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2章 ガリアラ鉱山編
2章の各種情報の紹介
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2章終了時の主だった&初出の情報です。
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【主人公情報】
《シン》(本名 シンドゥラ、転生前 藤堂勇樹)
性別 男
年齢 16歳(転生前 32歳)
身体レベル 不明
冒険者ランク 無し
職業
薬師(ギルド未所属のモグリ)
外見
身長 175cm
体重 80kg
短めに刈った黒いクセっ毛をツンツンと立たせたスパイキーショートヘア
精悍な顔立ちながらも柔らかい目元
小麦色の肌
服装
麻布製の長袖上下・ハンティングベスト・ミリタリーブーツ・フード付きのマント。
出身
港町タンギル(アトワルド王国領)
判明しているスキル
剣術Lv6
棒術Lv8
槍術Lv6
火属性魔法Lv7
水属性魔法Lv8
錬金術Lv9
神聖魔法Lv9
鑑定Lv10
詐術Lv5→Lv6(2章始め→2章終了時)
格闘術Lv6
加護
成長速度1.5倍:基本レベル及びスキルレベルの上昇速度が高い、ただし、上昇値そのものに差異は無い。
組成解析:物質に含まれる成分や素材を教えてくれる。また、鑑定の上位互換として扱われる為、鑑定レベルが上がれば魔法や武器・道具に含まれる効果や威力も解析できるようになる。ただし解析能力の高さは鑑定スキルに左右される。
必要条件:目的の為に何が必要か教えてくれる。例えば、目的の物品を作るために必要な材料は教えてくれるが、必要な量や薬品の配合率など、細かいことは教えてくれない。
称号
竜殺し
女神ティアリーゼの使徒
備考
外面は良いが基本、腹黒い。
転生前の記憶・人格のままなので、やはりどこかお人好しの部分は残っている。
戦争そのものに対して肯定も否定もしないが、そこで起きる人倫に悖る行為に対しては激しい憎悪を抱いている。
戦闘スタイルは基本的に正面からは相対しない。不意打ちをかけるか、口で挑発や油断をさせ、その後薬や魔法で始末、直接戦闘は最後の手段。
竜殺し、特にシンの”魔竜殺し”は現在シン一人のみ。
使徒である事を一般には隠しているが、神殿上層部にはバレている。ティアやエルダーと定期的に面会する為、大きな神殿には必ず立ち寄るようにしている。
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【主要登場人物】
《ラドック》
性別 男
年齢 13歳
身体レベル Lv18→46
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
戦士
外見
身長 182cm
体重 94kg
威圧感のある体躯と意志の強そうな太い眉毛と鋭い目つき、口調もぶっきらぼうなので誰が相手でも第一印象はあまりよくない。
主だった所持スキル
剣術Lv1→3
備考
パーティの前衛、壁役。剣・盾・鎧のオーソドックススタイル。
3歳の頃に流行り病で母を、7歳の時に坑道の落盤事故で父を亡くし、孤児施設に引き取られる。
無口、そして同年代の子供達より大柄のため周りから避けられていたが、アデリアに声をかけられ、その後エイミーとニクスとも仲良くなる。
アデリアが好き。
《ニクス》
性別 男
年齢 13歳
身体レベル Lv17→45
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
槍使い→レンジャー
外見
身長 170cm
体重 67kg
目鼻立ちの整った顔、くすんだ金髪のショートボブ、落ち着いた言動や物腰のため、身なりを整えればそれなりの出に見える。
主だった所持スキル
槍術Lv1
レンジャーLv0→2
弓術Lv0→2
魔力制御Lv1→3
索敵Lv0→2
備考
シンによってパーティのリーダーに就任、4人の頭脳担当であると同時に良心。
苦労性な一面があり、シンにある意味一番気にかけてもらっている……ハズ。
エイミーが好きらしい。
《エイミー》
性別 女性
年齢 13歳
身体レベル Lv16→45
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
格闘家
外見
身長 166cm
体重 57kg
栗毛のショートカット
厚手の麻で作られた道着っぽい長袖の上下に金属製の手・足甲を着けているため、日中、肌の露出はほとんど無い。
夜になるとハーフスパッツとフィットネスブラのような、ほぼ下着姿。
主だった所持スキル
格闘術Lv1→3
備考
パーティのアタッカーにしてムードメーカー。
誰に対しても物怖じしない性格だが、計算高い一面も持つ。
4人の中で1番シンとは気さくに会話をしていた人物。
《アデリア》
性別 女
年齢 13歳
身体レベル Lv13→42
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
魔道士
神官見習い
外見
身長 153cm
体重 43kg
腰まで伸びた艶やかな黒髪の、保護欲をそそる子犬系美少女。
若干幼児体型。
主だった所持スキル
神聖魔法Lv2→3
火属性魔法Lv1→2
水属性魔法Lv0→1
風属性魔法Lv0→1
土属性魔法Lv0→1
魔力制御Lv1→5
備考
幼い頃に孤児施設に引き取られ、当時神殿の責任者だったジュリエッタの目に留まり神官見習いとして修行する。
早くから神聖魔法が使えるようになっていたが、坑道の落盤事故でジュリエッタ・ヘンリエッタと共に救出活動に赴いた時、ジュリエッタが2次災害に巻き込まれ目の前で死亡、その事がトラウマになり、大事な時ほど魔法の発動が失敗するようになる。
現在その問題は解消され、解決してくれたシンに対して絶対的な信頼を置いている(恋愛感情は無い、頼りになる兄?)
