374 / 557
第10章 女神の修行・・・。
10-22 別の場所に連れて行かれたユウマ!
しおりを挟む
・
・
・
するとそこには、一緒について来た筈の、女神候補の娘達が一斉に驚いた表情をして、俺の方に視線を向けていたのであった。
・
・
・
いったい何に驚いているのだろうと思っていたら、どうやら俺が転移魔法陣を簡単に起動してみんなを一斉に転移させたからであったのである、まあ、それとは知らず不思議に思いながら聞いてみる事にした。
「いったい何を驚いてるんだ?」
「あっ、ああ、そっか!お兄ちゃんが普通に神界にある転移魔法陣起動したのと、全員をいっぺんに転移したのが原因だよ。しかも、まだ他の神が移動できない場所に転移したから、それは・・・」
・・・・ん?えっ、でも、多人数転移できるのは俺だけじゃないはずだぞ。あれを使えるのは?まあ、ここには俺の他はアーストリアの女神達と創造神様が許可した者だけだが・・・なんで?
そう考えていると、フィーナ様がある事を思い出し口にした。
「あっ、そうだった。ユウマさんが余りにも平然と使ってたから忘れてたけど、実はあの魔法陣って私達しか使えない筈なのよ。しかも同時に遅れる人数って6、7人が限度なのよ。それをユウマさんが当たり前に使ってたから完全に忘れてたわ」
「えっ、そうだったの?まあ、いいんじゃないの使えるんだし・・・」
ここは深く考えてもしょうが無いので考えるのを止めたのであるが、一緒に来た女神候補の娘達は、何故か尊敬の眼差しと、恋する乙女の目になっていた。
それでその視線を気にしないでユウマが、転移門ある場所、神殿から外に出て周囲を確認していると、数名が翼を羽ばたかせこちらに飛んでくる姿が見えたのである。
「あれって、お迎えですかねフィーナ様?」
「えっ、そんな事聞いてないですよ。確か御爺様が・・・あっ、創造神様がここで転移してくるまで待っている様に言ってたから・・・?」
ん、ならこっちに向かってくる人達は?
フィーナ様もであるが、ティナも不思議に思っていると、空を飛ぶ馬車みたいなのと、数人の翼の生えた人達が降りて来て、その代表らしい人がフィーナ様の前に立った。
「フィーナ様とメルティナ様、それとその付き添いの方々ですね。御向かいにあがりました。それにお主がユウマか!創造神様と武神様の命令だ。お前はこっちに付いてこい」
・・・なっ、なんだ、なんか俺だけ態度が悪いな?しかし、創造神の爺様はフィーナ様にここで待ってる様に言っといて違う場所にいるのか?それとフィーナ様のお父さんはそこまで俺の事に怒りをたぎらせているのか?
「えっ、でも・・・」
「いえ、解っております。皆様はこちらへ」
やはりフィーナ様も不思議に思い、尋ね様としたが言葉を遮られ、一緒に来ていた娘達と共に空飛ぶ馬車みたいなのに乗せられて城みたいなところに連れて行かれた。
えっ、いつの間にまた城みたいなのを建てたんだ?・・・まあ、いいや、とりあえず指示されたところに付いて行こう。
俺がそう思い自分自身で飛んで行こうとしていると、何故か両脇に2人の羽の生えた男に掴まれて連行されるような形になってしまった。
この場でフィーナ様と他に一緒に来た娘達は城の方に連れて行かれ、俺の方はだだっ広い敷地、そう以前俺が全てを吹き飛ばした場所に連れて行かれたのであった。
まあ、実際自分でも飛べるのだが、あえて両腕を抱えられた状態で大人しく連れて行かれる事にした。それでその中心部へと向かうとかなりの高さから落とされた。
「はっ・・・マジか!俺はこいつらに何かしたか?しかも肝心の創造神の爺様もいないぞ・・・」
ユウマはかなりの上空から落とされたが、何気ない表情でその場所に着地した。
それからその場で周囲を見渡すが、今回の目的の相手であるフィーナ様の父親である武神らしき神の姿は見えず周囲にもそれらしき神の気配も感じなかったは、その代わり、なにやら神々しい鎧を着込んだ者達が数百名いる事が解った。まあ、実際数えた訳ではないので正確な人数は解らない。
「えっと、これはどう言う事なのかな?」
現状の状態はよく解らない。しかし、ユウマには嫌な予感しかしなかったのであった。
☆☆☆
その頃、空飛ぶ馬車に乗って城に連れて行かれた面々は、少し驚いた状態になっていた。
まずはその城での入口では、複数の守護天使達がいてその殆どが回復職である天使達なのである。ただ、フィーナ達のアーストリアにいる守護天使達とは違いかなり歳を取った者達が複数いたのであった。
それでフィーナ達を案内してくれている者達も、良く見るとどこかを治めるのに失敗した神?達で、神族という別の種族になった者達であった。
それでフィーナ様達が連れて来られた場所には、ここに居てはおかしい人物、いや、武神であるその人がいたのであった。
「えっ、お父様・・・なんでここに?」
そうフィーナ達が連れて来られた場所、その城の展望室的な場所のソファーに座っていたのは、フィーナの父親である武神であった。
「おっ、フィーナか?良く来たな。ん、親父殿・・・いや、創造神様と一緒じゃないのか?・・・まあ、いい、それでどいつだ?ユウマとやらは・・・。ん?」
フィーナの父親である武神は、フィーナが来た事に顔を誇らばせ、ユウマがどこにいるかと鋭い目をしてフィーナの後ろをついてきた娘達を見渡し確認した。
「・・・えっ、でも、さっき?」
「ん、どうした。まさかワシにおくして逃げた訳ではあるまい?」
フィーナ様が少し混乱気味でいると、それらしき男性がいない事に、武神が不思議に思い言葉かけた。
だがその言葉に全員が不思議に思っていると、代表してティナが答えたのである。
「あれ?さっき迎えが来て。創造神様と武神ヘルロイ様が待ってるポイ事言って、お兄ちゃんだけどこかに連れて行きましたよ。ヘルロイ様」
ティナがフィーナの父親である武神の名を言い、既にユウマが違う場所に連れて行かれた事を話した。
「ん、どう言う事だ?ワシはそんな命令は出しておらんし、親父が来る事は誰にも話しておらんぞ?」
その武神であるヘルロイとしても訳が解らない状態であった。するとそこへ創造神とフィーナの母親であるフェルトが、ちょうど到着して話し掛けてきた。
「フィーナよ待っておれと言っていたのに先に来てしもうたか、まあそれはいいのじゃが、ヘルロイよ。お前の馬鹿な部下達がワシの名とお前の名を無断で騙って、ユウマをリンチするようじゃぞ!それでユウマはここからかなり放れた場所に連れて行かれたようじゃよ。ほっほっほ」
創造神様は、笑顔のまま冷静に説明した。
その創造神様の言葉に、事情を知らない女神候補の娘達は、少し青ざめて心配しているのをよそに、創造神とフィーナ達は冷静に状況を確認していた。
そのフィーナ達とは違い、武神ヘルロイは少し焦っていたのである。
「はっ、なにをそんな馬鹿な!それじゃユウマとやらは下手すると・・・」
やばい、やばいぞ、下手をするとそのフィーナの旦那になるユウマは殺されてしまうぞ!あいつらは手加減なんて知らないし、全員どうやらフィーナだけでなく、アーストリアに関係してる女神達のファンだから・・・。
ヘルロイは若干焦り出した。
実はヘルロイ自身は今回ユウマと簡単な手合わせをし、理屈的なやつであれば手加減をして最低でも半殺しにするかもしれないが、その後はフィーナの事を任せる気でいた。それと人族の身であれば、相当ヘルロイ自身が手を抜かないとすぐに勝負は終ると思っていた。
ただ今の創造神である自身の父親の話では自身の部下が、何を勘違いしたのか、その人族であるユウマをリンチすると聞いたのだ。しかも創造神と自身の名を騙ってだ、それでは何もしなくても罪を問われるし、もうすでにその事を行なった者達は、神へと戻れる道を閉ざされていたのである。
それに間違いなく、そのユウマが死んでしまうと、その時点で神としての能力を剥奪されるし、下手をするとフィーナに恨まれ、一生口を聞いて貰えないと武神ヘイロンは思っていたのであった。
しかし、そんな事を考え焦っている武神ヘルロイをよそに、冷静に話を続けるフィーナの母親であるフェルトであった。
「どうせ、貴方が変な事いったんでしょ。その人達に!ホントに馬鹿なんだから、まあ、その子達はこの後神になる事は一生無いでしょうけどね」
