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先ほどまでの薄明の空はいつの間にか夕闇が広がり街灯のライトが点灯し輝きを見せていた。
「なんかごめんねー、無理やり乗せる感じになっちゃって」
「い、いえ、こちらこそお忙しいのにすみません」
ナビを時折チェックしながら運転する智広に碧は視線を向け軽く頭を下げる。妙な緊張感からか会話が思うように弾まず車内で流れる音楽がやけに大きく感じていた。
「さっきも言ったけどほんとは俺が碧ちゃんのご両親にあって話さなきゃいけなかったのに申し訳なかったね。今、親も長男もいないからしばらくの間、貴斗のこと頼まれてたんだけど俺も俺で何かと忙しくて家のことはキヨさんって言う家政婦さんに任せっきりなんだよね」
「いえ、私の所為で招いたことなので出来る範囲である程度落ち着くまでは手伝わせてもらおうとは思ってます」
「でも碧ちゃんだって都合あるだろうし現実問題無理じゃない?」
「まぁ...そういう時は前もって連絡を入れる話になってまして...私の場合、急な予定が入るようなことは滅多にないのでそこは大丈夫です。ただ阿部くん、家のことはあまり知られたくないから友だちにも頼めないらしくて...なので少しでも力になれればいいんですが」
ふーん、と何気に素っ気ない返答に碧は心做しか腑に落ちない感情になったが気には留めないようにした。
「ところで、碧ちゃんて貴斗の彼女?」
「っっ?!」
信号が赤になり車を停車すると此方に向き直し突如その言葉を投げかけられ、碧は思わず噴き出しそうになるのを喉に力を籠めなんとか押し止めた。
「いや、だって友だちにも言いたがらない家の事情を碧ちゃんは知ってるんでしょ?しかも女の子。それって彼女じゃなきゃ言わないでしょ、普通」
チャラい言動に騙されたがよく見ると目の奥は冷やりと突き刺すような眼差しに一瞬、碧はたじろいだ。
「実は受験生の時、図書館で阿部くんと少し関わることがあって、その時おうちのこともちらっと...」
何かしら智広からの見えない圧にしどろもどろになりながら当たり障りないところだけ端折って説明し、智広はふん、ふんと頭を小刻みに小さく頷きながら碧の話を聞いていた。
「なるほどね......実はさ二年ほど前かなー俺が高校生の頃、キヨさんから貴斗が可愛らしい彼女を連れてきたってはしゃぎながら話してきたことがあってね、見た目は結構派手な子だったらしいんだけど話すとちゃんとした受け答えができた子らしくて...昔っから貴斗ってあまり感情を出さないっていうか“来るもの拒まず去るもの追わず”の性格で結構冷めてたんだよねー親も忙しかったし甘えれる人がいなかったからかもしれないけど。それがその子と会ってからかわかんないけど急に雰囲気が変わったらしくてね、心許した奴しか入れなかったのにその子はすんなり自分の部屋に入れたりして俺的には正直ビックリしてさー」
数年前を思い出しながら懐かしそうに話す智広と対照的に碧は自身の心臓の音が身体中から聞こえているような気分になり怪しまれないようにするのが精一杯だった。
「...でもその頃からあいつおかしくなっちゃったんだよね。結構レベル高い一貫校通ってたのにわざわざランク落としてまで外部受験決めたり、ある時なんか気持ちの起伏が激しくなってしばらく部屋から出て来なくなったり、しまいには一時落ち着いてた交遊関係が中学卒業あたりから露骨に遊びまくるようになっちゃったりしてねー」
信号が青に変わり智広は再び前へ向き直し車を発進させた。タイミング悪いことに先ほどまで明るめの曲が流れていたのが一転、バラードに変わり車内の静かさを更に際立たせた。
「俺はキヨさん伝手でちょろっと聞いただけだし直接貴斗とそのことについて話したことはないんだけど...ただ、さっき碧ちゃんとのやり取りを見た時ふと何故かそのことを思い出しちゃってね。貴斗って俺なんかより結構優秀でさ、そんなあいつの人生を変えさせてしまったその女の子のこと当時兄としてはちょっと心配だったんだけど」
家で会った時の印象とはがらりと変わり冷たい声色に碧は悟られないように見透かされないように表情を出さないように話を聞いていたが内心は全く入ってこなかった。
(そういえば、あの幼馴染にも言われたっけ)
“彼をこれ以上惑わせないでください。このままいったらあなたのせいでだめになってしまう”
(そうだよね...私なんかに関わった所為で彼の人生が......)
