巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-67 ピンチ!?だけど・・・ついに変化が?

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 そして、2人がその事とユウマの事を話ながら状況を確認している中で・・・ついに双頭邪竜に変化が見え出したのであった。



 最初に変化が現われ出したのは、双頭邪竜の闇属性であった翼だ。黒い闇に覆われた翼が・・・いつの間にか維持できなくなり、最終的には無くなっていたのだ。それから徐々に纏っていた各属性の魔力に変化が見え出していたのだ。

 ただこの事に関しては、現場で戦闘を行なっているユウマは・・・ある時まで全く気付く事は無かった。それどころか双頭邪竜の攻撃を受ける回数が徐々に増えていき、ついに魔力による防御結界の維持が出来なくなっていたのである。

 そうついに自身の持つ魔力が最低域を越えて、結界が消滅してしまったのだ。早い話、結界を晴れるだけの魔力が、殆ど無くなってしまったのだ。そう事実上回復するよりも、魔力を吸われ続ける量が上またのと、攻撃を受けてしまって大量に魔力を消費してしまった結果だった。

 ただし防御結界が張れなくなっただけで、完全に魔力が枯渇した訳では無く、強いて言えば10ある魔力が一旦は5まで減るが、魔力を使用しなければジワジワと回復するのだ。
 そして、また10まで回復すると・・・そこから半分の5減る状態である・・・それの繰り返しという事なのだ。魔力による防御結界は、15から20と思って貰えればいい。攻撃を受けた場合は、そこに上乗せされる考えだ。

 それで仕方なく・・・魔力枯渇は非常に不味いので、ユウマはその事をいち早く気付き魔力は使わない考えで、回避に専念していたのだ・・・というより、ちょっと前の双頭邪竜の行動と同じで、相手が近付いてきたら素早く遠くへ逃げて・・・いやいや移動していたのだった。

 しかし、遠く離れた正門の屋根より、その様子を見ていた2人の少女は、その変化に気付き声に出していた。
「・・・あっ!?嘘でしょ!!ユウマの魔力を感じなくなっちゃったよ。どうしようアリス!ユウマが・・・」

「うん、でも、さっき豪快に吹き飛ばされた後からは、殆ど攻撃を受けてないみたいだよ。あれから全然ユウマの飛ばされる姿が見えないよ。それに双頭邪竜は暴れ回ってるのが普通じゃないよ・・・多分、ユウマは戦い方を変えたんだと思うよ!それに・・・どうやらあいつの変化があったみたいだよ、リナちゃん」

「えっ!?・・・あっ!ホントね。ついに始まるのね・・・」

 アリスとリナはユウマの現状を心配していたが、ついに双頭邪竜に変化が見えてきた事に気付き安堵していた。それは自分達が仕掛けたトラップが、ついいに発動し始めた事に気付いたのであった。

 その安堵しているアリスとリナをよそに・・・ユウマの方はとんでもない状態に陥っていたのだ。それは何故かと言うと・・・。
「うっひゃぁぁっ!さびぃぃっ!!参った自分でやっておきながら、ここまで寒いとは・・・なんで寒さ耐性がないんだ?しかも、こいつは平気・・・ああ、そっか身体に覆ってる属性の耐性持ちか!しかし、この寒さじゃ・・・こりゃ、攻撃食らったらひとたまりもないや」

 既にユウマには、魔力による結界が無いので、この氷の世界である氷の森は・・・実際想像以上に冷たい空間であり、この寒さだけはどうにも出来ない状態だった。何故か自身に寒さによる耐性が無いのかが不思議に思ったが、それでも唯一氷属性の氷結に対する耐性があったので、身体が凍りつく事はなかった。だが寒さに対する耐性は・・・実はこの状態では無いに等しかったので、かなりと言うより、相当寒い状態なのだった。

 よくよく考えると、その様な過酷な展開は・・・一度だけあった様な気がしたのだが、その時は知らないウチに魔力による結界を張っていたし、恐らく耐性の強化を無意識に行なっていたから感じなかったと思われた。

 まあ、炎や氷に対する耐性は以前ある事を行い取得済みだったし、スキルの能力では一応・・・完全異常耐性を持っていたが、そのスキルの発動自体も現状出来ていない状態だったのである。というよりどうやって発動していたのかが解らない状態だし、そもそも今の俺にそのスキルが存在しているのかが不明な状態だった。それでも数個の耐性はあるようだった。

 それで現在のユウマは寒さに震えながらも辛うじて、双頭邪竜の攻撃をかわすというより、攻撃の体制や尻尾の動きをよく観察、確認して・・・早めに攻撃のおよばない遠くへ逃げ出している状態だったのだ。

「ちっくしょう!寒い上に逃げる事しか出来ないし、魔力は訳も解らず吸収され続けるし・・・このままじゃ、時期に寒さで体力が奪われて動けなく・・・!!?うわっ、あっ、あぶねぇ!いきなりブレス撃ってきやがった!それに何だよこの魔力・・・」
 必死に双頭邪竜の攻撃をかわしていたが、次第に恐らくではあるが俺の移動速度が落ちてきたと思われる。それに双頭邪竜に強大な魔力が集中している事を感じ取り、一瞬意識をそちらに向けたと同時くらいに、攻撃速度を上げて来た攻撃を、食らいそうになっていたのだった。

 その様な状態を数度繰り返してるウチに、俺は運が悪く最悪な場所に誘い込まれていたのだ。それは逃げ場が殆ど無い崖と丘の近くにやってきたのであった。
「・・・って!まさか!?最悪だ!なんでこっちの方向に来たんだ。出来れば大樹がある方向の方がよかったのに、知らないうちにこっちに・・・」



 実はこの崖の場所は危険だと思い避けて、出来るだけ大樹がある方向に逃げていたのだが、いつの間にか崖が丘がある場所に誘導されていたのであった。何故この場所が危険だと言うと・・・簡単な話し、逃げ場が無い上に殆ど一方通行の状態なのだ。


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