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第9章 戦いの中で真実を?
9-111 魔王ドロスの最後?
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魔王ドロスはユウマの視線を追い女神達を睨みつけたが、効果はいまいち無いと言うより、魔王ドロスが女神達の神気のこもった視線に耐えられなくなり視線をそらしたのであった。
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そのまま女神様達と、魔王ドロスの戦いが始まったのだが・・・殆ど現状勝負になっていないのである。
『うぐぐっ、おかしいぞ!この力の差は、しかし、もう少しだ。そう少しで我の力を解放できる』
魔王ドロスは、女神達の攻撃を受けながら力を密かに練っていたのである。
しかし、周りから見たら魔王ドロスは、一方的にやられているしか見えない・・・いや、そのままのとおりやられている。
何せ力の差が開き過ぎているので、当たり前であるのだが・・・ん?なんだかあの角付き魔人族の様子が少しおかしい?・・・いや、おかしすぎる。
「なあ、ティナ!あいつの様子が少しおかしく無いか?」
ティナは俺と一緒に、玉座の方まで移動して、フィーナ様達が戦う光景を一緒に見ていた。それで戦っている相手である魔王ドロスがボコボコにされているのは解るのだが、一向にその魔王ドロスの身体には傷らしい傷を負わず何か力を溜めて、待っている様な感じがしていた。
しかし、ティナの反応はあっけらかんとしていた。
「ほえっ?そうかな・・・フィーナちゃん達の圧勝のような感じがするけどなぁ。あっ、それよりもお兄ちゃん!これもっと頂戴」
良く見ると殆どフィーナ様達の戦闘は見ておらず、先程俺が渡したオヤツを食べ終え、もっとくれとせがまれたので追加で渡してやった。
何故ティナがお菓子を食べているかと言うと、戦闘を観戦し出し余りにも一方的な戦いを見ている中で、ティナがお腹が空いたと言うので仕方なくお菓子類を渡すと、最初は黙々と食べながら見ていたのだが・・・どうやら途中からは完全に戦闘は見ておらず、お菓子を食べるのに夢中だったようである。
これは間違いなく聞く相手を間違えていたようである。しかし、相手の魔王ドロスが何かを狙っているようで、不安がよぎるのであった。
『ぐはははっ、もう少しだ!もう少しで、この短剣の封印が解ける。待っておれ女神共め!』
そう声をあげ魔王ドロスは、一旦女神様達と距離をあけた。
すると今迄溜めていた気を解放して、以前なった時と同じ様に魔神へと姿を変えた。
『くくくっ、これで力は一段と上がったぞ。さらにこれの封印を解き、使用して・・・』
ん?あの短剣は・・・あっ、俺のじゃん!
そう魔王ドロスがそこに取り出し手にしたのは、ユウマが創ったクレリア製の短剣であったのである。
「あっ、こら、おっさん、その短剣は俺のだぞ。返せ!」
俺がそう声をあげると、再度短剣は光を取り戻したように輝き出し、突如、魔王の手元から消えてユウマの元に戻ってきた。
『あっ、おっ、おい、たっ、短剣はどこに?』
「ああ、よかった。もう、戻ってこないかと思った」
再度、魔神となったドロスが、手元にあった短剣が突然なくなった事に驚き、周囲に視線を向けていた。
女神様達は先程魔王ドロスとは有利に戦っていたので、今はユウマと突然魔神となって力を数段にあげたドロスとのやり取りを、大人しく見ながら息を整えていた。
「どうしたんだろう。ユウマさん?あいつとなんかやり取りしてるみたいだよ。それにあいつさっきより数段強くなったね」
「ええ、そうだね。それでも弱すぎじゃない。あいつ・・・」
「でも、シルクちゃん。それでもあいつさっきより相当強くなってんよ?」
「そうね・・・ユウマさんとのやり取りが終ったら、今度は本気であいつを倒すわよ!」
「うん、解ってる」
「任しといぇな」
