愛する息子へ

村上しんご

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水泳の先生

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 結局あの日の私は信二に別れを切り出す事ができなかった。



 それを皮切りに関係は激しさを増して、彼は完全に私を自分の所有物として扱い始めていった。

 彼のモノで使い込まれていく私のアソコは、専用の肉壺にでもなった様に、次第にピッタリとフィットして相性を良くさせている。

 当然の様に私以外の女には相手にされる筈も無く、思春期の有り余る性欲は全て私の身体に向けられて、信二は自分の気の済むまで私を肉便器として使い込んでいった。



 しかし私は心の底から彼を受け入れている訳ではない。信二のさりげなく見せる一つ一つの仕草には、どうしても不快にしか思えない所があり、気持ちが悪いという思いは募っている。

 けれども何故だか心の奥底に眠る欲望が彼を欲しがって言う事を聞いてくれない。

 葛藤する私は精神を蝕まれて廃人の様になってきてるのに、息子のタクヤはそんな私の事などお構いなしに次の獲物に狙いを定めていた。



 信二と関係を持ったあの公共のプールで、タクヤは私を連れてスイミングスクールに通い始めていた。

 そこでインストラクターしている咲良という女に狙いを定めたタクヤは、水泳を教わりながら純粋な幼子のフリをして、一つになる期会を虎視眈々と伺っていた。

 精悍な顔つきの咲良は、タクヤが今まで堕としてきた女たちとはタイプが違って、見た目も性格もサバサバとして垢抜けている。



 目鼻立ちのクッキリとしたその顔は芸能人の様に美しく、水着で隠れたその身体はクビレのハッキリした抜群のスタイルを保っていた。

 20代前半の彼女はその見た目からあっちの方も御盛んなのは想像できるが、タクヤを男として見てないのは明白で、必要以上に身体への接触を繰り返しているのにまるで相手にされていない。

 子供の容姿を利用してお得意の際どい部分へのタッチも繰り返しているのに、彼女は少しも動じずに毅然とした態度を見せていた。



 私からして見れば全く見込みも無いのに、いつまでも彼女に執着しているタクヤが不憫に思えて仕方がない。

 しかし私の想像の上を行くタクヤは、策を巡らせて少しづつ彼女を追い込んでいる事を、この時の私はまだ知らなかった。

 いつもの様に水泳を教わりながら、ボディタッチを繰り返すタクヤは、少し嬉しそうな顔で咲良の様子を伺っていた。



 今日は参加人数が少ないのか、子供用プールに集った親子連れは、私たちを含めて5組程度しかいなかった。

 水の中を怖がったフリをして咲子に抱き付くタクヤは、紅葉のような小さな手で胸の天辺をギュッと掴んで、彼女の股間の辺りに足を擦り付けている。

 それを愛撫だと気付きもしない彼女は、タクヤのされるままに大事な所を弄られ続けていた。



 多分毎日の様に誰かと関係を繰り返している彼女には、3歳の幼子など男として意識できないのは当然で、例え大事な所を触られたとしても何も感じる事など無いだろう。

 ペットの小動物に欲情しないのと同様に、可愛いとは思っても彼女はタクヤをそういう対象として見てはいない。

 いくら大胆に敏感な部分を触っても、彼女は躊躇うことも無く冷静沈着でいつも堂々としている。



 水着の中に指を潜り込ませても反応すら見せない彼女は、いつの間にかタクヤのタッチに慣れてきて、それを疑問にすら思わなくなっていた。



「はい、足をバタバタさせて~」



 1人の女の子の水泳指導に没頭して、前屈みになって突き出された彼女のお尻を、タクヤはニンマリとした嫌らしい笑顔を浮かべながら眺めていた。

 引き締まった彼女の小振りのお尻は、水に濡れた窮屈な水着でピチピチに締め付けられて、アソコのスジまで薄っすらと浮き出ている。

 そんな彼女のお尻を眺めながら、ゆっくりと背後に忍び寄るタクヤは、いつもの様に甘えるフリをしてその身体に背後からガバッとしがみ付いていった。



「せんせ~い!」



 丁度いい高さにあったそのお尻に、ピッタリと密着したタクヤの股間が、大きく膨らんでいる事など彼女は気付いてさえもいないだろう。



「そうそう…良い感じだねぇ~」



 タクヤの手が水着を少しづつずらして、アソコを剥き出しにさせていってるのに、彼女はいつもの悪戯とでも思っているのか慌てた様子も見せてはいない。

 陰毛の薄っすらと生えた割れ目が徐々に水着から食み出して、タクヤはそれを見ながらニヤニヤと顔を綻ばせていった。

 そして誰にも気付かれない様に、自分の水着も素早くずらして性器を剥き出しにするタクヤは、露わになった彼女のアソコに硬くなったモノを一気に埋め込んでいった。



 濡れてもいないはずの彼女の中に、タクヤの大きくなったモノがツルンと飲み込まれ、彼女は「えっ?」という顔をしながら恐る恐る後ろを振り返り始めていく。

 そこで満足げな顔をしているタクヤに愕然とする彼女は、何が起こったのかも把握できずに、中に入っている異物を感じながら石の様に固まっていた。

 今中を一杯に押し広げているものが、男性器であるという事さえも、彼女はまだ理解出来ていないだろう。



 周りでは水泳に没頭する母子がキャッキャと燥いでいるのに、警戒すらしてなかった3歳の幼子に、いつの間にか純潔を奪われている。

 しかも中に入っているモノは、とても3歳児とは思えない程の大きさで、アソコの中を力強く一杯に押し広げている。

 徐々に状況を飲み込んでいく彼女の顔が一気に青ざめて、その身体が徐々にブルブルと震えだしていった。



「は…入ってるの…?!子供としちゃった?」



 譫言の様に呟く彼女の言葉は誰の耳にも届かずに、大人と変わらない大きさのその感触だけが、彼女の中に温もりを残している。

 ハッと我に返る咲良は咄嗟にそれを引き抜いて、慌ててタクヤから離れていくが、それは既に彼女の心に大きな傷跡を残させていた。

 中に残るアレの痕跡がタクヤを男として完全に認識させ、身の危険を感じる彼女は慌ててタクヤに警戒を見せ始めていく。



 一瞬の間に犯されてしまった事に青ざめる彼女は、ゆっくりと周りを見回して状況を確認するが、そんな事があったなど誰も気付いていなかった。

 剥き出しにしたモノを咄嗟に仕舞い込んだタクヤも、何事も無かったかのようなフリをして、あどけない顔付で微笑んでいる。

 ここで犯されたと取り乱しても誰もそんな話など信じてはくれないだろう。彼女自身ですらほんの一瞬の出来事で夢か現実かも区別が出来ていないのだ。



 それに幼児に挿入されたと騒いだとしても、悪者にされるのは結局大人の彼女の方だろう。屈辱に顔を歪ませながら、彼女は身体を小刻みに震わせて力をなくした様にうな垂れていった。

