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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。
13-45 相手の方でも・・・?
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まあ当然リナとアリス、それにレイパルドは、以前のユウマの戦いを目撃していたので、騎士達のような驚きは無かったが、それでも信じられないモノを見た雰囲気になっていたのであった。
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一方相手の方はというと少し時間が遡るがユウマ達が正門の屋根から降りた頃・・・正門を破壊したと思い込んでいたが、思いのほか黒煙で視界が悪いのと、地面が異常な程の高熱で近寄れない状態になっていたので、相手である悪魔族の関係者も進軍を拱いていたのである。
その為どうにか・・・その場の突破をどうにかして行なおうと試行錯誤していたが、既に数名ほどが黒煙と地面からの高熱の餌食となって、その場より消滅していたのであった。まあ実際その行為を行なっていたのは、力の弱い魔物や悪魔族の眷属が行なっていたのである。
そんな中で、1人の男がその情けない状態を見ながら苛立ちを見せ・・・周囲に聞える様に声をあげた。
「どうにかならんのか!折角のチャンスを・・・着実に時間だけが過ぎていくぞ!これでは最初の計画から大幅にずれて時間が掛かってしまうぞ。それに相手の戦力も増えるぞ・・・まあ、雑魚がいくら増えようが俺達には問題ないが、あいつらは・・・」
その男は邪神デスハーケンの側にいたうちの1人であり、見た目は・・・この場にいる他の者よりも、あきらかに身体は大きくパッと見、2メートルは超えている感じで、下手をすると3メートル近い可能性があった。
恐らくこの集団のなかで、一番大きな体の持ち主のはずだ。機械人形の殺戮デスマシーンでも2メートルあるか無いかであるが、それよりあきらかに大きい存在であった。
そして、老人風のもう1人の男が、その大男に向けて声をかけた。
「そう言うなグルドンよ!まさかここまで我らの殺戮兵器共の攻撃が、すごいとは予想だにしていなかったからのう・・・。しかし、これはデータにない攻撃力じゃたわい。もう少し威力を押さえねばならんのう・・・」
この時点でどうやら勘違いをしていたようである。それでその老人に向けてもう1人、邪神デスハーケンの側にいた女性が口を開けた。
「それよりも気になるのが、さっきの女よ!なんなのよハーケン様になれなれしくしてたけど・・・あの女!ガリウス知ってる?」
デスハーケンの側にいる中で唯一女性である彼女が、先程デスハーケンの近くにいた少女の事を思い出し老人の姿のガリウスに尋ねた。
「ん、ああ、あの方か?実はワシも知らんのじゃよマグリエスよ!ただ、我らより上位の存在だという事くらいしか知らんのじゃよ。・・・おっ!?それよりもグルドンよ!お前の要望を叶える事が出来そうじゃよ」
老人風のガリウスが何かを確認して、先程グルドンが進撃出来ない事を悔やんでいた事を思い出し、こちらに向かってくる人影を確認して話し掛けた。
その人影とは最後の1人である邪神デスハーケンの側近であり、大男のグルドン、老人風のガリウス、女性のマグリエスの3人と、そして、一旦は大笑いしていた邪神デスハーケンと3人の元に駆け寄って来た。その人影は、この場には似つかわしくない少年の姿をした者だった。
「すいません!遅くなりました。ガリウス様の言うとおりの物を持ってきましたよ・・・」
少年は実を言うとガリウスに、この状態になった後にある物を持ってくるようにお願いされており、その物を自分達の拠点へと取りに行っていたようだった。
それに4人がその様な会話をしているのにも関わらず、あれから一切言葉も周囲の様子を気にしていない感じの邪神デスハーケンであったが、どうも先程姿を消しどこかに行ってしまった少女の言葉の意味を考えていたようだ。その為一切周りの情報が耳に入っていない様子であったのだ。
そんな事とは知らずに4人は、特にガリウスは少年と話をしていたのだ。
「おおっ、すまんのうベリアルよ!なにぶんお主しか転移と無限収納を持っておらんからのう。それにあの大量の装置はお主の様に力と知識のある者でないと持ち運べないのでな・・・」
どうやらガリウスがベリアルという名の少年に頼んでいたのは、正門の前に漂ってる黒煙と真っ赤に熱せられた地面を元に戻すというより、対処する為の装置をどこからか持ってきて貰ったようだった。
実はこの4人は、邪神デスハーケンの側近であり四天王と呼ばれる実力者なのであった。しかも邪神デスハーケンの次に強い者であり、何かしらの特技を持っている者達であったのである。
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それでガリウスがベリアルと共に装置を組立ながら今後の予定を立てていた。それで装置を組立終わり起動したのであった。
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まあ当然リナとアリス、それにレイパルドは、以前のユウマの戦いを目撃していたので、騎士達のような驚きは無かったが、それでも信じられないモノを見た雰囲気になっていたのであった。
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一方相手の方はというと少し時間が遡るがユウマ達が正門の屋根から降りた頃・・・正門を破壊したと思い込んでいたが、思いのほか黒煙で視界が悪いのと、地面が異常な程の高熱で近寄れない状態になっていたので、相手である悪魔族の関係者も進軍を拱いていたのである。
その為どうにか・・・その場の突破をどうにかして行なおうと試行錯誤していたが、既に数名ほどが黒煙と地面からの高熱の餌食となって、その場より消滅していたのであった。まあ実際その行為を行なっていたのは、力の弱い魔物や悪魔族の眷属が行なっていたのである。
そんな中で、1人の男がその情けない状態を見ながら苛立ちを見せ・・・周囲に聞える様に声をあげた。
「どうにかならんのか!折角のチャンスを・・・着実に時間だけが過ぎていくぞ!これでは最初の計画から大幅にずれて時間が掛かってしまうぞ。それに相手の戦力も増えるぞ・・・まあ、雑魚がいくら増えようが俺達には問題ないが、あいつらは・・・」
その男は邪神デスハーケンの側にいたうちの1人であり、見た目は・・・この場にいる他の者よりも、あきらかに身体は大きくパッと見、2メートルは超えている感じで、下手をすると3メートル近い可能性があった。
恐らくこの集団のなかで、一番大きな体の持ち主のはずだ。機械人形の殺戮デスマシーンでも2メートルあるか無いかであるが、それよりあきらかに大きい存在であった。
そして、老人風のもう1人の男が、その大男に向けて声をかけた。
「そう言うなグルドンよ!まさかここまで我らの殺戮兵器共の攻撃が、すごいとは予想だにしていなかったからのう・・・。しかし、これはデータにない攻撃力じゃたわい。もう少し威力を押さえねばならんのう・・・」
この時点でどうやら勘違いをしていたようである。それでその老人に向けてもう1人、邪神デスハーケンの側にいた女性が口を開けた。
「それよりも気になるのが、さっきの女よ!なんなのよハーケン様になれなれしくしてたけど・・・あの女!ガリウス知ってる?」
デスハーケンの側にいる中で唯一女性である彼女が、先程デスハーケンの近くにいた少女の事を思い出し老人の姿のガリウスに尋ねた。
「ん、ああ、あの方か?実はワシも知らんのじゃよマグリエスよ!ただ、我らより上位の存在だという事くらいしか知らんのじゃよ。・・・おっ!?それよりもグルドンよ!お前の要望を叶える事が出来そうじゃよ」
老人風のガリウスが何かを確認して、先程グルドンが進撃出来ない事を悔やんでいた事を思い出し、こちらに向かってくる人影を確認して話し掛けた。
その人影とは最後の1人である邪神デスハーケンの側近であり、大男のグルドン、老人風のガリウス、女性のマグリエスの3人と、そして、一旦は大笑いしていた邪神デスハーケンと3人の元に駆け寄って来た。その人影は、この場には似つかわしくない少年の姿をした者だった。
「すいません!遅くなりました。ガリウス様の言うとおりの物を持ってきましたよ・・・」
少年は実を言うとガリウスに、この状態になった後にある物を持ってくるようにお願いされており、その物を自分達の拠点へと取りに行っていたようだった。
それに4人がその様な会話をしているのにも関わらず、あれから一切言葉も周囲の様子を気にしていない感じの邪神デスハーケンであったが、どうも先程姿を消しどこかに行ってしまった少女の言葉の意味を考えていたようだ。その為一切周りの情報が耳に入っていない様子であったのだ。
そんな事とは知らずに4人は、特にガリウスは少年と話をしていたのだ。
「おおっ、すまんのうベリアルよ!なにぶんお主しか転移と無限収納を持っておらんからのう。それにあの大量の装置はお主の様に力と知識のある者でないと持ち運べないのでな・・・」
どうやらガリウスがベリアルという名の少年に頼んでいたのは、正門の前に漂ってる黒煙と真っ赤に熱せられた地面を元に戻すというより、対処する為の装置をどこからか持ってきて貰ったようだった。
実はこの4人は、邪神デスハーケンの側近であり四天王と呼ばれる実力者なのであった。しかも邪神デスハーケンの次に強い者であり、何かしらの特技を持っている者達であったのである。
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それでガリウスがベリアルと共に装置を組立ながら今後の予定を立てていた。それで装置を組立終わり起動したのであった。
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