巻き込まれて異世界へ ～なぜだか関わった人の運命変えてます～

第13章 新たなる冒険の始まり？・・・そして。

13-3 考えてもいない事が？

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　しかし、この後に俺は想像もしてなかった事に、唖然としてしまうのだった。
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　なにせこの時点で、今迄想像出来なかった状況に陥っていた。
「・・・ん、あれ？あれれっ！あれぇぇ？？・・・どっ、どう言う事だ。目の前にいつもの表示が現われない？それに頭の中に魔法発動のイメージが出来ない！・・・えっ？？どういうことだ！？」

　そう！いつもだったら頭の中で使用する魔法を思い浮かべると・・・その使用したい魔法の効果によっては目の前に能力や効果が表示するか、もしくは攻撃魔法や回復魔法の場合ではターゲットマーカーや位置を表示するのだ。それにその魔法関係は俺の所持しているモノであれば・・・今迄だったら使用に応じて、その能力のイメージが表示だけでなく頭のなかで考えた事が発動する筈だった。

　なので今回使用するよていだった【起点転移ポータルジャンプ】であれば、この場所のイメージと自分の転移したい場所のイメージした後に、起点である今いる場所と転移目的の場所に意識を飛ばす事で、転移魔法が発動するのだが、その工程である最初の段階では殆どなにも起き無い事が判明したのだ。
　早い話！俺の意識的には、目的の場所を思い浮かべれるのだが、意識は今居る場所から動こうとはせず離れる事が無い。

「えっ、どう言う事だ？イメージしても何にも頭に何も思い浮かばない・・・？あれ、なんかいつもと様子が違う様な？・・・なんだろうこの感覚は？」
　しかも普段だったら発動時に魔力の放出等を、常時確認出来るのだが不思議と魔力は感じない。ただごく一般的な気の力と神気だけは感じるのだ。
　他の能力はというか純粋な魔力と、聖なる気である聖光気が全く感じられなかったのだ。

　その状態だった事を目の当たりにして、一瞬なにが起こったのか考えが纏まらず呆けてしまった。ただ今迄に感じた事の無い力を感じ取る事が出来るが、なんなのかが良く解らない？どちらかというと魔力に近い感じはあるが決して魔力と同じではなかったのだ。
「はい？これって・・・えっ？もしかして、魔力の感じが違うから魔法が使えないのか？いやいや、そんな事は・・・最近あんまり確認して無いけでちょっと魔法一覧を確認してみようかな？」

　自身の思考が追いつかず、とりあえず試しに魔法一覧を開いてみる事にした。もしかしたら以前みたいに、発動困難な状態になっているからかも知れないからであった。
　その場合は、表示に何らかのアクションがあるか、いつかみたいに警告音みたいなモノがあるはずだからだ。

　なのでいつもの様に、心の中で詠唱した。
『魔法閲覧！』「・・・・！？」
　へっ？魔法が閲覧できない？・・・えっ、なっ！なんか、俺ってヤバイ事になってるんじゃ・・・。
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　今しがた俺の所持している魔法の一覧を目の前に表示しようとしたが、不思議と全く反応が無い事に驚いてしまっていた。しかもどうやらこの場所が、どこかなのかも解らない状態なのだ。
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