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10話:パワープレイ
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さてやりますかね……
リオも困ってるし、何より二人の期待に応えないといけないな。
「モアイの光……」
これは任意の空間内にいる対象を石化させる第十位階魔法だ。
「「えっ……」」
客や店員の大半がその場で石化すると、二人はその光景を見て目を点にして辺りを見渡す。
「インフィニティシールド!」
これは任意の空間内に絶対無敵のシールドを貼る第十位階魔法だ。これで人が出入り出来ない状態にする。
「ブラインアウト!」
窓から覗かれない為の防止策で窓を黒い靄で塞ぐ。ここまでやれば見られる事もない。奪還開始だ。
「な、何これ?」
向こうの三人も困惑してしまっているようだが無理もないな。そのままリオのいるところまで近づき、三人と対峙する。
「どうも」
「ジン?」
石化していないのは俺達と四人とリオの元パーティ三人だけだ。
「やぁ君達がリオの元パーティかな?」
「な、何よあんた?」
「俺はジン。リオの今のパーティさ」
「そ、それが何?この石は私達のだから……」
全くビビりまくりじゃないですか。まぁこの感じからしてあの石はリオので間違いない。それとこの女随分匂うな。
「それはリオに返してくれないか?」
「てめぇ何腑抜けた事を……」
二人が立ち上がり俺に向かってこようとする。剣を向けて殺す気かって感じだ。
「グラビティーボール!」
これは第六位階魔法で、土の加護を持つ者なら、この世界の者でも習得者がいる魔法だ。
「グハッ……」
「体が……」
二人はその場で倒れ込み、地面に押し付けられる。物騒な物出して全く怖いね。安易に刃物を人に向けるなと教わらなかったのかな。
「この……炎の精霊よ集え……」
モコナは魔法を発動しようと呪文を唱える。こんな建物で炎の魔法とはマナー違反もいい所だ。燃えて火事になったらどうするんだか……
「ハマジク!」
任意の空間において魔法を一切発動できなくする、魔術師殺しの第十位階魔法だ。モコナの周辺のみに発動だ。
「なっ、魔力が……集まらない……」
この魔法を知らない人にやるとみんなパニくるんだよな。まぁ無理もないんだけど。
「手荒マネはしたくはなくてね~その石返してくれないかい?」
「この……」
立ち上がるその瞬間、モコナは足を滑らせて、手にある石をそのまま放りなげるんだよな。それでその石は俺の手元に来る。
「キャッ!」
そのまま足を滑らし俺の手元に石のペンダントが来る。
「おっ、ありがとう。しっかり受け取ったよ」
爽やかな営業スマイルを見せながらそれをキャッチする。手に取るとやはり魔力を感じる。しかもこの透き通り具合に、角ばっているこの感じは風のクリスタルの欠片だ。なんでこんな物持っているのか凄く気になるところだが話は後だな。
「リオ、他に取り返したい物はあるかい?」
「ないわ……本当に大事なのはこれだけだから……」
「ならはい。きっと君にはお似合いなはずさ」
「うん」
リオは俺から受け取ったペンダントを首に飾る。
「待て……」
「スタンボルト!」
「うっ……」
立ち上がりこちらに来たので、モコナの体を少し痺れさせる。これは風の加護を持つ者なら使える第四位階魔法だ。
「すっかり忘れてたよ」
国境を超える為の銀貨一枚、しっかり回収だな。ぶら下げている巾着袋から銀貨一枚を回収する。これで借金は回収だ。
「リオ、借金はしっかり返してもらったからね」
「あ、ありがと」
「それじゃあケチついたし他の店に行こうか」
魔法を解除し店を出た。
リオも困ってるし、何より二人の期待に応えないといけないな。
「モアイの光……」
これは任意の空間内にいる対象を石化させる第十位階魔法だ。
「「えっ……」」
客や店員の大半がその場で石化すると、二人はその光景を見て目を点にして辺りを見渡す。
「インフィニティシールド!」
これは任意の空間内に絶対無敵のシールドを貼る第十位階魔法だ。これで人が出入り出来ない状態にする。
「ブラインアウト!」
窓から覗かれない為の防止策で窓を黒い靄で塞ぐ。ここまでやれば見られる事もない。奪還開始だ。
「な、何これ?」
向こうの三人も困惑してしまっているようだが無理もないな。そのままリオのいるところまで近づき、三人と対峙する。
「どうも」
「ジン?」
石化していないのは俺達と四人とリオの元パーティ三人だけだ。
「やぁ君達がリオの元パーティかな?」
「な、何よあんた?」
「俺はジン。リオの今のパーティさ」
「そ、それが何?この石は私達のだから……」
全くビビりまくりじゃないですか。まぁこの感じからしてあの石はリオので間違いない。それとこの女随分匂うな。
「それはリオに返してくれないか?」
「てめぇ何腑抜けた事を……」
二人が立ち上がり俺に向かってこようとする。剣を向けて殺す気かって感じだ。
「グラビティーボール!」
これは第六位階魔法で、土の加護を持つ者なら、この世界の者でも習得者がいる魔法だ。
「グハッ……」
「体が……」
二人はその場で倒れ込み、地面に押し付けられる。物騒な物出して全く怖いね。安易に刃物を人に向けるなと教わらなかったのかな。
「この……炎の精霊よ集え……」
モコナは魔法を発動しようと呪文を唱える。こんな建物で炎の魔法とはマナー違反もいい所だ。燃えて火事になったらどうするんだか……
「ハマジク!」
任意の空間において魔法を一切発動できなくする、魔術師殺しの第十位階魔法だ。モコナの周辺のみに発動だ。
「なっ、魔力が……集まらない……」
この魔法を知らない人にやるとみんなパニくるんだよな。まぁ無理もないんだけど。
「手荒マネはしたくはなくてね~その石返してくれないかい?」
「この……」
立ち上がるその瞬間、モコナは足を滑らせて、手にある石をそのまま放りなげるんだよな。それでその石は俺の手元に来る。
「キャッ!」
そのまま足を滑らし俺の手元に石のペンダントが来る。
「おっ、ありがとう。しっかり受け取ったよ」
爽やかな営業スマイルを見せながらそれをキャッチする。手に取るとやはり魔力を感じる。しかもこの透き通り具合に、角ばっているこの感じは風のクリスタルの欠片だ。なんでこんな物持っているのか凄く気になるところだが話は後だな。
「リオ、他に取り返したい物はあるかい?」
「ないわ……本当に大事なのはこれだけだから……」
「ならはい。きっと君にはお似合いなはずさ」
「うん」
リオは俺から受け取ったペンダントを首に飾る。
「待て……」
「スタンボルト!」
「うっ……」
立ち上がりこちらに来たので、モコナの体を少し痺れさせる。これは風の加護を持つ者なら使える第四位階魔法だ。
「すっかり忘れてたよ」
国境を超える為の銀貨一枚、しっかり回収だな。ぶら下げている巾着袋から銀貨一枚を回収する。これで借金は回収だ。
「リオ、借金はしっかり返してもらったからね」
「あ、ありがと」
「それじゃあケチついたし他の店に行こうか」
魔法を解除し店を出た。
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