した。
「お、お前か」
「こんちはっス!今日も仕事っすか?」
「そ。一服中」
「校内禁煙っスよ」
「見なかった事にしろ」
「ウワー・・パワハラ」
ゴミ袋を倉庫の中へと投げ入れて、雪崩落ちて来そうなゴミを押し込み、勢い良く引き戸を閉めた。
「これから部活か?」
「うん。先輩もくれば?あれ?ゴンゾーさんって10年前居た?」
「居たんですか?だろ。居たよ。今でもあのオッサン、ゴンゾーさんって呼ばれてんのか」
クスクスと笑う男の表情に攣られて、チヅカも笑顔になる。
「楽しいか?部活」
「楽しいよ?すげえ先輩一杯いるし。綿貫先輩なんて、マジで高校生じゃないよ」
「オレの時も、そう言われてた奴がいた」
「ふ~ん。誰?」
「大八木」
「オオヤギ・・スゴかったんだ?」
「そうだな」
男は吸い殻を持っていた空き缶の中に入れると「じゃあな」と唐突にチヅカの前から立ち去った。
「あ、サイナラー・・」
ゴンゾーさんに聞いてみよっかな。
そう考えて、このサッカー部からどれだけすごい選手が輩出されたんだろうと、不安になる。
自分だって、それなりに自負はある。
けど、アンダー17以下の代表を知ってる人間なんて、殆どいない。
日本の代表選手に選ばれても、世間への認知度はかなり低い。
現に、OBと言う彼だって、自分の事を知ってる訳ではない。
もしかしたら、あの綿貫の事さえ知らない可能性だってある。
日々、仕事に追われる生活の中でサッカーからも離れていたら、母校であろうが、高校サッカーの情報など必要に駆られて集めない限りは、どこからも自然と入っては来ない情報だ。
大人になるという事は、そういうものから徐々に徐々に離れていくものなのかも知れない。
同じ様に、自分もさっき教えて貰った選手の名前すら知らない。
どんなにいい選手だったとしても、時間の流れには逆らえない。
ゴンゾーさんが覚えていてくれなかったら、どうしよう・・。
覚えてないって言われたら、なんて彼に説明すればいいのか。
チヅカはその可能性に頭を痛めた。

結局、なんとなく聞きそびれたまま、土曜になった。
県でベスト4に入る、ライバル校を招待しての練習試合。
チヅカは1年ながら3年主体のAチームの補欠メンバーに選ばれていた。
チームは基本、3年主体のAと2年主体のBからなり、残った選手はその他に分けられる。
この辺りの采配が、チームに微妙な空気を産む。
1年の自分が2年のチームではなく、3年のチームに入っている事、スポーツは下克上の世界だからわかっちゃいるけど、2年から発せられるピリピリ感は半端ない。
嫌な空気に胃の辺りがムカつくのは、昔からだ。
こういう場面に何度も曝され、自分は精神的に強くなった筈だと思っていた。
けど、そういうものと、違う気持ちがある。
森谷先輩だ。
あの人を見てると切なさで胸が一杯になる。
いつだって、あの人は綿貫の背中だけを追いかけて来た。
健気で一生懸命で、人一倍努力家だ。
そうしなければ、綿貫に追いつけない事がわかってる。
けど、それは、誰しもが途中で諦めてきた現実だ。
追いつける訳がない。
皆、そうやって追いつけない事を悟って、憧れで終る。
でなきゃ、自分を奮い立たせる事が出来ないからだ。
打ちのめされて、自分のちっぽけさに泣きたくなる。
だけど、森谷先輩だけは違った。
どれだけ違いを見せつけられても、そこから目を逸らさず、諦めない。
皆があの背中について走る事を止めてしまったのに、彼だけは真っすぐに追いかけていく。
受け入れていく。
その姿に胸が熱くなる。
あらぬ劣情を抱きつつも、彼を応援したくなるのだ。
出来るなら、ここへ引き上げてやりたい。
なのに、それが出来ない自分に苛立ちさえ募る。
この想いが、一体どんな気持ちなのか分類つかない。
が、彼がチヅカの中でとても大切な人である事は間違いなかった。

