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第1章 異世界転移、始まりかもしれない。
1-1.巻き込まれて異世界召喚?・・・(修正版)
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この物語の主人公であるごく平凡な大学生・・・俺こと鳳 ユウマはある出来事に巻き込まれて異世界へ召喚されてしまった。
今まさにこの地球がある世界とはまったく違う世界へ、そういわゆる異世界に召喚・転移されようとしていた。
しかも死んだ訳でも無く・・・誰かにお願いされたり何かの条件で召喚された訳でもない。そう、ただ単純に巻き込まれただけだった。 そして、今いる空間から仕方なくと言うより、他の子達をほっとく訳には行かなくて、その娘達と一緒に他の星へ転移されようとしていた。
その転移される予定の世界では魔法が存在し使えるし、それに考えが追いつかない不思議な事が起きる世界だ。そのうえ色んな種族の人種が存在する世界だった。
その世界で自由気ままに人生を過ごす事になるのだが、それには色々な事に巻き込まれていくと言う、理不尽な人生を送りその先で関わった人の運命をかえる・・・主人公ユウマの旅が始まるのだった。
そして、主人公ユウマが巻き込まれて召喚され転移する原因となった。ことの始まりは・・・そう、ほんの少し前のある出来事が原因であったからでだ・・・・・・。
☆-☆-☆
ユウマはその日はたまたま夕食の買い物を済ませ、その時は何も考えずにいつもの帰宅コースから外れて学園都市の通学路を徒歩で帰宅していた。そこには授業や部活が終った学生が多数、道々会話をしながら帰宅中であった。
その帰宅途中で、突然!後の方から尋常でない悲鳴と車のスキール音が響きわり、なにが起きているか解らず慌ててうしろを振り返っていた。
するとちょうど俺の目に映ったのは、そう従姉妹の双子ちゃんである千草未菜ちゃんと結愛ちゃん、それと二人の親友で俺の家の近所に住む結城 唯香ちゃん達の3人の姿を目にしたのだった。
未菜ちゃんと結愛ちゃんは同じ様な格好でお団子ヘアーなのが未菜ちゃんでサイドテールで髪を纏めているのが結愛ちゃんである。それ以外が殆ど変わらず瞳の色と髪の色は茶色っぽいのが特徴のある双子だ。
それでその双子は俺の家で預かっていると言うより、殆ど一緒に住んでいる。双子の両親は2人が小さい時に事故で亡くなっているのでウチの両親が2人を引き取り、そえから一緒に住んでいたのだが2年前ほどに俺の両親が海外に移住してしまい。事実上、今は俺が保護者と言う事になっている。
それと双子の親友であるに 唯香ちゃんはロングヘアーで若干ウエーブのかかった髪で髪の色も祖父母が海外出身の為か銀色かかった髪で、それに瞳の色が赤色と緑色のオッドアイと珍しいのである。ただそのために未菜達と仲良くなるまでは、それを理由でよくいじめられていたそうだ。
だがそんな事を表に出さず明るく心優しい可愛らしい娘であり、何故か俺の事を兄と慕ってきている娘である。
そして、今現在その3人に迫ってきている軽自動車を目にしたのだ。だがまだ距離はあるのだが確実的に3人に近づいている。
その車は完全にコントロールを失い、運転手も何が起こっているのか解らずパニックなっているみたいだ。しかし間違いなく3人のいる方向には着実に向かって来ていた。
その双子ちゃんと唯香ちゃんは、それに気が付き慌てて逃げようとしてが唯香ちゃんだけが、何故か何もない場所で転倒して逃げ遅れてしまっていた。
「おいおい、嘘だろ! 急いで助けないと・・・」
そう声に出す前から駆け出していたが、その状況を目に捉えて力いっぱい駆けだし、渾身の力で地面を蹴った。すると渾身の力で駆け出した瞬間・・・それと同時くらいに不思議な現象が起こったのだった。
まず最初に俺の視界に映る景色全体が停止・・・と言うよりも物凄く遅く、そうスローモションのようになっていて、すべてのものが遅く感じるような感覚にとらわれた。ただいえる事は俺だけが普通どおり動け周囲が鈍くなっているのである。
その瞬間だった・・・!? 自分でも信じられない程に、通常の倍は速く動け周囲がよく観察でき、そのうえ冷静な判断ができた。それに周囲の状況が手に取れるように解り、全てがどう動くのかが何故かよく解った。
