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第10章 女神の修行・・・。
10-22 別の場所に連れて行かれたユウマ!
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するとそこには、一緒について来た筈の、女神候補の娘達が一斉に驚いた表情をして、俺の方に視線を向けていたのであった。
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いったい何に驚いているのだろうと思っていたら、どうやら俺が転移魔法陣を簡単に起動してみんなを一斉に転移させたからであったのである、まあ、それとは知らず不思議に思いながら聞いてみる事にした。
「いったい何を驚いてるんだ?」
「あっ、ああ、そっか!お兄ちゃんが普通に神界にある転移魔法陣起動したのと、全員をいっぺんに転移したのが原因だよ。しかも、まだ他の神が移動できない場所に転移したから、それは・・・」
・・・・ん?えっ、でも、多人数転移できるのは俺だけじゃないはずだぞ。あれを使えるのは?まあ、ここには俺の他はアーストリアの女神達と創造神様が許可した者だけだが・・・なんで?
そう考えていると、フィーナ様がある事を思い出し口にした。
「あっ、そうだった。ユウマさんが余りにも平然と使ってたから忘れてたけど、実はあの魔法陣って私達しか使えない筈なのよ。しかも同時に遅れる人数って6、7人が限度なのよ。それをユウマさんが当たり前に使ってたから完全に忘れてたわ」
「えっ、そうだったの?まあ、いいんじゃないの使えるんだし・・・」
ここは深く考えてもしょうが無いので考えるのを止めたのであるが、一緒に来た女神候補の娘達は、何故か尊敬の眼差しと、恋する乙女の目になっていた。
それでその視線を気にしないでユウマが、転移門ある場所、神殿から外に出て周囲を確認していると、数名が翼を羽ばたかせこちらに飛んでくる姿が見えたのである。
「あれって、お迎えですかねフィーナ様?」
「えっ、そんな事聞いてないですよ。確か御爺様が・・・あっ、創造神様がここで転移してくるまで待っている様に言ってたから・・・?」
ん、ならこっちに向かってくる人達は?
フィーナ様もであるが、ティナも不思議に思っていると、空を飛ぶ馬車みたいなのと、数人の翼の生えた人達が降りて来て、その代表らしい人がフィーナ様の前に立った。
「フィーナ様とメルティナ様、それとその付き添いの方々ですね。御向かいにあがりました。それにお主がユウマか!創造神様と武神様の命令だ。お前はこっちに付いてこい」
・・・なっ、なんだ、なんか俺だけ態度が悪いな?しかし、創造神の爺様はフィーナ様にここで待ってる様に言っといて違う場所にいるのか?それとフィーナ様のお父さんはそこまで俺の事に怒りをたぎらせているのか?
「えっ、でも・・・」
「いえ、解っております。皆様はこちらへ」
やはりフィーナ様も不思議に思い、尋ね様としたが言葉を遮られ、一緒に来ていた娘達と共に空飛ぶ馬車みたいなのに乗せられて城みたいなところに連れて行かれた。
えっ、いつの間にまた城みたいなのを建てたんだ?・・・まあ、いいや、とりあえず指示されたところに付いて行こう。
俺がそう思い自分自身で飛んで行こうとしていると、何故か両脇に2人の羽の生えた男に掴まれて連行されるような形になってしまった。
この場でフィーナ様と他に一緒に来た娘達は城の方に連れて行かれ、俺の方はだだっ広い敷地、そう以前俺が全てを吹き飛ばした場所に連れて行かれたのであった。
まあ、実際自分でも飛べるのだが、あえて両腕を抱えられた状態で大人しく連れて行かれる事にした。それでその中心部へと向かうとかなりの高さから落とされた。
「はっ・・・マジか!俺はこいつらに何かしたか?しかも肝心の創造神の爺様もいないぞ・・・」
ユウマはかなりの上空から落とされたが、何気ない表情でその場所に着地した。
それからその場で周囲を見渡すが、今回の目的の相手であるフィーナ様の父親である武神らしき神の姿は見えず周囲にもそれらしき神の気配も感じなかったは、その代わり、なにやら神々しい鎧を着込んだ者達が数百名いる事が解った。まあ、実際数えた訳ではないので正確な人数は解らない。
