巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第11章 開拓と聖霊の森創り?

11-2 開拓?・・・開始?

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 それでこの際だから3つの大陸がつながっている、その暗黒の森なんて言われる場所にしようときめたのであった。



 ちなみに大昔は聖霊の森という名で呼ばれていた死の森は、現在順調に聖霊や妖精、はたまた神獣が住める森へと変化、復活している。まあ、そこは今のところアリア達と聖霊であるファル達に周囲に発生している魔獣モンスターの討伐は任せてある。
 俺がその役目をしなくて良いのかと思われるが、実際もう殆ど俺がするような事は無く、他の人に任せても問題ない状態なのだ。何故なら今現在、森の中心部に出現した星の神殿では、既に魔素は発生しておらず、聖なる気へと変化し出したのである。

 星の神殿とは、聖霊の森(旧死の森)にあった地下で見つけた神殿である。その神殿の中心部にあった台座に【星のオーブ(仮)】、実は聖霊界でファル達に力を注いで貰った結果【星のオーブ】では無く、もっとすごい力を秘めた【聖霊のオーブ】となり虹色の光を放つモノとなってしまっていた。
 その影響かどうかは解らないが、地下にあった神殿が地上に出てきたのであった。

 迷宮ダンジョンの入口は・・・実はすぐには見付らなかった。だが、【星のオーブ】を納めるであろう台座の在りかが、やはり地下にあるのだろうと予想して迷宮ダンジョンの入口を探し回ったのだが、結局見つけられなくて、新たに【聖霊のオーブ】持った状態で夜遅くまで探して諦めた時に、月の光に照らされた森の入口付近に地下へと下りる空洞があらわれたのであった。
 それで、その中に入ると迷宮ダンジョン等は全く無く、真っ直ぐな通路が恐らく森の中心に延びていて、その先に光り輝く神殿があったのであった。

 それでその神殿の中心部にある台座に【聖霊のオーブ】を納めると神殿が地上に・・・どういう構造で浮上したのか解らないが、とにかく神殿が出現したのであった。
 するとその神殿内に神界と同じような転移用の魔法陣の部屋があり、それが利用できる事が後に解ったのであった。ただし、その転移魔法陣は普通の一般人には使用できないどころか、聖霊の森(旧死の森)自体には侵入出来なくなってしまっていたのである。

 そのあくる日からアリア達と2、3回程森へと赴いたが、基本的に俺達がやる事といえば、周囲に徘徊する邪気を放出する魔獣モンスターを倒すのと浄化の為の石碑を設置して周るくらいであった。

 なのでわざわざ俺が出向いてする必要はなく、俺の関係者の者であれば問題がないと言う事らしいのである。それで動ける者全員で行なって貰っている。
 そちらの事に関しては、俺と同等に聖霊と関係が深いアリア筆頭に任せている。何故聖霊の森に関して年上であるメグミさんやレーネさん達を筆頭にしていないかというと、メグミさんはギルド前の店舗の手伝いをレーネさん達は案の定城での仕事をしていたのだ。

 それで・・・今、俺はと言うと、暗黒の森の開拓に勤しんでいる。今回はミナと屋敷で長い間の引篭もり状態だったユアを強引に連れ出し手伝わせている。
 何故ユアが引篭もっていたかと言うと・・・実は以前勝手な事をして、みんなに迷惑をかけたユアに対して、双子の姉でもあるミナが、ユアに科したお仕置で・・・俺の半径5m以内に近付く事を約1ヵ月間禁止した。
 それが余程ショックだったのか、そのまま屋敷に戻ると自室に引篭もってしまったのである。・・・まあ、実際俺自身も殆ど屋敷にいなかったし、聖霊の森の神殿を出現させるまでは、殆ど1人で行動してたのである。

 それで今回はミナのお仕置きの日数が終っても出てこない、ユアを強引に連れだして暗黒の森に行く事にしたのだ。この時は流石にその状態に落としいれたミナが申し訳ないと思い、俺に相談してきたので今回は一緒に行動をする事にしたのである。
 流石に最初のウチは、禁断症状なのかは解らないが一時の間、俺の側を離れず引っ付いた状態だった。俺自身も作業がし難いので引き剥がそうとしたのだが、ミナが好きなようにさせてあげて欲しいとお願いしてきたので、戦闘以外は好きなようにさせていた。

 そんな事があって現在は、ユア自身も普段と変わらない?状態に戻り、この暗黒の森の奥深くを開拓している。今ではかなりの広さを更地にはしている状態だ。

 それに一応俺達の寝床である簡易ログハウスと、現在まだシルフォードにある神殿とこの場所を繋ぐ仮設の転移門ゲートの設置しているので、実を言うといつでも簡単に向こうに戻れるようにはしているのだ。