「ちょっと待てよ。フェルちゃん俺は確かに、今度ここに来るユウマを倒せる奴がいたら神の称号をやるとは言ったが、それ以外は何も言っとらんぞ!それにそのユウマに心配をせんと・・・ん?なんで、そんな冷たい視線を?」
みんなが武神の神ヘルロイに冷たい視線を向けていると、地響きと轟音が鳴り響き、城の中でちょうどみんなが話している展望台の場所、その外が物凄い光の閃光と爆風が起こった。
その現象が起こった後に10名ほどのヘルロイの部下である神候補で、下手をすると中級の神と同等の力を持つ者達がその場に吹き飛んできたのだった。
「おっ、おいこれは?もしかして魔神と魔人族の敵襲か?おい、どう言うことだ!」
「あっ、ああ、化け物だ・・・」《ガクッ》その吹き飛ばされて来た戦士は、その言葉を残し意識を失った。
その他の戦士達も、同じ様に再起不能の状態に陥っていっており、辛うじて意識があった者も、ある言葉を残し意識を失った。
その者達が残した言葉が『破壊神様が出た』とか『魔神竜の化身が出た』とかを口走っていたのである。
その言葉を聞き武神ヘルロイは、過去に感じた事のない恐ろしい気を感じ創造神である自身の父親に視線をむけ声を出した。
「おっ、親父大変だ!魔人族めとんでもない奴を送り込んだみたいだ。ここを撤退させないと・・・」
しかし、その言葉を聞く者はいなかった。代わりにこの場にいた者、数人が展望台の先程轟音が響いた場所に視線を向けていた。
その外の光景を見た創造神様をはじめフィーナとリンカ、それにシルフィーとティナは『あちゃぁぁっ!』と思い、その他でこの場にいた武神の神ヘルロイも、それと一緒に付いて来た女神候補の娘達は何が起こったか解らずに一緒にその方向に視線を向けていたのである。
この時はフィーナの母であるフェルトとフィーナの妹である双子、それとフィーナ専属の守護天使ミアは、この場に飛んで来た重症の戦士達を一箇所に集めて治療を開始していたのであった。
☆☆☆
・
・
・
それで、この現象が起きた、ホンの少し時間をさかのぼり、フィーナ達が城に付いた頃、ちょうどユウマがだだっ広い敷地の中心部に落とされた後である。
・
・
・
・
・
するとそこには、一緒について来た筈の、女神候補の娘達が一斉に驚いた表情をして、俺の方に視線を向けていたのであった。
・
・
・
いったい何に驚いているのだろうと思っていたら、どうやら俺が転移魔法陣を簡単に起動してみんなを一斉に転移させたからであったのである、まあ、それとは知らず不思議に思いながら聞いてみる事にした。
「いったい何を驚いてるんだ?」
「あっ、ああ、そっか!お兄ちゃんが普通に神界にある転移魔法陣起動したのと、全員をいっぺんに転移したのが原因だよ。しかも、まだ他の神が移動できない場所に転移したから、それは・・・」
・・・・ん?えっ、でも、多人数転移できるのは俺だけじゃないはずだぞ。あれを使えるのは?まあ、ここには俺の他はアーストリアの女神達と創造神様が許可した者だけだが・・・なんで?
そう考えていると、フィーナ様がある事を思い出し口にした。
「あっ、そうだった。ユウマさんが余りにも平然と使ってたから忘れてたけど、実はあの魔法陣って私達しか使えない筈なのよ。しかも同時に遅れる人数って6、7人が限度なのよ。それをユウマさんが当たり前に使ってたから完全に忘れてたわ」
「えっ、そうだったの?まあ、いいんじゃないの使えるんだし・・・」
ここは深く考えてもしょうが無いので考えるのを止めたのであるが、一緒に来た女神候補の娘達は、何故か尊敬の眼差しと、恋する乙女の目になっていた。
それでその視線を気にしないでユウマが、転移門ある場所、神殿から外に出て周囲を確認していると、数名が翼を羽ばたかせこちらに飛んでくる姿が見えたのである。
「あれって、お迎えですかねフィーナ様?」
「えっ、そんな事聞いてないですよ。確か御爺様が・・・あっ、創造神様がここで転移してくるまで待っている様に言ってたから・・・?」
ん、ならこっちに向かってくる人達は?