「えっと、これはどう言う事なのかな?」
現状の状態はよく解らない。しかし、ユウマには嫌な予感しかしなかったのであった。
☆☆☆
その頃、空飛ぶ馬車に乗って城に連れて行かれた面々は、少し驚いた状態になっていた。
まずはその城での入口では、複数の守護天使達がいてその殆どが回復職である天使達なのである。ただ、フィーナ達のアーストリアにいる守護天使達とは違いかなり歳を取った者達が複数いたのであった。
それでフィーナ達を案内してくれている者達も、良く見るとどこかを治めるのに失敗した神?達で、神族という別の種族になった者達であった。
それでフィーナ様達が連れて来られた場所には、ここに居てはおかしい人物、いや、武神であるその人がいたのであった。
「えっ、お父様・・・なんでここに?」
そうフィーナ達が連れて来られた場所、その城の展望室的な場所のソファーに座っていたのは、フィーナの父親である武神であった。
「おっ、フィーナか?良く来たな。ん、親父殿・・・いや、創造神様と一緒じゃないのか?・・・まあ、いい、それでどいつだ?ユウマとやらは・・・。ん?」
フィーナの父親である武神は、フィーナが来た事に顔を誇らばせ、ユウマがどこにいるかと鋭い目をしてフィーナの後ろをついてきた娘達を見渡し確認した。
「・・・えっ、でも、さっき?」
「ん、どうした。まさかワシにおくして逃げた訳ではあるまい?」
フィーナ様が少し混乱気味でいると、それらしき男性がいない事に、武神が不思議に思い言葉かけた。
だがその言葉に全員が不思議に思っていると、代表してティナが答えたのである。
「あれ?さっき迎えが来て。創造神様と武神ヘルロイ様が待ってるポイ事言って、お兄ちゃんだけどこかに連れて行きましたよ。ヘルロイ様」
ティナがフィーナの父親である武神の名を言い、既にユウマが違う場所に連れて行かれた事を話した。
「ん、どう言う事だ?ワシはそんな命令は出しておらんし、親父が来る事は誰にも話しておらんぞ?」
その武神であるヘルロイとしても訳が解らない状態であった。するとそこへ創造神とフィーナの母親であるフェルトが、ちょうど到着して話し掛けてきた。
「フィーナよ待っておれと言っていたのに先に来てしもうたか、まあそれはいいのじゃが、ヘルロイよ。お前の馬鹿な部下達がワシの名とお前の名を無断で騙って、ユウマをリンチするようじゃぞ!それでユウマはここからかなり放れた場所に連れて行かれたようじゃよ。ほっほっほ」
創造神様は、笑顔のまま冷静に説明した。
その創造神様の言葉に、事情を知らない女神候補の娘達は、少し青ざめて心配しているのをよそに、創造神とフィーナ達は冷静に状況を確認していた。
そのフィーナ達とは違い、武神ヘルロイは少し焦っていたのである。
「はっ、なにをそんな馬鹿な!それじゃユウマとやらは下手すると・・・」
やばい、やばいぞ、下手をするとそのフィーナの旦那になるユウマは殺されてしまうぞ!あいつらは手加減なんて知らないし、全員どうやらフィーナだけでなく、アーストリアに関係してる女神達のファンだから・・・。
ヘルロイは若干焦り出した。
実はヘルロイ自身は今回ユウマと簡単な手合わせをし、理屈的なやつであれば手加減をして最低でも半殺しにするかもしれないが、その後はフィーナの事を任せる気でいた。それと人族の身であれば、相当ヘルロイ自身が手を抜かないとすぐに勝負は終ると思っていた。
ただ今の創造神である自身の父親の話では自身の部下が、何を勘違いしたのか、その人族であるユウマをリンチすると聞いたのだ。しかも創造神と自身の名を騙ってだ、それでは何もしなくても罪を問われるし、もうすでにその事を行なった者達は、神へと戻れる道を閉ざされていたのである。
それに間違いなく、そのユウマが死んでしまうと、その時点で神としての能力を剥奪されるし、下手をするとフィーナに恨まれ、一生口を聞いて貰えないと武神ヘイロンは思っていたのであった。
しかし、そんな事を考え焦っている武神ヘルロイをよそに、冷静に話を続けるフィーナの母親であるフェルトであった。
「どうせ、貴方が変な事いったんでしょ。その人達に!ホントに馬鹿なんだから、まあ、その子達はこの後神になる事は一生無いでしょうけどね」
