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第9章 戦いの中で真実を?
9-47 聖霊3人の行方・・・?
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2人が答えてくれた内容も含めて、どこに行ったのか周囲や岩の影、上の階に戻ってみたりして、みんなで探していると大扉のある部屋で、突然大きな音がなり響いたのである。
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その音にいち早く気が付いたのは、ミーアとランであった。
「ねぇ、お兄ちゃん!あの扉に向こうから、音が聞こえてくるんだけど・・・何かな?」
「ん?確かに・・・結構大きい音だったような?」
「ええ、僕達も聞こえましたが・・・なんでしょう?」
確かに最初は『ドン!』と何かがぶつかる音がしたが、その後は大きな音は聞こえずミーアの言葉によると『ゴトゴト』という音と爆発音が時たま扉の奥で聞こえるそうだ。
どうやらその音にはランも、気が付いているのだろう耳がピクピク動いていた。ついでに言うとミーアも意識を集中しているので獣人化しており、獣耳で聞いているようだ。
その後俺達も耳を澄ましながら扉の方に近付くと・・・確かに微かにだが爆発音と巨大な何かが移動している音が聞こえるのである。
部屋の中で戦闘か何かが起こっている様な感じであった。だが、もう少しその音をはっきり聞こうと扉に触れた。
その時である扉の向こう側で、何かの閂みたいな物が外れるような『ガゴン』という音と共に、『ぎっぎぎ、ぎぃぃ・・・』と音を立てて大扉が開きだしたのである。
「あっ、お兄ちゃん何したの?扉が勝手に開いてるよ!」
確かにぎこちなく動く自然に扉が開いている事に、気が付いたミーアが俺に教えてくれた。
「えっ、いや、俺は中の音を確認しようと扉に触れただけだぞ、あとは別に何もしてない・・・けど?」
その扉がゆっくりと開きひと1人が、楽に入れるぐらいの隙間が開いて、その扉に向こう側にいる誰かが、顔を覗かせたのである。
それは可愛らしい顔立ちの少女で黒髪ポニーテールにしてエプロンドレスを着た・・・見知った少女であった。
「・・・ん?あれ、月姫?なんでそんな格好を、さっきまでいつもの着物を着てたはずだが・・・いなくなってる間に、何があったんだ?・・・しかもこの部屋の内側から扉を開けたけど・・・どういう事だ?」
『あっ、主様!これ内側からでっかい閂が下ろされてたよ』
「えっ、ああ、そうなの?でっ、なんで月姫はその中で・・・しかも、そんな格好をしてるの?それにファルと雪姫は?」
俺が月姫の着ている服にも不思議に思ったが、あと2人の姿が見えない事に対して確認する事にした。
『あっ、そうだった。そうだった!ファルファルと雪ちゃんは、あいつと戦ってるよ。それで私は暇になったから主様達を呼びにきたの、さっきまでここを護ってた変な岩の団子みたいな奴も倒したから、それとこれは戦い易いようにと、フィーナ様達が作ってくれた服で一番動き易いのだよ。どぉ、可愛いでしょう』
「あっ、うん、可愛い、可愛い。でも、なんでメイド服?」
「わぁ、わぁぁ。それ可愛いなぁ、月姫ちゃん!私もそれに着替えよっかな」
何故かアリアが月姫のメイド服の姿を見て、自分も着替えようかどうか悩んでミーアと月姫を連れて、この大扉の部屋の中に入っていった。
「おいおい、中で戦闘を行なってるんだろうが、そんなところに警戒せずに・・・・!?はぁ、まあ、これは一方的だよな。なあ、ロン、どうしよっかこれから」
「・・・あっ、はい、そうですね。現状このままあの2人に任せてもいいのでは、それにあちらは違う事を考えてるようですし、それに開かずの扉も難なく開いたのでいいのではないですか」
まあ、確かにそうだといえる、何せファルと月姫は相手と対峙しているとはいえ、かなり余裕なようである。相手は巨大な岩のゴーレムみたいなのだが・・・なんか、可哀想で気の毒な感じで、ボロボロになりながら必死に戦っているのであった。
それに先程月姫が言っていた岩の団子みたいな敵は、どうやら鉄鉱石の塊の魔獣だと思う。その破片と魔石が無数に落ちていたのである。
とりあえずそれを回収してながら、2人が闘っている岩のゴーレムの姿を確認しながら念仏を唱えた。
『ご愁傷様!』
たぶんあの石のゴーレムが倒されるのは、時間の問題であると思う。
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しかも、余裕で戦っているファルと雪姫の2人も、何故かエプロンドレスのメイド服を着ているのであった。