そして、殆ど奇跡にと言っていいほど早く、唯香ちゃんの元に来れた時に、とっさに自分の持っていた1つのカバンを車の方(前方付近)に投げ捨てて、車に接触する寸前の唯香ちゃんを抱上げ、そのまま走り抜けようとした。
この時は何故カバンを投げ付けたかと言うと、この後に微かに何が起きるかが解って・・・いや、見えたという方が正しい。何故ならその行為がなかったら、ここにいた誰かが大怪我をしてしまう結果になっていたからだ。
するとその見えた状態と同じ様に、接触寸前の車が運よく先程投げ捨てたカバンを踏みつけ、著しく進路方向が変わった。これはチャンス!と思い、その進路方向が変わった車の前方に蹴りをいれ、間一髪車との接触を交わすのに成功した。
しかし、この時にはまた不思議な事が起こっていた。まず、車に蹴りを入れたのは確かだが、その蹴りを入れた車があり得ない程吹き飛び、それに自分達もすごい勢いで吹き飛んでしまった。
「なっ!?・・・」
流石にこれには俺も驚き、ただ勢いを殺せないまま双子ちゃんのそばの壁に、唯香ちゃんを抱えたまま背中から壁に無様に激突してしまった。もちろん助けた唯香ちゃんを守るように激突したのだが、どうも情けない姿になってしまった。
・・・ううっ!まあ、唯香ユイカちゃんが無事だから、その事はどうでもいい。しかし、これは・・・さすがに背中と頭が痛い。
どうやら激突した時に背中を激しくブロック塀にぶつけたらしい。ブロック塀は流石に崩れてしまい地面に頭を打ちつけたらしい。まあ、タンコブぐらいは出来ているかもしれない。
その状態のまま先程の車の方を除いて見た。まあ、実際俺自身は逆さまの状態なんだが・・・。
するとそのコントロールを失った車の方は、そちらも運が良く反対側の電柱に激突しており、これまた奇跡的に周りにも余り被害がない事が解った。
しかもユウマが蹴ったであろうの部分が・・・あり得ない程にひしゃげていたのだ。電柱にぶつけた箇所は比較的軽度なのであるが、あきらかにユウマが蹴飛ばした箇所は、異常なほど変形してその部分だけが原型を留めていなかった。
「・・・なんで、あんな風になってんだ。あの車は?」
その凹んだ部分をまさか自分が行なった事とは気付かず、ひっくり返っている自分の体制を唯香ちゃんを抱えたまま戻し、車の運転席の方にもう1度視線を向けた。するとちゃんと車のエアバックが作動して膨らんでいるのが見えたので少し安心したのである。
「ふう、もしあれで、なんかあったら・・・俺のせいになるんだろうか?」
そう声を出していたが、その事に関しては余りは考えない様にした。
だって俺が唯香ちゃんを助けた為に、軽自動車の運転手の人が死んでたらイヤじゃん。だからその辺は考えない様にしておこう。
この時の軽自動車の運転手の人は、もちろんシートベルトを使用していて、ついでにエアバックも安全に動作したのでカスリ傷一つもなく無事だった。ただ、実はユウマが蹴りを入れた時の反動で首を痛めていた事は内緒である。
それに奇跡?的に周りにいた人達も幸い、たいした被害も無く無事だった様だ。
それから何故か状況を把握出来なかったのか、いっときしてから慌てて双子ちゃん達が唯香ちゃんを心配して、こちらに駆け寄って来て声をかけた。
「だっ、大丈夫、ユイっち!それと・・・えっ!?」
「ユイっち!」
双子の未菜ちゃんと結愛ちゃんが心配して近づき、俺の方に視線を向けた。
「えっ!ユウ兄ぃ!!」
未菜ちゃんが、唯香ちゃんを助けた人物が、目の前に来て俺だと気付き驚いていた。
すると元から俺だと解っていたのか?結愛ちゃんが、心配してくれて声をかけてきた。
「ユウ兄、ユイッち! 2人とも大丈夫?」
それで未菜ちゃんと結愛ちゃんの二人に向けていた視線を、一旦唯香ちゃんに向けて優しく微笑んで語りかけた。
「大丈夫かい唯香ちゃん。痛いところは無い?」
ユウマが唯香ちゃんの身体に異常が無いかを尋ねた。その時少し離れた場所で〈ドゴーンンンンッ〉と物凄い爆発音か響き渡った。
その爆発音と同時に、辺り一面がまばゆい光に包み込まれ目を開けられない状態へとなった。
・
・
眩しくて一瞬目を閉じそれからゆっくりと目を開けると、そこはただ真っ白いだけの部屋であり、その部屋の中に俺達は、先程の格好のままその場所にいたのである。
ユウマは、いち早く周りを確かめて状況を慌てず確認していた。
えっ!?・・・どっ、どうなってんだここは?白い空間に・・・?俺を含めた8人の人がいるだけが?と言うよりもここは何処だ?
