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「……かしこまりました」
リアーヌたちの言葉にメイドたちがすぐさま動き出し、リアーヌの元には入れ立てのお茶が。
そしてゼクスの元にはスプーンが差し出される。
それに手を伸ばしながら小声で小さく話し合う二人。
「ーー我ながら慣れって怖いと思います」
「……今日は無礼講だからなんでもありだよ。 ーーむしろこっちは無礼の指摘なんかで来ませんからね……?」
チロリ……とリアーヌにたしなめるような視線を向けたゼクスは、もらったスプーンでうなぎを頬張る。
「ーーすみませぬ」
ズズッと、お茶を啜りながら首をすくめるリアーヌ。
少しの間、自由に飲み食いをしていたゼクスたちだったが、流石に長すぎるとタカツカサ家の執事が夫妻に向かい大きな咳払いを披露したことで、再び会話が再開された。
「いやいや、すまなかったね? ……つい?」
「ごめんなさいねぇー?」
いまだ、どこかハートが飛び交っている夫妻からの謝罪に、リアーヌたちはクスリと微笑みながら答えた。
「夫婦が仲睦まじいことはいいことです!」
「私たちもあやかりたいものだね?」
「うふふふふー」
顔を見合わせ笑い合うリアーヌたちに、夫人は瞳を輝かせながら手を合わせた。
「まぁまぁ初々しいこと!」
「ふふふっ まるで見合い当日の我々のようじゃ無いか!」
「あら? ……私はあなたを一目見た時から目が離せなくなっていましたわ?」
「ーーそんなの私だって同じだよ……」
そっと手を伸ばし合う二人に、背後から「旦那様? 奥様?」と執事が声をかけ、二人の肩がピクリと跳ね上がった。
その光景を見て、リアーヌは(やっぱりアウセレの貴族も執事が一番最強なんだ……)と、少々見当違いの納得を見せていた。
「あー……その、失礼? ーーそうだリアーヌ嬢、そこまでアウセレが好きならば今度は美味い寿司を用意しようじゃ無いか! この港に集まる魚はどれも美味いぞ⁉︎」
ーー伯爵としては、罪滅ぼしも兼ねた話題転換の一つだったのだが、その内容があまりにもよろしくなかった。
「ーー寿司……」
「あなた……生ものは……」
困り顔でそう伝える妻に、伯爵はすぐにその口を自分の手で覆った。
そしてゼクスたちがなにかを答える前に素早く口を開く。
「いやすまない、失念していた……君たちの国は……」
そこまで言った瞬間、リアーヌがズズイッとテーブルの上に乗り出しながら「いただきます!」と元気よく答えていて、その隣ではゼクスが空を仰ぎ見て、その後ろではアンナとオリバーが遠い目をしていたのだったーー
リアーヌたちの言葉にメイドたちがすぐさま動き出し、リアーヌの元には入れ立てのお茶が。
そしてゼクスの元にはスプーンが差し出される。
それに手を伸ばしながら小声で小さく話し合う二人。
「ーー我ながら慣れって怖いと思います」
「……今日は無礼講だからなんでもありだよ。 ーーむしろこっちは無礼の指摘なんかで来ませんからね……?」
チロリ……とリアーヌにたしなめるような視線を向けたゼクスは、もらったスプーンでうなぎを頬張る。
「ーーすみませぬ」
ズズッと、お茶を啜りながら首をすくめるリアーヌ。
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その光景を見て、リアーヌは(やっぱりアウセレの貴族も執事が一番最強なんだ……)と、少々見当違いの納得を見せていた。
「あー……その、失礼? ーーそうだリアーヌ嬢、そこまでアウセレが好きならば今度は美味い寿司を用意しようじゃ無いか! この港に集まる魚はどれも美味いぞ⁉︎」
ーー伯爵としては、罪滅ぼしも兼ねた話題転換の一つだったのだが、その内容があまりにもよろしくなかった。
「ーー寿司……」
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困り顔でそう伝える妻に、伯爵はすぐにその口を自分の手で覆った。
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「いやすまない、失念していた……君たちの国は……」
そこまで言った瞬間、リアーヌがズズイッとテーブルの上に乗り出しながら「いただきます!」と元気よく答えていて、その隣ではゼクスが空を仰ぎ見て、その後ろではアンナとオリバーが遠い目をしていたのだったーー
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