巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第7章 冒険の始まりかもしれない。

7-26 この子達の強さは異常。特に・・・?

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 で、今現在はほとんど情報収集と言うより鬱憤うっぷん晴らしが、半分で戦闘を続けている状態であるのであった。



 そして、この30階層で戦闘を続けて、もうかれこれ2日と半日は経っている。

 今の状況として、進化した状態のゴブリンが出現し出してから、今現在25種類のゴブリン種がいるのである。半分神であるらしい奴が出現しだした後から、もう直ぐ終わりかなと思っていたら、今度は半神であるゴブリンのデミゴッドシリーズが出現し出したのであった。
 なんなのこいつらと半分呆れて、今なお戦闘を行っている子達の方を見て思っていた。

 それに何人かの子達も飽きてきたのか、おのうので休憩を取りしつつ、自分のやりたい事をしだしたのである。なぜかと言うとデミゴッドゴブリンからの半分神であるゴブリンから始まり、デミゴッドボブゴブリン、デミゴッドマージゴブリン、・・・ウオーリア・・・ナイト・・・などと、今まで出現していたゴブリンの進化したシリーズと同じ様に、デミゴッドゴブリン何々などとして、その半神シリーズが進化して続いて出現しだしたのである。

 そりゃ、みんなも飽きてくるよな。それとは別にいまだ頑張って戦闘している子達もいるみたいだ。
 ちなみに俺も途中からは、余りにも簡単にやられていくゴブリン達を横目にしながら、自分でやりたい事を色々行なっていた。それに関しては後々お教えするとして、今は目の前の出来事と、これまで事をおさらいをしたい。

 前にも言ったがここまで来た者は、今のところ誰もいない。
 唯一30階層に偶然来た冒険者も戦闘は行ったみたいだが、疲弊しきっていたので途中で離脱しているのであった。
 まず、ギルドで聞いていた情報では次の通りだった。
 最初にゴブリンを倒してから四箇所にある魔性水晶を一箇所づつ破壊しようとしていたらしい。

 でも、その魔性水晶は簡単に破壊できなかったみたいだ。

 やっとのことで魔性水晶を一箇所破壊して、次にもう一箇所を破壊しているうちに、先程破壊した魔性水晶が再生する。
 そのあとに多数のゴブリンが出現してきて、襲いかかってくるという悪循環を繰り返していく。

 そして次の魔性水晶を破壊しても同じ様な展開になり、破壊して次に水晶が復活したら最初にいたゴブリンの倍が出現して、その次はその倍、次にはその倍となっていき三個目を破壊した時には、もう手に負えない程のゴブリンを相手にしなくてはならなくなった。

 それでそのパーティは最終的にゴブリンの数に圧倒されて、疲れきって途中で離脱しているらしい。まあこのボス部屋の内部で迷宮ダンジョンなどから離脱出来るアイテムを使用出来たのが、非常に幸運だったようだ。

 なので他のパーティ達も、何度もこの地下迷宮ダンジョンに挑んでいる。

 何回も挑んでいるのだが、この30階層よりと言うより28階層より下の情報がほとんど無い。なので行った者がいないと言う情報になっている。
 何故かそこまでの情報が無いのと、それとは別にここ最近数十名の冒険者が迷宮ダンジョンから戻って来ていないので、今その調査も行なう事になっている。
 まあ今のところ、その冒険者やパーティに関しての情報は無い、まあ行方不明になって数日ほど経っているので、その冒険者の探索とかは、しないのだが何かしらの情報か遺品らしい品物があれば、それを回収してギルドに提出する様になっている。

 そこで魔性水晶を破壊する方法は行なわず、必ず何らかの解除方法もしくは、トラップ発動の条件があるはずと言う事で、それを調査したいた結果、何らかの水晶のスイッチを見つけたのでそれを操作した。

 まあおそらくトラップが発動したと思う、何故かと言うと情報にあったゴブリンの数とはあきらかに違っており、すごい数で途方も無くゴブリンが出現しまくっているのが今の状態だ。

 まあ今のところは休みなしの状態で、まだゴブリンは出現し続けているのだが、今戦闘しているメンバーは別に疲れを見せたりはしていない。そのほかの子達も、別に疲れてはいないみたいだが、完全にやる気を失って違う事をしたりのんびりお菓子などを食べてくつろいでいる。

 普通ならこんな状態は、ありえないと思う。

 何故かと言うと、ある程度戦闘を行なった後は、交代で戦闘を繰り返していたし、それに中央部分にはシールド魔法で魔獣モンスターが侵入出来ないようにしている。なのでそのゴブリン達は見えない壁に阻まれ中心部には近づけないでいた。

 そしてその中心部から離れず戦闘を行なってる。その慌しい周囲を気にせず中心部では、敷物を敷きその真ん中にはちゃぶ台を置いて驚いてみているユウマをよそに、キュリカとメグミ、そして回復系職のミナとメイリーの四人は、休憩がてら仲良くお茶を飲んで楽しく話し込んでいる。もう戦闘はそっちのけである。

 あとロンも戦闘に飽きたのか、かなり前から端の方で岩を背に魔導書を読んでいる。

 それと先程から戦闘をしている子達を眺めて驚いているユウマの膝の上には、ミーアと白王狼ハクオウロウのランが休憩に来て、そのまま現在お昼寝中である。

 それで、今、目の前で戦闘を行なってる彼女達は、はたから見たらやはり異常な光景である。

 ちなみに先程から驚いているユウマは、その戦闘シーンでなくリンカちゃんとユアちゃんの持つ武器の方であった。

「しっかし何? あのリンカちゃんとユアちゃんの持ってる、物騒な武器は明らかに性能がおかしいと思うんだが? なんであんなことに」
 ユウマの前で仲良くお茶を飲んでいる子達に尋ねてみた。
「えっ、ああ、あれね。こないだユウ兄が錬金術だったけ? それでアリアちゃんに魔法剣マジックソードを作ってあげてたじゃない。その後リン姉達に何か頼まれてたでしょ」
「ああ、あれね。確か魔石の加工と上位魔石の製作を錬金術でする様に、お願いされたっけか。それが・・・どうしたの?」
「うん、あのね、あの時の魔石、えーと、魔導星霊石マジエントスターマインだったけ、それを元々持っていたリン姉のガンソードに、取り付けて改造したやつだよ」

 どうやらリンカちゃんの持つ武器は、元々持っていたのはガンゾードと言う種類の武器で、その武器の名前はハンドレットバッハと言い、ショットガンにマグナムを取り付けたような銃であって、その銃身は剣の様になっている。



 どうも詳しく聞いたら以前言っていたVRゲームでも似た様な武器を使用していて、その方が動き易いとかで、どうもその武器を頼んで作って貰ったみたいだ。


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