巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第10章 女神の修行・・・。

10-12 階下を調査しすぎて?

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 それで結局3人は、今夜の食事の後にでも、相談するようにしたのであった。



 そんな事になっているとは、知らずにユウマはある程度下の階の調査を行なっていたが、この時点で肝心な事を忘れていたのであった。実はこの時マップを見ずにドンドン下に進んで行った為、タブレッドをフィーナ様に渡していた事を完全に忘れていて、その事に気が付き戻ってくるのに時間が掛かってしまったのであった。

 それで実際にこの拠点に戻ってきたのは、1日経った後だった。まあ念の為に、フィーナ様に【通話テレホン】改め【魔導次元通話マジックテレホン】のスキルで連絡を入れていたので問題は無かったが・・・流石にこの時ユウマは焦った。
 まあ、何せ来た道順が途中から解らなくなっていたからである。

 ただ、ホントのところ進んでいた道順が、最初から考えると常に変化していたと考え思っていたら、どうやらそれは間違ってなかったのだ。途中で薄々気が付いていたが、壁が動き通路が常に変化していたのである。

 まあ、それで結局、戻ってくるのに時間が掛かった。だが、ホントはそれだけではない・・・。その為、実際1日半過ぎて、やっとの事で、みんなのいる拠点に戻ってきたんだが・・・。

 それでログハウスに戻って来て、みんなに説明をする事になった。
「はぁぁっ、ビックリしたよ。タブレット端末のマップが無い事を完全に忘れていて、下の階へ行ったから帰り道が解らなくなっちゃったよ。下に行く階段はすぐに見付ったけど、ここに戻ってくるのに時間がかなり掛かってしまったよ。はははっ」
「もう、ホントにビックリしたよ。フィーナちゃんにユウ君が迷子になったって聞いた時は、でも、何でそんな事になったの?昨日2階層の下まで行ったんでしょう」
「そうですよね。確か2階層下までは調べたって言ってましたよね。それにユウマさんならすぐに戻れるのでは?」

 いえ、確かに2階層下の状態は覚えているので、目を瞑っていても問題無く戻ってこれるが・・・俺が、それだけでいる分けないだろ。
 流石に、かなり下まで行っていた・・・何て言えるわけ無いだろう。

 実は、ユウマは3人には黙っている事があった。それは・・・・。

 ☆☆☆

 実際にユウマは、今迄に無いような異常なスピードで、階下に下りて行っていたのだ。ホントのところを言うと・・・10階下の400階層まで下りて行って、それでその階層のボスも、ちゃっかり倒して来たのであった。

 ホントはさっさと帰る予定であったが、何故かすぐに階下へ下りる階段を見つけていたので、戻るより下の方に向かって下りて行っていたのだ。ただ、流石に400階層にいたボスである魔獣モンスターのプラントゴーレムを倒した後に、早く戻らないといけないと思い、399階層への階段を上がると・・・来た時は確かに直線の通路だったのだが、いきなり目の前に壁があり、左右にしか行けない通路しかなかったのであった。

「・・・あれ?ここって、確か上の階層から直線の通路だったような?なんで下からの階段の前に壁が・・・?まあ、いいや、こう言う時こそマップを確認してっと・・・・ん?・・・・はっ!?」

 それでタブレット端末を使用して確認しようとして、ある事を思い出した。
「あっ!?そう言えば、タブレットは・・・フィーナ様に預けたんだった。どうやって戻ろう・・・」
 この時点で肝心のタブレットがない事を思い出したのであった。

 それで、結局その通路を右に進んだが、ある程度進んで行って・・・何故か元の下へ行く階段の前に戻ってきた。
「ちょっとまって、これは流石に今日中には戻れないのでは、どうしよう・・・あっ、そうだ!」

 ある事を思い出したので、久々フィーナ様にスキルの【魔導次元通話マジックテレホン】を、使用して連絡する事にした。

《ピロピロリン・・・・・・・》あれ?・・・繋がらない。ん?・・・《ピロピロリン・・・・・・・》・・・どうしたんだ?・・・。

《プッ・・・》あっ、繋がった。
『・・・・あっ、ごめんなさい。どうしましたユウマさん。最近使う事が無かったテレホンを突然使用して?何かありました』
 どうやら久々の事だったので、フィーナ様も何の音なのかを忘れていたようである。それで慌てて対処しようとしたので、少し反応が遅れたようだった。

『あっ、よかった。久々だったから、もしかして、繋がらないのかと、ちょっと心配しましたよ』
『ごめんなさい。私も滅多に使わなくなったので、少し忘れてました。それでどうしました。突然?』
『あっ、すいません。単刀直入に伝えますね。今日中にそこに戻れないと思いますので、すいませんけどリンカとシルフィーにも伝えていて下さい』
『えっ、何でですか?何かありましたか』
 とりあえずユウマは現状自分の置かれている事を、簡単に説明して今日中には帰れ無い事を伝えたが、フィーナ様的には、納得できないようである。

『いっ、いえ、タブレットをフィーナ様に渡してるのを、忘れていて少し下の階に下りたら、道が解らなくなったんで、ちょっと戻るのが遅れます』
 それでフィーナ様に連絡をしたのだが、まさか400階層まで来たとは正直には言えないので、その時の話を濁したのである。

『解りました。でも、くれぐれも気を付けてくださいね。ユウマさんが無敵に近いと言っても、この間みたいな事もありますから・・・』
 まあ、確かに、ここ時の迷宮ダンジョンに入ったぐらいに、状態異常の完全耐性のある俺が状態異常にかかり寝込んだ事を言っているのだろうし、何故か女性に対しては、自分の能力が半減以下の力になってしまう呪いみたいなモノがあるからな。

