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最終決戦に現れる空気の読めない奴ら
結局使うキャラクターは割と偏る
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人の波について行き、ようやく街にたどり着けた。
街の風景は日本と対して変わらなかった、おかげで目立つことなくウロウロできた。
『臨時ニュースです、今朝開始されていた、作戦が完遂されました』
街にある大きなビルにあるモニターからニュースが流れる、その放送が終わると、全く放送を聞かずに歩いていた人々が先ほどの会場以上の歓喜の雄叫びを上げていた。
「ここはヤバい」
あれほどの熱気に同調できないと怪しまれる可能性があるので急いで裏路地に避難する。
「なぁ、あんたらもこの光景に納得いかない仲間か?」
裏路地に入って一息つく間もなくいきなり、ボロボロの服装をした男性に話しかけられる、何日も風呂に入っていないのか、接近したくない匂いを放っている。
「いや、最近ここに来たばかりで状況が分からなくて…」
「そうか…、だがもし、この状況がおかしいと思うなら、ついて来てくれ」
若干の嫌な予感がしつつも行く当てが無いのでついて行くことにした、サヨも嫌な予感がしているのは進む足が重く、僕の右腕にしっかりと掴まっていた。
「ところであんたらは兄弟かなんかか?」
「夫婦です」
こんな時でもしっかと我を通していた。
「…そうか」
男性はこちらをからかおうとしていいたようだが、冷めてしまったようだ。
「こっちだ」
男性が案内したのは、周囲となんら変わりない民家だった、正直地下室とかに案内されるかと思っていたがそれはただの思い過ごしだったようだ。
「なんというか、普通なんですね」
「まあな、この方が怪しまれずにすむ」
「たしかにそうですね」
男はインターホン下にあるボタンを操作して扉を開閉させる。
「俺みたいな下っ端には鍵は貰えないので暗証番号で入る事になってる、今入れた番号も俺が入ったってわかるようになってる」
「やっぱり厳重ですね」
「まあな」
男は玄関の扉の前に立つ。
「同市に成り得るヤツを連れてきたぞ」
すると扉ののロックが解除される音が鳴り、扉が開く、中に誰もいなっため、自動で開けられたようだ。
「真っ直ぐついてこいよ、俺からはぐれたら命の保証はないからな」
男も少々ビビッているのか自分に言い聞かせているようにも見える。
「はい」
短く返事をして慎重に進んで行く。
「失礼します」
男が緊張した声で部屋に入って行く。
自分はあえて無言で入室する。
「君が希望者かな?」
中はリビングを改造した事務所のようになっていた、その中心で腕を組んでこちらを値踏みするような目でみている男性はいた、男性の興味は僕ではなくサヨに向いていた、美人だし普通に可愛い方に意識してしてしまうのはしょうがないかな。
「いえ、なんかよく分からないけどついてきました」
お前には聞いていない、そんな事が視線を通じて伝わってくる。
「私もです」
「そうかそうか」
サヨが短く答えると男性は満足そうに鼻の下を伸ばしてうなずつ、この時点で印象は最悪だな。
「つまりここは何をしているかわかないと?」
「そうですね」
また僕が答えるとお前には聞いていないとばかりに睨みを聞かせてくる、それでもかまわず答える。
「ここの何をしているんですか?」
お前は黙っていろとばかりに睨みが強くなる、僕はサヨがいる状況だから強く出られていると思う。
「そうだね、君たちはここに来たのはつい最近だそうだね」
「そうですね、さっきに何かの作戦が成功したみたいですけど、僕はよく分からなくて…」
こちらに向かって明らかにおおきく溜息をつき、こちらをバカにした表情をする。
「あー、なんとなくですが、このまま話をせずに僕たちここから出るという選択肢はありませんか?」
せの提案を聞いて男性は少し考える。
「確かにこのままなら何もなく終わるだろう…、しかしここまで来た君たちをタダで返す訳にいかないな」
街の風景は日本と対して変わらなかった、おかげで目立つことなくウロウロできた。
『臨時ニュースです、今朝開始されていた、作戦が完遂されました』
街にある大きなビルにあるモニターからニュースが流れる、その放送が終わると、全く放送を聞かずに歩いていた人々が先ほどの会場以上の歓喜の雄叫びを上げていた。
「ここはヤバい」
あれほどの熱気に同調できないと怪しまれる可能性があるので急いで裏路地に避難する。
「なぁ、あんたらもこの光景に納得いかない仲間か?」
裏路地に入って一息つく間もなくいきなり、ボロボロの服装をした男性に話しかけられる、何日も風呂に入っていないのか、接近したくない匂いを放っている。
「いや、最近ここに来たばかりで状況が分からなくて…」
「そうか…、だがもし、この状況がおかしいと思うなら、ついて来てくれ」
若干の嫌な予感がしつつも行く当てが無いのでついて行くことにした、サヨも嫌な予感がしているのは進む足が重く、僕の右腕にしっかりと掴まっていた。
「ところであんたらは兄弟かなんかか?」
「夫婦です」
こんな時でもしっかと我を通していた。
「…そうか」
男性はこちらをからかおうとしていいたようだが、冷めてしまったようだ。
「こっちだ」
男性が案内したのは、周囲となんら変わりない民家だった、正直地下室とかに案内されるかと思っていたがそれはただの思い過ごしだったようだ。
「なんというか、普通なんですね」
「まあな、この方が怪しまれずにすむ」
「たしかにそうですね」
男はインターホン下にあるボタンを操作して扉を開閉させる。
「俺みたいな下っ端には鍵は貰えないので暗証番号で入る事になってる、今入れた番号も俺が入ったってわかるようになってる」
「やっぱり厳重ですね」
「まあな」
男は玄関の扉の前に立つ。
「同市に成り得るヤツを連れてきたぞ」
すると扉ののロックが解除される音が鳴り、扉が開く、中に誰もいなっため、自動で開けられたようだ。
「真っ直ぐついてこいよ、俺からはぐれたら命の保証はないからな」
男も少々ビビッているのか自分に言い聞かせているようにも見える。
「はい」
短く返事をして慎重に進んで行く。
「失礼します」
男が緊張した声で部屋に入って行く。
自分はあえて無言で入室する。
「君が希望者かな?」
中はリビングを改造した事務所のようになっていた、その中心で腕を組んでこちらを値踏みするような目でみている男性はいた、男性の興味は僕ではなくサヨに向いていた、美人だし普通に可愛い方に意識してしてしまうのはしょうがないかな。
「いえ、なんかよく分からないけどついてきました」
お前には聞いていない、そんな事が視線を通じて伝わってくる。
「私もです」
「そうかそうか」
サヨが短く答えると男性は満足そうに鼻の下を伸ばしてうなずつ、この時点で印象は最悪だな。
「つまりここは何をしているかわかないと?」
「そうですね」
また僕が答えるとお前には聞いていないとばかりに睨みを聞かせてくる、それでもかまわず答える。
「ここの何をしているんですか?」
お前は黙っていろとばかりに睨みが強くなる、僕はサヨがいる状況だから強く出られていると思う。
「そうだね、君たちはここに来たのはつい最近だそうだね」
「そうですね、さっきに何かの作戦が成功したみたいですけど、僕はよく分からなくて…」
こちらに向かって明らかにおおきく溜息をつき、こちらをバカにした表情をする。
「あー、なんとなくですが、このまま話をせずに僕たちここから出るという選択肢はありませんか?」
せの提案を聞いて男性は少し考える。
「確かにこのままなら何もなく終わるだろう…、しかしここまで来た君たちをタダで返す訳にいかないな」
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