そう一瞬慌てそうになったが、いま自分の周りにいる少女達を不安がらせないように落ち着き、この場所の状況と周囲を確認した。そこには俺達の他に4人程の人物がいるだけで他には何も存在していなかった。
その事以外は、まったく何も解らない状況だった。
なぜ、こんな場所に?さっきまで帰宅途中の道路にいたはずだし、事故はどうなった?
俺が周囲を見渡して確認をしていると、腕の中にいた唯香ちゃんがもぞもぞと動きこちらに顔を上げて俺と目を合わせた。
「あっ!ユ、ユウ兄様・・・だっ!大丈夫です。助けてくれてありがとうございます」
唯香ちゃんが頬を赤くして照れたような顔をして、それから双子の方に視線を向けた。
そこには何故か声を出さずに驚いている双子の顔が見て取れた。
「どうしたのですか2人とも?」
双子の方を見比べ、余りにも不思議に思いそう尋ねた。
「「ここ、どこ?・・・」」
未菜ちゃんと結愛が、周囲を見渡し不思議がり同時に声を出してたた。
それを聞いた唯香ちゃんが、不思議そうに俺に抱かれた状態で周りを見渡し同じ様に声を漏らした。
「どこですの。ここは? 辺り一面真っ白ですの」
ユウマにしがみ付いたまま思った事を声に出していた。
そして、ユウマの方も3人の声を聞きながら、冷静に辺りを見渡して考え事をしていた。
この真っ白な部屋にいるのは、俺の近くに未菜ちゃんと結愛ちゃんと唯香ちゃんの4人と、少し離れた場所に女子高生・・・・えっ?よく見たらあの娘は・・・りっ!鈴香ちゃんじゃないか・・・。
まあ・・・あの娘の事はおいといて、あとOL風の女性と少し遠くに学生の男子が2人と俺達を入れて計8人か。他には誰もいないみたいだ。
何故か訳の解らない場所にいるのに、俺は慌てず冷静になって状況を確認していた。
OL風の女性の方に視線を向けて考えた。
たぶんあの女性はあの事故を起した車の運転手だろうな・・・。
なぜそう思ったかと言うと座った状態のまま何故かハンドルを持って、辺りをキョロキョロと見渡しているからである。
でも、何故ハンドルだけ?普通それだけ持ってるってのもおかしくない?
それと離れた位置で辺りを見渡していた鈴香ちゃんが・・・あっ!俺達に気が付きこちらに近づき向かって来る。
あと2人いた男子の1人は中学生ぐらいの少年か?物凄くオロオロしている。それともう1人は高校生ぐらいだろうか?何故かこちらの方をじっと見ている・・・と言うより睨まれてない俺?
その姿を見て何で睨まれているのかさっぱり解らず考えた。 睨まれているのはなぜだ?俺はあの少年になにかしたっけか?
