7 / 40
7話
しおりを挟む
モンスター討伐を終え、ギルドに戻って来た俺達は新たなクエストを求め、掲示板を見た。
「んー、やっぱり難しいのしかないな」
「そうですね」
俺は頭をポリポリとかいて「これはどうしたものか」と悩んでいた。すると、窓口受付嬢のエイミーさんがこちらへと近づいて来た。
「どうしましたか、タケルさん」
「えー、難しいクエストしかないもので悩んでいるところです」
そう言うと、エイミーさんは一旦持ち場へと戻り、ゴソゴソと書類等を見てみる。そして、なにかを見つけたのかこちらに戻って来た。
「これはいかがでしょうか」
エイミーさんは一枚の依頼書を出した。
「内容はなんですか?」
エイミーさんはクエストの内容について話しはじめた。
「えーっとですね、リトル・グランドベアーを5体討伐という内容ですね」
まだ、冬眠から覚めたばっかりで空腹のため、凶暴ではあるが、非常に弱っている。
リトル・グランドベアーは名前通り小さい熊だが、普段は温厚であり、単体行動が多い。しかし、危険を察知してしまうと凶暴化してしまう。そのため、冒険者たちは不意打ちという形で討伐をする。
「これなら、俺でも出来そうですね」
「でも、ひとつ問題点があるんです・・・」
エイミーさんは少し深刻な顔をしている。
俺は若干のキメ顔で「どうしましたか?キリっ」みたいな感じで答えた。
エイミーさんはどう対処していいものか悩んでいる。
しかも、エマからの視線が痛い。
俺は恥ずかしさのあまり冷や汗が半端なく出た。
気を取り直し、俺は「どうしましたか」と答えた。
「普段は不意打ちという形で倒せるのですが、現在のリトル・グランドベアーは周りに異常なほど敏感でして、不意打ちはほぼ不可能です」
・・・え?じゃあ、無理じゃね!?と思っている俺に対して、
「その依頼やります!」
と答えるエマ。
「おい、エマ。ちょっといいか」
「え?なんですか」
そう言うと、俺はギルドの隅にエマ連れて行った。
「おい、なぜ受けた」
「だって、簡単そうじゃないですか」
「俺にとっては簡単じゃないんだよぉぉおお!!!」
俺は必死にエマに訴えかけた。しかし、
「いいじゃないですか。タケルはどうせユニークスキルのおかげでダメージ受けないんですから」
と、最もな意見で対抗してくる。
だか、ここで諦めたら男の名がすたる!!!!俺はそう思った。
「だ、だって、痛いだもん・・・」
「タケルさん」
「ん?」
「女々しいですね!」
この一言で俺の内なる魂に火がついた。
「なっ!!そのクエストやってやろうじゃないのぉぉおぉぉおお!!!」
少し、声が裏返った。
エマが「ふっ」と笑った。
「・・・タケルはチョロいですね」
「お、おい。今、聞き捨てならんこと言ったよな!?」
「いいえ、言ってませんけど」
「いや、言ったね!だって、俺の男テレパシーにビンビンと反応したぞ!」
「気のせいじゃないですか?」
「気のせいじゃなぁぁぁあああい!!!」
その後、このようなやり取りが数分続いた後、俺たちは迷宮(ダンジョン)の2階層へと潜った。
「んー、やっぱり難しいのしかないな」
「そうですね」
俺は頭をポリポリとかいて「これはどうしたものか」と悩んでいた。すると、窓口受付嬢のエイミーさんがこちらへと近づいて来た。
「どうしましたか、タケルさん」
「えー、難しいクエストしかないもので悩んでいるところです」
そう言うと、エイミーさんは一旦持ち場へと戻り、ゴソゴソと書類等を見てみる。そして、なにかを見つけたのかこちらに戻って来た。
「これはいかがでしょうか」
エイミーさんは一枚の依頼書を出した。
「内容はなんですか?」
エイミーさんはクエストの内容について話しはじめた。
「えーっとですね、リトル・グランドベアーを5体討伐という内容ですね」
まだ、冬眠から覚めたばっかりで空腹のため、凶暴ではあるが、非常に弱っている。
リトル・グランドベアーは名前通り小さい熊だが、普段は温厚であり、単体行動が多い。しかし、危険を察知してしまうと凶暴化してしまう。そのため、冒険者たちは不意打ちという形で討伐をする。
「これなら、俺でも出来そうですね」
「でも、ひとつ問題点があるんです・・・」
エイミーさんは少し深刻な顔をしている。
俺は若干のキメ顔で「どうしましたか?キリっ」みたいな感じで答えた。
エイミーさんはどう対処していいものか悩んでいる。
しかも、エマからの視線が痛い。
俺は恥ずかしさのあまり冷や汗が半端なく出た。
気を取り直し、俺は「どうしましたか」と答えた。
「普段は不意打ちという形で倒せるのですが、現在のリトル・グランドベアーは周りに異常なほど敏感でして、不意打ちはほぼ不可能です」
・・・え?じゃあ、無理じゃね!?と思っている俺に対して、
「その依頼やります!」
と答えるエマ。
「おい、エマ。ちょっといいか」
「え?なんですか」
そう言うと、俺はギルドの隅にエマ連れて行った。
「おい、なぜ受けた」
「だって、簡単そうじゃないですか」
「俺にとっては簡単じゃないんだよぉぉおお!!!」
俺は必死にエマに訴えかけた。しかし、
「いいじゃないですか。タケルはどうせユニークスキルのおかげでダメージ受けないんですから」
と、最もな意見で対抗してくる。
だか、ここで諦めたら男の名がすたる!!!!俺はそう思った。
「だ、だって、痛いだもん・・・」
「タケルさん」
「ん?」
「女々しいですね!」
この一言で俺の内なる魂に火がついた。
「なっ!!そのクエストやってやろうじゃないのぉぉおぉぉおお!!!」
少し、声が裏返った。
エマが「ふっ」と笑った。
「・・・タケルはチョロいですね」
「お、おい。今、聞き捨てならんこと言ったよな!?」
「いいえ、言ってませんけど」
「いや、言ったね!だって、俺の男テレパシーにビンビンと反応したぞ!」
「気のせいじゃないですか?」
「気のせいじゃなぁぁぁあああい!!!」
その後、このようなやり取りが数分続いた後、俺たちは迷宮(ダンジョン)の2階層へと潜った。
0
あなたにおすすめの小説
悪徳領主の息子に転生しました
アルト
ファンタジー
悪徳領主。その息子として現代っ子であった一人の青年が転生を果たす。
領民からは嫌われ、私腹を肥やす為にと過分過ぎる税を搾り取った結果、家の外に出た瞬間にその息子である『ナガレ』が領民にデカイ石を投げつけられ、意識不明の重体に。
そんな折に転生を果たすという不遇っぷり。
「ちょ、ま、死亡フラグ立ち過ぎだろおおおおお?!」
こんな状態ではいつ死ぬか分かったもんじゃない。
一刻も早い改善を……!と四苦八苦するも、転生前の人格からは末期過ぎる口調だけは受け継いでる始末。
これなんて無理ゲー??
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜
くまみ
ファンタジー
前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?
「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。
仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。
病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。
「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!
「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」
魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。
だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。
「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」
これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。
伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる