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第9章 戦いの中で真実を?
9-78 女神様の神核を補修するらしい。
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てっ、そんな事をここで言ったら、それこそそのショックで、マリエル様とシルク様のその神核が砕けるんじゃ無いか・・・!
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そう思ったのだが、この空間事態は創造神の爺様が作った空間であるのため、女神様達の神核には影響は無いそうだ。それに、それの修復もこれから行なうようなのだ。
創造神様が俺達に近付き、俺の腕にしがみ付いてるフィーナ様に視線を向け、優しそうな微笑を向けて訪ねてきた。
『それでなユウマよ。お主に1つ尋ねたい。これは重要な事なので正直に頼む』
「えっ?はっ、はい、なんでしょうか・・・」
フィーナ様に話し掛けるかと思いきや、いきなり俺の方に話を振られたので何かなと思った。
『ユウマよ!お主は神になる気はあるかのう?神になればそれはいいことづくしだぞ。不老不死はもちろんの事、色々と自分の思い描いた事が出来るぞ。どうじゃ、そうすれば・・・・いや、これは言わん方がいいな。で、どうじゃ?』
創造神様は、突然、俺に神にならないかを尋ねて来たが、現状下界にいる子達を残して神になる気は元々ないし、その為フィーナ様に一部の力の封印までしてもらったので、今のところは神などになる気は無い、まあ、もし神にならないと現状の状況が変わらないと言うなら、話しは別だけど・・・。
『ほっほっほ、お主はホント優しい子じゃのう。まあ、それだからみんなお前さんを・・・。いやまあ、それはいいのだが、恐らく神にならんでも、今おる脅威はお主達の敵では無いぞ。ユウマよ』
おりょりょ、創造神様もフィーナ様達みたいに俺の心の声を聞き取って、俺の考えていた事に答えてくれたのか?あれ、でも、最近フィーナ様は、もちろんだけど女神様達は俺の心の声は聞き取れてなかったようだけど?
『ああ、それはな。お主と言うよりここにいるワシ以外は、今のところ本体の身体を持っておらんから、ワシにだけは丸解りなんじゃよ』
はい、そう言うことでしたかそれならば納得です。
それに先程の続きだけど、今出現しているはずの魔神は、神にならなくても俺の力もとい、俺達の力でもなら難なく倒せるという、お墨付きも貰ったのでこの先は問題ないと思う。
ただみんなが俺の事をどう思っているかのところだけは、創造神様もゴニョゴニョと言ってその部分だけ聞き取れなかったが、まあいいだろう。どうせ悪口だろうから・・・それじゃ、ないにしても余りいいことじゃないような気もするし・・・。
まあ、ユウマは余りいいように考えていなかったが、実際、創造神様が言った事は『みんなお主に少なからず好意を持っておるし、一部の娘は既に・・・』という事だったのだ。
それで結局ユウマの答えとして、ちゃんと声を出して答えたのである。
「えっと、それならば。やはり、俺はまだ神などには、なりたくないですね。できるならば、人としての天寿を全うしたいです」
『そうか、そうか、ならお願いなのじゃが・・・まず、お主の体内で出来つつある神核をマリエルとシルクに分けてあげて欲しいのじゃ。そうすればお主は神になる為の神核を失う事になるので神にはなる事は出来なくなる・・・と思う?』
えっ、何その不安げに含むいい方は?いかにも完全に神にはなれないじゃなくて、思うってどう言うこと?