「ちょっと待てよ。フェルちゃん俺は確かに、今度ここに来るユウマを倒せる奴がいたら神の称号をやるとは言ったが、それ以外は何も言っとらんぞ!それにそのユウマに心配をせんと・・・ん?なんで、そんな冷たい視線を?」
みんなが武神の神ヘルロイに冷たい視線を向けていると、地響きと轟音が鳴り響き、城の中でちょうどみんなが話している展望台の場所、その外が物凄い光の閃光と爆風が起こった。
その現象が起こった後に10名ほどのヘルロイの部下である神候補で、下手をすると中級の神と同等の力を持つ者達がその場に吹き飛んできたのだった。
「おっ、おいこれは?もしかして魔神と魔人族の敵襲か?おい、どう言うことだ!」
「あっ、ああ、化け物だ・・・」《ガクッ》その吹き飛ばされて来た戦士は、その言葉を残し意識を失った。
その他の戦士達も、同じ様に再起不能の状態に陥っていっており、辛うじて意識があった者も、ある言葉を残し意識を失った。
その者達が残した言葉が『破壊神様が出た』とか『魔神竜の化身が出た』とかを口走っていたのである。
その言葉を聞き武神ヘルロイは、過去に感じた事のない恐ろしい気を感じ創造神である自身の父親に視線をむけ声を出した。
「おっ、親父大変だ!魔人族めとんでもない奴を送り込んだみたいだ。ここを撤退させないと・・・」
しかし、その言葉を聞く者はいなかった。代わりにこの場にいた者、数人が展望台の先程轟音が響いた場所に視線を向けていた。
その外の光景を見た創造神様をはじめフィーナとリンカ、それにシルフィーとティナは『あちゃぁぁっ!』と思い、その他でこの場にいた武神の神ヘルロイも、それと一緒に付いて来た女神候補の娘達は何が起こったか解らずに一緒にその方向に視線を向けていたのである。
この時はフィーナの母であるフェルトとフィーナの妹である双子、それとフィーナ専属の守護天使ミアは、この場に飛んで来た重症の戦士達を一箇所に集めて治療を開始していたのであった。
☆☆☆
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それで、この現象が起きた、ホンの少し時間をさかのぼり、フィーナ達が城に付いた頃、ちょうどユウマがだだっ広い敷地の中心部に落とされた後である。
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するとそこには、一緒について来た筈の、女神候補の娘達が一斉に驚いた表情をして、俺の方に視線を向けていたのであった。
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いったい何に驚いているのだろうと思っていたら、どうやら俺が転移魔法陣を簡単に起動してみんなを一斉に転移させたからであったのである、まあ、それとは知らず不思議に思いながら聞いてみる事にした。
「いったい何を驚いてるんだ?」
「あっ、ああ、そっか!お兄ちゃんが普通に神界にある転移魔法陣起動したのと、全員をいっぺんに転移したのが原因だよ。しかも、まだ他の神が移動できない場所に転移したから、それは・・・」
・・・・ん?えっ、でも、多人数転移できるのは俺だけじゃないはずだぞ。あれを使えるのは?まあ、ここには俺の他はアーストリアの女神達と創造神様が許可した者だけだが・・・なんで?
そう考えていると、フィーナ様がある事を思い出し口にした。
「あっ、そうだった。ユウマさんが余りにも平然と使ってたから忘れてたけど、実はあの魔法陣って私達しか使えない筈なのよ。しかも同時に遅れる人数って6、7人が限度なのよ。それをユウマさんが当たり前に使ってたから完全に忘れてたわ」
「えっ、そうだったの?まあ、いいんじゃないの使えるんだし・・・」
ここは深く考えてもしょうが無いので考えるのを止めたのであるが、一緒に来た女神候補の娘達は、何故か尊敬の眼差しと、恋する乙女の目になっていた。
それでその視線を気にしないでユウマが、転移門ある場所、神殿から外に出て周囲を確認していると、数名が翼を羽ばたかせこちらに飛んでくる姿が見えたのである。
「あれって、お迎えですかねフィーナ様?」
「えっ、そんな事聞いてないですよ。確か御爺様が・・・あっ、創造神様がここで転移してくるまで待っている様に言ってたから・・・?」
ん、ならこっちに向かってくる人達は?
