巻き込まれて異世界へ ~なぜだか関わった人の運命変えてます~

桜華 剛爛

文字の大きさ
22 / 557
第2章 旅立ち、いえ迷子かもしれない。

2-15 魔獣浄化からの野営準備

しおりを挟む



☆―★―☆
 そして、若干時間をさかのぼり、先ほどの一件の最中、レオン隊長と騎士モードの動ける2人は、シルフィーとユウマたちが話しをしている最中に、自分たちの荷物や予備の武器の点検を行い装備していた。

 そして、装備が終わるころ、今まで気絶していた女性騎士が目を覚ましたので、騎士モードが今まで起こった事と成り行きを説明した。

 女性騎士は、モードからの説明にすぐ理解して、ユウマにお礼を言おうと立ち上がって見渡し彼を探してみた。

 そしたらそれらしき人物は、まだシルフィーとレーネとで話しの最中だったので、一旦お礼を言うのをあきらめレオン隊長の指示に従うことにした。

 レオンは、モードに捕らえた男の見張りと馬の面倒を見るように指示を出し、女性騎士に自分と戦場での武器回収と魔獣モンスターの状態の確認を行うように指示を出し動き出した。

☆―★―☆

 レオンと女性騎士は、戦闘で落とした武器と盾それと魔獣モンスターの使っていた武器類を回収して回っていて、女性騎士は何かを一生懸命探し泣きながらレオンに訊ねた。

「レオン隊長ー、《ぐす》私の愛用の長剣ロングソード見ませんでした?《ぐす》」
「うん!セリカお前の長剣か、いや見てないがどうした?」
びずがん見つかん《ずずー》ないんです《ぐす》私の大切な剣なんですけどー、オークに吹どばざ飛ばされた《ずずー》時に落としたみたいなんですぞどばどぎぜずじでその後気絶して・・・《ぐす》」
 セリカと呼ばれる女性騎士は、自分の愛剣がどこかにいって見当みあたらないので、泣きながら魔獣の死体の下とかを確認して見て回っていた。
 レオンもセリカを何とか泣き止まそうと、一緒に探しながらなだめていた。

 そして、皆がいるはずの方向から、騎士マークが立ち上がり大きな声で、ユウマに礼を言っているのが見え。

「おお、騎士マークも意識がはっきりして回復したか!うんユウマ殿がこちらに来ているな?」
 レオンがマークの大声に振り向きユウマが向かって来ているのを見てから。

「セリカよ、ユウマ殿に聞いてみては、ユウマ殿が最後までここで戦っていたのだから!」

 そしてユウマが近づいてきてからレオンと女性騎士セリカを見てから。
「レオンさん!ちょっといいですかー!お話ししたい事があるのですが? そちらの女性騎士さんは、なぜ泣いておられるのですか?」

「ああー!実はな彼女の愛剣がどこかに消えてしまってなっ・・・」

 レオンが困り顔でユウマに説明してくれて、ユウマは《あっ》という顔をしてからアイテムボックスからミスリル製の長剣ロングソードを取り出して

「すいません!これお返しするの忘れていました。例の男を捕まえる時に収納したまま追いかけたので忘れてました。ほっんとにすいません」
 ユウマは、長剣を泣いているセリカの前にそっと出し、すみませんと謝罪して頭をさげた。

「ああー!私の剣、ううっよがっだよーよかったよーとても大切な《ぐす》剣なんですー」
 セリカは、泣きながらよかったと剣を受け取り鞘に収めていたが涙は止まらないみたいなので、ユウマはアイテムボックスの中にある地球で使っていたハンカチを取り出し彼女の涙をそっとぬぐい、そして渡した。

「あっ!ありがとうございます。あのユウマ様、私、セリカ・リストールともうします。 この度助けて頂きありがとうございました」
「あっユウマですよろしくお願いします。それと助けた事は気にしないで下さい。 しかしその剣、非常に良い剣ですね!良く切れるしすごい力を持っていますし」

「えっ!確かにミスリル製ですけど最近手入れしてなくてっ!てええー?すごい力てっなんですか?確か魔力回路が詰って剣の性能も下がっていたのですけど?」

 セリカは、ユウマの剣をほめた事に驚いて今まで手入れを怠って性能が下がっていたはずなのにと思い剣を鞘から抜き出し《じぃー》と眺めてから。

「ほんとだ、魔力回路が正常になって今まで以上に性能が上がっている。」
《確か、王都の鍛冶屋でこの剣はもう完全に魔力回路が詰っているのでこれ以上の性能を上げるのは出来ずこのまま朽ちていくか?それとも賭けに出て膨大な魔力を通して覚醒を促がすか?と説明されたけど壊れてしまうかもと言われたので魔力を過剰に流すのを止めたのだけど》
 剣を見てから声に出し驚いてから頭の中で以前鍛冶屋で言われた事を思い出した。

 そして、ユウマを見てから手を握って。
「ユウマ様、ありがとうございます。剣を直していただいて」
「はい、あのー、俺は何もして・・・」

「いえ、壊れかけていた魔力回路が直って性能が上がっているんですもの♪」
 ユウマは、やった覚えの無いことに感謝されて少し戸惑い、何もしてないと言おうとしたが、さえぎられてやってもいない事を説明された。

 ユウマが、感激して興奮しているセリカにどうしたものかと考えていたら、レオンが助け舟を出してくれた。
「セリカよいい加減にしないか!ユウマ殿が困っている。 それから、ユウマ殿話しとは?」
 レオンは、セリカにいい加減にしてユウマを開放して本題に入らせてくれとお願いし、ユウマとの話しに切り替えた。

「あっはい、先ほど上級ポーションを精製したので、この後皆に配りたいと思いまして。あと、先ほどマークさんに飲ませたら元気になられました。で、本題はこの後どうするのかなとお聞きしたくて」

「えっ、ああっえっとですね、この後取り合えずここの魔獣の魔核を取り出し浄化しアンデッド化を防止する。それから先ほどの場所で今夜野営を張り治療と体力の回復をしようと思うが」

 レオンは、全員の治療と体力の回復行う為ここで野営をすると説明してくれて、今から魔獣をアンデッドしないよする為魔核を取り出すと魔獣に近づいて作業を開始した。

 良く見渡したら、先ほどまであった数対の魔獣の死体がなく、何かの玉のようなものと角やら牙が落ちていた、何だこれと拾ってレオンさんに聞いてみた。
「うん、ユウマ殿は、冒険者なのに素材を知らないのかい?」

「えっええ、討伐して素材を入手せずに・・・」
「あっ!なるほど、今まで素材集めは、荷物運びポーターにでも任せていたのかな?」
 ユウマは、正直に言おうかと思ったが先ほどレーネに言われた事を思い出し口ごもっていたら、レオンが勘違いをして語ってきたので、「まーそうですね」と答えて話しにのっかて違う話をした。

 そして、レオンはサイクロプスの死体の魔核を取り出してから。
「どうやら、あの男に使役されていたのは、こいつだけのようですな!」
「えっ、どうして解るのですか?」
「ええ、魔核が三つあり一つは真っ二つになっていました。その真っ二つになった魔核が術者の呪詛による従者契約の魔核ですね他の魔核と色が違いますから」

 そう言って真っ二つになった魔核と通常の魔核を見せてくれた、確かに色が違う通常の魔核は、紫かかっているのに対して、真っ二つの魔核は真っ青である、少し気に成ったので切ったから青くなったのではと確認してみたが、切っても魔核の色は変わらないとレオンに説明された。

「それに、ここら辺でサイクロプスは生息していないはずですから」
 レオンよりサイクロプスは、この辺いる魔獣ではないとも教えてくれた。

 そして、魔物の魔核と素材をすべて集め皆のいる場所へ戻ってきた。

 それから野営の準備を始めるため、馬車より天幕と布などの敷物、そして木で出来た食器類と鍋、野菜等を出してきてから、天幕を広げ地面に布と絨毯を引き食事の準備の為、火をおこし材料を切り鍋で簡単なスープを作り始めた。

 この作業の間、ユウマはシルフィーと話をして過ごしていた。



しおりを挟む
感想 798

あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

悪役令嬢の父は売られた喧嘩は徹底的に買うことにした

まるまる⭐️
ファンタジー
【第5回ファンタジーカップにおきまして痛快大逆転賞を頂戴いたしました。応援頂き、本当にありがとうございました】「アルテミス! 其方の様な性根の腐った女はこの私に相応しくない!! よって其方との婚約は、今、この場を持って破棄する!!」 王立学園の卒業生達を祝うための祝賀パーティー。娘の晴れ姿を1目見ようと久しぶりに王都に赴いたワシは、公衆の面前で王太子に婚約破棄される愛する娘の姿を見て愕然とした。 大事な娘を守ろうと飛び出したワシは、王太子と対峙するうちに、この婚約破棄の裏に隠れた黒幕の存在に気が付く。 おのれ。ワシの可愛いアルテミスちゃんの今までの血の滲む様な努力を台無しにしおって……。 ワシの怒りに火がついた。 ところが反撃しようとその黒幕を探るうち、その奥には陰謀と更なる黒幕の存在が……。 乗り掛かった船。ここでやめては男が廃る。売られた喧嘩は徹底的に買おうではないか!! ※※ ファンタジーカップ、折角のお祭りです。遅ればせながら参加してみます。

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...