ちょっと不安になった事もあるし、最初の説明でも気になる事があったので、創造神様に聞いてみた。
「えっ、でも、その神核をなくしたら、俺が消えるなんて事はないのですか?それに思うってどう言うことですか?」
『おお、それに関しては、お主には不思議とな神核とは別に、その何なのかが、不明な核をあと2つも持っておるのでな。それに全部抜き取る訳でなく、分け与えて貰うだけじゃから、まずお主が消える心配はない。のじゃが・・・その残りの2つが・・・まあ、それはおいといて、それよりも、今後、お主にも良い事があるぞ。で、どうじゃ、その神核を分けてもらえんかのう』
創造神様は、どうやら俺には神核というモノの他に別の核がある事を教えてくれた。それに神核を全て取り出すじゃなく、分け与えるだけなので全く問題がない事まで説明してくれた。それはいいのだが、残りの別にある2つの核に関しては、何となくだが話しをはぐらかされたような気がした。
まあ、俺自身が消滅したり、おかしくならないのであれば問題ないので、シルク様とマリエル様の神核を治してもらう様にお願いした。
「えっと、別に俺が消えないのなら、特に問題ないですよ。マリエル様とシルク様を助けてあげて下さい。お願いします」
俺が丁寧にお願いすると、創造神様は優しく俺に微笑みかけ、何かの呪文を唱え俺の体より神秘的に輝く光の玉を取り出した。
『ほっほ~うっ、こりゃ、また驚いたわい。まさかここまで完璧な神核になっとるとはのう。これならば、すぐにマリエルとシルクの神核は完璧に治るから問題ないのう。あとはフィーナだが・・・まあ、すでに問題ないようだの・・・しかし、早すぎる様にも思えるが・・・まあ、いいじゃろう』
今、あきらかに俺達の方を向いて、創造神様呆れて様な顔をしていたが・・・まあ、気にするまい。
それは誰がどう見ても呆れ顔になるのである。まあ、先程からずっとではあるがフィーナ様は、器用に聖竜の卵を抱えたまま俺に近付き、離さない様に腕を組んでいたのである。
しかも何故か幸せなような顔をしてであった。先程の創造神様の話しを聞いてる間だも、ずっとその状態で話しを聞いていたのであった。
そんな俺達を同じように呆れ顔で見ていたシルク様と、何故か羨ましそうに見ているマリエル様をよそに、創造神様は俺から抜き出した神核を2つに分けて、マリエル様とシルク様にそれぞれ分け与えたのであった。
「ごめんね。ユウマさん私達の為に、神様になるチャンスを逃しちゃって・・・」
「ありがとね。ユウマさん。今度ちゃんとお礼するからね」
マリエル様とシルク様は、創造神様から貰った。元俺の神核を受け取り自分の中に取り込んだ。
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するとこの白い部屋の中で、眩いまでの閃光が煌き収まった時には。何故かその場所にマリエル様とシルク様はいなくなっていたのである。
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てっ、そんな事をここで言ったら、それこそそのショックで、マリエル様とシルク様のその神核が砕けるんじゃ無いか・・・!
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そう思ったのだが、この空間事態は創造神の爺様が作った空間であるのため、女神様達の神核には影響は無いそうだ。それに、それの修復もこれから行なうようなのだ。
創造神様が俺達に近付き、俺の腕にしがみ付いてるフィーナ様に視線を向け、優しそうな微笑を向けて訪ねてきた。
『それでなユウマよ。お主に1つ尋ねたい。これは重要な事なので正直に頼む』
「えっ?はっ、はい、なんでしょうか・・・」
フィーナ様に話し掛けるかと思いきや、いきなり俺の方に話を振られたので何かなと思った。
『ユウマよ!お主は神になる気はあるかのう?神になればそれはいいことづくしだぞ。不老不死はもちろんの事、色々と自分の思い描いた事が出来るぞ。どうじゃ、そうすれば・・・・いや、これは言わん方がいいな。で、どうじゃ?』
創造神様は、突然、俺に神にならないかを尋ねて来たが、現状下界にいる子達を残して神になる気は元々ないし、その為フィーナ様に一部の力の封印までしてもらったので、今のところは神などになる気は無い、まあ、もし神にならないと現状の状況が変わらないと言うなら、話しは別だけど・・・。
『ほっほっほ、お主はホント優しい子じゃのう。まあ、それだからみんなお前さんを・・・。いやまあ、それはいいのだが、恐らく神にならんでも、今おる脅威はお主達の敵では無いぞ。ユウマよ』
おりょりょ、創造神様もフィーナ様達みたいに俺の心の声を聞き取って、俺の考えていた事に答えてくれたのか?あれ、でも、最近フィーナ様は、もちろんだけど女神様達は俺の心の声は聞き取れてなかったようだけど?
