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第九章 帝国そして共和国
百四十四話 ロリコン親父の評判
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昼食も、話題は共和国の副代表の話題。
アリア様も皇妃様も、副代表は要注意人物だと見ている。
「権力に溺れたロリコンよ」
「この国の幼い令嬢を妃にと言ってきたのよ。勿論断ったわ」
うわあ、あまり良くない人だと思ったけど、既に前例があるのか。
リズ達の感じた視線は、本物のロリコンからの視線だったのか。
「それでも、今までは自分の欲望を抑え気味だったのよ」
「自制しなくなったのは、あまり良くない兆候ですね」
「周りも止めなくなってきた可能性がありますね」
「その可能性が高いわ。代表は高齢だし」
「あのハゲデブ親父が権力を握るとなると、ちょっと厄介だわ」
アリア様と皇妃様も、両陛下と同じ考えだった。
国に戻ったら、対策しないといけないな。
リズ達は、副代表の視線がかなり気持ち悪かったらしく、僕の側から離れなかった。
お昼寝はともかくとして、教皇国からの使者と会うときもくっついていた。
次いでということで、皇帝陛下も同席することに。
「あのお方には、教皇国も苦慮しております。自分に都合の良い司祭や司教に変えるように、口を出してくるのです」
「どこも一緒ですな。この場に共和国の代表として来ている時点で、自分の要求を伝えてきているのと同じ事だ」
教皇国の使者の話に、皇帝陛下が頷いている。
どうやら共和国と帝国との会談で、あの共和国の副代表から帝国に対して何か言われた様だぞ。
国王陛下も苦笑しているということは、既に情報を共有しているのだろう。
「正直な話、例えばアレク殿下の様な徳の高いお方からの話でしたら何時間でも聞く価値はありますが、あの副代表とは会うだけ無駄だと感じます」
「いえ、僕の様な子どもの話など、使者様にお聞き入れるには畏れ多いです」
「いえいえ、既に殿下が行われた事は教皇国でも高く評価されております。中でもゴブリン騒ぎの際に、戦闘の後なのに魔力が尽きるまで怪我人を治療したお話は、教会の説法として取り入れたいと言われております」
うわあ、ゴブリン騒ぎの件は事実なだけあって否定しにくいぞ。
国王陛下も皇帝陛下も、うんうんと頷かないで下さい。
「教皇国としても、共和国の動向には注視しております。何か動きがありましたら、両陛下へご連絡致します」
「帝国としても同じ考えだ。副代表は既に危ういと考えている」
「王国も同じだ。リズとエレノアにリルム皇女に色目を使う時点でまともではない」
「「「ううー」」」
リズ達は、副代表からの視線を思い出したのか、再び僕にくっついていた。
教皇国も同じ考えならお互いに連携が取りやすいので、何か動きがあったら情報を共有する事になった。
夕食は各国の代表が集まっての晩餐会なのだが、共和国の副代表が是非にリズ達と食事したいと言ってきた。
国王陛下と皇帝陛下がリズ達は勉強で疲れているといったら、今度はお見舞いに行くと言ってきた。
副代表はどんだけロリコンかよと思ったぞ。
皇族のみ入れるエリアで休んでいると伝えたら、しぶしぶ引き下がっていった。
うーん、これは想像以上の悪人だぞ。
しかも僕が最初にあった時は、これからもっと凄い悪人になると感じたので、想像がつかない。
因みに、リズ達は副代表の視線が未だ怖かったらしく、結局今日もアリア様と一緒に寝ることになった。
アリア様も皇妃様も、副代表は要注意人物だと見ている。
「権力に溺れたロリコンよ」
「この国の幼い令嬢を妃にと言ってきたのよ。勿論断ったわ」
うわあ、あまり良くない人だと思ったけど、既に前例があるのか。
リズ達の感じた視線は、本物のロリコンからの視線だったのか。
「それでも、今までは自分の欲望を抑え気味だったのよ」
「自制しなくなったのは、あまり良くない兆候ですね」
「周りも止めなくなってきた可能性がありますね」
「その可能性が高いわ。代表は高齢だし」
「あのハゲデブ親父が権力を握るとなると、ちょっと厄介だわ」
アリア様と皇妃様も、両陛下と同じ考えだった。
国に戻ったら、対策しないといけないな。
リズ達は、副代表の視線がかなり気持ち悪かったらしく、僕の側から離れなかった。
お昼寝はともかくとして、教皇国からの使者と会うときもくっついていた。
次いでということで、皇帝陛下も同席することに。
「あのお方には、教皇国も苦慮しております。自分に都合の良い司祭や司教に変えるように、口を出してくるのです」
「どこも一緒ですな。この場に共和国の代表として来ている時点で、自分の要求を伝えてきているのと同じ事だ」
教皇国の使者の話に、皇帝陛下が頷いている。
どうやら共和国と帝国との会談で、あの共和国の副代表から帝国に対して何か言われた様だぞ。
国王陛下も苦笑しているということは、既に情報を共有しているのだろう。
「正直な話、例えばアレク殿下の様な徳の高いお方からの話でしたら何時間でも聞く価値はありますが、あの副代表とは会うだけ無駄だと感じます」
「いえ、僕の様な子どもの話など、使者様にお聞き入れるには畏れ多いです」
「いえいえ、既に殿下が行われた事は教皇国でも高く評価されております。中でもゴブリン騒ぎの際に、戦闘の後なのに魔力が尽きるまで怪我人を治療したお話は、教会の説法として取り入れたいと言われております」
うわあ、ゴブリン騒ぎの件は事実なだけあって否定しにくいぞ。
国王陛下も皇帝陛下も、うんうんと頷かないで下さい。
「教皇国としても、共和国の動向には注視しております。何か動きがありましたら、両陛下へご連絡致します」
「帝国としても同じ考えだ。副代表は既に危ういと考えている」
「王国も同じだ。リズとエレノアにリルム皇女に色目を使う時点でまともではない」
「「「ううー」」」
リズ達は、副代表からの視線を思い出したのか、再び僕にくっついていた。
教皇国も同じ考えならお互いに連携が取りやすいので、何か動きがあったら情報を共有する事になった。
夕食は各国の代表が集まっての晩餐会なのだが、共和国の副代表が是非にリズ達と食事したいと言ってきた。
国王陛下と皇帝陛下がリズ達は勉強で疲れているといったら、今度はお見舞いに行くと言ってきた。
副代表はどんだけロリコンかよと思ったぞ。
皇族のみ入れるエリアで休んでいると伝えたら、しぶしぶ引き下がっていった。
うーん、これは想像以上の悪人だぞ。
しかも僕が最初にあった時は、これからもっと凄い悪人になると感じたので、想像がつかない。
因みに、リズ達は副代表の視線が未だ怖かったらしく、結局今日もアリア様と一緒に寝ることになった。
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