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第十一章 冒険者学校
第七百二十五話 ムホン子爵と嫡男を王都に連行します
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直ぐにムギちゃんが探索魔法や鑑定魔法を使っていろいろな所を調べているけど、次から次へと色々な証拠が出てきました。
ユキちゃん、ゴーリキーさん、セリーナさんも兵と一緒に捜索のお手伝いをしている間、僕たちは捕まえたムホン子爵の聴取を始めました。
「そういえば、ムホン子爵は先日の謁見に代理人を出していたな。その代理人から話を聞いているのか知らんが、王都でのクーデター行為は未遂に終わった。軍も各地の領主の所に向かっている。つまりは地方のクーデターも起きないというわけだ」
「ふぐっ!」
猿轡をされて上手く喋れないムホン子爵が、驚愕の表情をしながらブランドルさんを見ていました。
自分の思い通りになっていない事を、初めて知ったのでしょうね。
更にブランドルさんは、ムホン子爵を睨みつけながら話を続けました。
「そもそも、当初帝国が王国に戦いを仕掛ける日はとっくに過ぎている。王国も、何もしないで手をこまねくだけじゃない。外交もそうだし、軍もかなりの対応をしている。だから、仮にお前らがクーデターを起こしても圧勝できるだけの配備を敷いているぞ」
「「ふぐぐっ!」」
ブランドルさんの再度の強い口調の言葉に、ムホン子爵だけでなく嫡男もびくびくっとしていました。
猿轡を外さなくても、二人の態度だけで十分に話が通じていますね。
捜索の手伝いをしているゴーリキーさんもセリーナさんも、ムホン子爵の態度にかなり呆れていました。
「ムホン子爵、嫡男もだが、国家反逆罪ではなく外患罪での取り調べになる。王都に運んで死刑囚牢で、厳しい取り調べが待っているぞ」
「ふ、ふぐっ!?」
ブランドルさんが敢えて死刑囚牢の所を強調して話したので、ムホン子爵と嫡男は怯えた表情に変わりました。
死刑囚牢ということは、それだけ厳しい刑罰が待っているということです。
すると、さっき帝国の軍人を連行する際に着いていったシロちゃんとソラちゃんが執務室に姿を現しました。
「キュキュ」
「えーっと、大きくなったソラちゃんが帝国の軍人を掴んで王都まで運んだそうです。この二人も王都に運びますかって聞いています」
「キュー」
シロちゃんは、大きくなったソラちゃんの力を借りれば直ぐに犯罪者を王都に連れて行く事ができるって思って、実際に実行しちゃったみたいです。
これにはブランドルさん、ゴーリキーさん、セリーナさんもかなりビックリしていました。
「これは、また大胆な護送方法だな。もしこの二人を連れて行くのなら、ついでにこの証拠書類を持っていってくれ。詳細分析をさせて、別の貴族家に向かわなければならない」
「キュッ」
シロちゃんとソラちゃんは、ブランドルさんに綺麗な敬礼をしました。
その後、シロちゃんが敢えて拘束されているムホン子爵と嫡男のところにぴょんぴょんと近づきました。
ムホン子爵と嫡男は、何だこのスライムはって表情をしていました。
すると、シロちゃんがムホン子爵と嫡男に触手をフリフリしてから凄いことを起こしました。
シュッ。
「「ふぐっ!」」
最初に、テーブルの上に置かれた大量の証拠書類をアイテムボックスに収納しました。
目の前にあった大量の書類が一瞬にして消えたので、ムホン子爵と嫡男はもの凄くビックリしていました。
しかし、シロちゃんの魔法はまだまだ続きます。
シュイン、ふわー。
「「ふぐー、ふぐー!」」
次は、ムホン子爵と嫡男を念動で浮かび上がらせました。
ムホン子爵と嫡男は急に自分の体が宙に浮いたので、とんでもなくパニックに陥っていました。
しかし、シロちゃんとソラちゃんは暴れるムホン子爵と嫡男を無視して僕たちに合図をしてから執務室を出ていきました。
「相変わらず、常識外のスライムだな」
「私たちが束になってもかなわないくらい、剣技も魔法もとんでもなく強いんだよね」
思わずゴーリキーさんとセリーナさんがシロちゃんとソラちゃんの出て行った方向を見ていたけど、確かにシロちゃんはスライム離れした強さを持っているよね。
でも、僕にとってはシロちゃんは最初に会った時から心が優しいスライムだと思うよ。
「「ふぐーーー!」」
程なくして、庭の方から誰か分からないけど大きな叫び声が聞こえてきました。