女神様達は一致団結して、ユウマと魔神となったドロスとのやり取りを、大人しく見ていたのであった。
その間もユウマと魔神ドロスの話しは進んでいた。
『なっ!何故貴様の元に・・・どっ、どう言う事だ!そっ、その短剣は、今から封印を解き、その魔力を我の進化の媒体に・・・!?』
ああ、そういう事だったのか・・・これを媒体の進化しようとしてたのか?う~ん、まあ、確かにこいつは俺が創った中では魔力を大量に蓄積できるけど・・・多分無理だと思うぞ。だってこの中に封印してる力は、俺の魔力だから解放したところで魔人族が進化出来る訳ないし、逆に消滅するんじゃないかな?・・・。
この時点でユウマが考えていたとおり、魔王ドロスは短剣内に蓄積されていた強大な魔力自身の進化の糧にしようと考えていたのである。
『何故、我が手に入れた短剣が、お前の元に勝手に・・・。それは、我が領地に落ちていたはずだ』
魔王ドロスは、物凄い力を秘めた短剣を手に入れた事を喜んでいたが、肝心な事を忘れていたのを思い出したのであった。それは自分の分身と言える存在をいつの間にか倒されていた事を大臣に聞かされていた事を、その側にその短剣が落ちていた事をであった。
「なあ、お前なんか勘違いして無いか、この短剣は元々俺のだし、中に蓄積されてる魔力はお前が考えてるような力じゃないぞ!」
『なっ、何を言う、その中に蓄積された魔力は、間違いなく極限まで極めた魔力のはず』
魔王ドロスが訳の解らない事を言い出したので、ユウマはある事を思いつきそれをみせる事にしたのである。
「お前、何言ってんの、強いて言うならこの力と同じだ。ふん!」
ユウマはそう戦闘中の魔王ドロスに声を掛け、自身の持つ気を爆発的に最大限まであげた。
すると城自体が激しく揺れだし、大気が震え出した。
「えっ、ユウマさん何してるの?」
「わっ、わわわっ、なにこれ?どんでもない力が・・・」
「ほっ、ホンマヤ!・・・でも、ウチらにとっては・・・なんやろ、気分はよくなるような?」
「「うん、実は私も!」」
ユウマが力を解放すると共に、辺りにとんでもないほどの気の流れが出来て、この場にはなかった聖なる気と神界に漂うっていたはずの神気が、ユウマを中心にして周りに渦巻いてきたのである。
すると徐々にユウマの周りには神々しい輝きを放ちだし、身体からは神気と聖なる気が放出し出した。そのうえ先程とは違い一段と放出する気は輝きを増し、ユウマを中心にとんでもない気の嵐が吹き上げられた。
その光景をみた魔神ドロスは、何故か突然動かなくなって声も出さなくなっていたのであった。
それで、その様子に気付いた女神様達が騒ぎ出した。
「あっ、ユウマさんずるい。せっかく私達がこれから本気で戦うつもりだったのに、そんな気を放出したら相手は気絶するじゃない」
「ああぁ、あっ、この魔人族のおっちゃん・・・完全に白目むいとる。あかんわ、これ、どないしよう?」
「もう、いいんじゃない。私はもう、すっきりしてるし、それよりも私もお菓子を食べたいもの」
確かに女神様達が言うように、既に魔神となったドロスは力を使う前に立ったまま、白目をむき気絶していた。 女神様達はそんな事を無視して、俺がティナに渡したのと同じお菓子を要求されたのであった。
そんな事をやっている間に、気絶していた魔神ドロスは、先程まで自然回復していた傷が・・・何故か突然開き、血を吹き出し始めたのである。
「えっ、もしかして俺が全開に気を解放したから、こうなったのか?」
「そうだよ。お兄ちゃん!あんなの耐性が有ったって、耐えられないと思うよ。同じ種族か聖属性か神核がある者じゃないかぎり、防ぎようがないよ。ましてや・・・こんな、なりそこないの魔神じゃ、どうしようもないよ」
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そんな事をティナと話している間に、白目をむいて気絶していた魔神ドロスは、全ての血を吹き出し、最後は灰となり消滅していたのである。その灰となった場所には、今迄見た事のないような魔石と角が落ちていたのであった。