 一応はミナとユアの2人に色々相談して聞きながら、徐々に森を開拓して更地を増やしている。

 開拓して更地にした中心部に湖を創ろうかと考えている。ユア曰く湖の真ん中に神殿と屋敷を建てた方が神秘的で、しかも周囲が確認し易いという意見だった。

 まあ、確かに感じ的にも見栄え的にも、その方がいいかなと思いながら巨大な穴を掘る事にして、既に3日程経っている。

 まあ実際何故ユアを連れて来ているかと言うと、ユアの持つ【創造魔法】を当てにしている状態である。それにミナの【魔力吸収】と【魔力受渡し】、それと【限度超過オーバーブースト】のスキルに頼っている感じがある。

 まずユアの【創造魔法】は実を言うと、俺の持つ【創造魔法】と同じ名称なのだが、どうやら上位のスキルらしく俺のは材料が必要であるのだが、それに応じた質量のモノしか出来ない。どちらかと言うと特別な使用にしないのであるなら錬金術を多用した方が簡単にできる。

 しかしユアの【創造魔法】は魔力のみであり、魔力さえあればどの様な質量のモノでもできる。なのでスキルとしてはかなり、貴重な能力である。
 もちろん材料を準備して行えば魔力も少ないですむ。ただ、その質量分を創るのに魔力がかなり必要で、もしも巨大な建造物を作る事になると、その間は魔力を供給し続けなくてはならないようである。
 どうやらその間はアイテムボックスと似たような空間で創造製作が行なわれその分も魔力が必要なようだ。

 ただユア自身の許容してる魔力量では、そんなに大きいモノは出来ないらしい。そこでユアの双子の姉であるミナの登場である。ミナには【魔力吸収】という特殊スキルがあり、それを他人に渡す事のできる【魔力受渡し】の能力がある。

 それにミナ自身の能力を数段ひき上げる【限度超過オーバーブースト】のスキルを併用する事で、ユウマからミナに、そこからユアへと魔力を常時分け与える事ができ、今迄はユアの魔力で創造する事が出来なかった物でも簡単に創造でき、巨大な建造物もユアの持つ特殊空間でも短時間で創造製作が出来るのであった。それでそのスキル能力を使って貰い現状新しい屋敷を2人で創って貰っている。

 先程まで中心部で屋敷の土台を創ってたのだが、いつの間にか2人がどこかに行ってしまっていたのであった。

「あれ、いつの間に?・・・さっきから俺の魔力が吸われてないと思ったら、2人ともどこに行ったんだ?いつもだったら俺に一言声を掛けてどこかに行くのにな・・・」
 そんな事を思っていると、ミナが森の中から走って来て俺を呼びに来たのである。

「ユウ兄!また、あの変なのが現れたよ・・・どうしよう!以前の時は私達じゃ結構厳しかったけど・・・」
 ああなるほど、またあの変な奴らが現れたのか、それで先に気が付き見に行っていたのか・・・。

「ああ!確かにあの時は2人とも結構苦戦してたな。それでユアは何してるんだ?」
「ただいま迎撃中だよ!もう、殆どヤケで・・・」
 何気に迎撃中と言ってるが、ホントに以前のように余裕が無いのか?まあ、そこは不思議に思うところだが、とりあえずあいつらは今のところ邪魔すぎる。しかし、余程前の戦いで悔しい思いをしたんだろうな。ユアは、1人で迎撃中なんて・・・。

 実際何が起きているかと言うと、魔獣モンスター?・・・なのかどうだか解らないのだが、敵?なのかも解らないが、以前ミナとユアがてこずった奴が襲撃?してきたのである。まあ事実、襲撃なのかも怪しいが、そいつらがやって来たのは今回で5度目となる。
 初めての時はミナとユアが相手をしていたのだが、相当時間がかかっていた。しかも迎撃は出来ず、そいつらはやる事をやったら、さっさと撤退していった。
 その後も戦闘を行なったが、事実上倒したのかどうかが解らない。何せ最終的には逃げられてしまうからであった。

 それで前回は俺1人で対処していたのであるが、どうやらミナとユアでは相性が悪すぎたのだろう。何故なら俺が対峙すると、そいつらは目的を果たす前に、俺が近付いた時点で、すぐに逃げ出そうとしだしたので囲いを錬金術で造り一箇所に集めると、全てが1つに纏まって大人しくなったのである。
 それでそいつを例の光の剣で突いたら・・・そいつが光輝き最終的には小さな個体へと変化して丸い球体の物体になり、その場に転がっていたのであった。
 それでそのままその囲い中に放置した状態で作業が終った後に確認したら、いつの間にかその球体のの物体自体がなくなっていたのである。実際逃げたのかどうかも解らなかったし、あの玉が何なのかが結果的には解らなかったのであった。



 それはさておき、先程現れた魔獣モンスター?なのかは解らないが、その生き物?と言うのは、実はスライムなのであった。


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