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第9章 戦いの中で真実を?
9-74 少し大変な事になってるようです?
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そして、一番最初にこの世界に来て、フィーナ様に貰った神器の腕輪・・・初めの時はガントレットだった腕輪と神の力を封印していた腕輪を装備していた右腕を、見事に切断してしまいその場で気絶していたのであった。
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アリア達3人は恐怖で萎縮していたのを忘れ、急いで吹き飛ばされたユウマの元に向かって、その状態を確認して驚いて何も出来なくなってしまっていたのであった。
「いっ、いや、何で・・・どうして・・・ユウ兄!」
「いっ、いやだよお兄ちゃん。なんで、こんなことになるの。ねえ、アリアお姉ちゃん」
そのユウマが血を流して気絶してるのを見てアリアとミーアが驚き、悲鳴に近い声をあげていた。
「兄貴!・・・・あっ、良かった。気を失ってるだけです。しかし、何故ですか?兄貴の身体に、この様な傷を付けられるなんて・・・不思議すぎます。今迄小さい傷は出来てもこの様な事は・・・」
「えっ、えっ、どう言う事よロン?ユウ兄があんな奴の攻撃で、傷を負うなんて?信じられないよ。それだけすごかったの?あいつの攻撃で・・・」
アリアもロンが言うように、ユウマが普通の攻撃を喰らって傷付くとは考えられなかったのである。何せユウマは既に人間をやめてる存在だとアリアは考えていたからであった。
「いえ、僕にはそんなすごい衝撃波と攻撃とは思いませんでした。それに恐らく兄貴は僕達全員に放たれた黒い矢から護ってくれてましたが・・・。まあ、僕達があのまま無防備の状態でさっきのを喰らっていたら、どうなっていたか解りませんが、それでも兄貴が傷付くのは・・・。ただ、それはおかしいのですが?もしかしたら兄貴が故意に行なってる複数の封印の呪具やアイテムが関係してるのでしょうか?それも解りません。でも今回のは僕達に力ないばかりで・・・」
実際ユウマには複数の封印の呪具やアイテムを装備していたが、それでもユウマの身体を傷付ける事は出来ても大怪我を負わせる事はなかった。だが問題はそのユウマが飛ばされた場所に、とんでもないモノがあったのが原因だった。まさか唯一・・・神やユウマみたいな特異体質の者を、簡単に傷付ける事が出来る神の武器と防具がそこにあった事だ。実際その存在には気が付いてなかった何故ならユウマが無意識のウチに全部収納してしまっていたからである。
それにホントはそんな大怪我をする筈ではなかったが、今回はちょっと不運が重なりすぎていたのであった。
しかし、予定とは違うのではあるが、結果的にアリア達3人は恐怖による萎縮から解放されて、その耐性を得ていたのである。
しかも、アリア3人はユウマの事を傷つけた者、魔神となった元魔王に怒りをあらわにさせ、静に魔神に対してどうしてくれようか考えていたのであった。
それとは別でファル達の聖霊の3人もユウマが傷つけられた事に対して怒りをあらわにしていて、聖魔狼であるランもブチ切れ寸前であったのである。
そこまで怒りがこみ上げていたが、それよりも現状のユウマのこと気になっていたのである。
「お兄ちゃん大丈夫かな、うっ、腕が・・右腕がなくなってるよ?それと頭も打ってるよ。血が出てるもん・・・どうしよう。ねえアリアお姉ちゃん!ロン兄ちゃん!」
「それよりもユウ兄の腕・・・どこにいったの?変な破片はあるけど肝心のユウ兄の切れた腕がないよ?あれがあれば回復魔法でも治せるのに?これじゃユウ兄腕がないままになるよ」
「すぐには治せませんが・・・・多分、それは大丈夫とは思いますよ。ですが・・・何分僕達は肉体蘇生を使えないですし、それに最上級の回復薬を持ってるのも、兄貴だけですので・・・・」
『私も蘇生魔法は使えるけど・・・何故か今のマスターとの魔力リンクが切れちゃってるの。そのほかは供給できてるんだけど・・・なんで、なんで?』
『月もだよなんで、簡単な回復魔法は使えるけど、精々主様の傷の手当てくらいだよ?』
『お姉様達もなんですね。でも、何故なんでしょう。とりあえず主様は命に別状はないみたいですが、その私達では状態異常と言いますか、ステータスの殆どが解らなくなっていますね。とりあえずこのままそっとしておきましょう』
この場では雪姫が言うように、簡単な止血の治療は出来たのだが、何分ユウマのステータスは愚か状態異常の確認も出来ない状態であったので、そのまま他の治療が出来ないのであった。そうしないと下手をすると治す筈が逆にしに追いやる可能性があったからである。
この時点でユウマは右腕を切断した状態で、なおかつ頭を強打していた。それに不運にも左目も負傷していて、残念ながら気絶もしていたのである。
だが普通なら気絶している状態なので、細かいステータスは確認出来ないとしても、状態異常は確認出来るはずなのだが、このときは何故かここにいるみんなは、ユウマの状態もだが、ユウマに関するモノ全てが確認出来ない状態であったのだ。
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それは何故かと言うとその頃気絶していたユウマには、不思議な事が起きていたのである。それは初めてこの世界アーストリアの神界にある部屋と同じ様な部屋に、意識というより霊体がその場所にやって来たのであった。
