502 / 557
第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-23 気配を消して・・・?
しおりを挟む
・
・
・
しかし、俺が薄々気付いたのは・・・リナの感知能力には色々と欠陥があり、人物や特定の場所や位置に関する気配りが、全く駄目な様であった。折角の能力も宝の持ち腐れポイのは・・・正直思うところなのだが、本人には決して言える事じゃない。
・
・
・
実は後からアリスがこっそり教えてくれたのだが、今回の件で実のところリナは自分で嫌な気や雰囲気を感じ取った訳でなく、俺がしきりに周囲を気にしだした事で、リナ自身が意識を集中させたらしいのだが、あまりにも慌てていた為に良く確認せずに、以前感じた雰囲気と同じだったので結界の中に入ったので悪魔族が自分達を捕らえに来たと勘違いをしていた事をだった。
結果的にリナが自分で感知した訳でなく、俺の様子を見て気が付いたと言う事らしいのだ。何故俺の様子を常に伺っていたのかはこの際どうでもいい事だ。
まあ実際に以前も似たような感じで結界に捕らわれ力を封印された事があり、それで悪魔族の奴等に捕まったらしい。それで今回は悪魔族の追っ手が来たと勘違いしたらしいのであった。
レパードに関しては、位置と特定の場所に集中する事で、気配を感じる事に長けているらしくが、それらに事前に気付く事は出来ないらしい。もし事前に感知するには、停止してかなり集中しないと出来ないらしいのである。
早い話・・・常時使用できないので、これまた有能ではない能力だった。
とりあえず・・・今、俺が一緒に行動しているメンバーは、はっきり言ってヘッポコ天使族だと言う事が判明した。まあ、まだ未だ気絶しているアリエルがどうなのかは解らないし、アリスに関しても終始俺にべったりなので基本ヘッポコだと思われる。
何せ基本戦闘は出来ないので、後衛から回復に専念するのがホントだろうが・・・殆ど見ているだけだった。まあ、殆ど俺が戦闘をこなしてるのでなんとも言えないが、他の2人と同じだと思ってる。
まあ、実際それらしい気配と嫌な感じや魔物や危なそうな獣は、俺自身が終始感じ取ってるので問題ないが、俺がいなかったらどうなってるのかが不安で仕方が無い・・・。戦闘も殆ど俺が行なって、魔物関係も簡単に倒してるが・・・ホントに、この3人は大丈夫なんだろうかと心配になってくる。
とりあえずは今のところは俺が一緒に行動しているから問題ないが、俺がいなくなったらどうなるのだろう。それに今俺達が向かってる街の周囲にいる奴等の事が大体解った。現状は別に街が襲われている感じではない。
ただ詳しくそいつらの気を探ってみると、あんまりお友達になりたい様な感じの気の持ち主ではないので、恐らくレパード達が言うように悪魔族がいるのだろうとそう思った。・・・実際に感じたことの無い気の持ち主ばかりだ。
それでアリスの答えていた内容で、待ち伏せという内容は怪しいが・・・まあ恐らくだが、別の悪魔族か他の悪い奴等が、何かをしようとしているのだろうと思う。まあ、こちらの行動を読み取る奴がいる場合や、何らかの方法で連絡を取り合って行動していた場合は別だが、その場合は後方からジワジワと迫ってきて捕まえようと考えてるのが・・・まあそれは無いだろう。
それはさておき・・・実は先程迄は、動きを見せなかった例の場所にいた悪魔族の奴等が、実は今頃になって動き出したのだ。まあ、アリス達を捕まえに向ってるかどうかは、今のところ解らないのが本音だが、今更動き出してもどうにもならないような気がする。
とりあえずここからは完全に気配を消して、これからは慎重に行動しないといけないのだが・・・ここに来るまでもそうだったのだが、完全に気配を消そうとすると・・・。
「ところでさ!なんでレパードとアリスは気配を消すと忍び足になるんだ!普通に歩けないのか?遅すぎるぞ。それにリナ!お前の気配は確かに完全に消えたけど・・・その魔力はどうにかならないか?逆に目だって何かあるって感ずかれるぞ」
どう言う訳かレパードとアリスの行動が相当遅くなる。リナに関しては気配は完全に消えるのだが、その代わり魔力の放出が大きくなるので、何かある事を教えている状態になる。
強いて言えば気配より解り易い状況を与えている事になり、どちらかと言うと気配を普通に出してる方がまだましなのであった。
「えっ!何を言ってるのよ?こんなの当たり前じゃないのよ。この2人みたいに行動が遅くなるよりましでしょ?ようは私達の事が解らなければいいのよ。それにあんたが異常なのよ。何よその能力完全に気配が無くなるなんて、それで姿が見えなかったら・・・」
いやいや俺からすれば、何でこんな簡単な・・・あっ、そういえば俺のこの能力はスキルと違い俺自身で習得したモノだったんだ。根本的に言えば使えなくて当たり前の能力だった・・・。
・
・
・
まあ、そこはこの際どうでもいいのだが、流石にリナの魔力を感知される方が問題なので、その行為だけはやめてもらう事にした。
・
・
・
・
・
しかし、俺が薄々気付いたのは・・・リナの感知能力には色々と欠陥があり、人物や特定の場所や位置に関する気配りが、全く駄目な様であった。折角の能力も宝の持ち腐れポイのは・・・正直思うところなのだが、本人には決して言える事じゃない。
・
・
・
実は後からアリスがこっそり教えてくれたのだが、今回の件で実のところリナは自分で嫌な気や雰囲気を感じ取った訳でなく、俺がしきりに周囲を気にしだした事で、リナ自身が意識を集中させたらしいのだが、あまりにも慌てていた為に良く確認せずに、以前感じた雰囲気と同じだったので結界の中に入ったので悪魔族が自分達を捕らえに来たと勘違いをしていた事をだった。
結果的にリナが自分で感知した訳でなく、俺の様子を見て気が付いたと言う事らしいのだ。何故俺の様子を常に伺っていたのかはこの際どうでもいい事だ。
まあ実際に以前も似たような感じで結界に捕らわれ力を封印された事があり、それで悪魔族の奴等に捕まったらしい。それで今回は悪魔族の追っ手が来たと勘違いしたらしいのであった。
レパードに関しては、位置と特定の場所に集中する事で、気配を感じる事に長けているらしくが、それらに事前に気付く事は出来ないらしい。もし事前に感知するには、停止してかなり集中しないと出来ないらしいのである。
早い話・・・常時使用できないので、これまた有能ではない能力だった。
とりあえず・・・今、俺が一緒に行動しているメンバーは、はっきり言ってヘッポコ天使族だと言う事が判明した。まあ、まだ未だ気絶しているアリエルがどうなのかは解らないし、アリスに関しても終始俺にべったりなので基本ヘッポコだと思われる。
何せ基本戦闘は出来ないので、後衛から回復に専念するのがホントだろうが・・・殆ど見ているだけだった。まあ、殆ど俺が戦闘をこなしてるのでなんとも言えないが、他の2人と同じだと思ってる。
まあ、実際それらしい気配と嫌な感じや魔物や危なそうな獣は、俺自身が終始感じ取ってるので問題ないが、俺がいなかったらどうなってるのかが不安で仕方が無い・・・。戦闘も殆ど俺が行なって、魔物関係も簡単に倒してるが・・・ホントに、この3人は大丈夫なんだろうかと心配になってくる。
とりあえずは今のところは俺が一緒に行動しているから問題ないが、俺がいなくなったらどうなるのだろう。それに今俺達が向かってる街の周囲にいる奴等の事が大体解った。現状は別に街が襲われている感じではない。
ただ詳しくそいつらの気を探ってみると、あんまりお友達になりたい様な感じの気の持ち主ではないので、恐らくレパード達が言うように悪魔族がいるのだろうとそう思った。・・・実際に感じたことの無い気の持ち主ばかりだ。
それでアリスの答えていた内容で、待ち伏せという内容は怪しいが・・・まあ恐らくだが、別の悪魔族か他の悪い奴等が、何かをしようとしているのだろうと思う。まあ、こちらの行動を読み取る奴がいる場合や、何らかの方法で連絡を取り合って行動していた場合は別だが、その場合は後方からジワジワと迫ってきて捕まえようと考えてるのが・・・まあそれは無いだろう。
それはさておき・・・実は先程迄は、動きを見せなかった例の場所にいた悪魔族の奴等が、実は今頃になって動き出したのだ。まあ、アリス達を捕まえに向ってるかどうかは、今のところ解らないのが本音だが、今更動き出してもどうにもならないような気がする。
とりあえずここからは完全に気配を消して、これからは慎重に行動しないといけないのだが・・・ここに来るまでもそうだったのだが、完全に気配を消そうとすると・・・。
「ところでさ!なんでレパードとアリスは気配を消すと忍び足になるんだ!普通に歩けないのか?遅すぎるぞ。それにリナ!お前の気配は確かに完全に消えたけど・・・その魔力はどうにかならないか?逆に目だって何かあるって感ずかれるぞ」
どう言う訳かレパードとアリスの行動が相当遅くなる。リナに関しては気配は完全に消えるのだが、その代わり魔力の放出が大きくなるので、何かある事を教えている状態になる。
強いて言えば気配より解り易い状況を与えている事になり、どちらかと言うと気配を普通に出してる方がまだましなのであった。
「えっ!何を言ってるのよ?こんなの当たり前じゃないのよ。この2人みたいに行動が遅くなるよりましでしょ?ようは私達の事が解らなければいいのよ。それにあんたが異常なのよ。何よその能力完全に気配が無くなるなんて、それで姿が見えなかったら・・・」
いやいや俺からすれば、何でこんな簡単な・・・あっ、そういえば俺のこの能力はスキルと違い俺自身で習得したモノだったんだ。根本的に言えば使えなくて当たり前の能力だった・・・。
・
・
・
まあ、そこはこの際どうでもいいのだが、流石にリナの魔力を感知される方が問題なので、その行為だけはやめてもらう事にした。
・
・
・
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
「俺が勇者一行に?嫌です」
東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。
物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。
は?無理
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる