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第2話初めての休日
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俺は心を踊らせていた、そう転校して初めての休日だからだ。
「さて、折角の休日だけど何しようか?」久しぶりの街を散策するか、寝るか迷っていると携帯がなった。
「おーい!!純起きてるか?遊ぼうぜ!てか今お前の家の前なんだけど!」そう言われて時計を見るともう昼頃だった。
「今鍵を開けるから待ってろ。」そう言って少しだるそうに鍵を開けた。
「おはよう!!純今起きたのか?」
「レン君の電話で起きたから今さっきだなー」頭を掻きながら答えた。そこから本題に入った。
「んで、何するんだ今日は?」その問にレンは唸りながら考え始めた。
「相変わらずノープランなんだな・・・」少し呆れるように言った。
「純は何したいんだ?」その問に少し悩んでからとりあえず食事を取ることにした。
「どこで飯食う?マック?ココス?」俺の問にレンは、「風車だな!!」とだけ答えた。
「はぁ?風車まだあったのかよ!?てかあそこ、駄菓子屋だろ?」俺は半分呆れと半分店がまだあった事に驚いた。
「昔あそこでよく遊んだよな~懐かしいぜ」レンは昔を振り返るように言った。
「ホントだよ俺とレン君と雅でよく屯ってたな~」この町の遊び場所と言えば、近所の大型スーパーのゲームコーナーか駄菓子屋か釣りをするための港ぐらいしか無い。そんな小さな田舎町である。けれどそんな田舎町でも以外に有名な町である。例えば、魚市場があるけど2011年の東日本大震災まではよく有名人がロケで来ていたぐらいだ。しかし、東日本大震災からはテレビで取り上げられることも珍しくなった。次に風車だが、ここも色々な意味で有名だ地元民からは、怪奇現象が起こると噂されている。しかし、地元民以外からは、知る人ぞ知るすごい人が店主をやっている。それは某素人参加型仮装番組で何度も受賞している人である。しかし、歳のせいで今は参加してない。次に俺が最初に降り立った駅だこの駅は昔映画の舞台として使われた駅である。と、こんな感じで特徴を上げろと言われたらこれぐらいしかない町だ。
「風車ってあの植木はまだあるのか?ほら、植木についてる作り物の目が動く奴?」俺が何となく聞いてみるとレンは、「あれか?まだあるぞ。因みにだが、あの植木の目また動いたらしいぞ!隣に住んでる子供が言ってたから見に行ったいんだよ!そしたらまた目の位置が変わってたよ。」
「まだ、あの噂伝わってるんだ・・・逆にその言い伝えになってるレベルの方が怖いよ。」俺は茶化すように言った。そういう会話をしながら風車に向かった。
しばらく歩くと、見慣れた建物が見えてきた。
「到着~さって何買うかな~ブタメンとゴールドチョコは確定だろ~後は何にするかな~」レンは子供の頃みたいにはしゃぎながらお菓子を選んでいた。と言うより、レンは昔と変わっていないように振舞っていた。それも俺に何も変わっていないことを教えるように自然な動きで、いやもしかしたらあの頃から俺達の時間が止まっているのかと錯覚してしまうそんな感覚に陥った。
「どうした純?金無いのか?」そんな感覚に陥った俺にきずいたのか、レンはいつものように茶化してきた。どうしてもその事が気になったので本人に聞いてみることにした。
「レン君はいつもそんな感じなのか?」
「俺は昔からこんな感じだよ今も昔もいつかは純が帰ってきた時に変わっちまった俺なんか見たった嬉しくないだろ?だから、俺なりに頑張った結果ガキの頃の俺のまんま成長しちまったんだよ。」レンは昔みたいに茶化すように言ったが俺は、レンが本当のことを言っているのが分かった。
「そうか・・・ありがとうなレン君。」少し暗い雰囲気が流れ始めたので俺は空気を変えるように商品を選び始めた。
「俺は、やっぱり10円チョコは外せないな!後はウメトラ兄弟も外せないな~」
「お前の相変わらず梅ぼし系好きだな~あとそれ、三つ入り何だから一つ貰うからな!!」そう昔は俺とレンと雅が一緒だった。だからいつも俺は三つ入りの駄菓子を買っ3人で1個ずつ渡していた。
「もちろんだよ。だけど1つ余るなどうする?」俺はレンに聞いた時だった。突然大きな声で名前を呼ばれた。
「あー!!レン君に隣にいるのは純!?」声の主を見て俺は声を失った。そこにいたのは雅だった。雅は10年前に隣町に引っ越してから俺は1度も会っていない幼馴染だった。
「たまたまレン君の家に行く前に何となく寄ってみたらまさか純が居るとは驚きだ!!こんな所で何してるんだ?」