試合を各チーム1試合ずつこなした後、ゴンゾーさんの後ろに立つ人物に目を見張った。
今日は似合わないスーツ姿ではなく、フットサルでよく見かける流行りのメーカーの派手なロゴ入りのスウェット上下姿。
足下には、真っ黄色のスパイクに赤い豹がデザインされている。
「監督、その人って・・」
立ち話をする二人に近づくと、ゴンゾーさんは嬉しそうな顔で彼を「大八木だ」と紹介してくれた。
聞き覚えのある名前に、一瞬、思考が固まる。
おいおい、あれってオレを揶揄ってたのかよ。
鼻白むオレに、ゴンゾーさんが自慢気に3大会2連覇の功績を称え出す。
「あの頃にJ2やJ3があったら、お前もプロになれてたワ。後10年遅く生まれてたら、お前も人生変わってたろうな」
そうガハガハと笑うゴンゾーさんに、大八木は謙遜する。
「昔のオレなんて、今の奴らに比べたら、下手くそですよ。ノリと勢いだけでプレーしてましたから。こいつも上手そうだし」
「ああ、チヅカは17歳以下の代表で呼ばれる事もあるが・・、10年前のお前に比べりゃ、まだまだだ」
「でも、Aチームでしょ。いい選手じゃないですか」
そう言われて、カチンときた。
「5分も試合に出てねえのに、いいとか悪いとかわかんのかよ」
思わずキレてしまい、ゴンゾーさんに頭を叩かれる。
「グラウンド3周いって来い!」
下克上ありのくせに、上下関係には煩い体育会系の受難。
「ハイっ!」
自棄になってダッシュすると、後から「待てって」と大八木が追いかけて来た。
「怒るなって」
「怒ってないッス・・」
「なら、いいけど」
そう言って、大八木は一緒にグラウンドを走り出した。
膝の下まで捲った細身のスウェットに、スニーカーソックス。
走る度、そこに大八木の筋ばったアキレス腱が呼吸をするようにしなやかに動く。
足の早そうな脚。
体の厚みは無いが、体幹はしっかりしている。
やせ形だが、筋肉はしっかりついていた。
「あんまりトばすなって、ついてけねえだろ」
「え、あ、ハイッ」
「もう歳だから、こんな早く走れねえの」
そう言いつつも、男はスピードを落とす事無くチヅカの隣を走っている。
呼吸も荒くない。
どちらかと言えば楽しそうにも見える。
「歳に、見えないけど・・」
「お世辞言えるようになったか」
「言ってないし。っていうか、仕事・・じゃないっすよね、そのカッコ」
「土日は基本仕事休みだからな。実は昨日、ゴンゾーさんにうっかり出くわして、休みだってのに、来いって呼ばれたんだよ・・。オレだって、こないだ、お前に変な事吹いちゃったから、来たくなかったんだけどよ」
「ああ・・。伝説の大八木?」
「お前・・っ『伝説』まで言ってねえだろ!どんだけオレを辱める気だっ」
必死になって否定する大八木が面白くて、つい吹き出した。
「でも、ゴンゾーさん覚えてたじゃん。すごかったんでしょ先輩」
「オレらの前の年の先輩がすげえ弱かったから余計だろ。あれは、オレ個人が凄くて覚えてた訳じゃねえと思うぜ」
「ふ~ん・・でも、ゴンゾーさんって、マジ非道だからオレらの名前なんか全然覚えないんスよ。部員が100人近くいると、挨拶しかした事ない奴とかいて・・、それで自信喪失して辞めてくのもいたって聞いたし・・」
やっぱり10年経っても名前覚えられてるって、きっと凄い事だと思う。
「じゃあ、そういう事にしとくか」
それから、大八木は少しだけ走るスピードを上げた。
ただの罰走が、やけに楽しくて、オレは大八木の呼吸に合わせて隣を走った。
グラウンド3周は、あっという間に終った。



