創世戦争記

歩く姿は社畜

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日常の崩壊

登場人物 日常の崩壊編

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~これまでの登場人物~


【主人公】
・アレン
 フェリドール帝国十二神将の一人。母は人間の奴隷で、父親は生まれの良さそうな魔人という事以外は不明。
 スラムの劣悪な環境を生き延びる為、感情の大部分が抜け落ちている。好き嫌いをする余裕が無い生活だったが、嫌いな物はやはり嫌いなので、いつしか味覚を無くした。しかし魚はどうしても嫌い(腐った魚を食べて腹を壊した経験がある為)。
 愛用している大剣は養父コーネリアスの形見。希少な超硬度金属を多用している為、重たいが刃こぼれしない。


【レジスタンス=プロテア】
・フレデリカ
 英雄フレデリカと同じ名を名乗り、本人であると語る女。しかし容姿は瞳の色以外は何も聖書の中身と一致していない。不細工ではないが、美しいとも言えない容姿をしている。
 アレンの養父達とは面識があり、アレンの事もそこで聞いていた。アレンに対して並々ならぬ執着心を見せ、アレンに煙たがられるがそれすら快感となっている。
 アーサー達とは旧知の仲で、歳の差を超えて気軽に話せる仲。

・アーサー
 〈レジスタンス=プロテア〉のリーダー。十九年前にザク・セグ闘技場を爆破して闘技場主を殺害した。
 吟遊詩人のような格好をしているが、筋骨隆々としており、顔中が傷痕だらけで胡散臭い。
 〈レジスタンス=プロテア〉の前には〈レジスタンス=シャガ〉という反帝国組織のリーダーも務めた。コンラッドやフレデリカとは〈レジスタンス=シャガ〉の頃からの付き合い。
 かなり凄い血筋の出身で、叔父が苏安スーアンの皇帝。

・コンラッド
 〈レジスタンス=プロテア〉の魔導兵を率いるが、後方支援も行う魔法使い。何も無い時は魔導学院の教授を務める。見た目は二十代後半だが、二百年生きている。
 アーサーとフレデリカの暴走を抑えるブレーキのような存在だが、疲れると便乗して暴走してしまう。
 医術の知恵があり、負傷者の手当も行う。
 一見常識人だが、才能のある子供を攫って無償で教鞭を執るなど、少し狂気を感じる程に教育熱心。そんな彼が生徒から付けられたあだ名は『襟巻七三眼鏡』

・クルト
 猪頭族オークと人間の混血児。五年前の東方連合の崩壊に伴い廃校となった士官学校の元生徒。
 父は大和ヤマトの大工で、母は獣人ライカンスロープが住むライカニア合衆国の猪頭族。
 特技はモノ作りと料理で、皆のお母さん的存在。


【フェリドール帝国】
・コーネリアス
 故人。幼いアレンを拾って育てた元十二神将の〈剣聖〉。
 オグリオンは元々親友であり義兄であったが、コーネリアスがオグリオンの妹との婚約を破棄した事で不仲になった。
 アルビノの美しい魔人だが、美しい見た目とは裏腹に豪快で色々と雑。魔人の中でも身長が飛び抜けて高い。そんな容姿の為、十二神将の顔を知らないスカウトマンにモデルにスカウトされた経験があるらしい。
 今アレンが使っている剣は元々コーネリアスの為にエルフの名匠が打った片手剣。
 表向きは戦死の扱いだが、帝国を影で裏切り〈レジスタンス=シャガ〉と内通していた事がバレて殺害された。

・オグリオン
 コーネリアス御付きの医務官。コーネリアスの元義兄。双子の妹を溺愛していた。
 大陸にある医術書の大半は彼が著した。医術の天才で、『神医』と呼ばれる。特に整形が得意だが、彼は整形を『顔面敗北者へ捧げる顔面工事』と嫌味たっぷりに言っていた。
 文武両道を体現したような人物で、医務官でありながら十二神将と同等の戦闘力を持つ。彼の長身から繰り出される攻撃は重たいが、彼の毒舌は対象の精神をズタズタに切り刻む。

・マキシン
 アレンの義弟。年齢はアレンよりも上だが、アレンの方が先に老いて死ぬので義弟という扱いになる。
 父はコーネリアスの側近だったが、父が戦死した後はコーネリアスに引き取られる。
 アレンの良き理解者で、家庭能力が高い。

・アラナン
 コーネリアスの侍従。コーネリアス亡き後はアレンの側近となった。
 同僚からの嫌がらせに報復するアレンを全力で支援し、ニコとロウタスの屋敷を爆破する。
 コーネリアスがよくトラブルを持ち込んでいたので、並大抵の事では驚かない。

・アレッサンドロ
 フェリドール帝国の皇帝。〈創世の四英雄〉の一人で時空魔法を操る。

・ラバモア
 アレンの同僚で十二神将のお姉さん的存在。酔った勢いでアレン、ミロスと一夜を過ごしてしまう。

・ミロス
 アレンの同僚でラバモアの親友。金髪の美しい女だが、敵船を魔導大砲で豪快に沈める。

・ハーケ
 十二神将で最年長の八百歳。魔導王国クエシアのスィナーン城で長い間拷問を受け続け、廃人になった。コーネリアスとは良きチェス仲間だった。

・ニコ
 アレンに嫌がらせをして報復に下剤を盛られた聖女風の十二神将。下剤の一件は彼女の人生で最大の汚点。

・ロウタス
 アレンに嫌がらせをして報復に下剤を盛られた騎士風の十二神将。ニコとはいつも一緒に居る。これについてアレンは、『雑魚ほどよく群れるし、よく吠える』と語っている。

・アンタルケル
 貴族出身の十二神将。軍人である事に誇りを抱いている。 

・ヴィターレ
 辺境を治める名家出身の十二神将。アンタルケルの親友。

梦蝶モンディエ
 人間でありながら帝国最強戦力である三人の武公の一角であり、皇帝の寵姫。実際年齢は五十一歳だが、皇帝に永久保存されている為、外見は二十代後半。
 祖国に強い恨みを抱いている。

・ヨルム
 飛龍王。原初のドラゴンであるウロボロスとその息子である〈厄災〉リントヴルムの血を引く。武公の一角。
 常に気怠い雰囲気なのは、「かなり歳をとったお爺ちゃんだから」という噂がある。

・ジェティ
 武公。愛らしい少年のような見た目だが、性格は最悪。アレンが上司のジェティに反抗出来ないのを良い事に嫌がらせを繰り返す。

・アレッサンドロ
 聖フェリドール王国(後のフェリドール帝国)の始祖であり現皇帝。世界征服を目論む。
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