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昨日
私 2
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今日の彼はペースが早いというか、いつもより飲む。
「飲み放題にすれば良かったね」
「今日、ビール半分だけなのに?」
「私じゃなくて、」
「あー俺か 確かに、その方が安かったな。失敗した」
店員さんにお水を貰い、彼に渡すとそれを飲み干し、珍しく彼は机に突っ伏した。
「珍しく酔ってるかも」
「確かに、初めて見た」
「かっこ悪い」
小さな声で、彼がそう言う。
「いつも介抱してもらってるから、私がしてあげてもいいよ」
「いいよ。まだ1人で帰れる。送るよ」
彼はガバッと立ち上がるが、よろけて私に抱きつく形になってしまった。
心臓が煩い。
あれ?
私のだけじゃない?
「大丈夫?」
「俺の方が、かわいいって思ってるよ」
「飲み放題にすれば良かったね」
「今日、ビール半分だけなのに?」
「私じゃなくて、」
「あー俺か 確かに、その方が安かったな。失敗した」
店員さんにお水を貰い、彼に渡すとそれを飲み干し、珍しく彼は机に突っ伏した。
「珍しく酔ってるかも」
「確かに、初めて見た」
「かっこ悪い」
小さな声で、彼がそう言う。
「いつも介抱してもらってるから、私がしてあげてもいいよ」
「いいよ。まだ1人で帰れる。送るよ」
彼はガバッと立ち上がるが、よろけて私に抱きつく形になってしまった。
心臓が煩い。
あれ?
私のだけじゃない?
「大丈夫?」
「俺の方が、かわいいって思ってるよ」
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