碧は込み上げる感情で眼の奥からじわじわと焼かれるような熱さに耐えながらぎゅっと瞑った。
「...でもね、卒なくこなしながらどっか無気力だったあいつをあそこまで感情で動くようにしてくれた彼女に今はちょっと感謝してる...まっ、経緯はどうあれね。もしその子と出会わなかったら今のあいつはいないし昔の貴斗よりさっきの人間味ある貴斗の方が俺は好きだし」
碧は焼かれるような感覚に襲われていたはずが一気に冷やされ心が自然と穏やかになっていくのがわかった。
「なんか長々とごめんね、このことは貴斗には内緒にして、なんか“弟想いのお兄ちゃん”って気持ち悪いでしょー?しかも、その子とは関係ない碧ちゃんに元カノの話しちゃうし、マジでバレたら貴斗に俺の存在この世から消されちゃうー」
急に態度が変わったかのように明るい声に碧はハッとし顔を上げ視線を智広の表情に恐る恐る眼球を動かした。冷たい表情とは無縁といってもいい程の愛らしい表情で流れる曲に合わせ鼻歌を歌い出していた。
「あっ、最後にもう一つ...碧ちゃんは貴斗のことどう思ってる?」
智広からの最後の質問に碧は固唾を飲み小さく深呼吸をしてから閉ざしていた唇を少しずつ開ける。
「...自分の周りにはいないタイプの人ですしいつも周りに人が集まって男女ともに人気があって成績も良くて凄く目立つ人で、見た目も派手だから色んな女の子とっかえひっかえしてる噂があって...自分には合わない人だと思ってますし、接点がなければ私みたいなのとはきっと関わることはなかっただろうなって...でも内心は子供っぽいし自分勝手だし怒るとすぐしょげるし私なんかのために怪我しちゃうし、彼を知れば知るほど今まで見ていた彼ってなんだろう...って思うようになって。......ごめんなさい、なんか答えになってないですね」
碧は眼鏡のブリッジ部分を指先で軽く上げ、心の中を見透かされぬようニコッと笑みを浮かべた。
「いや、こっちこそなんか変なこと聞いてごめんね、そんだけで十分な答えもらったよ。そっ!あいつって見た目あんなんだから勘違いされるけど感情ぶちまけないだけでガキの頃から結構ネチネチしてるとこあるんだよねー執着が強いっていうか、あっこれも内緒ね♪.....碧ちゃんには迷惑かけるけどさ、これからも貴斗と仲良くしてやってよ。久しぶりにあいつのあんな表情見たらおもしろ.....嬉しくて。ってか俺、碧ちゃんのこと気に入っちゃったしなるべく今度からうちに帰ろうー♪」
「......はは、あっ家そこです」
返答に躊躇っていると目の前に自宅が見え碧は指を差し智広は家の駐車スペースに車を停車させた。智広は碧の母親に挨拶を済ませるとそのまま友人宅へと向かうべく車を走らせ帰って行った。
母からハイスペックな阿部兄弟への質問攻めに合いながらもなんとか部屋へと戻り力尽きるようにベッドへ身体を沈めた。
「......やっぱ同じ血だな」
「なんかごめんねー、無理やり乗せる感じになっちゃって」
「い、いえ、こちらこそお忙しいのにすみません」
ナビを時折チェックしながら運転する智広に碧は視線を向け軽く頭を下げる。妙な緊張感からか会話が思うように弾まず車内で流れる音楽がやけに大きく感じていた。
「さっきも言ったけどほんとは俺が碧ちゃんのご両親にあって話さなきゃいけなかったのに申し訳なかったね。今、親も長男もいないからしばらくの間、貴斗のこと頼まれてたんだけど俺も俺で何かと忙しくて家のことはキヨさんって言う家政婦さんに任せっきりなんだよね」
「いえ、私の所為で招いたことなので出来る範囲である程度落ち着くまでは手伝わせてもらおうとは思ってます」
「でも碧ちゃんだって都合あるだろうし現実問題無理じゃない?」
「まぁ...そういう時は前もって連絡を入れる話になってまして...私の場合、急な予定が入るようなことは滅多にないのでそこは大丈夫です。ただ阿部くん、家のことはあまり知られたくないから友だちにも頼めないらしくて...なので少しでも力になれればいいんですが」
ふーん、と何気に素っ気ない返答に碧は心做しか腑に落ちない感情になったが気には留めないようにした。
「ところで、碧ちゃんて貴斗の彼女?」
「っっ?!」
信号が赤になり車を停車すると此方に向き直し突如その言葉を投げかけられ、碧は思わず噴き出しそうになるのを喉に力を籠めなんとか押し止めた。
「いや、だって友だちにも言いたがらない家の事情を碧ちゃんは知ってるんでしょ?しかも女の子。それって彼女じゃなきゃ言わないでしょ、普通」
チャラい言動に騙されたがよく見ると目の奥は冷やりと突き刺すような眼差しに一瞬、碧はたじろいだ。
「実は受験生の時、図書館で阿部くんと少し関わることがあって、その時おうちのこともちらっと...」
何かしら智広からの見えない圧にしどろもどろになりながら当たり障りないところだけ端折って説明し、智広はふん、ふんと頭を小刻みに小さく頷きながら碧の話を聞いていた。
