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セピア色
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セピア色と言ってわかるだろうか?古い写真などを想像すれば早いだろうか?そう、あの黄色みたいな色だ。俺の世界はその色しか見えないのだ、あの事故の時以来からその色しか見えないのだ。そして、今日も自分の心に問いかける。
「なぁ俺の人生は何処で間違ったのかな?何時からこんな風になったのかな?」当たり前だが返事はない。それでも続ける。
「なぁどうして俺は間違ったことをするようになったのかな?どうしてそれが正義と間違えたのかな?」その時、どこからか声が聞こえたその声は間違えるはずがないずっと聞いてきたその声は間違いなく自分の声だった。
「じゃぁ、お前は何処で間違えを当たり前にしたんだ?何処で悪の道を歩んだ?どこでお前がこうなったのか?」その声は言った。
「それが分からないからこうして自問自答したんるだろ。」俺は苛立ちを抑えながらもう一つの声に答えた。
「じゃあ答えは俺にも分からない。その答えはお前が知ってるはずだろ?」その声は茶化すように言った。
「簡単に言うなよ。」
「簡単なことだろ?お前の時間は、あの時止まったままだ。そこ過去に決着をつければいい。」
「簡単に言うな。あの時からたしかに俺の時間は止まっているが思い出したくもない。」
「そうかい、お前がそう言うなら無理だな。」
「茶化すなよ俺だってケリはつけたいだけど親が反対するだろ?」
「じゃあ仕方ないなこのままひとり悲しく独り言言って一生を過ごすんだな。」
「そうだなこのままひとり寂しく・・・そういやもう1人あの事故に関わったヤツがいたなアイツはどうなったんだろうな。」
「アイツは生きてるぜ。ニュースでも報道されたぐらいだ。奇跡の事故だってな」
「奇跡か・・・そんな事が本当にあるんだな。奇跡、奇跡あ!もしかしたらあの場所でもう1度奇跡が起これば何とかなるかも!」もうひとりの声がニヤリと笑った気がした。
「もう1度あの町で暮らそう!」
「「それだ!」」二つの声はシンクロした。こうして俺は小さな港町に暮らすことになった。これから起こる小さな奇跡の連鎖にに巻き込まれる事を知らずに・・・
「なぁ俺の人生は何処で間違ったのかな?何時からこんな風になったのかな?」当たり前だが返事はない。それでも続ける。
「なぁどうして俺は間違ったことをするようになったのかな?どうしてそれが正義と間違えたのかな?」その時、どこからか声が聞こえたその声は間違えるはずがないずっと聞いてきたその声は間違いなく自分の声だった。
「じゃぁ、お前は何処で間違えを当たり前にしたんだ?何処で悪の道を歩んだ?どこでお前がこうなったのか?」その声は言った。
「それが分からないからこうして自問自答したんるだろ。」俺は苛立ちを抑えながらもう一つの声に答えた。
「じゃあ答えは俺にも分からない。その答えはお前が知ってるはずだろ?」その声は茶化すように言った。
「簡単に言うなよ。」
「簡単なことだろ?お前の時間は、あの時止まったままだ。そこ過去に決着をつければいい。」
「簡単に言うな。あの時からたしかに俺の時間は止まっているが思い出したくもない。」
「そうかい、お前がそう言うなら無理だな。」
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「じゃあ仕方ないなこのままひとり悲しく独り言言って一生を過ごすんだな。」
「そうだなこのままひとり寂しく・・・そういやもう1人あの事故に関わったヤツがいたなアイツはどうなったんだろうな。」
「アイツは生きてるぜ。ニュースでも報道されたぐらいだ。奇跡の事故だってな」
「奇跡か・・・そんな事が本当にあるんだな。奇跡、奇跡あ!もしかしたらあの場所でもう1度奇跡が起これば何とかなるかも!」もうひとりの声がニヤリと笑った気がした。
「もう1度あの町で暮らそう!」
「「それだ!」」二つの声はシンクロした。こうして俺は小さな港町に暮らすことになった。これから起こる小さな奇跡の連鎖にに巻き込まれる事を知らずに・・・
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