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side― kohshi 3
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あと一カ月後には私立受験が迫った12月の暮れ。今日、世間ではクリスマスイヴで周りのバカップル共は浮かれてやがる。来年は本格的に受験モードになり正直浮かれてる場合ではない...にも拘わらず何故か俺はホテルのブライダルフェアとかいう訳の分からないイベントへ無理やり母親に連れられやって来た。
(大体、あの碧は何やってんだよ!こっちだっていろいろ忙しいのに)
フォーマルな衣装でという注文があったため俺は夏兄にメッセージを送りスーツを借りた。脚の長さに若干違いはあるもののとりあえず様にはなった。
(とりあえず、あいつに連絡入れとくか)
俺は隣にいる母親に見えないようスマホのアプリを開き未央とのトーク画面に文字を打った。
“多分、18時にはお前ん家ら辺に向かえると思うけど...とりあえず終わったらまた連絡する”
送信するとすぐさま、既読の文字が付き彼女から速攻で返信が届いた。
“うん、わかったよ♪気を付けて来てね(^▽^)/あとお姉さんのドレス姿と...虹くんのスーツ姿見たいので出来れば送って欲しいです(*ノωノ)”
“やだ。俺のは却下(# ゜Д゜)ケッ”
送ると未央からショックを受け大泣きしているウサギのスタンプが大量に送られてきた。思わず、ニヤ付いてしまった顔をまさか隣にいる母親に見られているとは思いもよらず物珍しかった俺の表情をしばらく無言でニヤニヤと一瞥された。
フェアが始まるとウエディングドレス姿のモデルたちが会場に代わる代わる現れ、まさか会場に俺らが招待されていたことを知らない碧がド緊張丸出しで登場した。
(何だよ、あの顔。こっちが恥ずかしくなるわ)
と思っていたが、徐々に顔つきが変わり様になっていく姿に多少だが安堵した。そもそも、あいつはこういったこと好きなくせに紅音の存在のせいなのか昔っから我慢する癖がつき無意識にそれを抑え込んでいる。
自信がつき始めた碧の表情は悪くはなく、何故か未央の顔が浮かんだ。
(あ、そういや写真撮ってこいって言われてたっけ)
俺はスマホのカメラモードに切り替え数枚撮っているとテーブルに近づいた碧が此方に気づき先程の笑顔が一転引き攣り固まっていた。
そんなことお構いなしに母親はパシパシと写真を撮りまくり、少し落ち着くよう促すが全く聞こえないのか俺の声に耳を傾ける様子はなかった。
(あー、早く帰りてー)
深い溜息を吐きながらテーブルにあったジュースを一気に飲み干した。
☆☆☆
フェアが終わり俺は、碧の彼氏の阿部貴斗に碧を任せ、母親を連れタクシーに乗り込みさっさと家路へと向かう。
家に着くや否や、着慣れないスーツからいつものラフなパーカーに着替え直し、リュックにラッピングされた小さな箱をつっこむと母親に少し外に出ることを伝え反応を聞く前に外へと飛び出した。雪がないおかげで、自転車に乗れたため普段の倍のスピードで目的地へと向かう。事前にタクシーの中で連絡はしてあったため大凡の到着時間を未央に伝えてあった。
「あ、こっち、こっち」
未央は家の前で待っていてくれたらしく俺の姿が見えるや否や此方に両手を振りながら手招きをしていた。
「着いたら連絡するって書いたはずだけど。お前、こんなとこで待ってて風邪なんか引いたらどうすんだよ」
自転車を停め鼻の頭が少し赤くなっている未央に呆れながらも嬉しさでニヤけそうになる表情を何とか悟られないよう眇めた。普段はほとんど制服姿しか見ることがないからか私服姿につい心臓が強く握り締められる感覚に襲われる。
「ご、ごめんなさい。桐...こ、こ、虹くんに会えると思ったらなんかそわそわしちゃって」
照れ笑いを浮かべる未央を抱き締めたい衝動をグッと我慢し、代わりに軽く頭にチョップした。
「いひゃいっ」
「名前、いい加減に慣れろよ」
受験生にクリスマスなんて浮かれたイベント、正直関係ねーし俺自身そういうの興味はねーけど...それでも俺を見る未央の嬉しそうな表情は悪くねーな、なんて思うようになるなんて俺の頭ん中もだいぶキテんのかな...。これじゃああのバカップル共と変わらねーな。
「あのね、たいしたものじゃないし虹くんに気に入ってもらえるかわかんないけどコレ良かったら」
恥かしそうに渡してきたのはかわいくクリスマスカラーでラッピングされた手作りのクッキーだった。ハート型のチョコチップクッキーや星型のプレーンクッキーなど様々な形のクッキーが透明の袋一杯に詰まっていた。
「お姉ちゃんと作ったから味は大丈夫...だと思うんだけど。口に合わなかったらごめんね。ほんとはもっとちゃんとしたプレゼント渡したかったんだけど」
顔を真っ赤にしながら手渡されこっちまで伝染りそうになる。
俺は気持ちを落ち着かせるため軽く息を吸い込みゆっくりと吐いた。俺は、丁寧に結ばれたリボンを解き袋を開けるとふわっと甘く優しい香りが鼻腔を擽った。
無言のまま俺は袋から一枚クッキーを取り出し口の中へと放り込む。元々そんなに甘いものは得意ではないが何故か不思議と未央からのクッキーは自分の好むとする味だった。
「ん、んまい」
たったその一言しか言えない自分のボキャブラリーのなさに情けなくなりながらも誤魔化すようにリュックから出したものを未央の前に差し出した。
「え?私に?」
「この状況でお前以外の誰にやるんだよ」
眼を見開き驚いた表情で未央は丁寧にラッピングを解いていく。目の前で解かれる様子を見ていると何故か自分の服が脱がされていくような気恥ずかしさから思わず目を逸らしてしまった。
「シャーペンだ、かわいい♡」
「あー、一応受験生だし、金もねーし高価なのとかやれないから。あとそれ俺も同じの買ったからお揃いってことで」
自分の声が上擦ってしまい恥ずかしさから俯いてしまった。もっとスマートに渡したかったのに、思ったようにいかずもやもやした感情からつい無言になってしまう。寒空の中、無言で立ち尽くす二人は傍から見ると別れ話しているようにしか感じ取れない状態に俺は顔を上げ何か言葉を...と思った時。
「うっ...ふっ,,,こ、ふぇ、虹くん、あ、りがと。大事にする」
泣きながらラッピングを握り締める未央に俺はどうしていいかわからず硬直していると刹那、自分の身体がふわりと優しい香りに包まれた。
「大事にするね。受験終わったらいっぱい遊びに行こうね。...虹くん、大好きです」
冷たい風は肌に刺さるような寒さなのに俺の身体は一気に高熱になったかのように熱く火照る。未央の髪が鼻先に当たり擽ったいはずなのに俺はそれをどかすこともなくただただ固まってしまった。
寒さのせいか頭の思考回路が停止している瞬間、冷たくなった俺の唇に温かく柔らかな肉厚なモノが触れた。時間にして数秒...一瞬だったはずなのにすごく長い時間に感じ高揚感でいっぱいになる。
「じゃ、じゃあ、気を付けてね!帰ったら連絡してね、心配だから。......お、おやすみなさいっ!」
恥かしそうに急ぎ足で家の中へと戻る未央に声をかける暇も与えられず俺は外に一人取り残されてしまった。
「はあー......こんなことされたらもたねーよ」
この受験よりも更なる苦行に晒された俺の心身はどうすれば収まるのか......しばらく家の周りを何周も爆走してから部屋へと戻る羽目になった。
(大体、あの碧は何やってんだよ!こっちだっていろいろ忙しいのに)
フォーマルな衣装でという注文があったため俺は夏兄にメッセージを送りスーツを借りた。脚の長さに若干違いはあるもののとりあえず様にはなった。
(とりあえず、あいつに連絡入れとくか)
俺は隣にいる母親に見えないようスマホのアプリを開き未央とのトーク画面に文字を打った。
“多分、18時にはお前ん家ら辺に向かえると思うけど...とりあえず終わったらまた連絡する”
送信するとすぐさま、既読の文字が付き彼女から速攻で返信が届いた。
“うん、わかったよ♪気を付けて来てね(^▽^)/あとお姉さんのドレス姿と...虹くんのスーツ姿見たいので出来れば送って欲しいです(*ノωノ)”
“やだ。俺のは却下(# ゜Д゜)ケッ”
送ると未央からショックを受け大泣きしているウサギのスタンプが大量に送られてきた。思わず、ニヤ付いてしまった顔をまさか隣にいる母親に見られているとは思いもよらず物珍しかった俺の表情をしばらく無言でニヤニヤと一瞥された。
フェアが始まるとウエディングドレス姿のモデルたちが会場に代わる代わる現れ、まさか会場に俺らが招待されていたことを知らない碧がド緊張丸出しで登場した。
(何だよ、あの顔。こっちが恥ずかしくなるわ)
と思っていたが、徐々に顔つきが変わり様になっていく姿に多少だが安堵した。そもそも、あいつはこういったこと好きなくせに紅音の存在のせいなのか昔っから我慢する癖がつき無意識にそれを抑え込んでいる。
自信がつき始めた碧の表情は悪くはなく、何故か未央の顔が浮かんだ。
(あ、そういや写真撮ってこいって言われてたっけ)
俺はスマホのカメラモードに切り替え数枚撮っているとテーブルに近づいた碧が此方に気づき先程の笑顔が一転引き攣り固まっていた。
そんなことお構いなしに母親はパシパシと写真を撮りまくり、少し落ち着くよう促すが全く聞こえないのか俺の声に耳を傾ける様子はなかった。
(あー、早く帰りてー)