フィーナ様もであるが、ティナも不思議に思っていると、空を飛ぶ馬車みたいなのと、数人の翼の生えた人達が降りて来て、その代表らしい人がフィーナ様の前に立った。
「フィーナ様とメルティナ様、それとその付き添いの方々ですね。御向かいにあがりました。それにお主がユウマか!創造神様と武神様の命令だ。お前はこっちに付いてこい」
・・・なっ、なんだ、なんか俺だけ態度が悪いな?しかし、創造神の爺様はフィーナ様にここで待ってる様に言っといて違う場所にいるのか?それとフィーナ様のお父さんはそこまで俺の事に怒りをたぎらせているのか?
「えっ、でも・・・」
「いえ、解っております。皆様はこちらへ」
やはりフィーナ様も不思議に思い、尋ね様としたが言葉を遮られ、一緒に来ていた娘達と共に空飛ぶ馬車みたいなのに乗せられて城みたいなところに連れて行かれた。
えっ、いつの間にまた城みたいなのを建てたんだ?・・・まあ、いいや、とりあえず指示されたところに付いて行こう。
俺がそう思い自分自身で飛んで行こうとしていると、何故か両脇に2人の羽の生えた男に掴まれて連行されるような形になってしまった。
この場でフィーナ様と他に一緒に来た娘達は城の方に連れて行かれ、俺の方はだだっ広い敷地、そう以前俺が全てを吹き飛ばした場所に連れて行かれたのであった。
まあ、実際自分でも飛べるのだが、あえて両腕を抱えられた状態で大人しく連れて行かれる事にした。それでその中心部へと向かうとかなりの高さから落とされた。
「はっ・・・マジか!俺はこいつらに何かしたか?しかも肝心の創造神の爺様もいないぞ・・・」
ユウマはかなりの上空から落とされたが、何気ない表情でその場所に着地した。
それからその場で周囲を見渡すが、今回の目的の相手であるフィーナ様の父親である武神らしき神の姿は見えず周囲にもそれらしき神の気配も感じなかったは、その代わり、なにやら神々しい鎧を着込んだ者達が数百名いる事が解った。まあ、実際数えた訳ではないので正確な人数は解らない。
「えっと、これはどう言う事なのかな?」
現状の状態はよく解らない。しかし、ユウマには嫌な予感しかしなかったのであった。
☆☆☆
その頃、空飛ぶ馬車に乗って城に連れて行かれた面々は、少し驚いた状態になっていた。
まずはその城での入口では、複数の守護天使達がいてその殆どが回復職である天使達なのである。ただ、フィーナ達のアーストリアにいる守護天使達とは違いかなり歳を取った者達が複数いたのであった。
それでフィーナ達を案内してくれている者達も、良く見るとどこかを治めるのに失敗した神?達で、神族という別の種族になった者達であった。
それでフィーナ様達が連れて来られた場所には、ここに居てはおかしい人物、いや、武神であるその人がいたのであった。
「えっ、お父様・・・なんでここに?」
そうフィーナ達が連れて来られた場所、その城の展望室的な場所のソファーに座っていたのは、フィーナの父親である武神であった。
「おっ、フィーナか?良く来たな。ん、親父殿・・・いや、創造神様と一緒じゃないのか?・・・まあ、いい、それでどいつだ?ユウマとやらは・・・。ん?」
フィーナの父親である武神は、フィーナが来た事に顔を誇らばせ、ユウマがどこにいるかと鋭い目をしてフィーナの後ろをついてきた娘達を見渡し確認した。
「・・・えっ、でも、さっき?」
「ん、どうした。まさかワシにおくして逃げた訳ではあるまい?」
フィーナ様が少し混乱気味でいると、それらしき男性がいない事に、武神が不思議に思い言葉かけた。
だがその言葉に全員が不思議に思っていると、代表してティナが答えたのである。
「あれ?さっき迎えが来て。創造神様と武神ヘルロイ様が待ってるポイ事言って、お兄ちゃんだけどこかに連れて行きましたよ。ヘルロイ様」
ティナがフィーナの父親である武神の名を言い、既にユウマが違う場所に連れて行かれた事を話した。
「ん、どう言う事だ?ワシはそんな命令は出しておらんし、親父が来る事は誰にも話しておらんぞ?」
その武神であるヘルロイとしても訳が解らない状態であった。するとそこへ創造神とフィーナの母親であるフェルトが、ちょうど到着して話し掛けてきた。