「なるほどね......実はさ二年ほど前かなー俺が高校生の頃、キヨさんから貴斗が可愛らしい彼女を連れてきたってはしゃぎながら話してきたことがあってね、見た目は結構派手な子だったらしいんだけど話すとちゃんとした受け答えができた子らしくて...昔っから貴斗ってあまり感情を出さないっていうか“来るもの拒まず去るもの追わず”の性格で結構冷めてたんだよねー親も忙しかったし甘えれる人がいなかったからかもしれないけど。それがその子と会ってからかわかんないけど急に雰囲気が変わったらしくてね、心許した奴しか入れなかったのにその子はすんなり自分の部屋に入れたりして俺的には正直ビックリしてさー」
数年前を思い出しながら懐かしそうに話す智広と対照的に碧は自身の心臓の音が身体中から聞こえているような気分になり怪しまれないようにするのが精一杯だった。
「...でもその頃からあいつおかしくなっちゃったんだよね。結構レベル高い一貫校通ってたのにわざわざランク落としてまで外部受験決めたり、ある時なんか気持ちの起伏が激しくなってしばらく部屋から出て来なくなったり、しまいには一時落ち着いてた交遊関係が中学卒業あたりから露骨に遊びまくるようになっちゃったりしてねー」
信号が青に変わり智広は再び前へ向き直し車を発進させた。タイミング悪いことに先ほどまで明るめの曲が流れていたのが一転、バラードに変わり車内の静かさを更に際立たせた。
「俺はキヨさん伝手でちょろっと聞いただけだし直接貴斗とそのことについて話したことはないんだけど...ただ、さっき碧ちゃんとのやり取りを見た時ふと何故かそのことを思い出しちゃってね。貴斗って俺なんかより結構優秀でさ、そんなあいつの人生を変えさせてしまったその女の子のこと当時兄としてはちょっと心配だったんだけど」
家で会った時の印象とはがらりと変わり冷たい声色に碧は悟られないように見透かされないように表情を出さないように話を聞いていたが内心は全く入ってこなかった。
(そういえば、あの幼馴染にも言われたっけ)
“彼をこれ以上惑わせないでください。このままいったらあなたのせいでだめになってしまう”
(そうだよね...私なんかに関わった所為で彼の人生が......)
碧は込み上げる感情で眼の奥からじわじわと焼かれるような熱さに耐えながらぎゅっと瞑った。
「...でもね、卒なくこなしながらどっか無気力だったあいつをあそこまで感情で動くようにしてくれた彼女に今はちょっと感謝してる...まっ、経緯はどうあれね。もしその子と出会わなかったら今のあいつはいないし昔の貴斗よりさっきの人間味ある貴斗の方が俺は好きだし」
碧は焼かれるような感覚に襲われていたはずが一気に冷やされ心が自然と穏やかになっていくのがわかった。
「なんか長々とごめんね、このことは貴斗には内緒にして、なんか“弟想いのお兄ちゃん”って気持ち悪いでしょー?しかも、その子とは関係ない碧ちゃんに元カノの話しちゃうし、マジでバレたら貴斗に俺の存在この世から消されちゃうー」
急に態度が変わったかのように明るい声に碧はハッとし顔を上げ視線を智広の表情に恐る恐る眼球を動かした。冷たい表情とは無縁といってもいい程の愛らしい表情で流れる曲に合わせ鼻歌を歌い出していた。
「あっ、最後にもう一つ...碧ちゃんは貴斗のことどう思ってる?」
智広からの最後の質問に碧は固唾を飲み小さく深呼吸をしてから閉ざしていた唇を少しずつ開ける。
「...自分の周りにはいないタイプの人ですしいつも周りに人が集まって男女ともに人気があって成績も良くて凄く目立つ人で、見た目も派手だから色んな女の子とっかえひっかえしてる噂があって...自分には合わない人だと思ってますし、接点がなければ私みたいなのとはきっと関わることはなかっただろうなって...でも内心は子供っぽいし自分勝手だし怒るとすぐしょげるし私なんかのために怪我しちゃうし、彼を知れば知るほど今まで見ていた彼ってなんだろう...って思うようになって。......ごめんなさい、なんか答えになってないですね」
碧は眼鏡のブリッジ部分を指先で軽く上げ、心の中を見透かされぬようニコッと笑みを浮かべた。
「いや、こっちこそなんか変なこと聞いてごめんね、そんだけで十分な答えもらったよ。そっ!あいつって見た目あんなんだから勘違いされるけど感情ぶちまけないだけでガキの頃から結構ネチネチしてるとこあるんだよねー執着が強いっていうか、あっこれも内緒ね♪.....碧ちゃんには迷惑かけるけどさ、これからも貴斗と仲良くしてやってよ。久しぶりにあいつのあんな表情見たらおもしろ.....嬉しくて。ってか俺、碧ちゃんのこと気に入っちゃったしなるべく今度からうちに帰ろうー♪」
「......はは、あっ家そこです」
返答に躊躇っていると目の前に自宅が見え碧は指を差し智広は家の駐車スペースに車を停車させた。智広は碧の母親に挨拶を済ませるとそのまま友人宅へと向かうべく車を走らせ帰って行った。
母からハイスペックな阿部兄弟への質問攻めに合いながらもなんとか部屋へと戻り力尽きるようにベッドへ身体を沈めた。
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