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ゾンビパニックで火力マシマシ
今度こそ探し物
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「あ、起きたみたいだね?」
「……ここは?」
目を開けるとリーダーが心配した様子でこちらを見ていた、どうやらまだゾンビに襲われていないようだ。
「僕らの拠点だよ、作業が終わって出てみたらキミが眠っていたからね慌てて運んできたんだ」
「そうですか……」
とりあえずあの場所に放置されずに済んだのは良かった。
「どれくらい寝ていたんですか?」
「僕らが発見してからの時間になるがおおよそ14時間ほどだな」
「随分寝てたんですね」
「そうか、徹夜明けとかだとそれくらい寝るだろう?」
「そ、そうですね」
つまりこの世界に来て十分に休息を取れていなかったようだ、この仕事を初めてからサヨがいない事態なんて無かった、それもあって気が抜けずに過ごしていたのだろう、そういえばまだ徹夜は経験した事がなかった。
「とにかくキミが早めに起きてくれて助かったよ」
「はぁ」
「今から15時間後にはこの施設は直結された動力炉が臨界点を越えて上の街ごと消滅する事になっている」
「え、じゃあまだココにいるのは危ないんじゃ……」
「あぁ、キミが後2時間以内に起きない場合はメッセージを残して出るつもりだったさ、まどっちにしても出発の準備にまだ時間がかかるんだけどね」
「準備ですか?」
「なんせ備蓄はココには無いに等しいからね、上に戻って街の物資を回収しているの頃だよ、もちろんゾンビには最大限警戒しつつ、だけどね」
「なるほど?」
確かに部屋には人数が少ない。
「それじゃあ僕は少し仮眠をとるからよろしく」
そういってリーダーが仮眠をとり始めた、こんな時だからこそあえて休息をとったのだろう。
「じゃあ行くか……」
水を一口飲んで渇きを癒してから下に向かう、今なら疑問を持っても止める人はいないだろう、目的地はあの開けられなかったメインの場所だ、おそらく魔法でこじ開けられるのではないかと思っている。
目的の場所までは急いで向かい扉の前に立つ。
「いけるハズだ」
魔法で炎を圧縮して扉を溶断していく。
「いける」
どうやらただ固いだけで魔法的な守りは無かった、少し時間がかかったもののなんとか溶断は完了し、何とか通れる穴を作り出せた。
「せめて何かあってくれ」
人の不振な視線を振り切ってきたんだ、溶断だって体力を大きく消耗するしコレで何も無いなんて自体は勘弁してほしい。
中に入ると底から這い上がってくるような名状しがたい叫び声が響いてきた、どうやらココはボス戦らしい、ますます何か役に立つ者がなければ困る。
「マジカルスタート」
人の目がないので思いっきり変身する、これが男の子向けヒーローみたいな姿に変身できるのなら気合も入るものだが残念ながら魔法少女である、テンションが少し下がったおかげ冷静になれた。
「……ここは?」
目を開けるとリーダーが心配した様子でこちらを見ていた、どうやらまだゾンビに襲われていないようだ。
「僕らの拠点だよ、作業が終わって出てみたらキミが眠っていたからね慌てて運んできたんだ」
「そうですか……」
とりあえずあの場所に放置されずに済んだのは良かった。
「どれくらい寝ていたんですか?」
「僕らが発見してからの時間になるがおおよそ14時間ほどだな」
「随分寝てたんですね」
「そうか、徹夜明けとかだとそれくらい寝るだろう?」
「そ、そうですね」
つまりこの世界に来て十分に休息を取れていなかったようだ、この仕事を初めてからサヨがいない事態なんて無かった、それもあって気が抜けずに過ごしていたのだろう、そういえばまだ徹夜は経験した事がなかった。
「とにかくキミが早めに起きてくれて助かったよ」
「はぁ」
「今から15時間後にはこの施設は直結された動力炉が臨界点を越えて上の街ごと消滅する事になっている」
「え、じゃあまだココにいるのは危ないんじゃ……」
「あぁ、キミが後2時間以内に起きない場合はメッセージを残して出るつもりだったさ、まどっちにしても出発の準備にまだ時間がかかるんだけどね」
「準備ですか?」
「なんせ備蓄はココには無いに等しいからね、上に戻って街の物資を回収しているの頃だよ、もちろんゾンビには最大限警戒しつつ、だけどね」
「なるほど?」
確かに部屋には人数が少ない。
「それじゃあ僕は少し仮眠をとるからよろしく」
そういってリーダーが仮眠をとり始めた、こんな時だからこそあえて休息をとったのだろう。
「じゃあ行くか……」
水を一口飲んで渇きを癒してから下に向かう、今なら疑問を持っても止める人はいないだろう、目的地はあの開けられなかったメインの場所だ、おそらく魔法でこじ開けられるのではないかと思っている。
目的の場所までは急いで向かい扉の前に立つ。
「いけるハズだ」
魔法で炎を圧縮して扉を溶断していく。
「いける」
どうやらただ固いだけで魔法的な守りは無かった、少し時間がかかったもののなんとか溶断は完了し、何とか通れる穴を作り出せた。
「せめて何かあってくれ」
人の不振な視線を振り切ってきたんだ、溶断だって体力を大きく消耗するしコレで何も無いなんて自体は勘弁してほしい。
中に入ると底から這い上がってくるような名状しがたい叫び声が響いてきた、どうやらココはボス戦らしい、ますます何か役に立つ者がなければ困る。
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