それから、時々放課後の練習にも大八木が顔を出すようになった。
何度か顔を見せるようになって、部員からも大八木がどんな人物か認知される。
「こんちはー」
「大八木さん、入って下さいよ」
ミニゲームに呼ばれる事もしばしば。
「無理。おっさんは疲れてるから」
そう言う大八木を皆で無理やり引っ張って来て、試合に参加させてみて驚いた。
走れないと言ったくせに、ポイント、ポイントでのダッシュは群を抜く。
スキルが高いとか場数を踏んでるとか、そういう経験値の差が試合に出る。
綿貫程の威圧感やパスセンスは無いが、大八木は高校生相手に対等、いやそれ以上の動きを見せた。
「あんた、マジすごかったんじゃん・・?」
「日本代表にそう言って貰えると光栄だな」
ニヤリと笑う大八木に、チヅカは苦笑した。
大八木との会話は単純に楽しかった。
大八木が高校生だった頃の話を聞く。
何が好きで何が流行っていたのか。
一世代昔のアイドルの話に、当時のW杯の話。
今ではコーチや監督になっている昔の有名プレーヤーの逸話を聞いて、過去の動画を検索して見て、感想を話し合ったりした。
単純に楽しかった。
ーーーそれに気づくまでは。


校庭の隅でこっそり煙草を咥えた大八木を見つけ、そっと近づいて声を掛けたら、大八木は本気で驚いた顔でチヅカを振り返った。
大八木の視線の先には、一人、ゴールポストに狙い打ちをする森谷先輩の姿。
胸がズキっと重く痛む。
まさか、だよな。
あの人には、確かに男を酔わせるような色気がある。
だけど、それはここでの暗黙の了解みたいなもので、綿貫支配の下、森谷先輩の話はタブーだ。
必要以上の会話や接触を取ると、3年の秋田と綿貫から無言の圧力を掛けられるからだ。
本人もそれがわかっているのか、それとも元々の気質なのか、チームメートと一定の距離を置いているように感じた。


「あいつ、いいよな」

その一言に、目の前が暗くなる。
「・・森谷先輩?」
ダメもとで聞き返すと、大八木は、お前もそう思うか?と笑う。
「なんか泣かせたくなる顔してる」

そんな事は、あんたが来るもっとずっと前から思ってる。
でも、ダメなんだよ。
あの人だけはダメなんだ。
泣かせたくても、本当に泣かせたり出来ない。
それは綿貫が怖いからとかじゃない。
あの人の事が可愛いからだ。

大八木の手をチヅカが掴む。
「オレにしときなよ」
あの人が泣くくらいなら、自分が代わる。
あんなに一生懸命なのに、それを邪魔なんかさせない。
「オレなら、好きにしていいからさ」
だから、あの人だけはやめてくれ。
「言ったな・・?」
大八木に勢い良く腕を引かれて転びそうになり、慌てて足を前に出す。
「ちょ、どこ行く気・・」
「水泳部の部室」
「なにそれ・・」
「見たんだよ。そこで、アイツが男とヤッてるとこ。すげえいい顔してた」
それを聞いて、思わず手で額を押えた。

もう~~~~~っっ

あの二人、ガッコでヤリすぎだろ・・!!
一体、どんだけ覗かれてんだよ・・!!