そんな事を考え思っていると、少女達3人がこちらに視線を向けていたので、ユウマが状況を冷静に確認して3人に語りかけた。
「う~ん、どこだろうね。そう言えば唯香ちゃん大丈夫。1人で立てる?」
唯香にそう声をかけたら、慌てて返事をしつつ何故か残念そうな顔をして、その場で無理に立とうとしていたので、手を貸し立たせた。
それから自分も身体を起こして立とうとしていると、上の方を見上げていた未菜ちゃんが何かに気が付き声を漏らした。
「なっ!?なに、あの子・・・。天使?」
ユウマの服の裾を引きながら声をだしていたので、その方向を見てみると確かに翼の生えた少女が、そうその姿は天使といえる様な少女が、神々しい光を纏い羽ばたきながら上部より舞降りて来た。
するとその少女はみんなを見渡せる位置で一旦停止して浮いた状態のままで、首を傾け可愛らしく口の下に人差し指をあてがえて、頭上に疑問符をいくつも出していそうな感じで俺達の全員の事を見渡していた。
そしてその天使みたいな翼のある少女は、浮遊した状態のまま小声で喋り出した。
「・・・あれ、確か転生者って7人だったよね?・・・ま!いっか!!」
改めて姿勢を正して現在の状況を俺達に語りだしたのである。
今まさにこの地球がある世界とはまったく違う世界へ、そういわゆる異世界に召喚・転移されようとしていた。
しかも死んだ訳でも無く・・・誰かにお願いされたり何かの条件で召喚された訳でもない。そう、ただ単純に巻き込まれただけだった。 そして、今いる空間から仕方なくと言うより、他の子達をほっとく訳には行かなくて、その娘達と一緒に他の星へ転移されようとしていた。
その転移される予定の世界では魔法が存在し使えるし、それに考えが追いつかない不思議な事が起きる世界だ。そのうえ色んな種族の人種が存在する世界だった。
その世界で自由気ままに人生を過ごす事になるのだが、それには色々な事に巻き込まれていくと言う、理不尽な人生を送りその先で関わった人の運命をかえる・・・主人公ユウマの旅が始まるのだった。
そして、主人公ユウマが巻き込まれて召喚され転移する原因となった。ことの始まりは・・・そう、ほんの少し前のある出来事が原因であったからでだ・・・・・・。
☆-☆-☆
ユウマはその日はたまたま夕食の買い物を済ませ、その時は何も考えずにいつもの帰宅コースから外れて学園都市の通学路を徒歩で帰宅していた。そこには授業や部活が終った学生が多数、道々会話をしながら帰宅中であった。
その帰宅途中で、突然!後の方から尋常でない悲鳴と車のスキール音が響きわり、なにが起きているか解らず慌ててうしろを振り返っていた。
するとちょうど俺の目に映ったのは、そう従姉妹の双子ちゃんである千草未菜ちゃんと結愛ちゃん、それと二人の親友で俺の家の近所に住む結城 唯香ちゃん達の3人の姿を目にしたのだった。
未菜ちゃんと結愛ちゃんは同じ様な格好でお団子ヘアーなのが未菜ちゃんでサイドテールで髪を纏めているのが結愛ちゃんである。それ以外が殆ど変わらず瞳の色と髪の色は茶色っぽいのが特徴のある双子だ。
それでその双子は俺の家で預かっていると言うより、殆ど一緒に住んでいる。双子の両親は2人が小さい時に事故で亡くなっているのでウチの両親が2人を引き取り、そえから一緒に住んでいたのだが2年前ほどに俺の両親が海外に移住してしまい。事実上、今は俺が保護者と言う事になっている。
それと双子の親友であるに 唯香ちゃんはロングヘアーで若干ウエーブのかかった髪で髪の色も祖父母が海外出身の為か銀色かかった髪で、それに瞳の色が赤色と緑色のオッドアイと珍しいのである。ただそのために未菜達と仲良くなるまでは、それを理由でよくいじめられていたそうだ。
だがそんな事を表に出さず明るく心優しい可愛らしい娘であり、何故か俺の事を兄と慕ってきている娘である。
そして、今現在その3人に迫ってきている軽自動車を目にしたのだ。だがまだ距離はあるのだが確実的に3人に近づいている。
その車は完全にコントロールを失い、運転手も何が起こっているのか解らずパニックなっているみたいだ。しかし間違いなく3人のいる方向には着実に向かって来ていた。
その双子ちゃんと唯香ちゃんは、それに気が付き慌てて逃げようとしてが唯香ちゃんだけが、何故か何もない場所で転倒して逃げ遅れてしまっていた。
「おいおい、嘘だろ! 急いで助けないと・・・」
そう声に出す前から駆け出していたが、その状況を目に捉えて力いっぱい駆けだし、渾身の力で地面を蹴った。すると渾身の力で駆け出した瞬間・・・それと同時くらいに不思議な現象が起こったのだった。
まず最初に俺の視界に映る景色全体が停止・・・と言うよりも物凄く遅く、そうスローモションのようになっていて、すべてのものが遅く感じるような感覚にとらわれた。ただいえる事は俺だけが普通どおり動け周囲が鈍くなっているのである。
