18 / 166
お歳暮大作戦 ①
しおりを挟む
今年も「SENDAI光のページェント」が始まった。
「光のページェント」は、仙台市で年末に行われるイルミネーションのイベントで、「定禅寺通り」「青葉通り」二つの大通りにあるケヤキ並木のケヤキが60万個の電球で飾られる。
これが始まると、いやでも年末気分が盛り上がる。
ゴールデン商店街でも、「年末大売り出し」「歳末セール」等の、のぼり旗が目立つ。
今年は、俺の人生でターニングポイントともいえる年になった。
工場の夜間勤務でバイクをいじってればそれで幸せだった俺は、工場をクビになり、ひょんなことからヴァンパイアの眷属になる。それだけでなく、ヴァンパイアポリスに新しく併設された、眷属だけの部隊の隊員にもなった。こんな生活を割と気に入っている自分に驚いている。
昨日は、ヴァンパイアポリスの「賞与」の支給日だった。
懐が温かいうちに日ごろお世話になっている皆様へ、お歳暮を送るべく今日はゴールデン商店街にやってきた。
昨夜、お世話になった人々をざっとリストアップしておいた。
高梨さん、ハビブファミリー、宗助所長、カヲルさん、ケンタロウ、常盤さん、山田さん、稲葉、常盤さん、灰野、バイク屋のおやじ、ヤング洋品店のおねえさん。アヤメ。
まずは紅屋に向かう。ここでは、眷属部隊の仲間、カヲルさんとケンタロウ。ヤング洋品店のおねえさん、バイク屋のおやじの分を購入する。
店に入って注文をすると、店員のおばさんが翁饅頭を1個おまけしてくれた。
代金を払いおつりを受け取る。
「それと、これね。ゴールデン商店街の福引券!今年はこの商店街も景気が良くて景品も豪華だから帰りにでも引いてって。お茶屋さんの前でやってるから。」
そう言って福引券を3枚くれた。
俺は、おつりと福引券をポケットにねじ込んで次の店へ向かう。
「次は、宗助所長にコーヒー。」
アヤメの元で働き始めてヴァンパイアについて分かったことがいくつかある。ヴァンパイアは食物の摂取はしないが、飲み物に関してはほぼ人間と同じように飲むことが出来る。コーヒー、紅茶、アルコールなどなど、スマ眷の宗助所長はコーヒー好きで、いつもお気に入りの欠けたマグカップでコーヒーを飲んでいる。
ゴールデン商店街の裏通りにある喫茶店「TIME」に向かった。この店のコーヒーは店のマスターの自家焙煎。コーヒーのメニューは「濃い」「普通」「薄い」の3種類。それと、牛乳で割った「ミルクコーヒー」だけという潔さだ。焙煎した豆も販売しているので、宗助所長へのお歳暮はこれに決めた。
宗助所長の好みがわからないので、自分が好きな「濃い」焙煎の物を300g購入する。ここでもまた俺は福引券をゲットする。
次は、古い金物屋さんへ向かう。ここでは高梨さんへのプレゼントを注文しておいた。プロ仕様のおろし金!京都の職人が1つづつ手作りで作っている最高級のおろし金だ。削りが甘くなってきたら作った職人が責任をもって目立てし直してくれる、一生物のおろし金らしい。高梨さんには食事や弁当、果てはアヤメとのけんかの仲裁まで多岐にわたってお世話になっているので奮発した。
商品を受け取って支払いを済ませると、店のおじさんさんが「頑張っていいもの当ててよ!」と言いながら福引券を10枚くれた。
最後にハビブファミリーに松の実を買って終了。俺は買い物リストに載っている人たちでお歳暮を買った人の名前を横線で引いて消していった。
アヤメの名前だけがリストに残る、、。
アヤメには何を買ったらいいのかさっぱりわからない。何をプレゼントしても「なにこれ」と言って鼻で笑いそうだ。
ここ数日、アヤメにあげるお歳暮を何にするか頭を悩ませたが結論は出ていなかった。
そのうえ、高梨さんからアヤメの誕生が12月24日だと教えられた。聖夜に生まれた悪魔のような性格のヴァンパイア。非常に複雑だ。
お歳暮だけじゃなく、誕生日のプレゼントも頭の痛い問題だった。でも、誕生日のプレゼントに関しては頭に浮かんだアイデアがあるにはあった。
あれこれ悩みながら歩いていると、お茶を焙じたいい匂いがしてくる。
そう言えば、福引はお茶屋の前って言ってたな。数えてみると福引券は18枚ある。俺は福引所の行列に並んだ。
ええと、狙うは、4等、新潟県魚沼産コシヒカリ30kgだな。ええと、ハズレはなくって、7等は、紅屋の翁飴か。
福引の列はサクサクと流れ、俺の番が来た。
「1.2.345、、、18っと。はい、じゃあ、このハンドルをゆっくりと18回まわしてね。」
八角形の箱についているハンドルを回すと中から球が出てくる仕掛けだ。
俺は言われた通りゆっくりとハンドルを回す。
コトン、コトン、コトン、、。
球を受ける皿の部分に白い色の球が溜まっていく。
「お兄ちゃんラスト1回だよ。」
コトン。出てきたのは白い、、じゃなく銀色の球だった。
カランカランカランカラン。福引所のおばさんが慌ててハンドベルを鳴らす。
福引所に並んだ人たちの視線が一気に俺に集中する。
「おめでとうございます。2等、大江戸ちょんまげランド入場券とエレクトリックちょんまげパレードをちょんまげ城の天守閣から見る権利がペアで当たりました~!」
(え、なに?ちょんまげランド?なんじゃそりゃ。エレクトリックちょんまげパレード?)
「良かったね、お兄さん。ちょんまげパレードが大人気でこの時期なかなかチケットが取れないんだよ。ちょっと手続きするから、事務所に来て。」
そう促されて、俺は福引所のおばさんについて行き、お茶屋さんの奥にあるテーブルに座った。
「ええと。ここに名前と住所書いてね。あと、これ持ってこっち向いて。はーい。笑って。」
目録の大きな封筒を持たされる。
パシャッ。
ポラロイドで写真を撮られた。この写真が、あの当選者の皆様のところに張られると思うと気が重い。
俺は名前と住所を所定の場所に書きこむ。
「はい。これがちょんまげランドの入場券と天守閣の入場に必要な通行手形ね。天守閣でパレード見るには予約が必要だから。18日から25日の間で都合に良い日が選べるんだけど、この入場券に書いてある事務局に福引で当選したことと、都合の良い日を自分で連絡してくださ~い。」
俺は、ちょんまげランドの当選セットとパンフレットもらって店を出た。
「あああ、お兄さん忘れ物、忘れ物!」そう言っておばさんは紅屋の翁飴が大量に入った袋を俺に手渡した。
「光のページェント」は、仙台市で年末に行われるイルミネーションのイベントで、「定禅寺通り」「青葉通り」二つの大通りにあるケヤキ並木のケヤキが60万個の電球で飾られる。
これが始まると、いやでも年末気分が盛り上がる。
ゴールデン商店街でも、「年末大売り出し」「歳末セール」等の、のぼり旗が目立つ。
今年は、俺の人生でターニングポイントともいえる年になった。
工場の夜間勤務でバイクをいじってればそれで幸せだった俺は、工場をクビになり、ひょんなことからヴァンパイアの眷属になる。それだけでなく、ヴァンパイアポリスに新しく併設された、眷属だけの部隊の隊員にもなった。こんな生活を割と気に入っている自分に驚いている。
昨日は、ヴァンパイアポリスの「賞与」の支給日だった。
懐が温かいうちに日ごろお世話になっている皆様へ、お歳暮を送るべく今日はゴールデン商店街にやってきた。
昨夜、お世話になった人々をざっとリストアップしておいた。
高梨さん、ハビブファミリー、宗助所長、カヲルさん、ケンタロウ、常盤さん、山田さん、稲葉、常盤さん、灰野、バイク屋のおやじ、ヤング洋品店のおねえさん。アヤメ。
まずは紅屋に向かう。ここでは、眷属部隊の仲間、カヲルさんとケンタロウ。ヤング洋品店のおねえさん、バイク屋のおやじの分を購入する。
店に入って注文をすると、店員のおばさんが翁饅頭を1個おまけしてくれた。
代金を払いおつりを受け取る。
「それと、これね。ゴールデン商店街の福引券!今年はこの商店街も景気が良くて景品も豪華だから帰りにでも引いてって。お茶屋さんの前でやってるから。」
そう言って福引券を3枚くれた。
俺は、おつりと福引券をポケットにねじ込んで次の店へ向かう。
「次は、宗助所長にコーヒー。」
アヤメの元で働き始めてヴァンパイアについて分かったことがいくつかある。ヴァンパイアは食物の摂取はしないが、飲み物に関してはほぼ人間と同じように飲むことが出来る。コーヒー、紅茶、アルコールなどなど、スマ眷の宗助所長はコーヒー好きで、いつもお気に入りの欠けたマグカップでコーヒーを飲んでいる。
ゴールデン商店街の裏通りにある喫茶店「TIME」に向かった。この店のコーヒーは店のマスターの自家焙煎。コーヒーのメニューは「濃い」「普通」「薄い」の3種類。それと、牛乳で割った「ミルクコーヒー」だけという潔さだ。焙煎した豆も販売しているので、宗助所長へのお歳暮はこれに決めた。
宗助所長の好みがわからないので、自分が好きな「濃い」焙煎の物を300g購入する。ここでもまた俺は福引券をゲットする。
次は、古い金物屋さんへ向かう。ここでは高梨さんへのプレゼントを注文しておいた。プロ仕様のおろし金!京都の職人が1つづつ手作りで作っている最高級のおろし金だ。削りが甘くなってきたら作った職人が責任をもって目立てし直してくれる、一生物のおろし金らしい。高梨さんには食事や弁当、果てはアヤメとのけんかの仲裁まで多岐にわたってお世話になっているので奮発した。
商品を受け取って支払いを済ませると、店のおじさんさんが「頑張っていいもの当ててよ!」と言いながら福引券を10枚くれた。
最後にハビブファミリーに松の実を買って終了。俺は買い物リストに載っている人たちでお歳暮を買った人の名前を横線で引いて消していった。
アヤメの名前だけがリストに残る、、。
アヤメには何を買ったらいいのかさっぱりわからない。何をプレゼントしても「なにこれ」と言って鼻で笑いそうだ。
ここ数日、アヤメにあげるお歳暮を何にするか頭を悩ませたが結論は出ていなかった。
そのうえ、高梨さんからアヤメの誕生が12月24日だと教えられた。聖夜に生まれた悪魔のような性格のヴァンパイア。非常に複雑だ。
お歳暮だけじゃなく、誕生日のプレゼントも頭の痛い問題だった。でも、誕生日のプレゼントに関しては頭に浮かんだアイデアがあるにはあった。
あれこれ悩みながら歩いていると、お茶を焙じたいい匂いがしてくる。
そう言えば、福引はお茶屋の前って言ってたな。数えてみると福引券は18枚ある。俺は福引所の行列に並んだ。
ええと、狙うは、4等、新潟県魚沼産コシヒカリ30kgだな。ええと、ハズレはなくって、7等は、紅屋の翁飴か。
福引の列はサクサクと流れ、俺の番が来た。
「1.2.345、、、18っと。はい、じゃあ、このハンドルをゆっくりと18回まわしてね。」
八角形の箱についているハンドルを回すと中から球が出てくる仕掛けだ。
俺は言われた通りゆっくりとハンドルを回す。
コトン、コトン、コトン、、。
球を受ける皿の部分に白い色の球が溜まっていく。
「お兄ちゃんラスト1回だよ。」
コトン。出てきたのは白い、、じゃなく銀色の球だった。
カランカランカランカラン。福引所のおばさんが慌ててハンドベルを鳴らす。
福引所に並んだ人たちの視線が一気に俺に集中する。
「おめでとうございます。2等、大江戸ちょんまげランド入場券とエレクトリックちょんまげパレードをちょんまげ城の天守閣から見る権利がペアで当たりました~!」
(え、なに?ちょんまげランド?なんじゃそりゃ。エレクトリックちょんまげパレード?)
