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帰還、そして出産
100 あなたも、処刑
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母屋の広間。いつもの就寝部屋だ。
「はい皆さん、お疲れさまでした。
では、これから今日の締めのお仕事です。が、その前に」
舞衣の言葉に、皆注目した。
「もう一人、刑罰を受けてもらう人がいます。それは、あなたです」
舞衣が指差す方向には……。
「へ? わ、私?」
差されたのは恵美だ。
祥子が念力で恵美を浮かし、やはり念力で寝着を剥ぎ取って裸にした。
「いや、いや、なに、何なの。こら~、祥子さん、裏切ったな~」
「其方は、やり過ぎなのじゃ。自業自得と知れ」
恵美は宙に浮かんだまま、抵抗できずに股を開かされた。
「さあ、慎也さん、存分に処刑していいわよ」
舞衣の許可に、慎也はニヤッと笑った。
「この悪戯っ子。覚悟しろよ~」
「ひや~、やめて。ゴメンナサイ。もうしませんから許して~!
あ、ダメだって、さっきみたいになったら、後が大変よ。やめようね。こういうのは~」
慎也は構わず、恵美の秘部に指を二本突っ込んだ。
「ひや~! ダメー!!」
恵美の絶叫が響き渡った。
翌日。恵美は起きてこない。
昨日は結局、許してもらえるはずもなく、恵美は完全に失神させられた。
慎也が微妙に加減したので、亜希子の様に脱糞するまでには至っていない。だが、ダメージが大きく動けない模様。
それを沙織が、心配して見に来た。
「恵美、生きてる?」
恵美は布団をかぶったまま答える。
「恵美は昨晩死亡しました~」
「バカですか。死んでたら答えないわよ。今日は動けないでしょ。一日お休みで良いってよ」
「はい~。恵美は反省しました~。もう変な悪戯致しませんって言ってたって~、皆様にお伝えください~」
「どうしちゃったのよ。気持ち悪い…。また何か企んでないでしょうね」
「だから~、もうしませんってば~。だけどね、あ、あの~」
恵美は、布団の中から小声で訊いた。
「確認だけど、私、昨日、お漏らししてないよね」
「・・・・」
「ねえ、してないよね? 何で答えてくれないの~!」
沙織は噴き出した。
恵美は失神している間に、自分が亜希子のような醜態をさらしてしまっていなかったか、心配していたのである。
「どうかな~。自覚無いのかな~」
「えっ……。 もしかして、しちゃった?」
「………。してないわよ。安心しなさい!」
「ふへ~」
布団中で、脱力している様子が見て取れる。さすがに、今回は懲りたであろう。
「ご飯は後で持ってくるからね。じゃあ、お大事に」
沙織は次に、亜希子の様子を見に向かった。
「叔母様。入るわよ」
もう名前呼びの必要もない。部屋に入ると、こちらも布団をかぶっている。
「生きてますか?」
「死んでます」
「誰かと同じようなことを…。死んでたら、返事はできません!
気分はどうですか?フィンガーアタック、凄かったでしょう?」
………。
返事が無い。
「今日は、動けないと思うから、ゆっくりしていてください。ご飯は後で持ってきますから」
「あ、あの、沙織さん?」
「はい? 何ですか?」
今まで「沙織」と呼ばれていたのに、「さん」が付いている……。不審げに亜希子の布団を見ると、亜希子は、布団から顔を半分だけ出した。
「あなたたち、あんなの受けて平気なのね……。凄いのを通り越してる。敬服します。これから私は、あなた方の下僕です。何でも致しますので、御用ありましたら遠慮なくおっしゃってください。皆様にも、そのようにお伝えください」
何か誤解しているようであるが、こっちの言うことを何でも聞いてくれるというのだから、まあ、訂正する必要もないだろうと、沙織は判断した。
大人しくしてくれるのなら、あの写真も使う必要ない。あれは、いざという時の保険だ。
一方、その当人、亜希子は思っていた。
(こいつら、普通じゃない。絶対おかしい。
子供も五カ月で産むっていうし、もしかして人間じゃないのかも。
いや、絶対そうだ! 人間じゃない! 妖怪?化け物?悪魔?
逆らったりしたら、何されるか分かったもんじゃない!)
「はい皆さん、お疲れさまでした。
では、これから今日の締めのお仕事です。が、その前に」
舞衣の言葉に、皆注目した。
「もう一人、刑罰を受けてもらう人がいます。それは、あなたです」
舞衣が指差す方向には……。
「へ? わ、私?」
差されたのは恵美だ。
祥子が念力で恵美を浮かし、やはり念力で寝着を剥ぎ取って裸にした。
「いや、いや、なに、何なの。こら~、祥子さん、裏切ったな~」
「其方は、やり過ぎなのじゃ。自業自得と知れ」
恵美は宙に浮かんだまま、抵抗できずに股を開かされた。
「さあ、慎也さん、存分に処刑していいわよ」
舞衣の許可に、慎也はニヤッと笑った。
「この悪戯っ子。覚悟しろよ~」
「ひや~、やめて。ゴメンナサイ。もうしませんから許して~!
あ、ダメだって、さっきみたいになったら、後が大変よ。やめようね。こういうのは~」
慎也は構わず、恵美の秘部に指を二本突っ込んだ。
「ひや~! ダメー!!」
恵美の絶叫が響き渡った。
翌日。恵美は起きてこない。
昨日は結局、許してもらえるはずもなく、恵美は完全に失神させられた。
慎也が微妙に加減したので、亜希子の様に脱糞するまでには至っていない。だが、ダメージが大きく動けない模様。
それを沙織が、心配して見に来た。
「恵美、生きてる?」
恵美は布団をかぶったまま答える。
「恵美は昨晩死亡しました~」
「バカですか。死んでたら答えないわよ。今日は動けないでしょ。一日お休みで良いってよ」
「はい~。恵美は反省しました~。もう変な悪戯致しませんって言ってたって~、皆様にお伝えください~」
「どうしちゃったのよ。気持ち悪い…。また何か企んでないでしょうね」
「だから~、もうしませんってば~。だけどね、あ、あの~」
恵美は、布団の中から小声で訊いた。
「確認だけど、私、昨日、お漏らししてないよね」
「・・・・」
「ねえ、してないよね? 何で答えてくれないの~!」
沙織は噴き出した。
恵美は失神している間に、自分が亜希子のような醜態をさらしてしまっていなかったか、心配していたのである。
「どうかな~。自覚無いのかな~」
「えっ……。 もしかして、しちゃった?」
「………。してないわよ。安心しなさい!」
「ふへ~」
布団中で、脱力している様子が見て取れる。さすがに、今回は懲りたであろう。
「ご飯は後で持ってくるからね。じゃあ、お大事に」
沙織は次に、亜希子の様子を見に向かった。
「叔母様。入るわよ」
もう名前呼びの必要もない。部屋に入ると、こちらも布団をかぶっている。
「生きてますか?」
「死んでます」
「誰かと同じようなことを…。死んでたら、返事はできません!
気分はどうですか?フィンガーアタック、凄かったでしょう?」
………。
返事が無い。
「今日は、動けないと思うから、ゆっくりしていてください。ご飯は後で持ってきますから」
「あ、あの、沙織さん?」
「はい? 何ですか?」
今まで「沙織」と呼ばれていたのに、「さん」が付いている……。不審げに亜希子の布団を見ると、亜希子は、布団から顔を半分だけ出した。
「あなたたち、あんなの受けて平気なのね……。凄いのを通り越してる。敬服します。これから私は、あなた方の下僕です。何でも致しますので、御用ありましたら遠慮なくおっしゃってください。皆様にも、そのようにお伝えください」
何か誤解しているようであるが、こっちの言うことを何でも聞いてくれるというのだから、まあ、訂正する必要もないだろうと、沙織は判断した。
大人しくしてくれるのなら、あの写真も使う必要ない。あれは、いざという時の保険だ。
一方、その当人、亜希子は思っていた。
(こいつら、普通じゃない。絶対おかしい。
子供も五カ月で産むっていうし、もしかして人間じゃないのかも。
いや、絶対そうだ! 人間じゃない! 妖怪?化け物?悪魔?
逆らったりしたら、何されるか分かったもんじゃない!)
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