フィーナ様もであるが、ティナも不思議に思っていると、空を飛ぶ馬車みたいなのと、数人の翼の生えた人達が降りて来て、その代表らしい人がフィーナ様の前に立った。
「フィーナ様とメルティナ様、それとその付き添いの方々ですね。御向かいにあがりました。それにお主がユウマか!創造神様と武神様の命令だ。お前はこっちに付いてこい」
・・・なっ、なんだ、なんか俺だけ態度が悪いな?しかし、創造神の爺様はフィーナ様にここで待ってる様に言っといて違う場所にいるのか?それとフィーナ様のお父さんはそこまで俺の事に怒りをたぎらせているのか?
「えっ、でも・・・」
「いえ、解っております。皆様はこちらへ」
やはりフィーナ様も不思議に思い、尋ね様としたが言葉を遮られ、一緒に来ていた娘達と共に空飛ぶ馬車みたいなのに乗せられて城みたいなところに連れて行かれた。
えっ、いつの間にまた城みたいなのを建てたんだ?・・・まあ、いいや、とりあえず指示されたところに付いて行こう。
俺がそう思い自分自身で飛んで行こうとしていると、何故か両脇に2人の羽の生えた男に掴まれて連行されるような形になってしまった。
この場でフィーナ様と他に一緒に来た娘達は城の方に連れて行かれ、俺の方はだだっ広い敷地、そう以前俺が全てを吹き飛ばした場所に連れて行かれたのであった。
まあ、実際自分でも飛べるのだが、あえて両腕を抱えられた状態で大人しく連れて行かれる事にした。それでその中心部へと向かうとかなりの高さから落とされた。
「はっ・・・マジか!俺はこいつらに何かしたか?しかも肝心の創造神の爺様もいないぞ・・・」
ユウマはかなりの上空から落とされたが、何気ない表情でその場所に着地した。
それからその場で周囲を見渡すが、今回の目的の相手であるフィーナ様の父親である武神らしき神の姿は見えず周囲にもそれらしき神の気配も感じなかったは、その代わり、なにやら神々しい鎧を着込んだ者達が数百名いる事が解った。まあ、実際数えた訳ではないので正確な人数は解らない。
「えっと、これはどう言う事なのかな?」
現状の状態はよく解らない。しかし、ユウマには嫌な予感しかしなかったのであった。
☆☆☆
その頃、空飛ぶ馬車に乗って城に連れて行かれた面々は、少し驚いた状態になっていた。
まずはその城での入口では、複数の守護天使達がいてその殆どが回復職である天使達なのである。ただ、フィーナ達のアーストリアにいる守護天使達とは違いかなり歳を取った者達が複数いたのであった。
それでフィーナ達を案内してくれている者達も、良く見るとどこかを治めるのに失敗した神?達で、神族という別の種族になった者達であった。
それでフィーナ様達が連れて来られた場所には、ここに居てはおかしい人物、いや、武神であるその人がいたのであった。
「えっ、お父様・・・なんでここに?」
そうフィーナ達が連れて来られた場所、その城の展望室的な場所のソファーに座っていたのは、フィーナの父親である武神であった。
「おっ、フィーナか?良く来たな。ん、親父殿・・・いや、創造神様と一緒じゃないのか?・・・まあ、いい、それでどいつだ?ユウマとやらは・・・。ん?」
フィーナの父親である武神は、フィーナが来た事に顔を誇らばせ、ユウマがどこにいるかと鋭い目をしてフィーナの後ろをついてきた娘達を見渡し確認した。
「・・・えっ、でも、さっき?」
「ん、どうした。まさかワシにおくして逃げた訳ではあるまい?」
フィーナ様が少し混乱気味でいると、それらしき男性がいない事に、武神が不思議に思い言葉かけた。
だがその言葉に全員が不思議に思っていると、代表してティナが答えたのである。
「あれ?さっき迎えが来て。創造神様と武神ヘルロイ様が待ってるポイ事言って、お兄ちゃんだけどこかに連れて行きましたよ。ヘルロイ様」
ティナがフィーナの父親である武神の名を言い、既にユウマが違う場所に連れて行かれた事を話した。
「ん、どう言う事だ?ワシはそんな命令は出しておらんし、親父が来る事は誰にも話しておらんぞ?」
その武神であるヘルロイとしても訳が解らない状態であった。するとそこへ創造神とフィーナの母親であるフェルトが、ちょうど到着して話し掛けてきた。
「フィーナよ待っておれと言っていたのに先に来てしもうたか、まあそれはいいのじゃが、ヘルロイよ。お前の馬鹿な部下達がワシの名とお前の名を無断で騙って、ユウマをリンチするようじゃぞ!それでユウマはここからかなり放れた場所に連れて行かれたようじゃよ。ほっほっほ」
創造神様は、笑顔のまま冷静に説明した。
その創造神様の言葉に、事情を知らない女神候補の娘達は、少し青ざめて心配しているのをよそに、創造神とフィーナ達は冷静に状況を確認していた。
そのフィーナ達とは違い、武神ヘルロイは少し焦っていたのである。
「はっ、なにをそんな馬鹿な!それじゃユウマとやらは下手すると・・・」
