義理の兄に恋をした

香月 咲乃

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9 うしろはどう?

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 放課後。
 T女子高校正門付近。

『——ねえ、正門前にイケメンがいたよ!』
『マジ!?』
『しかも、あの名門S高だったよ!』

 女子生徒が数人、そんなことを話しながら玄関で騒いでいた。

 ——S高って……まさか……。

 その声が耳に入ったひまりは、嫌な予感を抱く。
 携帯を確認すると、涼太からのメッセージが一通届いていた。

『門の前まで迎えにきた。一緒に帰ろう。制服デートしようぜ』

 ひまりは急いで正門へ向かった。

「りょうちゃん!」
「ひまり」

 涼太は軽く右手を掲げた。
 ひまりの後ろにいた女子生徒たちは、キャーキャー騒ぐ。

「りょうちゃん、早く行くよ!」
「おっ、おう……」

 ひまりは照れながら涼太の手を引っ張り、急ぎ足で学校から離れた。

「——りょうちゃん、急にどうしたの? っていうか、あんな目立つ場所にいたらダメだよ!」
「え? ひまりが帰り道に変な男につけられたら嫌だなー、と思って迎えにきたんだぞ?」

 その理由にひまりは素直に喜ぶ。

「ありがとう。でも、もう少し学校から離れたところに迎えにきて」
「なんで?」
「だって……りょうちゃんかっこいいから、みんな好きになっちゃうもん」

 ひまりはふてくされて唇を突き出す。

「でも、俺は変わらずひまり一筋だぞ?」
「私もそうだけど……りょうちゃん、昔からモテたから心配なの」

 涼太はひまりの頭の上に手を優しく置いた。

「心配すんなって。俺はひまりだけだから」
「そういう優しいとこ、誰にでもするからな……」
「やきもち妬かれるのも悪くないな~」

 涼太は意地悪な笑みを浮かべる。

「もう! 私はよくない!」

 ひまりはいじけ始めた。
 涼太はひまりの耳元に顔を近づけ、囁く。

「ごめんて……。帰ったら、気持ちいいことしてあげるから」
 
 ひまりは顔を真っ赤にした。





 涼太の部屋。
 2人の制服や下着は床に脱ぎ捨てられていた。

 床で仰向けになっていたひまりの上に涼太は覆いかぶさり、舌を絡め合う。
 いつも目を瞑ってキスをしているが、今日はひまりだけ目を開けていた。

 ——たくさんの女子からモテるりょうちゃんは今、私に夢中になってる。私のことをこんなにも欲しがってるなんて……。

 ひまりは優越感に浸っていた。

「あっ……んっ!」

 涼太はひまりを後ろから抱きしめ、両手で胸を揉んでいた。
 左手は次第に胸から離れ、ゆっくりと滑らせながらひまりの後ろの穴へ。
 そして、人差し指でその穴の周りを撫で回す。 

「——あ゛あ゛!」

 ひまりは感じたことのない感覚に陥り、大きく喘いだ。

「りょうちゃん……だめ、汚いから」
「でも、すごく感じてるような声出したよね?」
「だめ……あ゛あ゛!」

 ひまりは再びその穴を触られて喘いだ。

「気持ちいいんだろ?」
「……うん。でも……」
「汚くないよ。ひまりの体は全部綺麗だよ」
「やだ……。せめて、シャワーしてから……」
「わかった。一緒に行こう」

 2人は浴室へ向かった。

「ひまり、俺が洗うからそのまま立ってて」
「えー、恥ずかしいよ……あっ!」

 涼太は泡をつけた指でひまりの後ろ穴を優しく洗う。
 ぬるぬるでふわふわの泡は、ひまりの穴をさらに敏感にさせる。

「ん……っふあっ」
「気持ちいいんだ?」
「うん……」
「流すよ?」
「うん……」

 涼太はシャワーを強く当てる。

「あっ!」

 シャワーが穴を刺激し、ひまりはその先を知りたくなってしまう。

「りょうちゃん……うしろ……」
「なに? どうしてほしいの?」

 涼太は意地悪な質問をした。

「ん……うしろ、気持ちよくしてほしいの」

 ひまりは顔を真っ赤にし、照れながら答えた。

「いいよ」

 涼太はシャワーを止め、穴の周りを舐め始めた。

「あ゛あ゛! あんっ! あっ!」

 舐めている途中、ひまりの前穴から溢れ出た液体が後ろに伝ってきた。
 涼太はそれを指に取り、穴をぬるぬるにしていく。

「あ゛あ゛!」

 涼太の指はひまりの後ろ穴に入り、クニクニと動きまわる。

「りょうちゃん……」
「痛い?」
「違うの……もっと太いの……」
「喜んで……」

 涼太はどんどん指の本数を増やし、ひまりの後ろを刺激する。

「あ゛んっ! あ゛っ!」
「ひまり、ここに俺の入れていい?」
「はいって!」

 ひまりはせかすように答え、腰を曲げた。
 涼太はゴムをつけ、ひまりの後ろにゆっくりと挿入した。

「あ゛ー! あ゛っ、あ゛っ」
「ひまり、やばい……きつ……」

 涼太はじっくりを満喫するためにゆっくりと腰を動かす。

「だめ、出そう」

 涼太はひまりよりも先にイってしまった。

「りょうちゃん……」
「ごめん、ひまりまだだろ?」

 ひまりは物足りなさそうに涼太を見つめていた。

「大丈夫、ひとりでする」

 ひまりはそう言うと、その場で自分の濡れた部分を指でかき乱し始めた。

「あっ! あっ!」

 涼太はそれをうっとりしながら見つめる。

「んっ……ふあ……あっ……」

 ——りょうちゃん、私がひとりでシてるのを嬉しそうに見てくれてる。そんな顔、私にしか見せないでね……。
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