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第9章 戦いの中で真実を?
9-80 この後の事?
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それらを何故か俺とフィーナ様に教えてくれたのである。
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しかし、何故俺とフィーナ様だけに教えてくれるのかが、よく解らないので尋ねる事にした。
「えっと、創造神様。なんでそんな事を俺らに教えてくれたのですか?特に俺なんか、まったく関係ないような気がするんですが、まあ、卵はまったくじゃないですけど・・・それに、それだったらマリエル様とシルク様も一緒の方が良かったのでは?」
創造神様は、俺に視線を向けて、自分の髭を触りながら何かを考えて答えてくれた。
『ん?いや、シルクとマリエルには別の事を頼む予定じゃ。それに、これらの事は、フィーナと共にお主も一緒に行なって欲しいのじゃが・・・まあ、お主は好きなようにしておればよい。それに、恐らくお主は、なんも言わんでもフィーナを・・・・まあ、気にせんでいいんじゃよ』
なんかまたはぐらかされたが、まあ、いいや。別に俺がフィーナ様のお願いを断る事はしないし、それにこの状態じゃ・・・断れないだろうから・・・。
しかし、先程の創造神様の動作は、あきらかに今考えていた様な雰囲気がするが、それは見なかった事にしよう。それに、こんな事を考えている間にも、恐らく心を見透かされていると思うから・・・。
それにしても、俺が創造神様に質問やら確認をしている間は、何故かずっと俺の側に座り離れようとしないフィーナ様であるが、先程の話を聞いてる間も大人しかったなと思っていると・・・。
おりょりょ、よく見るとフィーナ様すごく眠そうにしてるけど大丈夫かな?
まあ、先程の長い話しをする前に、創造神様が白い空間の床に畳みに似た敷物と、ちゃぶ台みたいなものを出してくれて、そこの座ってずっと話しを聞いていたが、フィーナ様は俺に寄り添ったまま目をしょぼしょぼさせていた。それに時たま欠伸をしたりしていたのである。
そんなフィーナ様の方を創造神様が見て、優しそうな笑みを見せこちらに話を振った。
『おっと、フィーナはそろそろ時間じゃな。それではユウマよ。これから先ずっとフィーナの事を頼むぞ。あと、それとじゃ。現実世界でのお主の身体は、深く傷付いてたが・・・ほいっ、今ちゃんと元通りに治してやったからな。あ~、それとお主が無意識にしまった例の神の武具等は、そのうち神界に戻してやってくれ。最近のおかしな出来事が、緩和させると思うのでな。それと、あとな、最初に説明したとおり、もう未来を予見する装置は使わぬよう伝えてくれ。それじゃあ、あとはよろしくじゃ。それとフィーナを幸せにしてやってくれな・・・。まあ、言わんでも問題ないと思うがな。ほっほっほほ・・・』
創造神様は言いたい事とお願いをいっきに喋って、その後創造神様の目の前に、この場所に現れて来た時の様なドアを出して、それを開けてこちらに振り返った。
『それじゃ、あとはよろしく頼むの・・・・』
その言葉を残し、かっこよく消えて行くのかと思ったら・・・・まだ、創造神様は俺の目の前にいる。
あれ、まだ、行かないのかな?何かを確認してるみたいだけど・・・。あれ?しかもいつの間にか側にいたフィーナ様がいなくなってる。
「あれ?フィーナ様は、どこに・・・・?それに、何で創造神様はまだ居るのですか?」
フィーナ様の方は、何となくいなくなるのは解ったのだけど、創造神様がまだドアを開けたままこちらに視線を向けてるのがよく解らなかった。
するとそんな俺の不思議がってる様子を感じ取ったのか、創造神様が声を掛けてきた。
『おっと、そうじゃった。もう一つお願いするのを忘れておったわい。流石にこれはフィーナにも聞かれたくなかったからのう。お主がおるからフィーナが現実世界に戻るのを我慢するかと思ったが・・・余程お主の事を信頼しておるのじゃな。ああもすぐに戻るとは?・・・まあ、いいわい。それでのうユウマよ』』
「えっ、さっきので終って、俺も現実世界に戻るんじゃなかったんですか?・・・まあ、いいんですけど。それで、お願いとはなんですか?」
何となく嫌な予感がしたが、とりあえず話を聞く事にした。そうしないと創造神様も、自分の場所に戻りそうにないからである。
『先程の件とは別なんじゃがな。そのうちワシもお主達が作った物を食べたいのでな。そうじゃのう・・・・おっ、そうじゃ、そうじゃ!お主が作った神殿にフィーナ達の像があったのう。あれをちょっといじくるのでな。そこに供えてくれればいいから、その件はよろしくたのむぞぉ・・・・』
そう言って先程出現させていたドアより立ち去っていった。
なんともまあ、まさか俺達の作った物を、お願いされるとは思わなかった。それはいいとして、なんで最後はカッコ良くそのまま立ち去ると思ったけど、流石にあれはないだろう・・・。
実は先程ドアから立ち去る前に、そのままドアを抜けて立ち去るかと思ったら、そのドアを少し開けてその先の様子を確認したあと、何故か安心して一息ついて出て行ったのである。
「なにが、あったんだ?すごく安心したように出て行ったけど・・・それにしても俺達の作った料理か・・・でも、創造神様だったら自由にその辺できるような気がするけど・・・。まあ、いいや」
そんな事をぼやいていると、俺はある事に気が付いたのである。
・・・・あれ、そういえば俺って、どうやって戻ればいいんだ?みんないなくなったし・・・どうしよう。