「雅、分かんないか?昼飯を買いに来たんだよ。」
「そういうことを言ってるんじゃなくて!!何でこの町に戻ってきたんだ?」
「そりゃ転校したからじゃね?」俺はレンにアイコンタクトでフォローを頼んだ。
「純は、あれだよ雅も覚えてるだろニュースが流れてから慌てて俺に電話してきたんだから。」
「あの事故か~それで思い出を思い出すために転校して戻ってきたんだな!」
「お前は絶望的に察しが悪いなー!だが、それでこそ雅だ!」
「それ褒めてるのか!!コラ!!純!?さりげなく会計済ませてるなよ!!あとその梅ぼし1個貰うからな!」雅は俺に茶化しのノリツッコミを入れた。
「いやーまさか休日に3人揃うとはな逆にすげーよ!」レンが笑いながら言った。ふと入口を見ると入りずらそうに中を覗く小学生立ちが居たので外に出ることにした。
「それで、まさかの三馬鹿が奇跡的に揃った訳だがこれからどうする?」俺は三つ入りの梅ぼしを2人に渡しながら聞いた。
「そうだな~また揃ったんだし純の家でゲームでもするか?」
「俺は引っ越したばっかりだからゲームなんぞない!!」
「冗談だよ!?それぐらい知ってるよ同じクラスだろ?」それを来た途端雅は、
「待て待て!!俺聞いてないぞそれ!!」
「だって言ってないもん(笑)」レンは茶化すように言った。
「笑じゃないよ!!純本当なのか!」
「そうだけど?なんか問題でも?」
「ずるい!!じゃぁ俺も転校する!どこの学校?」
「「一高だけど?」」俺とレンは口を揃えて言った。
「ちょっと待って!!今親に転校したいって連絡するから!」雅は急いで携帯を取り出したのを確認してから苦笑いをした。
「来るか?雅の駄々っ子大作戦?」
「まぁ結果は、見えてるけどね。」2人は雅を眺めながら結果を待つことにした。数分して、雅が携帯をしまうと何だがよく分からない表情をした。
「んで結果は、因みに無理だったに俺が一票、行けたにレン君が一票だ。」
「勝手に賭けるなし!まぁ結果は、来年つまり2年から転校して、お前らと同じ学校に入る事になった。今年は門限を22時まで伸びたから平日は、学校終わったからなら何とか遊べるようになった。」
「レン君どうする?賭けは微妙な感じになったけど?」
「しょうがね、引き分けだ!!遊ぶぞ!!」レンが言うと嬉しそうに俺達は歩き出した。それからは、やる事がないので港に行って釣りをしてる人を冷やかして追っかけ回されたり。町を散歩して、1日が終わった。
「さて、折角の休日だけど何しようか?」久しぶりの街を散策するか、寝るか迷っていると携帯がなった。
「おーい!!純起きてるか?遊ぼうぜ!てか今お前の家の前なんだけど!」そう言われて時計を見るともう昼頃だった。
「今鍵を開けるから待ってろ。」そう言って少しだるそうに鍵を開けた。
「おはよう!!純今起きたのか?」
「レン君の電話で起きたから今さっきだなー」頭を掻きながら答えた。そこから本題に入った。
「んで、何するんだ今日は?」その問にレンは唸りながら考え始めた。
「相変わらずノープランなんだな・・・」少し呆れるように言った。
「純は何したいんだ?」その問に少し悩んでからとりあえず食事を取ることにした。
「どこで飯食う?マック?ココス?」俺の問にレンは、「風車だな!!」とだけ答えた。
「はぁ?風車まだあったのかよ!?てかあそこ、駄菓子屋だろ?」俺は半分呆れと半分店がまだあった事に驚いた。
「昔あそこでよく遊んだよな~懐かしいぜ」レンは昔を振り返るように言った。
「ホントだよ俺とレン君と雅でよく屯ってたな~」この町の遊び場所と言えば、近所の大型スーパーのゲームコーナーか駄菓子屋か釣りをするための港ぐらいしか無い。そんな小さな田舎町である。けれどそんな田舎町でも以外に有名な町である。例えば、魚市場があるけど2011年の東日本大震災まではよく有名人がロケで来ていたぐらいだ。しかし、東日本大震災からはテレビで取り上げられることも珍しくなった。次に風車だが、ここも色々な意味で有名だ地元民からは、怪奇現象が起こると噂されている。しかし、地元民以外からは、知る人ぞ知るすごい人が店主をやっている。それは某素人参加型仮装番組で何度も受賞している人である。しかし、歳のせいで今は参加してない。次に俺が最初に降り立った駅だこの駅は昔映画の舞台として使われた駅である。と、こんな感じで特徴を上げろと言われたらこれぐらいしかない町だ。
「風車ってあの植木はまだあるのか?ほら、植木についてる作り物の目が動く奴?」俺が何となく聞いてみるとレンは、「あれか?まだあるぞ。因みにだが、あの植木の目また動いたらしいぞ!隣に住んでる子供が言ってたから見に行ったいんだよ!そしたらまた目の位置が変わってたよ。」
「まだ、あの噂伝わってるんだ・・・逆にその言い伝えになってるレベルの方が怖いよ。」俺は茶化すように言った。そういう会話をしながら風車に向かった。
しばらく歩くと、見慣れた建物が見えてきた。
「到着~さって何買うかな~ブタメンとゴールドチョコは確定だろ~後は何にするかな~」レンは子供の頃みたいにはしゃぎながらお菓子を選んでいた。と言うより、レンは昔と変わっていないように振舞っていた。それも俺に何も変わっていないことを教えるように自然な動きで、いやもしかしたらあの頃から俺達の時間が止まっているのかと錯覚してしまうそんな感覚に陥った。
「どうした純?金無いのか?」そんな感覚に陥った俺にきずいたのか、レンはいつものように茶化してきた。どうしてもその事が気になったので本人に聞いてみることにした。
「レン君はいつもそんな感じなのか?」
「俺は昔からこんな感じだよ今も昔もいつかは純が帰ってきた時に変わっちまった俺なんか見たった嬉しくないだろ?だから、俺なりに頑張った結果ガキの頃の俺のまんま成長しちまったんだよ。」レンは昔みたいに茶化すように言ったが俺は、レンが本当のことを言っているのが分かった。
「そうか・・・ありがとうなレン君。」少し暗い雰囲気が流れ始めたので俺は空気を変えるように商品を選び始めた。
「俺は、やっぱり10円チョコは外せないな!後はウメトラ兄弟も外せないな~」
「お前の相変わらず梅ぼし系好きだな~あとそれ、三つ入り何だから一つ貰うからな!!」そう昔は俺とレンと雅が一緒だった。だからいつも俺は三つ入りの駄菓子を買っ3人で1個ずつ渡していた。
「もちろんだよ。だけど1つ余るなどうする?」俺はレンに聞いた時だった。突然大きな声で名前を呼ばれた。
「あー!!レン君に隣にいるのは純!?」声の主を見て俺は声を失った。そこにいたのは雅だった。雅は10年前に隣町に引っ越してから俺は1度も会っていない幼馴染だった。
「たまたまレン君の家に行く前に何となく寄ってみたらまさか純が居るとは驚きだ!!こんな所で何してるんだ?」
「雅、分かんないか?昼飯を買いに来たんだよ。」
「そういうことを言ってるんじゃなくて!!何でこの町に戻ってきたんだ?」
「そりゃ転校したからじゃね?」俺はレンにアイコンタクトでフォローを頼んだ。
「純は、あれだよ雅も覚えてるだろニュースが流れてから慌てて俺に電話してきたんだから。」
「あの事故か~それで思い出を思い出すために転校して戻ってきたんだな!」
「お前は絶望的に察しが悪いなー!だが、それでこそ雅だ!」
「それ褒めてるのか!!コラ!!純!?さりげなく会計済ませてるなよ!!あとその梅ぼし1個貰うからな!」雅は俺に茶化しのノリツッコミを入れた。
「いやーまさか休日に3人揃うとはな逆にすげーよ!」レンが笑いながら言った。ふと入口を見ると入りずらそうに中を覗く小学生立ちが居たので外に出ることにした。
「それで、まさかの三馬鹿が奇跡的に揃った訳だがこれからどうする?」俺は三つ入りの梅ぼしを2人に渡しながら聞いた。
「そうだな~また揃ったんだし純の家でゲームでもするか?」
「俺は引っ越したばっかりだからゲームなんぞない!!」
「冗談だよ!?それぐらい知ってるよ同じクラスだろ?」それを来た途端雅は、
「待て待て!!俺聞いてないぞそれ!!」
「だって言ってないもん(笑)」レンは茶化すように言った。
「笑じゃないよ!!純本当なのか!」
「そうだけど?なんか問題でも?」
「ずるい!!じゃぁ俺も転校する!どこの学校?」
「「一高だけど?」」俺とレンは口を揃えて言った。
「ちょっと待って!!今親に転校したいって連絡するから!」雅は急いで携帯を取り出したのを確認してから苦笑いをした。
「来るか?雅の駄々っ子大作戦?」
「まぁ結果は、見えてるけどね。」2人は雅を眺めながら結果を待つことにした。数分して、雅が携帯をしまうと何だがよく分からない表情をした。
「んで結果は、因みに無理だったに俺が一票、行けたにレン君が一票だ。」
「勝手に賭けるなし!まぁ結果は、来年つまり2年から転校して、お前らと同じ学校に入る事になった。今年は門限を22時まで伸びたから平日は、学校終わったからなら何とか遊べるようになった。」
「レン君どうする?賭けは微妙な感じになったけど?」
「しょうがね、引き分けだ!!遊ぶぞ!!」レンが言うと嬉しそうに俺達は歩き出した。それからは、やる事がないので港に行って釣りをしてる人を冷やかして追っかけ回されたり。町を散歩して、1日が終わった。
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