 一瞬の性交で敏感になってしまった身体は、もう彼女の奥底に眠る本能を呼び覚まさせている。

 ゆっくりと近付いてくるタクヤに恐怖を感じるその姿は、もうさっき迄のハツラツとした様子はどこにもない。



「先生?どうしたの?」



 手足を支えて泳ぎを教えていた女の子が、心配そうに呼びかけているのに、彼女は狭いプールの中をひたすら逃げ惑っていった。

 瞳孔を開かせて必死に逃げているその姿は、我を忘れて周りなど何も見えていない。



「先生?何かあったんですか?」



「せんせ~い?」



 心配した母子たちに囲まれて行き場を失くした彼女が、ジワジワと迫ってくるタクヤに追い詰められていく。



「先生?どうしたのさ…」



 そう言ってタクヤがお尻に手を掛けると、咲良の身体が震え出し微かにビクビクと痙攣を繰り返していく。

 明らかに狼狽えているはずなのに、何事も無かった様に取り繕う彼女は、引き攣った顔で作り笑いを浮かべていった。



「な…何でもないよ…」



 そう言って平然を装ってはいるが、咲良はもう逃れられないと観念したのか、今にも泣き出しそうな顔をしながら子供たちに再び水泳を教え始めていった。

 その後にピッタリと寄り添うタクヤは、そんな彼女のお尻から股間に向かって手を伸ばし、何食わぬ顔で大切な部分を指先で擦り始めていた。

 チュバチュバと自分の親指をしゃぶりながら、ボーっと立っているその姿は年相応にしか見えなくて、嫌らしい事をしてるとは微塵も感じられない。



 それなのに隠れたところで淡々と擦り続けられている部分からは、何かが滲み出してきているのか指先にネバネバとしたモノが絡み付き糸まで引いている。

 さり気なく愛撫を続けるタクヤの動きに、周りの母子たちは気付いていないが、咲良の精悍な顔つきが見る見るうちに虚ろになっていた。

 子供たちの手を取って泳ぎ方を教えている咲良は、まるで触られる事を望んでいるかの様に、前屈みになってタクヤにお尻を突き出すような格好になっている。



 タクヤの指が水着の隙間から中に入り込み、それと同時にハッとする彼女の瞳が大きく見開き、ゆっくりと白目を剥き始めていく。

 水着の中でモゾモゾと蠢く指先は、敏感な部分の周りでも回っているのか、やるせない顔つきで遠くを見つめる彼女の唇が微かに震えながらポッカリと開いていく。

 全身をプルプルと震わせて恍惚の表情を浮かべていく彼女は、もう目の前の子供たちの姿などまるで見えていない。



 タクヤの事を完全に男として意識してしまった咲良には、しつこく続けられるその愛撫に抗う気力など残っていなかった。

 しかも直前に挿入までされて、彼女の中にはタクヤの感触が今でも残っていて、その身体をジンジンと疼かせている。

 頻りにタクヤの手から逃れようと腰を捩ってはいるものの、彼女は大勢の子供たちの前で抵抗も出来ずに、大切な部分を好き勝手に弄ばれ続けていった。



 あどけない顔付ではしゃぎ回る子供たちの前で、その顔が真っ赤に染まり徐々に呼吸が乱れ始めていく。

 涙目になりながら遠くを見つめる彼女は、次第に子供たちの呼びかけにも答えなくなり、険しい顔つきになりながら天井を見上げ始めていく。

 水着の中でモゾモゾと蠢く指先は、大切な部分をゆっくりと徘徊し続けて、愛でる様にその部分をしつこく刺激し続けている。



 淡々と続けられる愛撫でついに咲良は、肩で大きく息を繰り返しながら何も言わずに大きく目を見開いて、波打つように全身をガクガクと震わせていった。

 ポカンと口を開けて魂が抜かれたように放心するその姿に、周りの母子たちが何事かと一気に視線を向け始めていく。

 そんな彼女の股間からキラキラと光る液体が、ジョロジョロと音を立てて漏れ出していた。



「あっ!!!先生、オシッコ漏らしてる!」



「あっ!ホントだ!オシッコだ!」



 辺りがザワザワと騒がしくなる中で、我に返る咲良は何もかも失ってしまったかの様に、力を失くし逃げる様にその場から立ち去っていく。

 ふら付きながらトボトボとスタッフルームに向かう、その哀れな後姿をタクヤは満面の笑みを浮かべながら見つめ続けていた。



「お母さん…先生を追うよ…」



 そう言って彼女に目を向けるタクヤの瞳は、捕えた獲物をこれから頂こうとしている獣の様に、ギラギラと光り輝いている。

 私は言われるままタクヤの手を引いて、心を痛めた彼女の後を追ってスタッフルームに向かっていった。



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