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そう現状この白い空間には誰もいなくなったのだが、俺だけはまだこの場所に居て転移も何も起きない、と言うよりどうやったら現実世界に戻れるのかが不明であった。
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それらを何故か俺とフィーナ様に教えてくれたのである。
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しかし、何故俺とフィーナ様だけに教えてくれるのかが、よく解らないので尋ねる事にした。
「えっと、創造神様。なんでそんな事を俺らに教えてくれたのですか?特に俺なんか、まったく関係ないような気がするんですが、まあ、卵はまったくじゃないですけど・・・それに、それだったらマリエル様とシルク様も一緒の方が良かったのでは?」
創造神様は、俺に視線を向けて、自分の髭を触りながら何かを考えて答えてくれた。
『ん?いや、シルクとマリエルには別の事を頼む予定じゃ。それに、これらの事は、フィーナと共にお主も一緒に行なって欲しいのじゃが・・・まあ、お主は好きなようにしておればよい。それに、恐らくお主は、なんも言わんでもフィーナを・・・・まあ、気にせんでいいんじゃよ』
なんかまたはぐらかされたが、まあ、いいや。別に俺がフィーナ様のお願いを断る事はしないし、それにこの状態じゃ・・・断れないだろうから・・・。
しかし、先程の創造神様の動作は、あきらかに今考えていた様な雰囲気がするが、それは見なかった事にしよう。それに、こんな事を考えている間にも、恐らく心を見透かされていると思うから・・・。
それにしても、俺が創造神様に質問やら確認をしている間は、何故かずっと俺の側に座り離れようとしないフィーナ様であるが、先程の話を聞いてる間も大人しかったなと思っていると・・・。
おりょりょ、よく見るとフィーナ様すごく眠そうにしてるけど大丈夫かな?
まあ、先程の長い話しをする前に、創造神様が白い空間の床に畳みに似た敷物と、ちゃぶ台みたいなものを出してくれて、そこの座ってずっと話しを聞いていたが、フィーナ様は俺に寄り添ったまま目をしょぼしょぼさせていた。それに時たま欠伸をしたりしていたのである。
そんなフィーナ様の方を創造神様が見て、優しそうな笑みを見せこちらに話を振った。
『おっと、フィーナはそろそろ時間じゃな。それではユウマよ。これから先ずっとフィーナの事を頼むぞ。あと、それとじゃ。現実世界でのお主の身体は、深く傷付いてたが・・・ほいっ、今ちゃんと元通りに治してやったからな。あ~、それとお主が無意識にしまった例の神の武具等は、そのうち神界に戻してやってくれ。最近のおかしな出来事が、緩和させると思うのでな。それと、あとな、最初に説明したとおり、もう未来を予見する装置は使わぬよう伝えてくれ。それじゃあ、あとはよろしくじゃ。それとフィーナを幸せにしてやってくれな・・・。まあ、言わんでも問題ないと思うがな。ほっほっほほ・・・』
創造神様は言いたい事とお願いをいっきに喋って、その後創造神様の目の前に、この場所に現れて来た時の様なドアを出して、それを開けてこちらに振り返った。
『それじゃ、あとはよろしく頼むの・・・・』
その言葉を残し、かっこよく消えて行くのかと思ったら・・・・まだ、創造神様は俺の目の前にいる。
あれ、まだ、行かないのかな?何かを確認してるみたいだけど・・・。あれ?しかもいつの間にか側にいたフィーナ様がいなくなってる。
「あれ?フィーナ様は、どこに・・・・?それに、何で創造神様はまだ居るのですか?」
フィーナ様の方は、何となくいなくなるのは解ったのだけど、創造神様がまだドアを開けたままこちらに視線を向けてるのがよく解らなかった。
するとそんな俺の不思議がってる様子を感じ取ったのか、創造神様が声を掛けてきた。
『おっと、そうじゃった。もう一つお願いするのを忘れておったわい。流石にこれはフィーナにも聞かれたくなかったからのう。お主がおるからフィーナが現実世界に戻るのを我慢するかと思ったが・・・余程お主の事を信頼しておるのじゃな。ああもすぐに戻るとは?・・・まあ、いいわい。それでのうユウマよ』』
「えっ、さっきので終って、俺も現実世界に戻るんじゃなかったんですか?・・・まあ、いいんですけど。それで、お願いとはなんですか?」
何となく嫌な予感がしたが、とりあえず話を聞く事にした。そうしないと創造神様も、自分の場所に戻りそうにないからである。
『先程の件とは別なんじゃがな。そのうちワシもお主達が作った物を食べたいのでな。そうじゃのう・・・・おっ、そうじゃ、そうじゃ!お主が作った神殿にフィーナ達の像があったのう。あれをちょっといじくるのでな。そこに供えてくれればいいから、その件はよろしくたのむぞぉ・・・・』
そう言って先程出現させていたドアより立ち去っていった。
なんともまあ、まさか俺達の作った物を、お願いされるとは思わなかった。それはいいとして、なんで最後はカッコ良くそのまま立ち去ると思ったけど、流石にあれはないだろう・・・。
実は先程ドアから立ち去る前に、そのままドアを抜けて立ち去るかと思ったら、そのドアを少し開けてその先の様子を確認したあと、何故か安心して一息ついて出て行ったのである。
「なにが、あったんだ?すごく安心したように出て行ったけど・・・それにしても俺達の作った料理か・・・でも、創造神様だったら自由にその辺できるような気がするけど・・・。まあ、いいや」
そんな事をぼやいていると、俺はある事に気が付いたのである。
・・・・あれ、そういえば俺って、どうやって戻ればいいんだ?みんないなくなったし・・・どうしよう。
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