シンの指導により色々飛びぬけた才能が芽吹いているが、その芽が大きく花開くのはもう少し先の話。
《ヘンリエッタ》
性別 女
年齢 18歳
身体レベル Lv20
冒険者ランク 無し
職業
神官見習い
外見
身長 160cm
体重 48kg
主だった所持スキル
神聖魔法Lv3→4
魔力制御Lv2→5
備考
ジュリエッタとユーリの孫娘、幼い頃からジュリエッタと共に神殿勤めをしているので世間知らずな一面があるため人の悪意に疎く、その為今回の騒動に巻き込まれることに。
《リオン》
種族 森エルフ
性別 男
年齢 不明
身体レベル Lv150前後
冒険者ランク Aランク
職業
鉱山都市バラガの冒険者ギルドマスター
外見
身長 180cm
体重 72kg
主だった所持スキル
火属性魔法Lv2
水属性魔法Lv3
風属性魔法Lv6
土属性魔法Lv4
剣術Lv3
弓術Lv5
備考
大地の魔竜メタリオンの作り出した、森エルフの身体を模したゴーレム。
遠隔操作ながら、メタリオンの意識とリンクしている為動きに不自然なところは無い。
人間社会に興味を持ったメタリオンが250年ほど前に、帝国の冒険者ギルド本部にOHANASHIして経歴を作ってもらい、その後バラガの冒険者ギルドでギルドマスターを続けている。
美味い酒と綺麗な宝石が大好き。
《ヴァイス》
性別 男
年齢 33歳
身体レベル Lv115
冒険者ランク Bランク
職業
剣士
外見
身長 185cm
体重 92kg
主だった所持スキル
剣術Lv5(片手剣)
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのリーダー。
真面目な性格、元々は某国の騎士。
溶岩亜竜との戦闘で死亡。
《ヘルムート》
性別 男
年齢 30歳
身体レベル Lv110
冒険者ランク Bランク
職業
戦士(鎚使い)
外見
身長 2m
体重 120kg
主だった所持スキル
両手武器Lv5
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
寡黙な戦士、口癖は「……ん」
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり死亡。
《ガロン》
性別 男
年齢 28歳
身体レベル Lv108
冒険者ランク Bランク
職業
格闘家
外見
身長 175cm
体重 75kg
主だった所持スキル
格闘術Lv5
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
がさつで言葉使いは悪いが面倒見はいいタイプ。
シンとエロスライム話で盛り上がり、女性陣にゴミのような扱いを受ける。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり死亡。
《アレックス》
性別 男
年齢 35歳
身体レベル Lv110
冒険者ランク Bランク
職業
魔道士
神官
外見
身長 170cm
体重 78kg
主だった所持スキル
神聖魔法Lv6
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
元神官の冒険者。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり死亡。
《ヘルガ》
性別 女
年齢 24歳
身体レベル Lv105
冒険者ランク Bランク
職業
魔道士
外見
身長 158cm
体重 45kg
主だった所持スキル
火属性魔法Lv6
風属性魔法Lv2
魔力感知Lv6
鑑定Lv6
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
独特の喋り方。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり男共の玩具に。
一矢報いるも反撃に遭い死亡。
《ミューラ》
性別 女
種族 陸エルフ、海エルフと呼ばれる事もある。
年齢 57歳
身体レベル Lv128
冒険者ランク Bランク
職業
レンジャー
魔道士
外見
身長 175cm
体重 60kg
主だった所持スキル
レンジャーLv5
水属性魔法Lv4
弓術Lv5
剣術Lv3
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
独特の喋り方。
お姉さん口調で、パーティの中でシンに一番興味を持っていた。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり男共の玩具に。
逃亡を図るも失敗、死亡。
《じいさま》(本名 ユーリ・バイデン)
性別 男
年齢 65歳
身体レベル 不明
冒険者ランク 無し
職業
屋台の店主
鉱山都市バラガの前・都市代表
備考
鉱山都市バラガの前・都市代表で、現在も街の首脳陣に強い発言力を持つ(行使はしない)。
リオンとは若い頃からの知り合いで、その正体にも気付いている。
何年も都市代表として働いていた事もあり、人物鑑定には定評がある。その為シンが色々とアンタッチャブルな人物なのにすぐに気付く。
しかし、遠ざけるよりも味方につけた方が絶対に得だと考え、結果、今回の騒動においてバラガの一人勝ちを手にした影の功労者。
ヘンリエッタの事になると暴走する。
大地の魔竜メタリオン
ファンダルマ山脈の支配者にして”剛力無双”の2つ名を持つ、現存する魔竜の中でも最強の一角。
人間達に興味を持っており、森エルフの姿をしたゴーレム(リオン)を作り、バラガの街でギルドマスターをしている。
酒と宝石が大好き。
エルダー曰く、本体(精神)は物腰の柔らかい”巨乳美女”。
脳筋。
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【その他登場人物】
ジュリエッタ
年齢 故人(神域においての外見は20代)
元々敬虔な女神の信者だったが、じいさまとの間に作った3人の子供を成人させた後、孤児院を作って福祉に力を注いでいた。
当時、都市内にあった神殿は小規模で、神官一人と信者のボランティアという形で運営されていたが、神官が体調を崩してしまい故郷に帰ることになった。その時ジュリエッタが神官代理として神殿を取り回していたが、それを見ていたティアに見初められ、死後、ティアの側付きとなることに。
ティファニア
年齢 60代
元メルキス神聖王国の司教でNO.3。
シンがヘンリエッタの教育係として呼んだ女性。
ジュリエッタとは古い友人らしく、神域でジュリエッタと再開した時には生々しい女子トークでシンの精神を削る。
オットー&ジゼル
お互い神官の夫婦、20代後半
2人ともティファニアの弟子で付いて来た、使徒であるシンのファン(というか基本的に神殿関係者は全員使徒のファン)
セオドア・バイデン
じいさまの息子でヘンリエッタの伯父
バラガの現・都市代表
温和な印象を受ける好人物だが、都市代表という肩書きと強い責任感のため猜疑心が強い。その為、素質のありそうな孤児を鍛え、個人的な裏の活動組織を作っている。
あくまで街の為の組織であり、私欲の為ではない。
カティア
セオドアの屋敷に勤めるメイド兼密偵(暗殺者)
孤児施設出身、暗殺者としての能力は低くは無いが、あくまでバラガを基準とした場合であり、国家機関のそれと比べると実力は足りていない。
ジュドー
セオドアの執事、セオドア子飼の裏組織の統括。
セオドアへの忠誠心は高いが、能力的にはカティア同様それほど高くは無い。
セシリー
冒険者ギルドの受付嬢 22歳
ラングリッジ
傭兵国家カドモス国王にして元ランク指定外冒険者
フォルト
傭兵国家カドモスから派遣されてきた部隊の隊長。
ウェルネス
ハルト王国から派遣されてきた青鱗騎士団・副団長。
密偵さん
1章にも出ていたアトワルド王国の密偵
正体は帝国のスパイ
アンドレア・バラガ
300年前、鉱山都市バラガを作った山師。
ファンダルマ山脈が国家の施政下におかれる事を嫌う大地の魔竜に、鉱山より採掘されたその年最高の宝石を使った細工、もしくは金銀で作った精緻な細工物を貢物とする代わりに、国の支配を受けない街づくりの許可を貰う。
それを交渉材料として大商人の融資によって鉱山都市バラガを作り上げた。
聖竜王ブライティア(ヴリトラ)
聖竜と崇められた竜王にして光輝の魔竜。
1000年前、暴虐の限りを尽くす勇者を誅するため戦いを挑むが敗北、その事が原因で邪竜ヴリトラに転身、他の魔竜を喰らい力を手に入れるも、憎き勇者は既に他者の手におち、その後は全てを呪いながら自身を滅ぼしてくれる真の勇者を待ち続けた。
3年前にシンとの戦いで正気を取り戻すも、自身のけじめとシンに宿った呪いを鎮めるために死を選び、現在は竜宝珠のままシンの身体で眠り続ける。
イグニス
文中にのみ登場、シンの師匠らしい。
シン曰く、ヒゲ面の筋肉紳士とのこと。
魔竜であるリオンが”様”付けする人物。
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【薬品】
超人剤 虹色
効果
3分間、あらゆる身体機能(速度・筋力・脳の処理速度等)が3倍になる。
副作用として、薬が効いている間は理性のタガが緩み、凶暴性が増す。
備考
全身の筋肉を酷使した副作用としてその後4半日(約6時間)、その反動からか筋肉の働きが著しく低下する、そのため──色々と垂れ流す地獄が待っている。
激臭剤
効果
濃度の濃い、腐卵臭とアンモニア臭が混じった臭いによって、鼻と目を使い物にならなくする臭気爆弾?
冷却剤
効果
生物に振り掛けると、水分を使った気化冷却によって急速に周囲の温度を下げる。
死者の苗
生物の体組織を壊死させる猛毒の粉、通称人食いバクテリア
効果
粉に触れた箇所から急激に浸透して行き、やがて血管を伝って全身に毒の効果を行き渡らせる。肉体が壊死しているにも拘らず死には至らず、やがて脳組織も侵されると、生ける死者の如く、その心臓を破壊されるまで周囲に破壊を撒き散らす。
そして、この毒に侵された者に傷つけられた者も同様の症状を引き起こす。
通常の毒消しは通用せず、専用の薬か高位の神聖魔法、霊薬等、快復手段は限られており、被害の拡散を防ぐには対象を灰になるまで焼き尽くすしかない。
感染者はアンデットではなくあくまで生者なので、聖水や浄化の魔法など、いわゆる対アンデットの魔法やアイテムは効かない。
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【アイテム】
ディヴァイン・パニッシャー 製作者 シン
炭化タングステンをふんだんに使ったガントレット。
炭化タングステンに微量の魔石粉を混ぜたガントレット本体は、装着者の魔力に反応してその強度を高め、攻撃力・防御力を共に上昇させる。
オーガの皮膚を使用した手袋は防刃・衝撃吸収に優れ、魔剣もしくはエンチャントのかかった武器でなければ傷つける事は出来ない。
加えて両腕に装着してあるアームシールド──聖盾は斥力場を発生させて物理攻撃の勢いを弱める他、攻撃魔法の威力も減衰させる。
拳を握ると拳頭に出来る突起部分、ここに付与された魔術殺しが発動すると、魔法障壁や防御魔法を切り裂くことが出来る。
(アラルコンとの戦闘時、風の結界に悩まされたシンが作った対抗策)
見た目はバカっぽいとは共通の見解だが、性能自体は国宝レベル。
ブローニングメイス
三角形の分厚い鋼板を8枚、放射状に張り合わせたような形状の出縁戦棍。
エルダートレントの枝が使用された柄の持ち手の先には宝珠がはめられており、術者が行使した魔法の威力を増幅させる能力がある。
また、魔力展開によって発動する「インパクター」は、メイスの攻撃が命中した瞬間、反対側の出縁の先端に開いた銃口のような穴の中で風爆を発生させ、相手に追加攻撃を行う。
出縁部分は炭化タングステン製。
エレクトロエッジ
オリハルコンとチタンによる合金製、刃渡り60cmの二振りの小太刀。
刀身は薄く金色に輝き、魔力展開をする事によって電撃を纏う。
魔力量によって電撃の威力は変化し、刀身に触れただけで相手を感電による行動不能状態に持ち込むことも可能だが、当然消費魔力量は大きい。
当然、相手を斬りつける方が効果は高く、胴体に突き入れることが出来れば、場所によっては心臓麻痺を起こせる。
相手の体内で2つの刀身を重ねて発動させる必殺技”爆殺”は、魔力を大量に消費するものの、体内を6000度以上の高温で焼き尽くす。しかし一度発動させると刀身に「す」が入り、自己修復魔法による1週間の使用禁止状態になる。
ドラゴンテイル
全長4メートルの両手用長柄打撃武器、狼牙棒。
150センチもある円柱状の鎚鉾部にはいくつもの円錐が生えており、攻撃を受けたものはその重い打撃以上に円錐による刺撃で肉体の損壊を強いられる。
持ち手部分と鎚鉾部の間の柄の部分は非常に撓る造りになっており、武器と打ち合うのではなく、相手の体を狙う、または複数の敵を薙ぎ払うための武器。
鎚鉾にはブローニングメイス同様、噴出口が各所に設けられており、魔力展開による「スラスター」を発動することで、攻撃速度の上昇、または振りぬいた後の逆噴射による姿勢制御で切り返しも容易に行える。
ニルヴァーナ
鋼とミスリルの合金で鍛造されたバスタードソード。
剣身には浄化の魔力が込められており、基本は対アンデット用の武器であるが、装備するだけで魔力展開による身体能力強化と同等の効果が付与される、更に自身の魔力展開による身体能力強化の重ねがけが可能。
その為、慣れるまでは速度に振り回されるだろうが、超高機動戦闘が可能。
パイルハンマー
俗にリカーブボウと呼ばれる洋弓。
上下のリムはドラゴンの肋骨、ハンドル部は尾骨をそれぞれ加工したものを使用、腸から抽出した繊維を束ねた糸を張るこの弓は力任せに引くことは出来ず、魔力展開で弓に魔力を通すことで初めて引くことが出来る。
1mに満たないコンパクトなサイズながら、素材のおかげでクロスボウより高い貫通力を持つこの弓の真価は、アタッチメントの振動吸収具を取り付けた時に発揮され、その状態の時はしなりも更に大きくなり弩砲並の威力を出すが、発射時の加速に耐えるために矢は胴体部が金属製の物を用いる必要がある。
杭打ち器の由縁である。
エアライダー
空飛ぶマント。
ドラゴンの皮膚と特殊な液体に浸したワイバーンの翼膜を何重にも張り合わせ縫い上げたマント。
装備するだけで身体に掛かる重力を半減させ、魔力展開すれば飛行が可能、その高度・速度は消費魔力に比例する。また、魔力展開時に自動で発動する風の結界により下からの攻撃も防いでくれる、威力は速度同様、展開魔力量に比例。
遠距離からの攻撃手段を持っていれば、魔力が続く間は上空からの一方的な蹂躙が可能という無慈悲なアイテム。
鑑定球
鑑定スキルLv10の能力が付与されているマジックアイテム。使用者が魔力を流すと、鑑定球に触れている相手のステータス情報を詳らかにする事が出来る。
備考
このアイテムが存在する限り、シンが冒険者ギルドに登録することは無い。
ナパームジェル
スライムの身体から作る吸水性抜群の粘液にガソリンを染み込ませた非人道アイテム。
備考
粘液の中に鉛の板を仕込み、溶けた鉛が被害者の身体にへばりつくというオマケ付き。
聖竜の鱗
聖竜王ブライティアの鱗。
何者も寄せ付けない、斥力場を展開させる魔力が込められた聖竜の鱗。