『まあ、でも、ここでは大丈夫と思いますけど、早く戻ってきてくださいね。じゃぁ・・・《ぷっっ!》』

 フィーナ様から心配されたので、間違いなくリンカとシルフィーも心配するだろうから、超特急で上の階へと急いだのであった。それでその連絡をした時点から不眠不休の約半日で、390階層の拠点であるログハウスに戻ってきたのである。

☆☆☆

 それで、先程のシルフィーの質問に対して、正直には説明をせず言葉を濁して答えた。
「ああ、そのな、下の方の階層で壁が移動して常に通路が変化してたんだ。それで同じ様な通路じゃなかったんで、その迷ってるウチに階段の位置がいよいよ解らなくなったんだよ。まあ、余り遅くなって心配させるのも悪いからフィーナ様には連絡したって事だ」

「ふぅん、そうだったの。私はてっきり、ユウ君の事だから5階層ぐらい下りて行ったんじゃ無いかと思ったよ。まあ、流石に好奇心でそこまで無謀な事はしないかっ。でもホントは5階層は下に行ったんでしょう」
 ギックッ、さすがこの中で一番付き合いが長いだけあって、俺の事を良く解ってらっしゃる。ただ、5階層したじゃなくて、10階層下だけどね・・・言わないけど。

「いや、あのな・・・流石に壁が動いて通路が変化したらな。しかし、俺も疲れたからちょっと休むよ。はははっ」
 とりあえずこれ以上話をしてボロを出さないように、この場を離れよう・・・。

「なんか、怪しいな?・・・まあ、いいや」
 実際にリンカは、怪しそうにこちらに視線を向けていたけど、俺が頑なに話さなかったのと寝室に向かったので諦めたようである。

 まあ、無事に俺が戻ってきたので、問題も無くそれ以上は追及されなかった。ただ、後でよく考えてみたら俺の持つスキルの【瞬間移動テレポート】でも、無属性魔法の【短距離跳躍ルートジャンプ】でも、その他の移動系の魔法を使えば簡単にここへ戻ってこれる事を忘れていたのであった。

 この話しはこの時点で終わりにして、流石に不眠不休でこの場所に慌てて戻って来たので、少しの間寝かせて貰う事にしたのであった。

 それで約5時間程度、寝た後に誰かが食事を作っているようで、その匂いにつられて目を覚まし、キッチンのあるリビングに、ユウマは向かいその場所に姿を現した。
「ふわぁぁっ、おはよう。これから御飯かい?」
「あっ、ユウ君。おはぁっ!ユウ君も食べる。キノコオムライスとシチュウ」
 ほほうっ、単なるオムライスでなくキノコのオムライスですか?それとシチュウですか?それはぜひとも。

「ああ、頼むよ。ちょうどお腹も空いてるしな」
 俺がリンカに俺の分の、御飯を頼むとちょうど保管庫のある部屋からシルフィーが戻ってきた。

「リンカさん、これでいいですか?・・・あっ、ユウマ様。お目覚めになったのですね。おはよう御座います」
「ああ、おはよう!」

 リンカはシルフィーから赤いビン詰めのモノを受け取り、それを開けて中身を確認して頷いた。
「あっ、これこれシルフィーありがとう。これが無いとねケチャップが・・・」
 どうやらシルフィーは、保管庫に俺が作り置きしているケチャップを、取りに行っていたようである。

 ん?ところでフィーナ様はどこにいるんだ?
「なあ、フィーナ様は・・・」
 フィーナ様の所在を聞こうとしたら、このログハウスにある工房の扉が《ガチャ》からフィーナ様がこの部屋に入ってきた。

「あっ、ユウマさん起きたんだ。おはよう、それと工房を借りたからね。あと、マジックタブレットも完璧に使える様になったよ。ただ、操作可能にするならマスター登録が必要みたいなんだけど・・・どうする?」
「うん、おはよう」
 なるほどフィーナ様は、ずっとタブレット端末のロック解除と確認をしていたんだ。それでこれを色々と操作するには、マスター登録が必要みたいであるが・・・まあ、これは持ち帰ってティナに決めさせよう。

「・・・えっと、これに関しては、持って帰ってティナに任せたいと思うんだ。確かあいつがここの時の迷宮に管理を任せられてるし、それにどっちならマスター権限も持ってたほうが色々と便利がいいと思うからね」
「う~ん、そっか、そうだよね。解った。ならとりあえずこれはユウマさんに渡しておくね」
 フィーナ様はそう言ってタブレット端末と一緒に渡してあった電子キーとメモリーカード、それとメモリーカードのデータを転送する為の装置、それと説明書の二冊を渡してくれた。

「あれ?この説明書二冊とこの装置は必要なの?」
「うん、説明書はこの設備に関しての説明書で、その装置の使用方法も書いてるの。それにその装置がないとメモリーカードのデータの取り込みと、機能を起動する電子キーを操作が出来ないの。それとどうやら、あと二枚ほどメモリーカードがあるみたいだけど・・・まあ、今のところ必要は無いと思うわ。あと、この転送装置の起動キーは、そのマジックタブレットがあれば関係ないみたいだけど、一応渡しておくわね」
 とりあえずフィーナ様は、転移サークルの部屋で手に入れたモノを、すべて渡してくれたのであった。

 まあ、戻った時にでも全てティナに全て渡しておこう。



 それで、リンカが作ったオムライスを、冷めないウチにみんなで食べる事にしたのだが、またここで、ちょっとした問題が起こったのであった。


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