会陰イキ調教

たみしげ

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「んっ♡♡♡くぅ♡♡♡うぅ~~っ♡♡♡♡」

富豪の屋敷に戻ってきた翌日、男は燕尾服を着て飼われていた。
高級感のあるカーペットの上にイボのついた浅い台が設置され、男はそれを跨いで膝をついている。腰を落とせば股にイボが食い込むことになるが、それは禁じられている。男は首輪をつけられて、そのリードは台に繋がっているため立ち上がることもその場を離れることもできなかった。
更には男の股下を一本の細身の紐が通っていて、主人がそれを気紛れに引くと紐が持ち上がり男を苛んだ。

「はぁっ♡♡♡あぁっ♡♡♡んっ♡♡♡」
「まだ落としちゃだめだよ」
「っ♡♡♡は、ぃっ♡♡♡」

紐で会陰を擦られると、そこがじんじんと疼いて体に熱が溜まっていった。もっと弄って欲しいという考えで頭がいっぱいになる。この熱を解放したくて、ご主人様に媚を売りたくて見上げると、主人は男が焦れて堪らなくなっている様子を堪能するようにただ見ているだけだった。
ペットが玩具と戯れるのを愉しむようなその様子に、このままだらしないオブジェとして放置されるのを察して、その惨めさにに男の体がゾクゾクと粟立った。
かつてはそう躾けられたことが屈辱で、どうにかして逃げ出しまともな生活を送ることばかりを考えていた。
今はもうそんな事は考えられない。逃げ出して、こうして虐めてもらえなくなることの方が怖かった。

「ご主人さまぁっ♡♡♡あぁっ♡♡♡んぅ♡♡♡」

また紐をクンッと引っ張られ、ピンと張った紐が疼いて堪らない会陰に食い込む。電流のような快感に「はぅぅっ♡♡♡♡」と声を上げ、細い紐にもっと擦ってもらおうと反射的に腰を振ったが、すぐに紐を垂らされて許してもらえない。
切なさに「ひっ……♡♡ぅ……♡♡」と啼きながら腰を揺するのを止められない様を主人に晒すしかなかった。

昨日も結局、最初に靴の先で少し弄られただけで、それ以上の刺激を与えられていない。お仕置きと調教の果てに会陰を揉みしだかれながらピクピク震えてイっている前立腺を潰してほしい。

「んっ……♡♡ぐぅ……♡♡」
「じゃあ少し席を外すけど、勝手に自慰行為したら駄目だよ」
「えっ、そん、な……ぁっ♡♡♡んっ♡♡♡♡」

主人が紐をぐいっと引っ張って、グリグリと股に食い込ませた。先ほどまでより強い刺激にビリビリと前立腺が痺れて、男のアナルはぎゅう♡と締まり、甘イキさせられてしまった。

「っ♡♡♡♡くぅ♡♡♡♡♡」
「ほら。ここにカメラ置いてくから。言うこと聞けなかったら1週間は焦らしプレイで躾直しするよ」
「はっ♡♡♡あっ♡♡♡やっ♡♡♡」
「満更でもない顔で嫌がってもねぇ。あとこの紐はランダムでここ虐めるようにしておくから」

そう言って主人はテーブルに紐を自動で巻き取る機械をセットした。言葉通り、紐を巻き取る動作、緩める動作はランダムでその速度も不定のようだった。

「あっ……♡♡あっ……♡♡やぁぁっ♡♡♡♡」

ゆっくりと紐が撓んでいったかと思うと、ギュルギュルと巻き取られてピン、と張られる。

「ちゃんと楽しめそうだね。戻ってくるまでそれで遊んでるんだよ」
「っ♡♡♡ん♡♡♡はい♡♡♡ご主人様♡♡♡」

「良い子だね」と頭を撫でて主人は部屋を出ていった。

「っ……♡♡ぁ……♡♡あぅんっ♡♡♡♡ぁっ♡♡♡いぐぅっ♡♡♡甘いきっ♡♡♡♡いぐっ♡♡♡♡」

男が1人放置されて嬌声をあげながらどれだけ強請っても、その日の日中は気紛れな紐に弄られる以上のことをしてもらえはしなかった。










「っ……♡♡ん……♡♡ふぅ……♡♡♡」

黒い燕尾服のパンツの前をぐっしょりと湿らせて、快感にガクガクと腰を振りながら膝立ちで男は耐えていた。
窓の外は暗く陽も落ちたところで、ようやく主人は部屋に戻ってきた。
両手を床について、上体は前に倒れていたが、腰を台に下ろす事はなかった。

「うん、良い子。我慢できて偉かったね」
「はっ……♡♡♡あぅ……♡♡♡」

伏せられた頭を撫でられると、男は体を僅かに起こして主人を視認した。
主人は再会して以来1番愉しそうな笑みを浮かべて、男の耳元で囁いた。

「ご褒美、あげなきゃね」
「っ~~♡♡♡♡っ♡♡♡♡」

その言葉だけで、男はお尻の穴をきゅうぅ♡♡と締め、体の熱が会陰と前立腺に集まるのを感じて軽くイってしまった。
震えている男の体に追い打ちをかけるように、主人は四つん這いのようになって上げられた男の尻の、割れ目あたりを指先でなぞった。

「ひぃ……♡♡♡ん………♡♡♡」
「ここ準備はできてるよね?」
「して、ますっ♡♡♡」

燕尾服の尾てい骨のあたりに目立たない黒いファスナーがついていた。この屋敷の執事達の服には皆似たような仕掛けがついている。
主人はそれをジーッと下ろすと、肌色の尻たぶが顕になった。黒い紐のような下着が肌にまとわりついているが、肛門も陰茎も丸見えになる形のそれは何も隠せていない。

「ぁっ♡♡♡あぅ♡♡♡」
「綺麗になってるね、ちゃんと」

開いた燕尾服の穴から覗く肛門を主人は指先で挟んで広げた。桃色の肉が収縮しようと逆らいながらも開かれて、一度解され広がる様を観察される。
幾度となくそうされて、もっと恥ずかしい目にもあったことがあるのに、主人にされるのが久方ぶりなせいか、男は堪らない羞恥心に襲われた。

「はぁ……♡♡♡あ……♡♡♡」
「可愛いアナルだね。この穴も全部俺のものなんだよね」
「っ♡♡♡♡くぅぅ♡♡♡♡はいっ♡♡♡♡ご主人様の、ものですっ♡♡♡♡俺の、ぉっ、お尻もっ♡♡♡ぜんぶ、ぅっ♡♡♡♡」

肉穴に人差し指と中指を浅く挿入されて、ぐにぐにと広げられる。更に会陰をスリスリと撫でられて、尻を押しつけるように持ち上げながら射精してしまった。

「っ♡♡♡♡んぐ♡♡♡♡」
「はは。前よりイキやすくなってない?」

主人は絶頂してビクビク震えているアナルに、細長いプラグを押し当てた。潤滑油を流し入れてアナルの中も同時に濡らしながら押し込んでいく。
熟れて切なさに締まっていた肉穴の中をズリズリと擦りながら挿入されて、男は快楽に泣きながらプラグをアナルで締めつけた。

「っ♡♡♡♡ん゛♡♡♡♡」
「これだけじゃないよ。体起こしてね」
「んぎゅぅ♡♡♡♡く、ぅん♡♡♡♡」

前立腺に当たるよう調整されたプラグを締めながら上体を起こされて、快楽に膝はガクガクと震えていた。

「ぁっ♡♡♡あぅ♡♡♡」
「蕩けて気持ちよさそうな顔。じゃあ、腰落として良いよ」
「んっ♡♡♡へ、っ♡♡♡」

精悍で女性にもそれなりにモテてきた顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしながら、男は主人を見上げた。
主人はうっそりと笑って同じことを繰り返す。

「聞こえなかった?腰を落として、イボイボに股押しつけて、グリグリ擦って良いよ」
「っ♡♡♡♡んっ♡♡♡♡くぅ、ぅ、んっ♡♡♡♡♡♡」

お尻のプラグをぎちぎちに締めながら、男は切なくじんじんと疼く会陰を台のイボに押しつけた。快感に前立腺を前後から殴られて、ボロボロと涙を流して悦がった。プシャッと潮を漏らして、股から液体が滲んで滴っていたが、それすら分からずに前後に腰を振って自ら会陰を虐める。

「んっ♡♡♡♡たしゅけっ♡♡♡♡いぐっ♡♡♡♡いぎましゅ♡♡♡♡んぐっ♡♡♡♡ごしゅじんしゃまっ♡♡♡♡いぐっ♡♡♡♡んぐぅっ♡♡♡♡またいぎましゅっ♡♡♡♡」

お尻が絶頂してぎゅう♡ぎゅう♡と締まり、腰がブルブルと震えると会陰にグリグリとイボが食い込む。その刺激にまた絶頂感が襲ってきて、ヘコヘコと腰を揺すりながら何度も1人で絶頂させられる。
主人はだらしなく蕩けた顔を愉しんだかと思えば、男の背後に回って燕尾服から覗く肉穴がきゅん♡きゅん♡と必死にプラグを食む様を眺めたりした。
徐に穴からはみ出たプラグを摘んで引き抜いては、更に奥まで押し込むと、男は声を上げて頭を振り、背を仰け反らせて絶頂した。
そうすると主人は「よくできました」と言わんばかりに男の頭を撫で、プラグを指先でトントンと叩いてまた男を悦がらせる。

「あぅ……♡♡♡ぅ、ん……♡♡♡」

度重なる絶頂に男の腰振りが疎かになると、主人は今度は台座のスイッチを押した。

「んぁっ♡♡♡♡あぁぁぁっ♡♡♡♡これぇっ♡♡♡♡」

台のイボイボがブルブルと振動して男の会陰をぐにぐにと揉みしだいた。突然襲ってきた強い刺激に、男はビクビクと体を痙攣させて、快楽から逃れようと腰を浮かせようとする。しかし主人がそれを許さず、足を開かせて男の会陰を台に押しつけた。

「あうぅぅっ♡♡♡♡ い、ぐ♡♡♡♡もっらめっ♡♡♡♡これらめぇっ♡♡♡♡ごめんなしゃっ♡♡♡♡ごしゅじんしゃまっ♡♡♡♡ごめんなしゃっ♡♡♡♡」
「どうして謝るの?ご褒美だよ?ずっとこうして欲しかったんだろ?」
「んぉっ♡♡♡♡ぉっ♡♡♡♡ほし、かったっ♡♡♡♡これぇ♡♡♡♡らめに、なゆ♡♡♡♡んふぅっ♡♡♡♡もっ♡♡♡♡これしか、できなくなぅっ♡♡♡♡」
「……ふふ。良いんだよ。もっとえっちになって、いつでもどこでも会陰とお尻虐めてもらうことしか考えられなくなろうね。どうやっておねだりして虐めてもらうかだけ考える飼い犬ペットになろうね」
「んっ♡♡♡♡んく♡♡♡♡ぅ♡♡♡♡♡」

主人の言葉が鼓膜を震わせて脳に届いていく。淫靡な多幸感に包まれて、男は泣きながら射精もせずに、お尻と会陰で絶頂した。

「っ♡♡♡♡ふぅ、ぅ♡♡♡♡」

だらしなく開いて涎が垂れる男の頬を主人の掌が支えた。唇を親指でなぞられて、口内に挿入される。舌を弄ぶように撫で押されると背筋をゾクゾクと快感が走り、アナルもきゅう♡と締めてしまった。
「くぅ♡♡♡♡ふぅ♡♡♡♡」と声を漏らしながら甘えるようにしゃぶると、褒めるように舌を弄られる。
恍惚として満たされる思いで、男は自ら腰を揺すり会陰を虐めながら、プラグを締めつけてアナルを慰めた。

「なり、ましゅ……♡♡♡♡ペットに、して、くだしゃ♡♡♡♡ぁっ♡♡♡♡」
「ふふ。どうやって普通の顔をして働いてたの?お尻とお股のことしか頭にないってあからさまな顔してるのに」
「んっ♡♡♡♡いわ、ないれっ♡♡♡♡ひぃ、んっ♡♡♡♡♡おっ♡♡♡♡」

イボに虐められている会陰をの下に潜んでいた紐を主人がピン、と引っ張った。
ぐにぃ、と押し込まれていっそう敏感になったところをドスドスと突かれて甘イキし続ける前立腺にジーンと響く。

「仕事中は平気だったの?」
「ぁっ♡♡♡♡っ♡♡♡我慢、できなくてっ♡♡♡♡して、ましたっ♡♡♡」
「してたの?どうやってたの?」

会社で切なさに負けて腰を揺すっていたこと、我慢できずにトイレで自慰にも至らない行為をした時のことが頭に浮かぶと、今与えられている快感が得難く感じて、つい味わうように腰を振ってしまう。

「あっ♡♡♡♡っ♡♡♡♡ん~~っ♡♡♡♡」

そんな慰め方をしていたことをご主人様に自ら話すことが恥ずかしくて堪らなかったが、隠せる訳も無く何度も掘り下げて詳細を語る羽目になった。
会陰が寂しくて切なかった話をすれば、紐を引かれ、腰を振らされぐりぐりと押しつけさせられる。
アナルを虐めて欲しかった話をすれば、プラグを抽挿されて肉穴を責められる。

悦がって泣かされて意識を失いそうになったところでようやく台座のスイッチは止められた。

「今日のところは落ちて良いよ」という言葉とほぼ同時に、男は眠りについた。

主人は後始末のために別の執事を呼び立てると、台にまたがって気を失っている男を見下ろした。

一度は逃れておきながら、もう二度と戻れないほどに堕ちて帰ってきた愛らしい玩具を欲望のままに調教していく楽しみに、思わず浮かべた笑みを目にした者は誰もいなかった。

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