やばい、やばいぞ、下手をするとそのフィーナの旦那になるユウマは殺されてしまうぞ!あいつらは手加減なんて知らないし、全員どうやらフィーナだけでなく、アーストリアに関係してる女神達のファンだから・・・。
ヘルロイは若干焦り出した。
実はヘルロイ自身は今回ユウマと簡単な手合わせをし、理屈的なやつであれば手加減をして最低でも半殺しにするかもしれないが、その後はフィーナの事を任せる気でいた。それと人族の身であれば、相当ヘルロイ自身が手を抜かないとすぐに勝負は終ると思っていた。
ただ今の創造神である自身の父親の話では自身の部下が、何を勘違いしたのか、その人族であるユウマをリンチすると聞いたのだ。しかも創造神と自身の名を騙ってだ、それでは何もしなくても罪を問われるし、もうすでにその事を行なった者達は、神へと戻れる道を閉ざされていたのである。
それに間違いなく、そのユウマが死んでしまうと、その時点で神としての能力を剥奪されるし、下手をするとフィーナに恨まれ、一生口を聞いて貰えないと武神ヘイロンは思っていたのであった。
しかし、そんな事を考え焦っている武神ヘルロイをよそに、冷静に話を続けるフィーナの母親であるフェルトであった。
「どうせ、貴方が変な事いったんでしょ。その人達に!ホントに馬鹿なんだから、まあ、その子達はこの後神になる事は一生無いでしょうけどね」
「ちょっと待てよ。フェルちゃん俺は確かに、今度ここに来るユウマを倒せる奴がいたら神の称号をやるとは言ったが、それ以外は何も言っとらんぞ!それにそのユウマに心配をせんと・・・ん?なんで、そんな冷たい視線を?」
みんなが武神の神ヘルロイに冷たい視線を向けていると、地響きと轟音が鳴り響き、城の中でちょうどみんなが話している展望台の場所、その外が物凄い光の閃光と爆風が起こった。
その現象が起こった後に10名ほどのヘルロイの部下である神候補で、下手をすると中級の神と同等の力を持つ者達がその場に吹き飛んできたのだった。
「おっ、おいこれは?もしかして魔神と魔人族の敵襲か?おい、どう言うことだ!」
「あっ、ああ、化け物だ・・・」《ガクッ》その吹き飛ばされて来た戦士は、その言葉を残し意識を失った。
その他の戦士達も、同じ様に再起不能の状態に陥っていっており、辛うじて意識があった者も、ある言葉を残し意識を失った。
その者達が残した言葉が『破壊神様が出た』とか『魔神竜の化身が出た』とかを口走っていたのである。
その言葉を聞き武神ヘルロイは、過去に感じた事のない恐ろしい気を感じ創造神である自身の父親に視線をむけ声を出した。
「おっ、親父大変だ!魔人族めとんでもない奴を送り込んだみたいだ。ここを撤退させないと・・・」
しかし、その言葉を聞く者はいなかった。代わりにこの場にいた者、数人が展望台の先程轟音が響いた場所に視線を向けていた。
その外の光景を見た創造神様をはじめフィーナとリンカ、それにシルフィーとティナは『あちゃぁぁっ!』と思い、その他でこの場にいた武神の神ヘルロイも、それと一緒に付いて来た女神候補の娘達は何が起こったか解らずに一緒にその方向に視線を向けていたのである。
この時はフィーナの母であるフェルトとフィーナの妹である双子、それとフィーナ専属の守護天使ミアは、この場に飛んで来た重症の戦士達を一箇所に集めて治療を開始していたのであった。
☆☆☆
・
・
・
それで、この現象が起きた、ホンの少し時間をさかのぼり、フィーナ達が城に付いた頃、ちょうどユウマがだだっ広い敷地の中心部に落とされた後である。
・
・
・
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。
悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした
まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」
王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。
大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。
おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。
ワシの怒りに火がついた。
ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。
乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!!
※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる