転生しても実家を追い出されたので、今度は自分の意志で生きていきます

藤なごみ

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第三十二章 新入生

千二百二十話 何とか卒園式が終わりました

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「はあ、疲れました……」

 卒園式自体は問題なく終わり、後片付けも終了しました。
 来賓のルカちゃん、エドちゃん、エリちゃんも元気いっぱいにお祝いの言葉を言い、卒園生や保護者は思わずほっこりとしていました。
 司会という大役を務めたサンディは、生徒会室の椅子に疲れ切った表情で座っていました。
 それだけ緊張したってことだろうけど、誰から見ても問題なく司会を務めたと思います。
 王城にティナおばあさまたちを送る際、サンディは良くやっていたと褒めていました。

「みんな、お疲れね。直ぐに入園式が行われるけど、今年は昨年のような特別対応は行わない予定よ。基本的には卒園式と同じ役割で行うけど、司会はリズちゃんに交代してサンディが補佐ね。司会ができる人を複数作っておきたいけど、サンディちゃんは十分に合格と言えるわ」
「あっ、ありがとうございます!」

 サンディが慌てて席から立ち上がって、説明をしていたルーシーお姉様に頭を下げていた。
 ルーシーお姉様だけでなく、他の面々もペコペコとしているサンディのことを満足そうに眺めていた。
 そして、次の司会に決まったリズはむふーとやる気をみなぎらせていた。
 スラちゃんもやる気満々だったけど、一人と一匹はやる時はやるので問題ないと思いたいです。

「学園も直ぐに春休みに入るけど、生徒会も二日間お休みです。短い期間ですが、ゆっくりと体を休めてください」
「「「はい」」」

 生徒会は入園式の準備が行われるので、春休み期間中も学園に通う予定です。
 二日間とはいえ、貴重な休みになりそうです。
 ちなみに、リズはレシステンシアさんとメアリの屋敷に遊びに行くと意気込んでいました。
 クラスメイトの仲を深めるのは良いことだし、レシステンシアさんの屋敷は僕たちが行くことが許されている数少ないところだもんね。
 そんな中、僕には残念なお知らせがありました。

「弟くんはお仕事もあるし、私と一緒にルーカスお兄ちゃんの結婚式の打ち合わせに参加しないといけないもんね」

 ルーシーお姉様は、道連れができたとニヤリとした表情をしていた。
 各国の用心を招いての会議で、タクシー役も兼ねて僕も会議に参加することになっていました。
 エレノアも会議に参加しなくていいのかと思ったけど、僕とルーシーお姉様がいるから問題ないという上の判断だった。
 何にせよ、今日の午後は仕事もお休みでゆっくりできます。
 生徒会役員も疲れたという表情だったが、この二人はとっても元気だった。

「じゃあ、リズは冒険者活動をするね!」
「エレノアも一緒なの!」

 卒園式であまり動くことのなかった二人が、元気よく声を上げていた。
 疲労困憊のサンディを始めとした生徒会役員は、どうしてこんなに元気なのかと思わず苦笑していたのだった。
 そして、もれなく僕もリズとエレノアに付き合わされることになり、辺境伯領に行ってミカエルたちと共に冒険者活動をすることになりました。
 しかも薬草採取ではなく、他の依頼を受けると張り切っていました。
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