きっと、大きくなったソラちゃんが誰かさんの事を掴んで王都に向かって飛んで行ったんだね。
さてさて、僕たちは捜索の続きをしないと。
早く終わらせないと、今日中に王都に帰れなくなっちゃうね。
ユキちゃん、ゴーリキーさん、セリーナさんも兵と一緒に捜索のお手伝いをしている間、僕たちは捕まえたムホン子爵の聴取を始めました。
「そういえば、ムホン子爵は先日の謁見に代理人を出していたな。その代理人から話を聞いているのか知らんが、王都でのクーデター行為は未遂に終わった。軍も各地の領主の所に向かっている。つまりは地方のクーデターも起きないというわけだ」
「ふぐっ!」
猿轡をされて上手く喋れないムホン子爵が、驚愕の表情をしながらブランドルさんを見ていました。
自分の思い通りになっていない事を、初めて知ったのでしょうね。
更にブランドルさんは、ムホン子爵を睨みつけながら話を続けました。
「そもそも、当初帝国が王国に戦いを仕掛ける日はとっくに過ぎている。王国も、何もしないで手をこまねくだけじゃない。外交もそうだし、軍もかなりの対応をしている。だから、仮にお前らがクーデターを起こしても圧勝できるだけの配備を敷いているぞ」
「「ふぐぐっ!」」
ブランドルさんの再度の強い口調の言葉に、ムホン子爵だけでなく嫡男もびくびくっとしていました。
猿轡を外さなくても、二人の態度だけで十分に話が通じていますね。
捜索の手伝いをしているゴーリキーさんもセリーナさんも、ムホン子爵の態度にかなり呆れていました。
「ムホン子爵、嫡男もだが、国家反逆罪ではなく外患罪での取り調べになる。王都に運んで死刑囚牢で、厳しい取り調べが待っているぞ」
「ふ、ふぐっ!?」
ブランドルさんが敢えて死刑囚牢の所を強調して話したので、ムホン子爵と嫡男は怯えた表情に変わりました。
死刑囚牢ということは、それだけ厳しい刑罰が待っているということです。
すると、さっき帝国の軍人を連行する際に着いていったシロちゃんとソラちゃんが執務室に姿を現しました。
「キュキュ」
「えーっと、大きくなったソラちゃんが帝国の軍人を掴んで王都まで運んだそうです。この二人も王都に運びますかって聞いています」
「キュー」
シロちゃんは、大きくなったソラちゃんの力を借りれば直ぐに犯罪者を王都に連れて行く事ができるって思って、実際に実行しちゃったみたいです。
これにはブランドルさん、ゴーリキーさん、セリーナさんもかなりビックリしていました。
「これは、また大胆な護送方法だな。もしこの二人を連れて行くのなら、ついでにこの証拠書類を持っていってくれ。詳細分析をさせて、別の貴族家に向かわなければならない」
「キュッ」
シロちゃんとソラちゃんは、ブランドルさんに綺麗な敬礼をしました。
その後、シロちゃんが敢えて拘束されているムホン子爵と嫡男のところにぴょんぴょんと近づきました。
ムホン子爵と嫡男は、何だこのスライムはって表情をしていました。
すると、シロちゃんがムホン子爵と嫡男に触手をフリフリしてから凄いことを起こしました。
シュッ。
「「ふぐっ!」」
最初に、テーブルの上に置かれた大量の証拠書類をアイテムボックスに収納しました。
目の前にあった大量の書類が一瞬にして消えたので、ムホン子爵と嫡男はもの凄くビックリしていました。
しかし、シロちゃんの魔法はまだまだ続きます。
シュイン、ふわー。
「「ふぐー、ふぐー!」」
次は、ムホン子爵と嫡男を念動で浮かび上がらせました。
ムホン子爵と嫡男は急に自分の体が宙に浮いたので、とんでもなくパニックに陥っていました。
しかし、シロちゃんとソラちゃんは暴れるムホン子爵と嫡男を無視して僕たちに合図をしてから執務室を出ていきました。
「相変わらず、常識外のスライムだな」
「私たちが束になってもかなわないくらい、剣技も魔法もとんでもなく強いんだよね」
思わずゴーリキーさんとセリーナさんがシロちゃんとソラちゃんの出て行った方向を見ていたけど、確かにシロちゃんはスライム離れした強さを持っているよね。
でも、僕にとってはシロちゃんは最初に会った時から心が優しいスライムだと思うよ。
「「ふぐーーー!」」
程なくして、庭の方から誰か分からないけど大きな叫び声が聞こえてきました。
きっと、大きくなったソラちゃんが誰かさんの事を掴んで王都に向かって飛んで行ったんだね。
さてさて、僕たちは捜索の続きをしないと。
早く終わらせないと、今日中に王都に帰れなくなっちゃうね。
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