巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第11章 開拓と聖霊の森創り?

11-45 使用人の事情?

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 それで鬼人の姫であるシャナとエルフの姫のエリーゼにどうにかならないか相談して鬼人とエルフに人員の確保をお願いしてみる事にしたのであった。



 一旦メグミさん達と別れて、シャナとエリーゼを探す事にした。
「そういえば、ユア!シャナとエリーゼは?エリーゼとミナが潜ってるのか?」
「えっ違うよ。ミナ姉とエリーゼちゃんはいつものところにいるよ。多分・・・」
 あれ、てっきり水中に庭園なんていうからエリーゼとミナが潜っていると思ったが、どうやら違ってた。

「えっ?なら誰が潜ってるんだ?」
「あっ、ユウ君!潜ってるのはアリアちゃんとユイカちゃんだよ。ファルちゃんと月姫ちゃんの力を借りて湖底の様子を見てるのよ」
 どうやら水中に入っていたのはアリアとユイカで、聖霊であるファル達の力を借りて魔法を行使して湖底を確認しているようであった。

 ん?ならいつもユアと共に行動してるシャナはどこに?
「それならシャナはどこに行ってるんだ?いつもはユアにべったりなのに・・・」
「えっ、シャナちゃんならメイリーちゃんとお城の内装をお願いしているよ。あと使用人の人達も一緒にいると思うけど・・・場所は解んないや」
「それなら私が知ってるわよ。確か謁見の間をそれらしくするとかで、みんなに協力して貰ってるはずよ」

 なるほどね最近は、みんなここに来て作業をしているみたいだ。まあまだユータやレーネさん達は城での仕事を優先的にやっているみたいだし、ミーアもランをこの場に残したまま、ここから学院に通学してる。

 それでシャナはメイリーと使用人の娘達と共に城の内装作業を行なっており、エリーゼはいつもの様にミナと共に薬草畑の拡張を行なっていた。それでシャナとエリーゼの元に行き、それぞれにお願いしたところ直ぐに確認の為鬼人とエルフの新拠点であるスフィードの街に向かってくれた。

「行動が早いな。ここでの作業が終ってからでもよかったのに・・・」
「そりゃユウ兄のお願いだもの。張り切ってたよエリーゼちゃん」
 まあ、直ぐに行動に出てくれたのはありがたいが、何故そこまで張り切る?そういえばシャナもお願いしたら、喜んで行動してくれてたな。

「それはいいけど・・・ミナ!手が空いて暇ならメイリー達の手伝いをしてやってくれないか、それでこれを重要な場所に設置してくれないか?」
「ん?いいよ。あれ?ユウ兄これって・・・・」
 恐らく使用人の増員の件に関しては問題ないと思うが、念の為に今回の新しい城にも、屋敷や神殿と同じように【清掃クリーニング】と【浄化プリフィケーション】の魔導石マジックストーンを設置して貰うようにした。ただし現在はそんなに魔導石マジックストーンを所持していないので、城にある個人の部屋は自分で清掃して貰う事にして魔導石マジックストーンの設置を諦めて貰う、それで必要な場所に充填的に設置して貰う事にして、ミナにそれを渡した。

「ああ、メグミさんとユアが城を建設するにあたって、使用人達の事をあんまり考えてなかったみたいだ」
「あ~あっ、そういえばその話しが出てたけど、結局ユウ兄に相談してなかったんだね。多分そうだと思った」
 結局にところミナはその点は気付いてらしく、俺に相談するように言っていたが、テンション上げ上げの2人は完全にその事を忘れていた様なのであった。

 とりあえずはこれで現在いる使用人達の負担が減ればいいのだが、こちらでも手を打つ事にした。今後使用人の数が増える事を見越して、俺はまたシルフォードのカノとリリアに会いに向かった。