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魔王ドロスはユウマの視線を追い女神達を睨みつけたが、効果はいまいち無いと言うより、魔王ドロスが女神達の神気のこもった視線に耐えられなくなり視線をそらしたのであった。
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そのまま女神様達と、魔王ドロスの戦いが始まったのだが・・・殆ど現状勝負になっていないのである。
『うぐぐっ、おかしいぞ!この力の差は、しかし、もう少しだ。そう少しで我の力を解放できる』
魔王ドロスは、女神達の攻撃を受けながら力を密かに練っていたのである。
しかし、周りから見たら魔王ドロスは、一方的にやられているしか見えない・・・いや、そのままのとおりやられている。
何せ力の差が開き過ぎているので、当たり前であるのだが・・・ん?なんだかあの角付き魔人族の様子が少しおかしい?・・・いや、おかしすぎる。
「なあ、ティナ!あいつの様子が少しおかしく無いか?」
ティナは俺と一緒に、玉座の方まで移動して、フィーナ様達が戦う光景を一緒に見ていた。それで戦っている相手である魔王ドロスがボコボコにされているのは解るのだが、一向にその魔王ドロスの身体には傷らしい傷を負わず何か力を溜めて、待っている様な感じがしていた。
しかし、ティナの反応はあっけらかんとしていた。
「ほえっ?そうかな・・・フィーナちゃん達の圧勝のような感じがするけどなぁ。あっ、それよりもお兄ちゃん!これもっと頂戴」
良く見ると殆どフィーナ様達の戦闘は見ておらず、先程俺が渡したオヤツを食べ終え、もっとくれとせがまれたので追加で渡してやった。
何故ティナがお菓子を食べているかと言うと、戦闘を観戦し出し余りにも一方的な戦いを見ている中で、ティナがお腹が空いたと言うので仕方なくお菓子類を渡すと、最初は黙々と食べながら見ていたのだが・・・どうやら途中からは完全に戦闘は見ておらず、お菓子を食べるのに夢中だったようである。
これは間違いなく聞く相手を間違えていたようである。しかし、相手の魔王ドロスが何かを狙っているようで、不安がよぎるのであった。
『ぐはははっ、もう少しだ!もう少しで、この短剣の封印が解ける。待っておれ女神共め!』
そう声をあげ魔王ドロスは、一旦女神様達と距離をあけた。
すると今迄溜めていた気を解放して、以前なった時と同じ様に魔神へと姿を変えた。
『くくくっ、これで力は一段と上がったぞ。さらにこれの封印を解き、使用して・・・』
ん?あの短剣は・・・あっ、俺のじゃん!
そう魔王ドロスがそこに取り出し手にしたのは、ユウマが創ったクレリア製の短剣であったのである。
「あっ、こら、おっさん、その短剣は俺のだぞ。返せ!」
俺がそう声をあげると、再度短剣は光を取り戻したように輝き出し、突如、魔王の手元から消えてユウマの元に戻ってきた。
『あっ、おっ、おい、たっ、短剣はどこに?』
「ああ、よかった。もう、戻ってこないかと思った」
再度、魔神となったドロスが、手元にあった短剣が突然なくなった事に驚き、周囲に視線を向けていた。
女神様達は先程魔王ドロスとは有利に戦っていたので、今はユウマと突然魔神となって力を数段にあげたドロスとのやり取りを、大人しく見ながら息を整えていた。
「どうしたんだろう。ユウマさん?あいつとなんかやり取りしてるみたいだよ。それにあいつさっきより数段強くなったね」
「ええ、そうだね。それでも弱すぎじゃない。あいつ・・・」
「でも、シルクちゃん。それでもあいつさっきより相当強くなってんよ?」
「そうね・・・ユウマさんとのやり取りが終ったら、今度は本気であいつを倒すわよ!」
「うん、解ってる」
「任しといぇな」
女神様達は一致団結して、ユウマと魔神となったドロスとのやり取りを、大人しく見ていたのであった。
その間もユウマと魔神ドロスの話しは進んでいた。
