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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。
5-33 絶対絶命のピンチです・・・?
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ファルが連絡を取ってユウマに助けを求めていると、突然アリアがファルに声をかけた。
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それは、そのとき魔人族の女がファルに向けて砂塵の刃を放っていた。
しかし、その攻撃はファルには、当たらずファルを庇ったアリアの背中を鋭利に切り裂いてしまった。
「きゃっ!かはっ」
そう声を出し深く切り裂かれ背中より血が噴出し、恐らく内臓も砂塵の刃の威力でやられてしまい血を吐き出しながら吹き飛ばされた。
そしてアリアに助けられたファルは、驚いてユウマとの連絡をつい切ってしまった。
「アリアちゃん!ファルちゃん!」
メイリーが慌てて2人の元に駆けつけて、ただ事でないアリアの傷を見て、すぐに回復魔法を使った。
ファルもアリアに庇われていた懐から出てきて、心配そうにアリア見て如何にかしなくてはと考えていた。
魔人族の方は、その光景をみてから
「おい、マジョルなんで攻撃した。あれじゃあのメスガキ使い物にならなくなるぞ」
「そう言っても、バルボあの羽虫が何か企んでるっぽかったからついね」
「2人とも、そのへんにしてください。どうも村においてきた我々の分身体が何者かに倒されたみたいですね」
スラットした魔人族の男が、2人に向けて、いつの間に探っていたのか解らないが、ユウマ達が向かった村の様子と状況を語っていた。
「なにっ!ホントか、スレーボ何故だ。あそこなら無限の力、魔素が供給される。それに邪陰石柱があるからオリジナルの俺達と変わらないはずだろう」
「解りません。ただ、その原因が3つ程一緒に動いています。そのうち一つは、かなり大きい。それがこちらに向かって来ているみたいですね」
「それなら、早く片付けましょう。こいつら全員捕らえてマシュリ様の下に戻りましょう」
「でもよ、そいつらここに来るのかな?まあここに来るまで時間がかかるだろう。さっさと済ませようぜ」
魔人族の3人は、女性の魔人族をマジョル、男性2人のガタイのいい方をバルボと言い、スラットした男をスレーボと言うらしい。
そしてその魔人族は、少し遅れて村にいた自分達の瓜二つの人物達を分身体と言い、ユウマ達がこちらに向かってきている事を感付いていた。
ただ、何故か魔人族の言った数は、3つでしかも一緒に近づいていると言葉を漏らしていた。
そう、このとき先行したユウマの反応だけは、追いきれず感知できていなかった様だった。
そして、この間に手傷を負ったユータとアリアを、ロンが必死に魔術と槍術を駆使して3人を守り。
メイリーは必死にアリアの延命をしつつ、ユータの治療をしていた。
アリアは、このとき殆ど死に掛けていたが、何とかメイリーの魔法でかろうじて生命を維持しており。
ユータの方に関しては、出血の方は収まっていたが、意識が戻ってこない状態になっていた。
それからファルの方も、必死に防御魔法を使い4人を守っていたが、そろそろ魔力が付きかけていた。
そうこのとき、ファルだけでなくメイリーとロンも魔力が底をつきかけてMPが無い状態になっていた。
「はっはっは、何処まで持ち応えられるかな」
「早く降参しなさい。もうその娘は助からないでしょうけどね。おっほっほっ」
「もう直ぐあちらの方も、方が付きそうですし」
「それにあなた達が期待している。助けは来ないわよまだ村の近くですし。まあ普通より早いみたいですけどね。おっほっほっ」
3人の魔人族があざ笑う声を耳にしながら必死に治療と防御をして、助けを待ち続けた。
しかし、ついに3人とも力を使い果たしもうだめだと思い。
「兄貴・・・。たすけ・・て・・」《どさっ》
『マスターごめんね。もうファルじゃぁ、守れないよ・・・』
ロンとファルがついに力尽き意識を失なってしまい。
《フッ、スーウゥガシャン!》
ファルは、剣の姿に戻り地面の落ちてしまった。
そしてついに、防御魔法が《スウゥッ、パリン》と音を出し消えてしまい。
「それじゃ、そろそろお前達には寝て貰おうかな。まずはお前だ」
そう言ってガタイのいい魔人族の男バルボがメイリーに向けて腕を振り上げた。
メイリーはかろうじて意識を保っていたが、魔人族のバルボの振り上げている腕を見て。
「ああ、ユウ兄様ごめんなさい。ユウ兄様との約束守れそうも無いです」
そう言って目を閉じ攻撃を待つと。
《ドゴン》と言う音が響きわたり。
「うっ、ぎゃーぁぁぁっ!」
《ドゴンンンっ!?》・・・・。
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ガタイのいい魔人族バルボがどこかに吹き飛んで岩に激しく衝突した。
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ファルが連絡を取ってユウマに助けを求めていると、突然アリアがファルに声をかけた。
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それは、そのとき魔人族の女がファルに向けて砂塵の刃を放っていた。
しかし、その攻撃はファルには、当たらずファルを庇ったアリアの背中を鋭利に切り裂いてしまった。
「きゃっ!かはっ」
そう声を出し深く切り裂かれ背中より血が噴出し、恐らく内臓も砂塵の刃の威力でやられてしまい血を吐き出しながら吹き飛ばされた。
そしてアリアに助けられたファルは、驚いてユウマとの連絡をつい切ってしまった。
「アリアちゃん!ファルちゃん!」
メイリーが慌てて2人の元に駆けつけて、ただ事でないアリアの傷を見て、すぐに回復魔法を使った。
ファルもアリアに庇われていた懐から出てきて、心配そうにアリア見て如何にかしなくてはと考えていた。
魔人族の方は、その光景をみてから
「おい、マジョルなんで攻撃した。あれじゃあのメスガキ使い物にならなくなるぞ」
「そう言っても、バルボあの羽虫が何か企んでるっぽかったからついね」
「2人とも、そのへんにしてください。どうも村においてきた我々の分身体が何者かに倒されたみたいですね」
スラットした魔人族の男が、2人に向けて、いつの間に探っていたのか解らないが、ユウマ達が向かった村の様子と状況を語っていた。
「なにっ!ホントか、スレーボ何故だ。あそこなら無限の力、魔素が供給される。それに邪陰石柱があるからオリジナルの俺達と変わらないはずだろう」
「解りません。ただ、その原因が3つ程一緒に動いています。そのうち一つは、かなり大きい。それがこちらに向かって来ているみたいですね」
「それなら、早く片付けましょう。こいつら全員捕らえてマシュリ様の下に戻りましょう」
「でもよ、そいつらここに来るのかな?まあここに来るまで時間がかかるだろう。さっさと済ませようぜ」
魔人族の3人は、女性の魔人族をマジョル、男性2人のガタイのいい方をバルボと言い、スラットした男をスレーボと言うらしい。
そしてその魔人族は、少し遅れて村にいた自分達の瓜二つの人物達を分身体と言い、ユウマ達がこちらに向かってきている事を感付いていた。
ただ、何故か魔人族の言った数は、3つでしかも一緒に近づいていると言葉を漏らしていた。
そう、このとき先行したユウマの反応だけは、追いきれず感知できていなかった様だった。
そして、この間に手傷を負ったユータとアリアを、ロンが必死に魔術と槍術を駆使して3人を守り。
メイリーは必死にアリアの延命をしつつ、ユータの治療をしていた。
アリアは、このとき殆ど死に掛けていたが、何とかメイリーの魔法でかろうじて生命を維持しており。
ユータの方に関しては、出血の方は収まっていたが、意識が戻ってこない状態になっていた。
それからファルの方も、必死に防御魔法を使い4人を守っていたが、そろそろ魔力が付きかけていた。
そうこのとき、ファルだけでなくメイリーとロンも魔力が底をつきかけてMPが無い状態になっていた。
「はっはっは、何処まで持ち応えられるかな」
「早く降参しなさい。もうその娘は助からないでしょうけどね。おっほっほっ」
「もう直ぐあちらの方も、方が付きそうですし」
「それにあなた達が期待している。助けは来ないわよまだ村の近くですし。まあ普通より早いみたいですけどね。おっほっほっ」
3人の魔人族があざ笑う声を耳にしながら必死に治療と防御をして、助けを待ち続けた。
しかし、ついに3人とも力を使い果たしもうだめだと思い。
「兄貴・・・。たすけ・・て・・」《どさっ》
『マスターごめんね。もうファルじゃぁ、守れないよ・・・』
ロンとファルがついに力尽き意識を失なってしまい。
《フッ、スーウゥガシャン!》
ファルは、剣の姿に戻り地面の落ちてしまった。
そしてついに、防御魔法が《スウゥッ、パリン》と音を出し消えてしまい。
「それじゃ、そろそろお前達には寝て貰おうかな。まずはお前だ」
そう言ってガタイのいい魔人族の男バルボがメイリーに向けて腕を振り上げた。
メイリーはかろうじて意識を保っていたが、魔人族のバルボの振り上げている腕を見て。
「ああ、ユウ兄様ごめんなさい。ユウ兄様との約束守れそうも無いです」
そう言って目を閉じ攻撃を待つと。
《ドゴン》と言う音が響きわたり。
「うっ、ぎゃーぁぁぁっ!」
《ドゴンンンっ!?》・・・・。
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ガタイのいい魔人族バルボがどこかに吹き飛んで岩に激しく衝突した。
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そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
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