巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
6 / 557
第1章 異世界転移、始まりかもしれない。

1-6 続アイテム説明からの固有スキル選定?。

しおりを挟む



「そしてネックレスは、魔法を使う際の媒体アイテムとなっています」
 なるほど、ネックレスは魔法を使うためのアイテムなのか。

「このネックレスは、魔法の発動と使用回数が決まっていて、小さな水晶が付いていますよねっ、その水晶が今はまだ透明だと思います。 確認してみてください」

《あっ本当だ!俺の7個の小さな水晶は透明で、鈴香リンカちゃんのも透明だ》
 ユウマは自分のを確認してからとなりにいた鈴香のも除き見てなるほどと思っていた。

「あのー、私のネックレス黒水晶だけで、小さな水晶が付いてないのですけど?」
愛美メグミがそう言ってネックレスを持ち上げ、女神フィーナに見せた。 確かに黒いなぜだろうと思っていると。

「あっ!愛美さんのは、魔法特性の高い黒水晶ですね。 あと唯香さんのにも付いている黒水晶は、通称MPSマジックポットスフィアと言いまして、使用の方法によりその水晶自体の色が変化し白色になったら使用不能になります。 また時間がたつと、使用可能になり最終的には、黒色に戻ります。 他の方の水晶は、通称MPマジックポットと言いまして使用可能と成った場合は、色が変化していきます」

 女神フィーナが、ネックレスについて説明をした後に、みんな不思議そうにネックレスを覗き込み、振ったり突いたりしている。

「これ、どうやったら小さい水晶の色が変わって、どんな魔法が使えるのですか?」
結愛ユアが使用方法の説明をもとめた。

「えーと、ですね。まず、水晶の色が変わるのは魔素の豊富な場所で、まあアーストリアに転移したら自然と色が変わっていきます。それと色が変わる時間は、個人差がありまして魔導に長けていれば早く色が変わり魔法が使用可能になります。また、使用できる魔法は、魔導巻物マジックスクロールか、魔導水晶マジックスフィアに記載された魔法が使用可能となります」

「えー!それじゃ最初は魔法は使えないの、残念・・・」
女神フィーナの説明に、ほんとに残念そうに答えた鈴香だったが。

「いえ、簡単な属性魔法と必要な生活魔法をあとで、それぞれ個人に差し上げます」

「「ヤッター!ありがとうございますー。フィーナ様♪」」
鈴香と結愛がすごい勢いで、女神フィーナお礼をいい頭をさげた。

「それでは、最後にユニーク固有スキルを、それぞれにプレゼントいたします。 ほしいスキルの希望があれば聞きますのが?そのスキルを進呈できるかどうかは分かりませんので」


「えーと、自分で考えたのでもいいのですか?」
「あのー、お任せでもかまいませんか?」
「何にしよっかなー」
「私はもう決めてるもんねー」
「どんなのがいいかなー」
唯香ユイカ愛美メグミ鈴香リンカ結愛ユア未菜ミナが、それぞれ思った事を口にした。

「はい、使用方法の説明ができ内容が解れば自分で考えたスキルでけっこうですよ。 もちろんこちらにお任せでも結構ですよ。 ユニークスキルは、それぞれ特殊なので別々に違う空間で同時にお聞きいたしますので、では・・・・」

【●■■■■●■●】聞き取れない、何らかの呪文を女神フィーナが唱え上げた後、《フィーン》と音を立てた後、それぞれが違う個室のような場所に転移されていた。

きょろきょろと、個室の中をユウマが見渡していたら。
「それではユウマさんあなたは、どのようなユニークスキルをお望みでしょうか?」

 個室の中の何も無い場所から突然、女神フィーナが現れ話しかけてきたので、少しびっくりして「はひ」と声が裏返り返事をしたので、フィーナ様に「クスクス」と笑われてしまった。

 改めて姿勢をただし女神フィーナに向き直り。
「えーと、俺のほしいスキルはですね。 状況理解/対策がいいですね。 戦闘から魔法、アイテム使用方法、その世界の状況などあらゆる状況を理解でき対策をできるスキルがいいですね」

「面白いですね、あらゆる状況を理解でき対策できるスキル。 意外に重要な局面の状況など理解でき対策して歴史をかえたりして? ちょっと待ってください確認してみますね」・・・・

 女神フィーナがそう言って自分の腕輪から出会った時に出していた、タブレット端末を取り出し確認しだした。
 端末をポチポチっ、スラーっと、指を動かしフムフムと読み返してから。

「なるほど、えーとっですね。 とりあえず了承はもらえました。 ただし、一部の状況理解/対策には、プロテクトがかけられ使用できないです。 ただユウマさん、あなたの能力がそれに対応できるようになったら解除できるようになるそうです。その条件でよろしいですか?」
 タブレットの画面の文字を確認してから、俺の考え出したスキルの授与ができると教えてくれた、ただし条件付みたいだ。

「はい、その条件でかまいません。 状況理解/対策のスキルでお願いします」
ユウマは、条件を了承してスキルをもらうことを願った。

女神フィーナは、ユウマの願いを聞き入れ両手をユウマに伸ばし呪文を唱え始めた。

 女神フィーナの両手から黄金の光が放たれて、ユウマの身体全体が輝きだした。
なんだかポカポカと温かくなっていき、身体が軽くなった気がしたとユウマが思っていた。



しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

ありふれた聖女のざまぁ

雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。 異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが… 「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」 「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」 ※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。

「俺が勇者一行に?嫌です」

東稔 雨紗霧
ファンタジー
異世界に転生したけれども特にチートも無く前世の知識を生かせる訳でも無く凡庸な人間として過ごしていたある日、魔王が現れたらしい。 物見遊山がてら勇者のお披露目式に行ってみると勇者と目が合った。 は?無理

魅了が解けた貴男から私へ

砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。 彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。 そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。 しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。 男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。 元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。 しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。 三話完結です。

過程をすっ飛ばすことにしました

こうやさい
ファンタジー
 ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。  どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?  そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。  深く考えないでください。

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

心が折れた日に神の声を聞く

木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。 どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。 何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。 絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。 没ネタ供養、第二弾の短編です。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ! 

タヌキ汁
ファンタジー
 国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。  これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

処理中です...