「それで今後の事でな。まずカノとリリアには、ここでの仕事に専念して貰いたいと考えてる」
「えっ、それってもしかしてあちらでの仕事はクビですか?あちらに行っては駄目なのですか?」
「私達の事を捨てちゃうんですか?旦那様は!もういらないんですか私達のこと・・・」
「いや、違うから!勘違いしないで欲しいんだけど、君達2人には・・・」
 早い話、まずは神聖霊の森にある城での運用を、前みたいにリリアとカノの2人に任せてもよかったのだが、この2人にはシルフォードの店舗を重点的に任せる事にして、あちらの事を気にしない様にさせる。もちろんシルフォードの店舗で仕事をしている使用人の娘達も同じだ。それに以前マイにも同じような事は伝えている。

 それにまた何か商売に関する事が2人には出来たようなので、そちらも専念させてやりたい。そんな事をいちいち俺に相談していたら、上手くいく商売も上手く行かなかったり、流通が廻らない事が発生する可能性もある。
 なので俺に相談する必要がない事と、それだけの権限を持たせるようにした。まあ、困った時はちゃんと相談するように言い聞かせている。それに確実的に休日を作り、その日は絶対に休む様に言い聞かせているので問題ないと思う。

「だから2人には、それだけの能力があるし、俺も信頼してるからそれにこれ以上仕事させると・・・」
「う~ん、解りました。ならその事に関しては了承いたします。お任せ下さい」
「でもでも、私達は向こうに行けないって事ですか?それはやですよ」
「いや、別にそれはかまわないし、向こうでも前と同じ様な権限は与えるから、ただ向こうの仕事までしないでいいって事だ。解った!」
 俺の話を聞いた途端に笑顔になった。その後2人からリンカ達がいつごろ戻ってくるか聞かれたので、あと2ヶ月程は戻らない事を告げて神聖霊の森へと帰還した。

 これで使用人達の仕事に関する事は、おおまかは解決したと思っている。

 それで神聖霊の森に関しては、島の中央にある世界樹は植え替えてからは信じられない程に成長して、かなり巨木へと変貌している。恐らくではあるがこの周りにある水と、元暗黒の森の中心部である神聖霊の森では、以前いた時の場所に比べて異常と言っていい程に魔素が発生している。
 はっきり言ってその量は異常で以前屋敷の各機能を使用する為に、魔素タンクに魔力を供給しておかないと屋敷にある装置関係が動作しない状態であったが、ここではその必要が全くない状態である。それ程魔素が充実している状態だった。
 ただし俺達が開拓をする前は、あまり良質な魔素とは言えず、どちらかと言うと邪気を含んだ感じであった。だが今ではかなり浄化され、純粋で聖なる気に近い魔素へと変貌している感じなのだ。

 それで以前は魔力タンクに魔力を充填させる事が、使用人達の第一の仕事になっていた。だがしかし今回はそんな事をする必要はないし、念の為に付けている魔力タンクは、減る事はなく充填せずとも常に満タン状態になっているのだ。
 まあ、前いた場所が異様に魔力を必要とする場所ではあったのだが、それでも現状の神聖霊の森は異常というほどに、魔素が多く魔力の供給が安定しているのだった。

 それで拠点に使っていたログハウスはというと、神殿にある俺の工房の横に併設して繋ぎ合わせて俺の秘密の部屋としている。早い話、城にある部屋は形だけで基本的に神殿の方に殆どいるのだ。
 ただちゃんと城にある俺の部屋には、俺専用の転移ミラーを備え付けているので、工房と部屋との行き来は自由自在である。その事に関しては誰にも知らせてないし、教えていないというより教える気はないのだ。

 まっ!そんな事はどうでもいいのだが、現状は人が住んでる場所はここ中央の島だけである。まあ、敷地だけは島だけでも鬼人の街の倍はあり、神聖霊の森であるこの場所は防衛壁まで合わせると、恐らくシルフォード公国の倍の広さはあると思われる。
 今のところ殆どが森なのだが、その内に内部に街や村を作り住民を増やしたいとは考えている。



 まあそれはいずれの話である。今のところは森の住人には動物達が沢山住んでおり、種類も沢山いるようだし、実は俺の知らないところで、多くの聖霊や妖精が顕現して住み着いていたようなのだ。


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