「良かったね、お兄さん。ちょんまげパレードが大人気でこの時期なかなかチケットが取れないんだよ。ちょっと手続きするから、事務所に来て。」
そう促されて、俺は福引所のおばさんについて行き、お茶屋さんの奥にあるテーブルに座った。
「ええと。ここに名前と住所書いてね。あと、これ持ってこっち向いて。はーい。笑って。」
目録の大きな封筒を持たされる。
パシャッ。
ポラロイドで写真を撮られた。この写真が、あの当選者の皆様のところに張られると思うと気が重い。
俺は名前と住所を所定の場所に書きこむ。
「はい。これがちょんまげランドの入場券と天守閣の入場に必要な通行手形ね。天守閣でパレード見るには予約が必要だから。18日から25日の間で都合に良い日が選べるんだけど、この入場券に書いてある事務局に福引で当選したことと、都合の良い日を自分で連絡してくださ~い。」
俺は、ちょんまげランドの当選セットとパンフレットもらって店を出た。
「あああ、お兄さん忘れ物、忘れ物!」そう言っておばさんは紅屋の翁飴が大量に入った袋を俺に手渡した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
200万年後 軽トラで未来にやってきた勇者たち
半道海豚
SF
本稿は、生きていくために、文明の痕跡さえない200万年後の未来に旅立ったヒトたちの奮闘を描いています。
最近は温暖化による環境の悪化が話題になっています。温暖化が進行すれば、多くの生物種が絶滅するでしょう。実際、新生代第四紀完新世(現在の地質年代)は生物の大量絶滅の真っ最中だとされています。生物の大量絶滅は地球史上何度も起きていますが、特に大規模なものが“ビッグファイブ”と呼ばれています。5番目が皆さんよくご存じの恐竜絶滅です。そして、現在が6番目で絶賛進行中。しかも理由はヒトの存在。それも産業革命以後とかではなく、何万年も前から。
本稿は、2015年に書き始めましたが、温暖化よりはスーパープルームのほうが衝撃的だろうと考えて北米でのマントル噴出を破局的環境破壊の惹起としました。
第1章と第2章は未来での生き残りをかけた挑戦、第3章以降は競争排除則(ガウゼの法則)がテーマに加わります。第6章以降は大量絶滅は収束したのかがテーマになっています。
どうぞ、お楽しみください。
『愛が揺れるお嬢さん妻』- かわいいひと - 〇
設楽理沙
ライト文芸
♡~好きになった人はクールビューティーなお医者様~♡
やさしくなくて、そっけなくて。なのに時々やさしくて♡
――――― まただ、胸が締め付けられるような・・
そうか、この気持ちは恋しいってことなんだ ―――――
ヤブ医者で不愛想なアイッは年下のクールビューティー。
絶対仲良くなんてなれないって思っていたのに、
遠く遠く、限りなく遠い人だったのに、
わたしにだけ意地悪で・・なのに、
気がつけば、一番近くにいたYO。
幸せあふれる瞬間・・いつもそばで感じていたい
◇ ◇ ◇ ◇
💛画像はAI生成画像 自作
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる