巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
525 / 557
第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-46 寒いのは装置で?実は・・・。

しおりを挟む



 それでガリウスがベリアルと共に装置を組立ながら今後の予定を立てていた。それで装置を組立終わり起動したのであった。



 そして、ガリウスとベリアルの手によって数体の殺戮デスマシーンである殺戮人形に、ある装置を組み込むことを最短で完了させ装置を起動させて、機械人形の周囲に冷気が充満しだしたのだ。それは一言で表すなら霧のような白い靄が目的の場所に向かって徐々に広がっている感じであった。

「おっ、おいガリウスよ。この装置は冷気を噴出する装置なのか?やけに周りが寒く感じるが・・・」
 殺戮デスマシーンの背中に取り付けられた装置からかどうかは解らないが、その装置を起動したと同時くらいから・・・この場所の周囲が徐々に、とても冷たい空気が流れでてくる事を感じて、グルドンは不思議に思いガリウスに確認する事にしたのだ。

 そのグルドンが確認して来た事に関して、ガリウスはそちらは見ずに別の事に集中した状態で質問に答えた。
「ん?ああ、そうじゃ!これは冷風と冷水を噴出する装置なのじゃ。まあ霧みたいなのが出てれば上手く動いとる筈じゃ。まあ、殺戮兵器共の新装備じゃよ・・・ただし試作段階じゃがな。ホントじゃったら瞬時に固めたかったんじゃが・・・それに相当する魔核が手に入らんかった。まあ、魔核が小さいからのう・・・その影響で霧みたいになって周囲も冷えとるんじゃろう・・・」
 そうガリウスは答えたが、一向にその様子を確認する事無く、次々と殺戮デスマシーンである殺戮人形に何故か違う装置を取り付け調整を行なっていた。

 そのガリウスの言葉にいち早く反応したのがベリアルであり、実は頼まれていた他の装置を手渡し、ガリウスと一緒に取り付け調整の作業を行なっていた。
「そうですね。恐らく制御出来るギリギリの魔核ですからね。それで目視できる状態なんですよ。しかし、これが上手く完成すると・・・全ての属性攻撃と防御が可能となりますね。戦力アップは間違いなしですよ。あと実戦で使う予定の装置は、これと・・・これでしたっけガリウス様?」
 ベリアル自身もガリウスと一緒に作業をしているので、現状の様子を良く理解しないまま答え、作業に集中していたのであった。

「うむ!それでよいぞベリアル・・・そうじゃ!グルドンよ、ホンの少しの辛抱じゃ、もう少ししたら反転防御の結界の装置を付けた奴を、起動できるそれまでの辛抱じゃ。それに今の状態が恐らく長く続かんし限界のはずじゃ。だからちょっとの間だ我慢せい。これ以上気温が下る事は無い筈じゃしの・・・」
 何気に答えたガリウスだったが、実を言うとガリウスとベリアルは事前に自分達は、既にあらゆる環境や魔法攻撃を防ぐ防御結界の装備品を身に着けていたのである。当然邪神デスハーケンもそれらの装備品を実に着けて伊たのだった。

 その様な事とは知らない周囲にいる者達は、徐々に自分達のいる場所の状況がおかしい事に気付き始めていたのである。
 最初は殺戮デスマシーンの前方、街の正門のある方向には近付かないようにしていた。何せ少し前に見方を巻き込んだ攻撃を行なっていたので、巻き込まれないように少し距離をおいていたのであった。
 しかし、徐々に周囲の状況が異常な程に寒くなってきている事に、周囲の者も気付き出していたのだ。

 そして、あまりの寒さに、先程まで気合で我慢していたグルドンが、ついに我慢出来なくなって震えながら言葉を漏らした。
「なっ、ななな!なあこれは・・・少しどころでは・・・」
 ガタガタと震えながら・・・必死に未だ平気そうに作業するガリウスに声をかけるが、返答出来ないほど手中して作業しているガリウスだった。

 最初からおかしいと感じていたにグルドンが言葉を漏らすが、徐々に異常な程の冷気の為に息は白くなり、目に見えるほどの冷気オーラが漂う不思議な現象が起こり始めていた。それに周囲の気温が通常より急激に下りだしていたのである。
 それでもガリウスとベリアルに関しては、何故かその異変に気付いてないらしく作業に夢中になり集中していたのだ。

 だがその現象を目にした他の者達も、これはいよいよ異常だと気付き始め、先程から『我慢するんだ!』と震えながら皆に言い聞かせるグルドンでは、拉致があかないと思いアグリエスが代表してガリウスに確認する事にしたのだ。
「ちょっと、ガリウス!これは異常に寒いんだけど・・・これっておかしくない?息も凍ってるんだけど!それに耐性の無い子達も既に凍死してるみたよ・・・」

「ああ、たっ、たた、確かに・・・これは異常すぎる。どっ、どう言う事なのだ。こっ、こう寒くては敵わんぞ!がっ、ガリウスよ!いい加減どうにか・・・」
 流石に我慢の限界だったのか、弱々しいしていたグルドンだったが、何故かアグリエスが平気な顔の状態で話掛けているのも不思議だったが、それよりも早くどうにかしてもらいたかったようだ。

 それでアグリエスの言葉を聞き、ガリウスは周囲を自身の目で確認したのである。
「これは確かにおかしいのう・・・うむ、失敗かもしれんのう。しかし、ここまで気温が下る事は・・・?」

 それで現状が完全におかしい事に気付き、言葉を漏らしつつ首をかしげていたのだ。それで同じくその光景を見たベリアルも不思議に思い言葉を漏らした。
「確かにこれはおかしいですね?とりあえず取り付けは完了しましたから反転防御結界を起動しますね!」

 事実4人と周囲の者が感じた異常なまでの冷気は、実はユウマが行使した魔法の影響であり、未知なる現象の前兆であったのだ。



 それからモノの数秒も経たないうちに、そうユウマが放った氷嵐属性の暴風氷雪テンペストブリザードが発動して、当たり一面が極寒の地獄へと変貌してしまっていたのであった。


しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

側妃に追放された王太子

基本二度寝
ファンタジー
「王が倒れた今、私が王の代理を務めます」 正妃は数年前になくなり、側妃の女が現在正妃の代わりを務めていた。 そして、国王が体調不良で倒れた今、側妃は貴族を集めて宣言した。 王の代理が側妃など異例の出来事だ。 「手始めに、正妃の息子、現王太子の婚約破棄と身分の剥奪を命じます」 王太子は息を吐いた。 「それが国のためなら」 貴族も大臣も側妃の手が及んでいる。 無駄に抵抗するよりも、王太子はそれに従うことにした。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

処理中です...