『なっ!何故貴様の元に・・・どっ、どう言う事だ!そっ、その短剣は、今から封印を解き、その魔力を我の進化の媒体に・・・!?』
ああ、そういう事だったのか・・・これを媒体の進化しようとしてたのか?う~ん、まあ、確かにこいつは俺が創った中では魔力を大量に蓄積できるけど・・・多分無理だと思うぞ。だってこの中に封印してる力は、俺の魔力だから解放したところで魔人族が進化出来る訳ないし、逆に消滅するんじゃないかな?・・・。
この時点でユウマが考えていたとおり、魔王ドロスは短剣内に蓄積されていた強大な魔力自身の進化の糧にしようと考えていたのである。
『何故、我が手に入れた短剣が、お前の元に勝手に・・・。それは、我が領地に落ちていたはずだ』
魔王ドロスは、物凄い力を秘めた短剣を手に入れた事を喜んでいたが、肝心な事を忘れていたのを思い出したのであった。それは自分の分身と言える存在をいつの間にか倒されていた事を大臣に聞かされていた事を、その側にその短剣が落ちていた事をであった。
「なあ、お前なんか勘違いして無いか、この短剣は元々俺のだし、中に蓄積されてる魔力はお前が考えてるような力じゃないぞ!」
『なっ、何を言う、その中に蓄積された魔力は、間違いなく極限まで極めた魔力のはず』
魔王ドロスが訳の解らない事を言い出したので、ユウマはある事を思いつきそれをみせる事にしたのである。
「お前、何言ってんの、強いて言うならこの力と同じだ。ふん!」
ユウマはそう戦闘中の魔王ドロスに声を掛け、自身の持つ気を爆発的に最大限まであげた。
すると城自体が激しく揺れだし、大気が震え出した。
「えっ、ユウマさん何してるの?」
「わっ、わわわっ、なにこれ?どんでもない力が・・・」
「ほっ、ホンマヤ!・・・でも、ウチらにとっては・・・なんやろ、気分はよくなるような?」
「「うん、実は私も!」」
ユウマが力を解放すると共に、辺りにとんでもないほどの気の流れが出来て、この場にはなかった聖なる気と神界に漂うっていたはずの神気が、ユウマを中心にして周りに渦巻いてきたのである。
すると徐々にユウマの周りには神々しい輝きを放ちだし、身体からは神気と聖なる気が放出し出した。そのうえ先程とは違い一段と放出する気は輝きを増し、ユウマを中心にとんでもない気の嵐が吹き上げられた。
その光景をみた魔神ドロスは、何故か突然動かなくなって声も出さなくなっていたのであった。
それで、その様子に気付いた女神様達が騒ぎ出した。
「あっ、ユウマさんずるい。せっかく私達がこれから本気で戦うつもりだったのに、そんな気を放出したら相手は気絶するじゃない」
「ああぁ、あっ、この魔人族のおっちゃん・・・完全に白目むいとる。あかんわ、これ、どないしよう?」
「もう、いいんじゃない。私はもう、すっきりしてるし、それよりも私もお菓子を食べたいもの」
確かに女神様達が言うように、既に魔神となったドロスは力を使う前に立ったまま、白目をむき気絶していた。 女神様達はそんな事を無視して、俺がティナに渡したのと同じお菓子を要求されたのであった。
そんな事をやっている間に、気絶していた魔神ドロスは、先程まで自然回復していた傷が・・・何故か突然開き、血を吹き出し始めたのである。
「えっ、もしかして俺が全開に気を解放したから、こうなったのか?」
「そうだよ。お兄ちゃん!あんなの耐性が有ったって、耐えられないと思うよ。同じ種族か聖属性か神核がある者じゃないかぎり、防ぎようがないよ。ましてや・・・こんな、なりそこないの魔神じゃ、どうしようもないよ」
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そんな事をティナと話している間に、白目をむいて気絶していた魔神ドロスは、全ての血を吹き出し、最後は灰となり消滅していたのである。その灰となった場所には、今迄見た事のないような魔石と角が落ちていたのであった。
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