義理の兄に恋をした

香月 咲乃

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8 湊と早希

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 涼太と早希のやり取りをたまたま見かけた湊は、2人の会話をこっそり聞いていた。

 ——涼太、橘さんになんてことを……許せない!

 湊はその場から立ち去った早希を追いかけた。

「——橘さん!」

 呼ばれた早希は涙を拭きながら振り向く。
 早希の泣き顔は湊をドキリとさせた。

「あなた……涼太の友達だったよね?」
「うん。武田湊っていうんだ。あの……橘さん、俺と付き合ってくれ! ずっと好きだったんだ!」
「無理。私、まだ涼太のこと好きなの」
「俺が忘れさせるから! お願いします!」

 湊は頭を下げ、精一杯の誠意を見せた。

 ——この人、私と同じなんだ……。

 早希は、自分が先ほど涼太に言った言葉を湊の口から聞き、心が揺れる。

 ——涼太は絶対に私のこと好きになってくれないからな……。でも、誰でもいいから気持ちよくしてほしい……。

 歴代彼氏と比較できないほど涼太との体の相性は最高で、早希は思い出すだけであそこが疼く。
 涼太の体が忘れられず、早希はいつも性欲にまみれていた。

「涼太のこと忘れられないのに、それでもいいの?」
「いいよ。でも、最後には俺を好きにさせる。絶対大切にするから」
「わかった。付き合う。家に来る?」
「うん」


***


 早希の家。

 早希は部屋に入ると鍵をかけた。

「部屋、綺麗だね」

 湊は緊張しながら絨毯の上に座った。

「そういえば、今日、親帰ってくるの遅いんだ」

 早希は立ったままそう言うと、湊の前で制服を脱ぎ始めた。
 ジャケット、ネクタイ、スカートをその場に脱ぎ捨て、シャツのボタンを上からゆっくりと外していく。

 湊は顔を赤くし、黙って見つめる。

「涼太を忘れさせてよ」
「うん」

 湊は勢いよく早希を押し倒した。
 ブラジャーを捲り上げ、激しく胸を揉みながら胸先を噛む。

 ——痛っ……。はあ、今までで最低。涼太も初めてだったけど、こんなに雑じゃなかった。もっとやさしくて、私を欲してた……。

 早希の目には涙がたまる。
 好きでもない男に抱かれても、早希のあそこからは液体が溢れる。
 湊は自分が気持ちよくさせたから早希は濡れていると勘違いし、激しく指でかき乱す。

 ——早く、早く私の中へ……。そう、そこ……涼太……もっと優しくぅ……。

「あっ! あん、あん!」

 涼太を想像すると、自然と喘ぎ声が早希から漏れた。

「あっ! もっと、涼太……あん!」

 早希は気付かずに涼太の名前を出した。
 湊は一瞬動きを止めたが、今はそれでいい、と自分に言い聞かせ、腰を動かし続ける。

 ——早希、俺が幸せにしてやるから。だからいつか……。




 
 行為を終わらせると、早希は冷めた気分になっていた。

「ねえ、まだできる?」
「俺、絶倫だから」
「まじで? 最高じゃん」

 早希は湊の上に覆いかぶさる。

「ねえ、私の言う通りに動いてくれる?」
「いいよ。早希を気持ちよくさせてあげる」

 早希は湊の右手を取り、涼太に触られていると想像しながら胸を優しく這わせる。
 そして、湊の左手の指を自分の濡れた中へゆっくり入れる。

「あ……あんっ! あっ! あん!」

 湊は先ほどよりも乱れる早希を見て、興奮する。

 ——すげーエロい。俺、もっと早希のこと勉強しないと……。





 その後、湊は帰宅することに——。

「じゃあ、また明日」
「うん。うちの親、いつも帰りが遅いからまた来て」
「わかった。俺の家にもたまにどうぞ」
「いいよ。いっぱい汚してあげる」

 その後、2人は会うたびに体を交わらせ、湊は調教されていった。
 
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