その瞬間だった・・・!? 自分でも信じられない程に、通常の倍は速く動け周囲がよく観察でき、そのうえ冷静な判断ができた。それに周囲の状況が手に取れるように解り、全てがどう動くのかが何故かよく解った。
そして、殆ど奇跡にと言っていいほど早く、唯香ちゃんの元に来れた時に、とっさに自分の持っていた1つのカバンを車の方(前方付近)に投げ捨てて、車に接触する寸前の唯香ちゃんを抱上げ、そのまま走り抜けようとした。
この時は何故カバンを投げ付けたかと言うと、この後に微かに何が起きるかが解って・・・いや、見えたという方が正しい。何故ならその行為がなかったら、ここにいた誰かが大怪我をしてしまう結果になっていたからだ。
するとその見えた状態と同じ様に、接触寸前の車が運よく先程投げ捨てたカバンを踏みつけ、著しく進路方向が変わった。これはチャンス!と思い、その進路方向が変わった車の前方に蹴りをいれ、間一髪車との接触を交わすのに成功した。
しかし、この時にはまた不思議な事が起こっていた。まず、車に蹴りを入れたのは確かだが、その蹴りを入れた車があり得ない程吹き飛び、それに自分達もすごい勢いで吹き飛んでしまった。
「なっ!?・・・」
流石にこれには俺も驚き、ただ勢いを殺せないまま双子ちゃんのそばの壁に、唯香ちゃんを抱えたまま背中から壁に無様に激突してしまった。もちろん助けた唯香ちゃんを守るように激突したのだが、どうも情けない姿になってしまった。
・・・ううっ!まあ、唯香ユイカちゃんが無事だから、その事はどうでもいい。しかし、これは・・・さすがに背中と頭が痛い。
どうやら激突した時に背中を激しくブロック塀にぶつけたらしい。ブロック塀は流石に崩れてしまい地面に頭を打ちつけたらしい。まあ、タンコブぐらいは出来ているかもしれない。
その状態のまま先程の車の方を除いて見た。まあ、実際俺自身は逆さまの状態なんだが・・・。
するとそのコントロールを失った車の方は、そちらも運が良く反対側の電柱に激突しており、これまた奇跡的に周りにも余り被害がない事が解った。
しかもユウマが蹴ったであろうの部分が・・・あり得ない程にひしゃげていたのだ。電柱にぶつけた箇所は比較的軽度なのであるが、あきらかにユウマが蹴飛ばした箇所は、異常なほど変形してその部分だけが原型を留めていなかった。
「・・・なんで、あんな風になってんだ。あの車は?」
その凹んだ部分をまさか自分が行なった事とは気付かず、ひっくり返っている自分の体制を唯香ちゃんを抱えたまま戻し、車の運転席の方にもう1度視線を向けた。するとちゃんと車のエアバックが作動して膨らんでいるのが見えたので少し安心したのである。
「ふう、もしあれで、なんかあったら・・・俺のせいになるんだろうか?」
そう声を出していたが、その事に関しては余りは考えない様にした。
だって俺が唯香ちゃんを助けた為に、軽自動車の運転手の人が死んでたらイヤじゃん。だからその辺は考えない様にしておこう。
この時の軽自動車の運転手の人は、もちろんシートベルトを使用していて、ついでにエアバックも安全に動作したのでカスリ傷一つもなく無事だった。ただ、実はユウマが蹴りを入れた時の反動で首を痛めていた事は内緒である。
それに奇跡?的に周りにいた人達も幸い、たいした被害も無く無事だった様だ。
それから何故か状況を把握出来なかったのか、いっときしてから慌てて双子ちゃん達が唯香ちゃんを心配して、こちらに駆け寄って来て声をかけた。
「だっ、大丈夫、ユイっち!それと・・・えっ!?」
「ユイっち!」
双子の未菜ちゃんと結愛ちゃんが心配して近づき、俺の方に視線を向けた。
「えっ!ユウ兄ぃ!!」
未菜ちゃんが、唯香ちゃんを助けた人物が、目の前に来て俺だと気付き驚いていた。
すると元から俺だと解っていたのか?結愛ちゃんが、心配してくれて声をかけてきた。
「ユウ兄、ユイッち! 2人とも大丈夫?」
それで未菜ちゃんと結愛ちゃんの二人に向けていた視線を、一旦唯香ちゃんに向けて優しく微笑んで語りかけた。
「大丈夫かい唯香ちゃん。痛いところは無い?」
ユウマが唯香ちゃんの身体に異常が無いかを尋ねた。その時少し離れた場所で〈ドゴーンンンンッ〉と物凄い爆発音か響き渡った。
その爆発音と同時に、辺り一面がまばゆい光に包み込まれ目を開けられない状態へとなった。
・
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眩しくて一瞬目を閉じそれからゆっくりと目を開けると、そこはただ真っ白いだけの部屋であり、その部屋の中に俺達は、先程の格好のままその場所にいたのである。
ユウマは、いち早く周りを確かめて状況を慌てず確認していた。
えっ!?・・・どっ、どうなってんだここは?白い空間に・・・?俺を含めた8人の人がいるだけが?と言うよりもここは何処だ?
そう一瞬慌てそうになったが、いま自分の周りにいる少女達を不安がらせないように落ち着き、この場所の状況と周囲を確認した。そこには俺達の他に4人程の人物がいるだけで他には何も存在していなかった。
その事以外は、まったく何も解らない状況だった。
なぜ、こんな場所に?さっきまで帰宅途中の道路にいたはずだし、事故はどうなった?
俺が周囲を見渡して確認をしていると、腕の中にいた唯香ちゃんがもぞもぞと動きこちらに顔を上げて俺と目を合わせた。
「あっ!ユ、ユウ兄様・・・だっ!大丈夫です。助けてくれてありがとうございます」
唯香ちゃんが頬を赤くして照れたような顔をして、それから双子の方に視線を向けた。
そこには何故か声を出さずに驚いている双子の顔が見て取れた。
「どうしたのですか2人とも?」
双子の方を見比べ、余りにも不思議に思いそう尋ねた。
「「ここ、どこ?・・・」」
未菜ちゃんと結愛が、周囲を見渡し不思議がり同時に声を出してたた。
それを聞いた唯香ちゃんが、不思議そうに俺に抱かれた状態で周りを見渡し同じ様に声を漏らした。
「どこですの。ここは? 辺り一面真っ白ですの」
ユウマにしがみ付いたまま思った事を声に出していた。
そして、ユウマの方も3人の声を聞きながら、冷静に辺りを見渡して考え事をしていた。
この真っ白な部屋にいるのは、俺の近くに未菜ちゃんと結愛ちゃんと唯香ちゃんの4人と、少し離れた場所に女子高生・・・・えっ?よく見たらあの娘は・・・りっ!鈴香ちゃんじゃないか・・・。
まあ・・・あの娘の事はおいといて、あとOL風の女性と少し遠くに学生の男子が2人と俺達を入れて計8人か。他には誰もいないみたいだ。
何故か訳の解らない場所にいるのに、俺は慌てず冷静になって状況を確認していた。
OL風の女性の方に視線を向けて考えた。
たぶんあの女性はあの事故を起した車の運転手だろうな・・・。
なぜそう思ったかと言うと座った状態のまま何故かハンドルを持って、辺りをキョロキョロと見渡しているからである。
でも、何故ハンドルだけ?普通それだけ持ってるってのもおかしくない?
それと離れた位置で辺りを見渡していた鈴香ちゃんが・・・あっ!俺達に気が付きこちらに近づき向かって来る。
あと2人いた男子の1人は中学生ぐらいの少年か?物凄くオロオロしている。それともう1人は高校生ぐらいだろうか?何故かこちらの方をじっと見ている・・・と言うより睨まれてない俺?
その姿を見て何で睨まれているのかさっぱり解らず考えた。 睨まれているのはなぜだ?俺はあの少年になにかしたっけか?
そんな事を考え思っていると、少女達3人がこちらに視線を向けていたので、ユウマが状況を冷静に確認して3人に語りかけた。
「う~ん、どこだろうね。そう言えば唯香ちゃん大丈夫。1人で立てる?」
唯香にそう声をかけたら、慌てて返事をしつつ何故か残念そうな顔をして、その場で無理に立とうとしていたので、手を貸し立たせた。
それから自分も身体を起こして立とうとしていると、上の方を見上げていた未菜ちゃんが何かに気が付き声を漏らした。
「なっ!?なに、あの子・・・。天使?」
ユウマの服の裾を引きながら声をだしていたので、その方向を見てみると確かに翼の生えた少女が、そうその姿は天使といえる様な少女が、神々しい光を纏い羽ばたきながら上部より舞降りて来た。
するとその少女はみんなを見渡せる位置で一旦停止して浮いた状態のままで、首を傾け可愛らしく口の下に人差し指をあてがえて、頭上に疑問符をいくつも出していそうな感じで俺達の全員の事を見渡していた。
そしてその天使みたいな翼のある少女は、浮遊した状態のまま小声で喋り出した。
「・・・あれ、確か転生者って7人だったよね?・・・ま!いっか!!」
改めて姿勢を正して現在の状況を俺達に語りだしたのである。
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