斥力場が無くても鱗単体で鋼に匹敵する
竜鉱石
魔竜の鱗や外皮、角などを形成する物質。
魔竜のもつ膨大な魔力と炭素・珪素物質を融合した物で、その特性は各魔竜によって異なる。
アルマーナの花
周囲のアンモニア──刺激臭を吸収して別の良い香りを発生させる、天然の芳香剤。
この花が出す香りには虫除けの効果もある。
シュガル
サザント大陸の南側で栽培されている多年草の植物。
短期間で4メートルほどに成長し、節くれ立った固い茎の中には砂糖の原料となる甘い液体が詰まっている──異世界サトウキビ。
シンが品種改良を行ったものは、採れる砂糖の量は少ないが生育期間が通常の種の半分で済むため、手間はかかるが年間での総収穫量はこちらの方が多い。
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【魔法】
火属性
燭台
呪文
火精よ、我が示す先に導きの炎を、”燭台”
効果
任意の場所に炎を発生させる。
備考
火種になるものが無いのですぐに消える。
風属性
竜巻
呪文
風精よ、我が元に集い、我が意のままに踊り狂え、”竜巻”
効果
自身を中心とした半径10メートルの空間を高さ10メートルの暴風が襲う。
空間内を循環する風なので外にはじき出されたりはしない。
※鉄粉や鉄の破片を投げ入れると、サンドブラストのように中の対象を削り殺すコンボを作ることが出来る。
備考
とりあえず自身の周りを強力な風が舞っているだけと言えばそれまで。
土属性
砂塵化
呪文
土精よ、彼らの強固な結び目を解き、ただ一握の砂と化せ、”砂塵化”
効果
鉱物を砂状に破砕する。
土壁
呪文
土精よ、行く手を遮る壁を成せ、”土壁”
効果
周囲の大地を変形させて壁を作る、壁の硬度は形成に作られた地質に反映される。
備考
粘土遊び
呪文
土精よ、わが意のままに土塊よ動け、”粘土遊び”
効果
文字通り土石の形状を自在に操る魔法
空間魔法
吸界
呪文
我、世界に呼びかける、森羅万象を飲み込む虚空よ在れ、”吸界”
効果
任意の大きさの「何も無い空間」、通称”虚空球”を作り出す魔法。
発動中は虚空球に触れたもの全てを吸い込み続ける、異空間バッグの空間圧縮技術を流用しており、吸い込んだものは虚空球の内側へ送られ、外からは消えたように映る。
※ブラックホールのように周囲の物質を無差別に吸い込むのではなく、あくまで虚空球の効果範囲に入り込んだモノだけを吸い込む。
備考
吸い込んだものは全て魔法が切れた直後に解放されるため、周囲にソレを撒き散らす結果になる、欠陥魔法。
今回の件でシンの中では禁呪指定。
神聖魔法
治癒
呪文
天上の女神に我は請う、貴女の子に慈しみを、癒しの力を与え給え、”治癒”
(アデリアバージョン)
我らの大いなる女神ティアリーゼ、その力我が前に指し示したまえ、癒しの奇跡をここに、”治癒”
効果
致命傷にならない程度の傷を癒す。
備考
失われた血液は戻らない、重ねがけをしても致命傷を癒す効果は無い。
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【魔物】
コボルト Fランクモンスター
全身を獣毛に覆われた、身長130センチ程の狼が直立した様な風貌の魔物。知能はあるが低い、集団行動を好み単独で行動するのは稀、犬頭とも呼ばれる。
自身の身を守るために、人から奪い取った衣服や皮製の防具を身に纏い、武器で武装している。素材として使える部分は少なく魔石も小さい。
スライム Fランクモンスター
ヌルヌルとした粘液の塊としか形容できない粘性生物。液体で構成されているため極度に乾燥を嫌い、普段は地中に浸み込み、水辺周辺か雨の日にしか地上に現れることは無い。
粘液状の体組織は特殊な酸をはらんでおり、動物だけ、あるいは植物、果ては金属だけを消化吸収し、活動エネルギーに変換する。
スライムというより「ウーズ」、 戦闘能力で言えばFランクの下のほうだが、厄介さで言えばDランクに匹敵する面倒くささ。
本体は真っ白な球体に血管のようなものが幾筋も這う、まるで瞳の無い眼球のようなものと、それに繋がる内臓のような器官で構成されている。
ジェル状の身体に潜んでいる間は透明になり、どこにいるのか分からない。
鎧ヤモリ Eランクモンスター(中~下)
体長2Mの大型ヤモリ。その名の通り外皮は鎧のような硬い鱗に覆われており、刃物による攻撃は通りにくい。弱点は目と比較的柔らかい腹部だが、目は素材として使えるので潰すのは御法度である。鱗は加工してスケイルアーマーの部品になる。
森の中を生息地とするがジメジメした所を嫌い、陽が当たり、自身の体が登れるほどの大木と身を隠せる大岩が転がっている地形を好む。
巨体に似合わず動きは俊敏で、主な攻撃手段は体当たりと小さいながらも鋭い爪、また、唾液は強い酸を帯びており噛まれると非常に危険。
稀に黒い個体がおり、通常のものより鱗は硬く、また爪には毒があり危険だが、その分高値で取引される。
オーガ Bランクモンスター
身長3~4メートルの巨人族。人間の倍ほどもある体躯はほぼ例外無く分厚い筋肉の鎧に覆われており、打撃も斬撃もその強靭な筋肉に防がれてしまう。
魔法による攻撃も、単純な肉体の耐久力で抵抗されることも多く、槍や弓矢など一点に力を収束できる攻撃が有効とされているが、それも相手の筋肉の鎧を突破できる膂力あっての事である。
肉は食用に向かず、それ以外は薬などの素材として重宝される。
溶岩亜竜 Aランクモンスター
溶岩地帯に生息する亜竜、通称”ボルケーノ”。
1000度を超える溶岩の中を自在に泳ぐ水陸両生の亜竜で、それゆえ目撃情報は極めて少ない。討伐例にいたってはドラゴンよりも少なく、ここ数十年報告は無い。
溶岩を主な食料とするが肉食でもある為、近付くのは危険である。
口から吐く炎は2000度を超え、およそありとあらゆる生物を一瞬で消し炭にする事が可能。
背中の翼は空を飛ぶための物ではなく溶岩の中を泳ぐためのオールの様な物。
戦闘能力的には火竜と同等だが知能が低く、また飛ぶ事も出来ないので討伐難易度は火竜程ではないが、それでも危険な事に変わりは無い。
Aランクの中でも最高難度の魔物。
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【主人公情報】
《シン》(本名 シンドゥラ、転生前 藤堂勇樹)
性別 男
年齢 16歳(転生前 32歳)
身体レベル 不明
冒険者ランク 無し
職業
薬師(ギルド未所属のモグリ)
外見
身長 175cm
体重 80kg
短めに刈った黒いクセっ毛をツンツンと立たせたスパイキーショートヘア
精悍な顔立ちながらも柔らかい目元
小麦色の肌
服装
麻布製の長袖上下・ハンティングベスト・ミリタリーブーツ・フード付きのマント。
出身
港町タンギル(アトワルド王国領)
判明しているスキル
剣術Lv6
棒術Lv8
槍術Lv6
火属性魔法Lv7
水属性魔法Lv8
錬金術Lv9
神聖魔法Lv9
鑑定Lv10
詐術Lv5→Lv6(2章始め→2章終了時)
格闘術Lv6
加護
成長速度1.5倍:基本レベル及びスキルレベルの上昇速度が高い、ただし、上昇値そのものに差異は無い。
組成解析:物質に含まれる成分や素材を教えてくれる。また、鑑定の上位互換として扱われる為、鑑定レベルが上がれば魔法や武器・道具に含まれる効果や威力も解析できるようになる。ただし解析能力の高さは鑑定スキルに左右される。
必要条件:目的の為に何が必要か教えてくれる。例えば、目的の物品を作るために必要な材料は教えてくれるが、必要な量や薬品の配合率など、細かいことは教えてくれない。
称号
竜殺し
女神ティアリーゼの使徒
備考
外面は良いが基本、腹黒い。
転生前の記憶・人格のままなので、やはりどこかお人好しの部分は残っている。
戦争そのものに対して肯定も否定もしないが、そこで起きる人倫に悖る行為に対しては激しい憎悪を抱いている。
戦闘スタイルは基本的に正面からは相対しない。不意打ちをかけるか、口で挑発や油断をさせ、その後薬や魔法で始末、直接戦闘は最後の手段。
竜殺し、特にシンの”魔竜殺し”は現在シン一人のみ。
使徒である事を一般には隠しているが、神殿上層部にはバレている。ティアやエルダーと定期的に面会する為、大きな神殿には必ず立ち寄るようにしている。
────────────────────
【主要登場人物】
《ラドック》
性別 男
年齢 13歳
身体レベル Lv18→46
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
戦士
外見
身長 182cm
体重 94kg
威圧感のある体躯と意志の強そうな太い眉毛と鋭い目つき、口調もぶっきらぼうなので誰が相手でも第一印象はあまりよくない。
主だった所持スキル
剣術Lv1→3
備考
パーティの前衛、壁役。剣・盾・鎧のオーソドックススタイル。
3歳の頃に流行り病で母を、7歳の時に坑道の落盤事故で父を亡くし、孤児施設に引き取られる。
無口、そして同年代の子供達より大柄のため周りから避けられていたが、アデリアに声をかけられ、その後エイミーとニクスとも仲良くなる。
アデリアが好き。
《ニクス》
性別 男
年齢 13歳
身体レベル Lv17→45
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
槍使い→レンジャー
外見
身長 170cm
体重 67kg
目鼻立ちの整った顔、くすんだ金髪のショートボブ、落ち着いた言動や物腰のため、身なりを整えればそれなりの出に見える。
主だった所持スキル
槍術Lv1
レンジャーLv0→2
弓術Lv0→2
魔力制御Lv1→3
索敵Lv0→2
備考
シンによってパーティのリーダーに就任、4人の頭脳担当であると同時に良心。
苦労性な一面があり、シンにある意味一番気にかけてもらっている……ハズ。
エイミーが好きらしい。
《エイミー》
性別 女性
年齢 13歳
身体レベル Lv16→45
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
格闘家
外見
身長 166cm
体重 57kg
栗毛のショートカット
厚手の麻で作られた道着っぽい長袖の上下に金属製の手・足甲を着けているため、日中、肌の露出はほとんど無い。
夜になるとハーフスパッツとフィットネスブラのような、ほぼ下着姿。
主だった所持スキル
格闘術Lv1→3
備考
パーティのアタッカーにしてムードメーカー。
誰に対しても物怖じしない性格だが、計算高い一面も持つ。
4人の中で1番シンとは気さくに会話をしていた人物。
《アデリア》
性別 女
年齢 13歳
身体レベル Lv13→42
冒険者ランク Fランク→Eランク
職業
魔道士
神官見習い
外見
身長 153cm
体重 43kg
腰まで伸びた艶やかな黒髪の、保護欲をそそる子犬系美少女。
若干幼児体型。
主だった所持スキル
神聖魔法Lv2→3
火属性魔法Lv1→2
水属性魔法Lv0→1
風属性魔法Lv0→1
土属性魔法Lv0→1
魔力制御Lv1→5
備考
幼い頃に孤児施設に引き取られ、当時神殿の責任者だったジュリエッタの目に留まり神官見習いとして修行する。
早くから神聖魔法が使えるようになっていたが、坑道の落盤事故でジュリエッタ・ヘンリエッタと共に救出活動に赴いた時、ジュリエッタが2次災害に巻き込まれ目の前で死亡、その事がトラウマになり、大事な時ほど魔法の発動が失敗するようになる。
現在その問題は解消され、解決してくれたシンに対して絶対的な信頼を置いている(恋愛感情は無い、頼りになる兄?)