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そして、一番最初にこの世界に来て、フィーナ様に貰った神器の腕輪・・・初めの時はガントレットだった腕輪と神の力を封印していた腕輪を装備していた右腕を、見事に切断してしまいその場で気絶していたのであった。
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アリア達3人は恐怖で萎縮していたのを忘れ、急いで吹き飛ばされたユウマの元に向かって、その状態を確認して驚いて何も出来なくなってしまっていたのであった。
「いっ、いや、何で・・・どうして・・・ユウ兄!」
「いっ、いやだよお兄ちゃん。なんで、こんなことになるの。ねえ、アリアお姉ちゃん」
そのユウマが血を流して気絶してるのを見てアリアとミーアが驚き、悲鳴に近い声をあげていた。
「兄貴!・・・・あっ、良かった。気を失ってるだけです。しかし、何故ですか?兄貴の身体に、この様な傷を付けられるなんて・・・不思議すぎます。今迄小さい傷は出来てもこの様な事は・・・」
「えっ、えっ、どう言う事よロン?ユウ兄があんな奴の攻撃で、傷を負うなんて?信じられないよ。それだけすごかったの?あいつの攻撃で・・・」
アリアもロンが言うように、ユウマが普通の攻撃を喰らって傷付くとは考えられなかったのである。何せユウマは既に人間をやめてる存在だとアリアは考えていたからであった。
「いえ、僕にはそんなすごい衝撃波と攻撃とは思いませんでした。それに恐らく兄貴は僕達全員に放たれた黒い矢から護ってくれてましたが・・・。まあ、僕達があのまま無防備の状態でさっきのを喰らっていたら、どうなっていたか解りませんが、それでも兄貴が傷付くのは・・・。ただ、それはおかしいのですが?もしかしたら兄貴が故意に行なってる複数の封印の呪具やアイテムが関係してるのでしょうか?それも解りません。でも今回のは僕達に力ないばかりで・・・」
実際ユウマには複数の封印の呪具やアイテムを装備していたが、それでもユウマの身体を傷付ける事は出来ても大怪我を負わせる事はなかった。だが問題はそのユウマが飛ばされた場所に、とんでもないモノがあったのが原因だった。まさか唯一・・・神やユウマみたいな特異体質の者を、簡単に傷付ける事が出来る神の武器と防具がそこにあった事だ。実際その存在には気が付いてなかった何故ならユウマが無意識のウチに全部収納してしまっていたからである。
それにホントはそんな大怪我をする筈ではなかったが、今回はちょっと不運が重なりすぎていたのであった。
しかし、予定とは違うのではあるが、結果的にアリア達3人は恐怖による萎縮から解放されて、その耐性を得ていたのである。
しかも、アリア3人はユウマの事を傷つけた者、魔神となった元魔王に怒りをあらわにさせ、静に魔神に対してどうしてくれようか考えていたのであった。
それとは別でファル達の聖霊の3人もユウマが傷つけられた事に対して怒りをあらわにしていて、聖魔狼であるランもブチ切れ寸前であったのである。
そこまで怒りがこみ上げていたが、それよりも現状のユウマのこと気になっていたのである。
「お兄ちゃん大丈夫かな、うっ、腕が・・右腕がなくなってるよ?それと頭も打ってるよ。血が出てるもん・・・どうしよう。ねえアリアお姉ちゃん!ロン兄ちゃん!」
「それよりもユウ兄の腕・・・どこにいったの?変な破片はあるけど肝心のユウ兄の切れた腕がないよ?あれがあれば回復魔法でも治せるのに?これじゃユウ兄腕がないままになるよ」
「すぐには治せませんが・・・・多分、それは大丈夫とは思いますよ。ですが・・・何分僕達は肉体蘇生を使えないですし、それに最上級の回復薬を持ってるのも、兄貴だけですので・・・・」
『私も蘇生魔法は使えるけど・・・何故か今のマスターとの魔力リンクが切れちゃってるの。そのほかは供給できてるんだけど・・・なんで、なんで?』
『月もだよなんで、簡単な回復魔法は使えるけど、精々主様の傷の手当てくらいだよ?』
『お姉様達もなんですね。でも、何故なんでしょう。とりあえず主様は命に別状はないみたいですが、その私達では状態異常と言いますか、ステータスの殆どが解らなくなっていますね。とりあえずこのままそっとしておきましょう』
この場では雪姫が言うように、簡単な止血の治療は出来たのだが、何分ユウマのステータスは愚か状態異常の確認も出来ない状態であったので、そのまま他の治療が出来ないのであった。そうしないと下手をすると治す筈が逆にしに追いやる可能性があったからである。
この時点でユウマは右腕を切断した状態で、なおかつ頭を強打していた。それに不運にも左目も負傷していて、残念ながら気絶もしていたのである。
だが普通なら気絶している状態なので、細かいステータスは確認出来ないとしても、状態異常は確認出来るはずなのだが、このときは何故かここにいるみんなは、ユウマの状態もだが、ユウマに関するモノ全てが確認出来ない状態であったのだ。
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それは何故かと言うとその頃気絶していたユウマには、不思議な事が起きていたのである。それは初めてこの世界アーストリアの神界にある部屋と同じ様な部屋に、意識というより霊体がその場所にやって来たのであった。
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