連れて行かれたのはプールの下にあるシャワー室。
「来いよ」
さっさと裸になった男にシャツを捲り上げられたが、下はなんとか自分で脱いだ。
裸になるのが恥ずかしいなんて今まで思わなかったのに、ここでこれから何をするのかと想像したら、大八木の体をまともに見れなかった。
狭いシャワーブースに二人で入る。
お湯の温度を確かめながら大八木がレバーを開き、シャワーを出した。
頭から湯を被り、閉じた目を開こうと手で顔の雫を振り払う。
「チヅカ」
大八木の声に顔を上げると、再びシャワーのお湯が目に入りそうになって目を閉じた。
同時に、大八木の唇で自分の唇が塞がれる。
目を瞑ったまま、男の肌に手を伸ばす。
口の中に潜り込んだ大八木の舌が、自分の舌を舐めて絡めて遊び出す。
追いかけるように舌を動かすと、甘く噛まれて、唇で吸われた。
口の角度を変えながら何度も何度もキスで遊ばれ、頭の中がぼやけてくる。
気持ちいい事って、誰としても気持ちいいんだな・・。
そんな風に自分を嘲笑ってみても、下半身の素直な反応は隠せなかった。
経験値の高いキスで、腰砕けになってる自分が恥ずかしかったが、それを大八木は口にはしなかった。
キスをされ、うすぼんやりとした意識の中、大八木の指に、丹念にそこを解されていく。
自分の中に男の指が入ってくる度、腰がおもちゃみたいにカクカク揺れてしまう。
先走りも多かった。もう吹き出す寸前なのは見なくてもわかってる。
「オレ、あの、ダメかも・・」
「好きにしていいって言ったの、お前だろが」
弱音を吐いたオレを耳元で笑い、大八木の昂りが体の中に入ってくる。
「う、あ・・っ」
立ったまま腰を突き出す格好にされ、ゆっくりと男に体を貫かれていく。
「もう少し」
「ダメ・・ダメ・・オレ、出来ない・・っごめん、出来ない・・っ」
「可愛い声出すなよ。イキそうになるだろ。ホラ、全部這入る。あと少しだ」
頑張れ。
励まされたが、これだけは頑張れそうにない。
「大八木さん・・っ無理だよ・・っ出来ないよオレ・・ごめんっ許して・・許して下さい・・っ」
完全に男が自分の中に収まっている。
それがわかって、余計に音を上げた。
これ以上されたら、自分がどうにかなってしまう。
それが怖い。
大八木に身も心も打ち砕かれそうで恐くなる。
「うん、わかった。そっか、怖いか?」
小さく頷くチヅカの髪を撫で、大八木が耳にキスをする。
「そうだよな・・怖いよな?こんなこと。でも、ちょっとだけ動かしてもいいか?ちょっとだけ、な?」
そう言うと、チヅカが頷く前に大八木が腰を小さく前後させた。
「ンッヤ・・ッダメ・・!ダメッ無理・・っ出来ませんッ」
「そっか・・痛い?どう?これ、痛い?」
「い、たく、は、ない・・」
「ほんと?痛くない?」
大八木が次第に大きく腰を打ち付けてくる。
「あ、あ、やだ・・っやだ・・っ」
「やだ?・・気持ち良くない?ホラ、どう?」
抽挿を小刻みに繰り返しながら、大八木はチヅカの前を弄ってやる。
「んあッ・・ダメ、イッチャウ・・!」
自分から更に腰を突き出す体勢になったチヅカの腰を掴み、大八木が突き上げを大きくする。
「や、やあっダメ、ダメ・・っいやだ・・っダメだってば・・!」
「大丈夫だよ?大丈夫、な?ホラ、気持ちイイだろ?」
「あ、ああっアーーーーーーッ」
大八木に強く前を扱かれ、チヅカが達する。
その隙に、大八木はラストスパートを掛け、チヅカの中を深く大きく貫き、その最奥で迸りを放つ。
「あ・・あ・・中・・やだ・・中が・・」
「出しちゃ、ダメだったか?ごめんな。気持ち良くって、止められなかった。なあ、どうだった?気持ち好かったか?」
聞きながら、大八木に優しく髪を梳かれ、チヅカは、なし崩しに頷くしかなかった。
「なあ、もう一回していいか?」
背中を抱きながら男の手に力が入る。
まさかの台詞に、チヅカは首を横に振るが、大八木は決して腕の力を緩めない。
元より、既に大八木のモノはチヅカの中にありーーーー
処女を奪われたチヅカに決定権はなかった。


「や、あ、無理っもう、もう、無理っ大八木さん・・っ」
「ばか。お前が可愛く嫌がるから、悪いんだぞ」
いつもはやんちゃなくせに、こんな時に、震えるから。
「あ、あ、大八木さんっダメ・・っ大八木さん、中に出しちゃや、だ・・」
「ごめんな、それ我慢出来ないわ」
「や、だあ・・!」

そうして、チヅカの並並ならぬ努力によって、ナギの平穏は保たれたのであった・・。(まる)

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