『ああ、それはな。お主と言うよりここにいるワシ以外は、今のところ本体の身体を持っておらんから、ワシにだけは丸解りなんじゃよ』
はい、そう言うことでしたかそれならば納得です。
それに先程の続きだけど、今出現しているはずの魔神は、神にならなくても俺の力もとい、俺達の力でもなら難なく倒せるという、お墨付きも貰ったのでこの先は問題ないと思う。
ただみんなが俺の事をどう思っているかのところだけは、創造神様もゴニョゴニョと言ってその部分だけ聞き取れなかったが、まあいいだろう。どうせ悪口だろうから・・・それじゃ、ないにしても余りいいことじゃないような気もするし・・・。
まあ、ユウマは余りいいように考えていなかったが、実際、創造神様が言った事は『みんなお主に少なからず好意を持っておるし、一部の娘は既に・・・』という事だったのだ。
それで結局ユウマの答えとして、ちゃんと声を出して答えたのである。
「えっと、それならば。やはり、俺はまだ神などには、なりたくないですね。できるならば、人としての天寿を全うしたいです」
『そうか、そうか、ならお願いなのじゃが・・・まず、お主の体内で出来つつある神核をマリエルとシルクに分けてあげて欲しいのじゃ。そうすればお主は神になる為の神核を失う事になるので神にはなる事は出来なくなる・・・と思う?』
えっ、何その不安げに含むいい方は?いかにも完全に神にはなれないじゃなくて、思うってどう言うこと?
ちょっと不安になった事もあるし、最初の説明でも気になる事があったので、創造神様に聞いてみた。
「えっ、でも、その神核をなくしたら、俺が消えるなんて事はないのですか?それに思うってどう言うことですか?」
『おお、それに関しては、お主には不思議とな神核とは別に、その何なのかが、不明な核をあと2つも持っておるのでな。それに全部抜き取る訳でなく、分け与えて貰うだけじゃから、まずお主が消える心配はない。のじゃが・・・その残りの2つが・・・まあ、それはおいといて、それよりも、今後、お主にも良い事があるぞ。で、どうじゃ、その神核を分けてもらえんかのう』
創造神様は、どうやら俺には神核というモノの他に別の核がある事を教えてくれた。それに神核を全て取り出すじゃなく、分け与えるだけなので全く問題がない事まで説明してくれた。それはいいのだが、残りの別にある2つの核に関しては、何となくだが話しをはぐらかされたような気がした。
まあ、俺自身が消滅したり、おかしくならないのであれば問題ないので、シルク様とマリエル様の神核を治してもらう様にお願いした。
「えっと、別に俺が消えないのなら、特に問題ないですよ。マリエル様とシルク様を助けてあげて下さい。お願いします」
俺が丁寧にお願いすると、創造神様は優しく俺に微笑みかけ、何かの呪文を唱え俺の体より神秘的に輝く光の玉を取り出した。
『ほっほ~うっ、こりゃ、また驚いたわい。まさかここまで完璧な神核になっとるとはのう。これならば、すぐにマリエルとシルクの神核は完璧に治るから問題ないのう。あとはフィーナだが・・・まあ、すでに問題ないようだの・・・しかし、早すぎる様にも思えるが・・・まあ、いいじゃろう』
今、あきらかに俺達の方を向いて、創造神様呆れて様な顔をしていたが・・・まあ、気にするまい。
それは誰がどう見ても呆れ顔になるのである。まあ、先程からずっとではあるがフィーナ様は、器用に聖竜の卵を抱えたまま俺に近付き、離さない様に腕を組んでいたのである。
しかも何故か幸せなような顔をしてであった。先程の創造神様の話しを聞いてる間だも、ずっとその状態で話しを聞いていたのであった。
そんな俺達を同じように呆れ顔で見ていたシルク様と、何故か羨ましそうに見ているマリエル様をよそに、創造神様は俺から抜き出した神核を2つに分けて、マリエル様とシルク様にそれぞれ分け与えたのであった。
「ごめんね。ユウマさん私達の為に、神様になるチャンスを逃しちゃって・・・」
「ありがとね。ユウマさん。今度ちゃんとお礼するからね」
マリエル様とシルク様は、創造神様から貰った。元俺の神核を受け取り自分の中に取り込んだ。
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するとこの白い部屋の中で、眩いまでの閃光が煌き収まった時には。何故かその場所にマリエル様とシルク様はいなくなっていたのである。
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