深い溜息を吐きながらテーブルにあったジュースを一気に飲み干した。
☆☆☆
フェアが終わり俺は、碧の彼氏の阿部貴斗に碧を任せ、母親を連れタクシーに乗り込みさっさと家路へと向かう。
家に着くや否や、着慣れないスーツからいつものラフなパーカーに着替え直し、リュックにラッピングされた小さな箱をつっこむと母親に少し外に出ることを伝え反応を聞く前に外へと飛び出した。雪がないおかげで、自転車に乗れたため普段の倍のスピードで目的地へと向かう。事前にタクシーの中で連絡はしてあったため大凡の到着時間を未央に伝えてあった。
「あ、こっち、こっち」
未央は家の前で待っていてくれたらしく俺の姿が見えるや否や此方に両手を振りながら手招きをしていた。
「着いたら連絡するって書いたはずだけど。お前、こんなとこで待ってて風邪なんか引いたらどうすんだよ」
自転車を停め鼻の頭が少し赤くなっている未央に呆れながらも嬉しさでニヤけそうになる表情を何とか悟られないよう眇めた。普段はほとんど制服姿しか見ることがないからか私服姿につい心臓が強く握り締められる感覚に襲われる。
「ご、ごめんなさい。桐...こ、こ、虹くんに会えると思ったらなんかそわそわしちゃって」
照れ笑いを浮かべる未央を抱き締めたい衝動をグッと我慢し、代わりに軽く頭にチョップした。
「いひゃいっ」
「名前、いい加減に慣れろよ」
受験生にクリスマスなんて浮かれたイベント、正直関係ねーし俺自身そういうの興味はねーけど...それでも俺を見る未央の嬉しそうな表情は悪くねーな、なんて思うようになるなんて俺の頭ん中もだいぶキテんのかな...。これじゃああのバカップル共と変わらねーな。
「あのね、たいしたものじゃないし虹くんに気に入ってもらえるかわかんないけどコレ良かったら」
恥かしそうに渡してきたのはかわいくクリスマスカラーでラッピングされた手作りのクッキーだった。ハート型のチョコチップクッキーや星型のプレーンクッキーなど様々な形のクッキーが透明の袋一杯に詰まっていた。
「お姉ちゃんと作ったから味は大丈夫...だと思うんだけど。口に合わなかったらごめんね。ほんとはもっとちゃんとしたプレゼント渡したかったんだけど」
顔を真っ赤にしながら手渡されこっちまで伝染りそうになる。
俺は気持ちを落ち着かせるため軽く息を吸い込みゆっくりと吐いた。俺は、丁寧に結ばれたリボンを解き袋を開けるとふわっと甘く優しい香りが鼻腔を擽った。
無言のまま俺は袋から一枚クッキーを取り出し口の中へと放り込む。元々そんなに甘いものは得意ではないが何故か不思議と未央からのクッキーは自分の好むとする味だった。
「ん、んまい」
たったその一言しか言えない自分のボキャブラリーのなさに情けなくなりながらも誤魔化すようにリュックから出したものを未央の前に差し出した。
「え?私に?」
「この状況でお前以外の誰にやるんだよ」
眼を見開き驚いた表情で未央は丁寧にラッピングを解いていく。目の前で解かれる様子を見ていると何故か自分の服が脱がされていくような気恥ずかしさから思わず目を逸らしてしまった。
「シャーペンだ、かわいい♡」
「あー、一応受験生だし、金もねーし高価なのとかやれないから。あとそれ俺も同じの買ったからお揃いってことで」
自分の声が上擦ってしまい恥ずかしさから俯いてしまった。もっとスマートに渡したかったのに、思ったようにいかずもやもやした感情からつい無言になってしまう。寒空の中、無言で立ち尽くす二人は傍から見ると別れ話しているようにしか感じ取れない状態に俺は顔を上げ何か言葉を...と思った時。
「うっ...ふっ,,,こ、ふぇ、虹くん、あ、りがと。大事にする」
泣きながらラッピングを握り締める未央に俺はどうしていいかわからず硬直していると刹那、自分の身体がふわりと優しい香りに包まれた。
「大事にするね。受験終わったらいっぱい遊びに行こうね。...虹くん、大好きです」
冷たい風は肌に刺さるような寒さなのに俺の身体は一気に高熱になったかのように熱く火照る。未央の髪が鼻先に当たり擽ったいはずなのに俺はそれをどかすこともなくただただ固まってしまった。
寒さのせいか頭の思考回路が停止している瞬間、冷たくなった俺の唇に温かく柔らかな肉厚なモノが触れた。時間にして数秒...一瞬だったはずなのにすごく長い時間に感じ高揚感でいっぱいになる。
「じゃ、じゃあ、気を付けてね!帰ったら連絡してね、心配だから。......お、おやすみなさいっ!」
恥かしそうに急ぎ足で家の中へと戻る未央に声をかける暇も与えられず俺は外に一人取り残されてしまった。
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