巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第7章 冒険の始まりかもしれない。

7-25 この場で戦い続ける理由・・・?

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 何故かと言うと理由は二つあるのであった。



 一つは、ここで全員の戦闘経験の底上げと魔石の大量回収だ。 何故戦闘経験の底上げをするかと言うと、現在このパーティ内で異常に強い子達と普通の強さの子、そして弱い子達の三種類の子がいる。

 実際はその子達のレベルを底上げする為に行なっている。と言うのは建て前で今はほとんどリンカちゃん達の鬱憤うっぷん晴らしになっている。

 ちなみに異常に強い子達とは言わずとしれた数人で、弱い子達といっても実は普通の冒険者ではベテランクラスの強さである。あくまでこのパーティと言うよりファミリーの中での話だ。
 で、その弱い子とはレーネさんとキュリカさんの2人であった。ミーアと白王狼ハクオウロウのランに関しては、実は先程の二人よりも強いと言うより強くなっていた。とにかく成長速度が尋常ではないスピードなのだ。おそらくミーアとランの遺伝子にその答えがあるのだろうと思う、それにミーアの場合は感情が高まって獣人化したら、まだまだ強さは計り知れない。多分ここにいる中では2番目から5番目の中の強さだろうと思う。
 その中で、現状1番強いのは間違いなくリンカちゃんだと思う。なにせその強さはひと目で異常だと感じるほどであった。

 それで今現在、まだ戦闘に参加していないのはユウマだけである。

 みんなの話によると、俺の強さはもはや人外レベルどころか神様クラスまでいっている恐れがあるそうだ。

 実を言うとこの前の20階層でのボス戦で、1回だけ戦闘をしている。それはもうその時は、まあ、呆気なく倒してしまっている。状況としては俺のこの言葉から始めたと言うより、余りにも退屈すぎたからだ。
「みんな疲れてるだろうしこの部屋の情報もあるからさ、たまには俺に戦闘させて何の為に俺が来てるか解んないし暇だからさ。ねっお願い俺にも戦わせて」
 なにせここまでの戦いで、みんなも疲れてるだろうし、とりあえずここはユウマが一人で戦うと言って戦闘に入った。するとものの数秒と言うより一瞬で上級で高位魔獣モンスターのミスリルゴーレムを塵芥ちりあくたの様に粉砕して、そのゴーレムが纏っていたミスリルを錬金術でインゴットに変えてしまっていたのだ。

 ここのボス、ミスリルゴーレムの強さの情報では、普通の6人パーティが数時間かけてやっとの事で倒せる魔獣モンスターで、特にミスリルの装甲で覆われているので魔法は愚か剣術も効かない。
 なので耐久力戦となり、なかなか倒せずジリ貧の戦闘が続くのが普通である。ただそのミスリルゴーレムは魔力で動作しているので、一定以上の時間を戦闘し続けると魔力供給が低下して、動きが鈍く防御力も低下しだすので、そのスキをうかかがい倒すしかないはずであった。
 実際は、伝説級の武器か魔力特性もしくは遮断用の武器を使えばかなり楽に倒せる魔獣モンスターではある。

 だが、それを戦闘に入って直ぐに粉々にしてしまい、その戦闘で粉砕したミスリルも回収していたのにも驚かれた。 このときは、みんなから異常すぎる強さだと言われて、もう、戦闘には参加しない方が言いと止められてしまった。

 でもこのときユウマとしては、リンカちゃんも余り変わらない様に思えた。しかし、リンカちゃんでもミスリルゴーレムを、瞬時に粉砕してその素材を練成して回収するなんて事は、無理と言いはなっていた。

『いや、リンカちゃんでも倒せると思うけどな。絶対に、まあ練成とかは無理かも知れないけど、それ以外は・・・うん、絶対できると思うよ』
 などと言葉には出さず心の中で思っていた。

 レーネさんとキュリカさんも、ユウマの強さを、今まで一緒に行動して見て来た筈なのに、この時は二人揃って語ったいた。
「いえ、少し前から思っていたのですが・・・、ユウマ様の強さはまた一段と計り知れなく強くなっていて、あの、その強さも精製能力も異常で、おかしな事になっていると思っていますよ」

「ええ確かに、最初に会った時から今までの短い間に、ものすごく強くなってると思いますよ」

「そうなのすよ。ユウマ様もですけど、アリアちゃんも何故か強くなっているのですよ。しかも尋常ではない速さで、それに姫様も以前とは違いかなり強くなっております。 その、まだ2人には到底及びませんが、それでもかなり強くなっていると思いますよ」
 などと2人に言われたが、3人に共通しているのは魔眼ぐらいしかないのになと思っていると、ファルとフレイが、何かを思い出した様に声をかけてきた。
『あっ、それ多分《ウグウグ》私達の《もぐもぐ》せいだよ《ゴックン》』・・・《がつがつ、もぐもぐ》
『うん、間違いなくそうだと《もぐもぐ、ゴクン》思うよ・・・』・・・《ゴクゴク、もぐもぐ》

 敷物の中央部にユウマが以前遊び心で造ったちゃぶ台風のテーブルを置き、その上に並べていた手作りのお菓子を口に頬張りがら妖精の2人がそう答えたのだった。

 ちなみに不思議と、ここにいる全員はフレイとファルの妖精である姿を認識できているのであった。

 まあユウマとしては、最近は特に見えない方がおかしいのではと思うぐらいに、この妖精2人を確認できる人が多いと思う。

 だって逆に見えない人の方が少ないと思うし、確かに屋敷にいる数人の使用人達には見えて無い様なのだが、リンカを慕う二人の少女、カノちゃんとリリアちゃんはファルとフレイの妖精の姿は見えてないみたいだが、光の玉の状態と声などははっきりと認識しているみたいだった。

 城にいた時もシルフィーの家族と一部の人には見えていたし、逆に見えない人の方が貴重な存在なのではと思っていたぐらいだ。

 そしてもう一つのここに留まる理由は、何処いつまで戦闘を続けたらこのトラップと言うか状況が終了するのかを確認する為だそうだ。
 なにせ今後の対策や状況の確認でもあり、今の状況次第ではこの階層以下の階層の閉鎖、もしくは洞窟自体の破壊を行なう可能性があるそうだ。

 ただ上級冒険者としては上層の階層等は、素材集めと戦闘経験を積むには絶好の場所なので、破壊する事は無いとの事だが、場合によっては下位冒険者が間違いで入らない様にしょうがなく破壊する事も検討中だそうだ。
 なのでここも詳しく調べる必要があったのだ、なにせ情報が無い場所なので特にその情報が必要となる。
 それが二つ目に理由である。



 で、今現在はほとんど情報収集と言うより鬱憤うっぷん晴らしが、半分で戦闘を続けている状態であるのであった。


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