シンの指導により色々飛びぬけた才能が芽吹いているが、その芽が大きく花開くのはもう少し先の話。
《ヘンリエッタ》
性別 女
年齢 18歳
身体レベル Lv20
冒険者ランク 無し
職業
神官見習い
外見
身長 160cm
体重 48kg
主だった所持スキル
神聖魔法Lv3→4
魔力制御Lv2→5
備考
ジュリエッタとユーリの孫娘、幼い頃からジュリエッタと共に神殿勤めをしているので世間知らずな一面があるため人の悪意に疎く、その為今回の騒動に巻き込まれることに。
《リオン》
種族 森エルフ
性別 男
年齢 不明
身体レベル Lv150前後
冒険者ランク Aランク
職業
鉱山都市バラガの冒険者ギルドマスター
外見
身長 180cm
体重 72kg
主だった所持スキル
火属性魔法Lv2
水属性魔法Lv3
風属性魔法Lv6
土属性魔法Lv4
剣術Lv3
弓術Lv5
備考
大地の魔竜メタリオンの作り出した、森エルフの身体を模したゴーレム。
遠隔操作ながら、メタリオンの意識とリンクしている為動きに不自然なところは無い。
人間社会に興味を持ったメタリオンが250年ほど前に、帝国の冒険者ギルド本部にOHANASHIして経歴を作ってもらい、その後バラガの冒険者ギルドでギルドマスターを続けている。
美味い酒と綺麗な宝石が大好き。
《ヴァイス》
性別 男
年齢 33歳
身体レベル Lv115
冒険者ランク Bランク
職業
剣士
外見
身長 185cm
体重 92kg
主だった所持スキル
剣術Lv5(片手剣)
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのリーダー。
真面目な性格、元々は某国の騎士。
溶岩亜竜との戦闘で死亡。
《ヘルムート》
性別 男
年齢 30歳
身体レベル Lv110
冒険者ランク Bランク
職業
戦士(鎚使い)
外見
身長 2m
体重 120kg
主だった所持スキル
両手武器Lv5
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
寡黙な戦士、口癖は「……ん」
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり死亡。
《ガロン》
性別 男
年齢 28歳
身体レベル Lv108
冒険者ランク Bランク
職業
格闘家
外見
身長 175cm
体重 75kg
主だった所持スキル
格闘術Lv5
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
がさつで言葉使いは悪いが面倒見はいいタイプ。
シンとエロスライム話で盛り上がり、女性陣にゴミのような扱いを受ける。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり死亡。
《アレックス》
性別 男
年齢 35歳
身体レベル Lv110
冒険者ランク Bランク
職業
魔道士
神官
外見
身長 170cm
体重 78kg
主だった所持スキル
神聖魔法Lv6
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
元神官の冒険者。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり死亡。
《ヘルガ》
性別 女
年齢 24歳
身体レベル Lv105
冒険者ランク Bランク
職業
魔道士
外見
身長 158cm
体重 45kg
主だった所持スキル
火属性魔法Lv6
風属性魔法Lv2
魔力感知Lv6
鑑定Lv6
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
独特の喋り方。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり男共の玩具に。
一矢報いるも反撃に遭い死亡。
《ミューラ》
性別 女
種族 陸エルフ、海エルフと呼ばれる事もある。
年齢 57歳
身体レベル Lv128
冒険者ランク Bランク
職業
レンジャー
魔道士
外見
身長 175cm
体重 60kg
主だった所持スキル
レンジャーLv5
水属性魔法Lv4
弓術Lv5
剣術Lv3
備考
リオンがオーガ討伐の為、別の街から呼んだBランク冒険者パーティのメンバー。
独特の喋り方。
お姉さん口調で、パーティの中でシンに一番興味を持っていた。
溶岩亜竜との戦闘後、カドモスの罠にかかり男共の玩具に。
逃亡を図るも失敗、死亡。
《じいさま》(本名 ユーリ・バイデン)
性別 男
年齢 65歳
身体レベル 不明
冒険者ランク 無し
職業
屋台の店主
鉱山都市バラガの前・都市代表
備考
鉱山都市バラガの前・都市代表で、現在も街の首脳陣に強い発言力を持つ(行使はしない)。
リオンとは若い頃からの知り合いで、その正体にも気付いている。
何年も都市代表として働いていた事もあり、人物鑑定には定評がある。その為シンが色々とアンタッチャブルな人物なのにすぐに気付く。
しかし、遠ざけるよりも味方につけた方が絶対に得だと考え、結果、今回の騒動においてバラガの一人勝ちを手にした影の功労者。
ヘンリエッタの事になると暴走する。
大地の魔竜メタリオン
ファンダルマ山脈の支配者にして”剛力無双”の2つ名を持つ、現存する魔竜の中でも最強の一角。
人間達に興味を持っており、森エルフの姿をしたゴーレム(リオン)を作り、バラガの街でギルドマスターをしている。
酒と宝石が大好き。
エルダー曰く、本体(精神)は物腰の柔らかい”巨乳美女”。
脳筋。
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【その他登場人物】
ジュリエッタ
年齢 故人(神域においての外見は20代)
元々敬虔な女神の信者だったが、じいさまとの間に作った3人の子供を成人させた後、孤児院を作って福祉に力を注いでいた。
当時、都市内にあった神殿は小規模で、神官一人と信者のボランティアという形で運営されていたが、神官が体調を崩してしまい故郷に帰ることになった。その時ジュリエッタが神官代理として神殿を取り回していたが、それを見ていたティアに見初められ、死後、ティアの側付きとなることに。
ティファニア
年齢 60代
元メルキス神聖王国の司教でNO.3。
シンがヘンリエッタの教育係として呼んだ女性。
ジュリエッタとは古い友人らしく、神域でジュリエッタと再開した時には生々しい女子トークでシンの精神を削る。
オットー&ジゼル
お互い神官の夫婦、20代後半
2人ともティファニアの弟子で付いて来た、使徒であるシンのファン(というか基本的に神殿関係者は全員使徒のファン)
セオドア・バイデン
じいさまの息子でヘンリエッタの伯父
バラガの現・都市代表
温和な印象を受ける好人物だが、都市代表という肩書きと強い責任感のため猜疑心が強い。その為、素質のありそうな孤児を鍛え、個人的な裏の活動組織を作っている。
あくまで街の為の組織であり、私欲の為ではない。
カティア
セオドアの屋敷に勤めるメイド兼密偵(暗殺者)
孤児施設出身、暗殺者としての能力は低くは無いが、あくまでバラガを基準とした場合であり、国家機関のそれと比べると実力は足りていない。
ジュドー
セオドアの執事、セオドア子飼の裏組織の統括。
セオドアへの忠誠心は高いが、能力的にはカティア同様それほど高くは無い。
セシリー
冒険者ギルドの受付嬢 22歳
ラングリッジ
傭兵国家カドモス国王にして元ランク指定外冒険者
フォルト
傭兵国家カドモスから派遣されてきた部隊の隊長。
ウェルネス
ハルト王国から派遣されてきた青鱗騎士団・副団長。
密偵さん
1章にも出ていたアトワルド王国の密偵
正体は帝国のスパイ
アンドレア・バラガ
300年前、鉱山都市バラガを作った山師。
ファンダルマ山脈が国家の施政下におかれる事を嫌う大地の魔竜に、鉱山より採掘されたその年最高の宝石を使った細工、もしくは金銀で作った精緻な細工物を貢物とする代わりに、国の支配を受けない街づくりの許可を貰う。
それを交渉材料として大商人の融資によって鉱山都市バラガを作り上げた。
聖竜王ブライティア(ヴリトラ)
聖竜と崇められた竜王にして光輝の魔竜。
1000年前、暴虐の限りを尽くす勇者を誅するため戦いを挑むが敗北、その事が原因で邪竜ヴリトラに転身、他の魔竜を喰らい力を手に入れるも、憎き勇者は既に他者の手におち、その後は全てを呪いながら自身を滅ぼしてくれる真の勇者を待ち続けた。
3年前にシンとの戦いで正気を取り戻すも、自身のけじめとシンに宿った呪いを鎮めるために死を選び、現在は竜宝珠のままシンの身体で眠り続ける。
イグニス
文中にのみ登場、シンの師匠らしい。
シン曰く、ヒゲ面の筋肉紳士とのこと。
魔竜であるリオンが”様”付けする人物。
────────────────────
【薬品】
超人剤 虹色
効果
3分間、あらゆる身体機能(速度・筋力・脳の処理速度等)が3倍になる。
副作用として、薬が効いている間は理性のタガが緩み、凶暴性が増す。
備考
全身の筋肉を酷使した副作用としてその後4半日(約6時間)、その反動からか筋肉の働きが著しく低下する、そのため──色々と垂れ流す地獄が待っている。
激臭剤
効果
濃度の濃い、腐卵臭とアンモニア臭が混じった臭いによって、鼻と目を使い物にならなくする臭気爆弾?