「フィーナよ待っておれと言っていたのに先に来てしもうたか、まあそれはいいのじゃが、ヘルロイよ。お前の馬鹿な部下達がワシの名とお前の名を無断で騙って、ユウマをリンチするようじゃぞ!それでユウマはここからかなり放れた場所に連れて行かれたようじゃよ。ほっほっほ」
創造神様は、笑顔のまま冷静に説明した。
その創造神様の言葉に、事情を知らない女神候補の娘達は、少し青ざめて心配しているのをよそに、創造神とフィーナ達は冷静に状況を確認していた。
そのフィーナ達とは違い、武神ヘルロイは少し焦っていたのである。
「はっ、なにをそんな馬鹿な!それじゃユウマとやらは下手すると・・・」
やばい、やばいぞ、下手をするとそのフィーナの旦那になるユウマは殺されてしまうぞ!あいつらは手加減なんて知らないし、全員どうやらフィーナだけでなく、アーストリアに関係してる女神達のファンだから・・・。
ヘルロイは若干焦り出した。
実はヘルロイ自身は今回ユウマと簡単な手合わせをし、理屈的なやつであれば手加減をして最低でも半殺しにするかもしれないが、その後はフィーナの事を任せる気でいた。それと人族の身であれば、相当ヘルロイ自身が手を抜かないとすぐに勝負は終ると思っていた。
ただ今の創造神である自身の父親の話では自身の部下が、何を勘違いしたのか、その人族であるユウマをリンチすると聞いたのだ。しかも創造神と自身の名を騙ってだ、それでは何もしなくても罪を問われるし、もうすでにその事を行なった者達は、神へと戻れる道を閉ざされていたのである。
それに間違いなく、そのユウマが死んでしまうと、その時点で神としての能力を剥奪されるし、下手をするとフィーナに恨まれ、一生口を聞いて貰えないと武神ヘイロンは思っていたのであった。
しかし、そんな事を考え焦っている武神ヘルロイをよそに、冷静に話を続けるフィーナの母親であるフェルトであった。
「どうせ、貴方が変な事いったんでしょ。その人達に!ホントに馬鹿なんだから、まあ、その子達はこの後神になる事は一生無いでしょうけどね」
「ちょっと待てよ。フェルちゃん俺は確かに、今度ここに来るユウマを倒せる奴がいたら神の称号をやるとは言ったが、それ以外は何も言っとらんぞ!それにそのユウマに心配をせんと・・・ん?なんで、そんな冷たい視線を?」
みんなが武神の神ヘルロイに冷たい視線を向けていると、地響きと轟音が鳴り響き、城の中でちょうどみんなが話している展望台の場所、その外が物凄い光の閃光と爆風が起こった。
その現象が起こった後に10名ほどのヘルロイの部下である神候補で、下手をすると中級の神と同等の力を持つ者達がその場に吹き飛んできたのだった。
「おっ、おいこれは?もしかして魔神と魔人族の敵襲か?おい、どう言うことだ!」
「あっ、ああ、化け物だ・・・」《ガクッ》その吹き飛ばされて来た戦士は、その言葉を残し意識を失った。
その他の戦士達も、同じ様に再起不能の状態に陥っていっており、辛うじて意識があった者も、ある言葉を残し意識を失った。
その者達が残した言葉が『破壊神様が出た』とか『魔神竜の化身が出た』とかを口走っていたのである。
その言葉を聞き武神ヘルロイは、過去に感じた事のない恐ろしい気を感じ創造神である自身の父親に視線をむけ声を出した。
「おっ、親父大変だ!魔人族めとんでもない奴を送り込んだみたいだ。ここを撤退させないと・・・」
しかし、その言葉を聞く者はいなかった。代わりにこの場にいた者、数人が展望台の先程轟音が響いた場所に視線を向けていた。
その外の光景を見た創造神様をはじめフィーナとリンカ、それにシルフィーとティナは『あちゃぁぁっ!』と思い、その他でこの場にいた武神の神ヘルロイも、それと一緒に付いて来た女神候補の娘達は何が起こったか解らずに一緒にその方向に視線を向けていたのである。
この時はフィーナの母であるフェルトとフィーナの妹である双子、それとフィーナ専属の守護天使ミアは、この場に飛んで来た重症の戦士達を一箇所に集めて治療を開始していたのであった。
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