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2人が答えてくれた内容も含めて、どこに行ったのか周囲や岩の影、上の階に戻ってみたりして、みんなで探していると大扉のある部屋で、突然大きな音がなり響いたのである。
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その音にいち早く気が付いたのは、ミーアとランであった。
「ねぇ、お兄ちゃん!あの扉に向こうから、音が聞こえてくるんだけど・・・何かな?」
「ん?確かに・・・結構大きい音だったような?」
「ええ、僕達も聞こえましたが・・・なんでしょう?」
確かに最初は『ドン!』と何かがぶつかる音がしたが、その後は大きな音は聞こえずミーアの言葉によると『ゴトゴト』という音と爆発音が時たま扉の奥で聞こえるそうだ。
どうやらその音にはランも、気が付いているのだろう耳がピクピク動いていた。ついでに言うとミーアも意識を集中しているので獣人化しており、獣耳で聞いているようだ。
その後俺達も耳を澄ましながら扉の方に近付くと・・・確かに微かにだが爆発音と巨大な何かが移動している音が聞こえるのである。
部屋の中で戦闘か何かが起こっている様な感じであった。だが、もう少しその音をはっきり聞こうと扉に触れた。
その時である扉の向こう側で、何かの閂みたいな物が外れるような『ガゴン』という音と共に、『ぎっぎぎ、ぎぃぃ・・・』と音を立てて大扉が開きだしたのである。
「あっ、お兄ちゃん何したの?扉が勝手に開いてるよ!」
確かにぎこちなく動く自然に扉が開いている事に、気が付いたミーアが俺に教えてくれた。
「えっ、いや、俺は中の音を確認しようと扉に触れただけだぞ、あとは別に何もしてない・・・けど?」
その扉がゆっくりと開きひと1人が、楽に入れるぐらいの隙間が開いて、その扉に向こう側にいる誰かが、顔を覗かせたのである。
それは可愛らしい顔立ちの少女で黒髪ポニーテールにしてエプロンドレスを着た・・・見知った少女であった。
「・・・ん?あれ、月姫?なんでそんな格好を、さっきまでいつもの着物を着てたはずだが・・・いなくなってる間に、何があったんだ?・・・しかもこの部屋の内側から扉を開けたけど・・・どういう事だ?」
『あっ、主様!これ内側からでっかい閂が下ろされてたよ』
「えっ、ああ、そうなの?でっ、なんで月姫はその中で・・・しかも、そんな格好をしてるの?それにファルと雪姫は?」
俺が月姫の着ている服にも不思議に思ったが、あと2人の姿が見えない事に対して確認する事にした。
『あっ、そうだった。そうだった!ファルファルと雪ちゃんは、あいつと戦ってるよ。それで私は暇になったから主様達を呼びにきたの、さっきまでここを護ってた変な岩の団子みたいな奴も倒したから、それとこれは戦い易いようにと、フィーナ様達が作ってくれた服で一番動き易いのだよ。どぉ、可愛いでしょう』
「あっ、うん、可愛い、可愛い。でも、なんでメイド服?」
「わぁ、わぁぁ。それ可愛いなぁ、月姫ちゃん!私もそれに着替えよっかな」
何故かアリアが月姫のメイド服の姿を見て、自分も着替えようかどうか悩んでミーアと月姫を連れて、この大扉の部屋の中に入っていった。
「おいおい、中で戦闘を行なってるんだろうが、そんなところに警戒せずに・・・・!?はぁ、まあ、これは一方的だよな。なあ、ロン、どうしよっかこれから」
「・・・あっ、はい、そうですね。現状このままあの2人に任せてもいいのでは、それにあちらは違う事を考えてるようですし、それに開かずの扉も難なく開いたのでいいのではないですか」
まあ、確かにそうだといえる、何せファルと月姫は相手と対峙しているとはいえ、かなり余裕なようである。相手は巨大な岩のゴーレムみたいなのだが・・・なんか、可哀想で気の毒な感じで、ボロボロになりながら必死に戦っているのであった。
それに先程月姫が言っていた岩の団子みたいな敵は、どうやら鉄鉱石の塊の魔獣だと思う。その破片と魔石が無数に落ちていたのである。
とりあえずそれを回収してながら、2人が闘っている岩のゴーレムの姿を確認しながら念仏を唱えた。
『ご愁傷様!』
たぶんあの石のゴーレムが倒されるのは、時間の問題であると思う。
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しかも、余裕で戦っているファルと雪姫の2人も、何故かエプロンドレスのメイド服を着ているのであった。
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