冷却剤
効果
生物に振り掛けると、水分を使った気化冷却によって急速に周囲の温度を下げる。
死者の苗
生物の体組織を壊死させる猛毒の粉、通称人食いバクテリア
効果
粉に触れた箇所から急激に浸透して行き、やがて血管を伝って全身に毒の効果を行き渡らせる。肉体が壊死しているにも拘らず死には至らず、やがて脳組織も侵されると、生ける死者の如く、その心臓を破壊されるまで周囲に破壊を撒き散らす。
そして、この毒に侵された者に傷つけられた者も同様の症状を引き起こす。
通常の毒消しは通用せず、専用の薬か高位の神聖魔法、霊薬等、快復手段は限られており、被害の拡散を防ぐには対象を灰になるまで焼き尽くすしかない。
感染者はアンデットではなくあくまで生者なので、聖水や浄化の魔法など、いわゆる対アンデットの魔法やアイテムは効かない。
────────────────────
【アイテム】
ディヴァイン・パニッシャー 製作者 シン
炭化タングステンをふんだんに使ったガントレット。
炭化タングステンに微量の魔石粉を混ぜたガントレット本体は、装着者の魔力に反応してその強度を高め、攻撃力・防御力を共に上昇させる。
オーガの皮膚を使用した手袋は防刃・衝撃吸収に優れ、魔剣もしくはエンチャントのかかった武器でなければ傷つける事は出来ない。
加えて両腕に装着してあるアームシールド──聖盾は斥力場を発生させて物理攻撃の勢いを弱める他、攻撃魔法の威力も減衰させる。
拳を握ると拳頭に出来る突起部分、ここに付与された魔術殺しが発動すると、魔法障壁や防御魔法を切り裂くことが出来る。
(アラルコンとの戦闘時、風の結界に悩まされたシンが作った対抗策)
見た目はバカっぽいとは共通の見解だが、性能自体は国宝レベル。
ブローニングメイス
三角形の分厚い鋼板を8枚、放射状に張り合わせたような形状の出縁戦棍。
エルダートレントの枝が使用された柄の持ち手の先には宝珠がはめられており、術者が行使した魔法の威力を増幅させる能力がある。
また、魔力展開によって発動する「インパクター」は、メイスの攻撃が命中した瞬間、反対側の出縁の先端に開いた銃口のような穴の中で風爆を発生させ、相手に追加攻撃を行う。
出縁部分は炭化タングステン製。
エレクトロエッジ
オリハルコンとチタンによる合金製、刃渡り60cmの二振りの小太刀。
刀身は薄く金色に輝き、魔力展開をする事によって電撃を纏う。
魔力量によって電撃の威力は変化し、刀身に触れただけで相手を感電による行動不能状態に持ち込むことも可能だが、当然消費魔力量は大きい。
当然、相手を斬りつける方が効果は高く、胴体に突き入れることが出来れば、場所によっては心臓麻痺を起こせる。
相手の体内で2つの刀身を重ねて発動させる必殺技”爆殺”は、魔力を大量に消費するものの、体内を6000度以上の高温で焼き尽くす。しかし一度発動させると刀身に「す」が入り、自己修復魔法による1週間の使用禁止状態になる。
ドラゴンテイル
全長4メートルの両手用長柄打撃武器、狼牙棒。
150センチもある円柱状の鎚鉾部にはいくつもの円錐が生えており、攻撃を受けたものはその重い打撃以上に円錐による刺撃で肉体の損壊を強いられる。
持ち手部分と鎚鉾部の間の柄の部分は非常に撓る造りになっており、武器と打ち合うのではなく、相手の体を狙う、または複数の敵を薙ぎ払うための武器。
鎚鉾にはブローニングメイス同様、噴出口が各所に設けられており、魔力展開による「スラスター」を発動することで、攻撃速度の上昇、または振りぬいた後の逆噴射による姿勢制御で切り返しも容易に行える。
ニルヴァーナ
鋼とミスリルの合金で鍛造されたバスタードソード。
剣身には浄化の魔力が込められており、基本は対アンデット用の武器であるが、装備するだけで魔力展開による身体能力強化と同等の効果が付与される、更に自身の魔力展開による身体能力強化の重ねがけが可能。
その為、慣れるまでは速度に振り回されるだろうが、超高機動戦闘が可能。
パイルハンマー
俗にリカーブボウと呼ばれる洋弓。
上下のリムはドラゴンの肋骨、ハンドル部は尾骨をそれぞれ加工したものを使用、腸から抽出した繊維を束ねた糸を張るこの弓は力任せに引くことは出来ず、魔力展開で弓に魔力を通すことで初めて引くことが出来る。
1mに満たないコンパクトなサイズながら、素材のおかげでクロスボウより高い貫通力を持つこの弓の真価は、アタッチメントの振動吸収具を取り付けた時に発揮され、その状態の時はしなりも更に大きくなり弩砲並の威力を出すが、発射時の加速に耐えるために矢は胴体部が金属製の物を用いる必要がある。
杭打ち器の由縁である。
エアライダー
空飛ぶマント。
ドラゴンの皮膚と特殊な液体に浸したワイバーンの翼膜を何重にも張り合わせ縫い上げたマント。
装備するだけで身体に掛かる重力を半減させ、魔力展開すれば飛行が可能、その高度・速度は消費魔力に比例する。また、魔力展開時に自動で発動する風の結界により下からの攻撃も防いでくれる、威力は速度同様、展開魔力量に比例。
遠距離からの攻撃手段を持っていれば、魔力が続く間は上空からの一方的な蹂躙が可能という無慈悲なアイテム。
鑑定球
鑑定スキルLv10の能力が付与されているマジックアイテム。使用者が魔力を流すと、鑑定球に触れている相手のステータス情報を詳らかにする事が出来る。
備考
このアイテムが存在する限り、シンが冒険者ギルドに登録することは無い。
ナパームジェル
スライムの身体から作る吸水性抜群の粘液にガソリンを染み込ませた非人道アイテム。
備考
粘液の中に鉛の板を仕込み、溶けた鉛が被害者の身体にへばりつくというオマケ付き。
聖竜の鱗
聖竜王ブライティアの鱗。
何者も寄せ付けない、斥力場を展開させる魔力が込められた聖竜の鱗。
斥力場が無くても鱗単体で鋼に匹敵する
竜鉱石
魔竜の鱗や外皮、角などを形成する物質。
魔竜のもつ膨大な魔力と炭素・珪素物質を融合した物で、その特性は各魔竜によって異なる。
アルマーナの花
周囲のアンモニア──刺激臭を吸収して別の良い香りを発生させる、天然の芳香剤。
この花が出す香りには虫除けの効果もある。
シュガル
サザント大陸の南側で栽培されている多年草の植物。
短期間で4メートルほどに成長し、節くれ立った固い茎の中には砂糖の原料となる甘い液体が詰まっている──異世界サトウキビ。
シンが品種改良を行ったものは、採れる砂糖の量は少ないが生育期間が通常の種の半分で済むため、手間はかかるが年間での総収穫量はこちらの方が多い。
────────────────────
【魔法】
火属性
燭台
呪文
火精よ、我が示す先に導きの炎を、”燭台”
効果
任意の場所に炎を発生させる。
備考
火種になるものが無いのですぐに消える。
風属性
竜巻
呪文
風精よ、我が元に集い、我が意のままに踊り狂え、”竜巻”
効果
自身を中心とした半径10メートルの空間を高さ10メートルの暴風が襲う。
空間内を循環する風なので外にはじき出されたりはしない。
※鉄粉や鉄の破片を投げ入れると、サンドブラストのように中の対象を削り殺すコンボを作ることが出来る。
備考
とりあえず自身の周りを強力な風が舞っているだけと言えばそれまで。
土属性
砂塵化
呪文
土精よ、彼らの強固な結び目を解き、ただ一握の砂と化せ、”砂塵化”
効果
鉱物を砂状に破砕する。
土壁
呪文
土精よ、行く手を遮る壁を成せ、”土壁”
効果
周囲の大地を変形させて壁を作る、壁の硬度は形成に作られた地質に反映される。
備考
粘土遊び
呪文
土精よ、わが意のままに土塊よ動け、”粘土遊び”
効果
文字通り土石の形状を自在に操る魔法
空間魔法
吸界
呪文
我、世界に呼びかける、森羅万象を飲み込む虚空よ在れ、”吸界”
効果
任意の大きさの「何も無い空間」、通称”虚空球”を作り出す魔法。
発動中は虚空球に触れたもの全てを吸い込み続ける、異空間バッグの空間圧縮技術を流用しており、吸い込んだものは虚空球の内側へ送られ、外からは消えたように映る。
※ブラックホールのように周囲の物質を無差別に吸い込むのではなく、あくまで虚空球の効果範囲に入り込んだモノだけを吸い込む。
備考
吸い込んだものは全て魔法が切れた直後に解放されるため、周囲にソレを撒き散らす結果になる、欠陥魔法。
今回の件でシンの中では禁呪指定。
神聖魔法
治癒
呪文
天上の女神に我は請う、貴女の子に慈しみを、癒しの力を与え給え、”治癒”
(アデリアバージョン)
我らの大いなる女神ティアリーゼ、その力我が前に指し示したまえ、癒しの奇跡をここに、”治癒”
効果
致命傷にならない程度の傷を癒す。
備考
失われた血液は戻らない、重ねがけをしても致命傷を癒す効果は無い。
────────────────────
【魔物】
コボルト Fランクモンスター
全身を獣毛に覆われた、身長130センチ程の狼が直立した様な風貌の魔物。知能はあるが低い、集団行動を好み単独で行動するのは稀、犬頭とも呼ばれる。
自身の身を守るために、人から奪い取った衣服や皮製の防具を身に纏い、武器で武装している。素材として使える部分は少なく魔石も小さい。
スライム Fランクモンスター
ヌルヌルとした粘液の塊としか形容できない粘性生物。液体で構成されているため極度に乾燥を嫌い、普段は地中に浸み込み、水辺周辺か雨の日にしか地上に現れることは無い。
粘液状の体組織は特殊な酸をはらんでおり、動物だけ、あるいは植物、果ては金属だけを消化吸収し、活動エネルギーに変換する。
スライムというより「ウーズ」、 戦闘能力で言えばFランクの下のほうだが、厄介さで言えばDランクに匹敵する面倒くささ。
本体は真っ白な球体に血管のようなものが幾筋も這う、まるで瞳の無い眼球のようなものと、それに繋がる内臓のような器官で構成されている。
ジェル状の身体に潜んでいる間は透明になり、どこにいるのか分からない。
鎧ヤモリ Eランクモンスター(中~下)
体長2Mの大型ヤモリ。その名の通り外皮は鎧のような硬い鱗に覆われており、刃物による攻撃は通りにくい。弱点は目と比較的柔らかい腹部だが、目は素材として使えるので潰すのは御法度である。鱗は加工してスケイルアーマーの部品になる。
森の中を生息地とするがジメジメした所を嫌い、陽が当たり、自身の体が登れるほどの大木と身を隠せる大岩が転がっている地形を好む。
巨体に似合わず動きは俊敏で、主な攻撃手段は体当たりと小さいながらも鋭い爪、また、唾液は強い酸を帯びており噛まれると非常に危険。
稀に黒い個体がおり、通常のものより鱗は硬く、また爪には毒があり危険だが、その分高値で取引される。
オーガ Bランクモンスター
身長3~4メートルの巨人族。人間の倍ほどもある体躯はほぼ例外無く分厚い筋肉の鎧に覆われており、打撃も斬撃もその強靭な筋肉に防がれてしまう。
魔法による攻撃も、単純な肉体の耐久力で抵抗されることも多く、槍や弓矢など一点に力を収束できる攻撃が有効とされているが、それも相手の筋肉の鎧を突破できる膂力あっての事である。
肉は食用に向かず、それ以外は薬などの素材として重宝される。
溶岩亜竜 Aランクモンスター
溶岩地帯に生息する亜竜、通称”ボルケーノ”。
1000度を超える溶岩の中を自在に泳ぐ水陸両生の亜竜で、それゆえ目撃情報は極めて少ない。討伐例にいたってはドラゴンよりも少なく、ここ数十年報告は無い。
溶岩を主な食料とするが肉食でもある為、近付くのは危険である。
口から吐く炎は2000度を超え、およそありとあらゆる生物を一瞬で消し炭にする事が可能。
背中の翼は空を飛ぶための物ではなく溶岩の中を泳ぐためのオールの様な物。
戦闘能力的には火竜と同等だが知能が低く、また飛ぶ事も出来ないので討伐難易度は火竜程ではないが、それでも危険な事に変わりは無い。
Aランクの中でも最高難度の魔物。
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