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第5章 王都シルフォードに向けて出発かもしれない。
5-41 ちょっとピンチかもしれない
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なにが起きたか解らず、その攻撃から目を逸らしつぶってしまった。
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次の瞬間【瞬間移動】してきたユウマがアリアの前に現れて、スレーボの攻撃を受け止めた。
「アリア、最後は惜しかったな。ちゃんと最後まで対処しないとなっ」
「えっ、ユウ兄?あっありがとう、助けてくれて。それにごめんなさい。・・・でも、どうして、確かにこいつ倒したのに、なんで動いてるの?」
「ああ、確かにこいつは、アリアから止めを刺されて死んでいる筈なのにな。すごい執念で死してもなお動いているみたいだね。ホントすごいよ・・・」
そうスレーボは、アリアから最後に攻撃をされた時に、すでに事切れていたが執念で今なお動いている。
「しっかしすっごい執念だな。普通の人間ならこんな事はないのに、やはり魔人族だからなのかな」
あと恐らく意思も少し残っているみたいだった。
何故なら片言で聞こえずらいが、何か喋っている。
「な・・なぜ・じゃま・・る。やく・・がちが・このま・・じゃ・・れな・。きさ・た・をみち・れ・・やる!」
(『なっ、何故邪魔をする。約束が違うでは無いか?このままじゃ終われない。貴様たちをみちずれにしてやる!』と言っていると思う)
片言の言葉を喋ったあと、急速に魔力を体内に溜めだした。
でも死んでからどういう状態で、はたまたどうやって魔力を溜めているかは不明である。
「あららぁ、こいつまだ何かするみたいだな。この感覚じゃ自爆かな?とりあえず周りに被害が出ないように、跡形もない様に消滅させようかな」
魔人族の男スレーボがユウマに最後の攻撃を防がれたので、死してなお魔力を限界まで上げて自爆しようと企んでた様だ。
まあ、もう奴は死んでいるから自爆とは言わないと思うが、巻き添いだけはごめんだ。
ユウマはいち早く魔力の上昇に、感ずいてその対処法を考えていた。
「さて、どう対処したものかな?おっと面白そうな魔法を発見!これを使ってみようかな」
魔人族スレーボの屍、今は魔力の塊となった物に向けて、無属性魔法にあった【黒闇重力衝撃】を放ち、アリアと共にその場所から逃げる為に、【瞬間移動】でメイリー達のもとに移動した。
この魔法【黒闇重力衝撃】を、いつもみたいに【超級解析】のスキルで確認してみた。
するとこの魔法【黒闇重力衝撃】は、対象物に接触した後、周りに重力磁場を形成して包み込み消滅させる魔法で、いわゆる小型版のブラックホールみたいらしい。
ただ吸引したあと内部にできた磁気嵐で、対象物を破壊大ダメージを与えるらしい。そしてまだ色々となぞの多い魔法であり、使用後魔力を断ち完全に消滅したのを確認しないとどんどん成長して周りのものを吸い込み被害が拡大するらしい。
そう言う説明をいつもみたいに頭の中で行ってきた、まあ気を付けて使用すれば問題ないみたいなので、構わず使用して放ったのだった。
そして先程放った魔法の効果を離れた場所からみんなで見ていると、小さなビー玉位の黒い光の玉が肥大化して魔力の塊に、ゆっくりと向かっていたが?結構スピードが遅い。
「あっ、これ間にあわないんじゃ・・・!?」
そう思った瞬間に肥大化した魔力の塊が、大爆発を起こした。
その瞬間、ユウマはやばいと思いとっさに【魔法遮断聖盾】の魔法を自分たち前方に放ち防御した。
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だが大爆発を起こしたはずなのに、爆発音がしないし、爆風も一向に吹かない。
「うん?どうなってんだ」
確かに爆発する瞬間に光ったはずだが、すぐに光が収まっていった。
そしてその爆発が起きた場所を確認してみると、ちょっとしゃれにならない事が起きていた。
それは肥大化した魔力の塊が、弾けて大爆発を起こしたはずの、そこの空間が歪んでいた。
その歪んだ空間でユウマの放った魔法【黒闇重力衝撃】が、爆発を起こした筈の魔力の塊と、その場所の音と爆風そして空間をすべて飲み込んでいる。
しかもその大きさは、先程飛んで行ったビー玉程度の大きさの黒い光の玉のままである。
その大爆発が起こるはずだった場所を、みんなで唖然として見ていた。
「ねえ、兄貴あれ。どうなってんの」
「尋常じゃないですよね。あの黒い光の周りだけが違う空間が出来ているみたいな」
「うーん、こりゃいかんかもしれん」
男性陣3人が話しいると女性陣がユウマに確認してきた。
「ユウ兄あれって、爆発が起こって空間歪んだんじゃないのかな?」
「えっ、なんで。俺が放った魔法のせいじゃないのかな?」
「いえ、ユウ兄様あれどう見ても、ユウ兄様の放った魔法が押さえ込むと言うより、その空間自体を吸込んでいるみたいです」
その話を聞いて、もう一度黒い光の方を見てみると確かに、今現在その光が歪んだ空間ごと周りを吸込んでいるみたいに見える。
なら安全だと思うのだがこれちゃんと消えるのかなと、思って魔力を断ってみると、ユウマが放った魔法の黒い光の玉だけが残り周りのものを吸わなくなった。
そして一時の間停滞して、何事もなかった様に消えてなくなった。
「なんだったの、あの現象?」
「さあ、でも・・・!?やったぁぁ、勝ったぁぁ」
「最後は、ユウ兄に助けて貰ったけど私達だけで勝てたよ」
「よかったよー、アリアちゃん。勝てたよー」
4人とも勝利に浮かれて喜んでいた。
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まあ、水を差すのもなんなんで、とりあえず少年達をそのままにして、フィリア達の方を見てみるとそちらの戦闘も終わろうとしていた。
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なにが起きたか解らず、その攻撃から目を逸らしつぶってしまった。
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次の瞬間【瞬間移動】してきたユウマがアリアの前に現れて、スレーボの攻撃を受け止めた。
「アリア、最後は惜しかったな。ちゃんと最後まで対処しないとなっ」
「えっ、ユウ兄?あっありがとう、助けてくれて。それにごめんなさい。・・・でも、どうして、確かにこいつ倒したのに、なんで動いてるの?」
「ああ、確かにこいつは、アリアから止めを刺されて死んでいる筈なのにな。すごい執念で死してもなお動いているみたいだね。ホントすごいよ・・・」
そうスレーボは、アリアから最後に攻撃をされた時に、すでに事切れていたが執念で今なお動いている。
「しっかしすっごい執念だな。普通の人間ならこんな事はないのに、やはり魔人族だからなのかな」
あと恐らく意思も少し残っているみたいだった。
何故なら片言で聞こえずらいが、何か喋っている。
「な・・なぜ・じゃま・・る。やく・・がちが・このま・・じゃ・・れな・。きさ・た・をみち・れ・・やる!」
(『なっ、何故邪魔をする。約束が違うでは無いか?このままじゃ終われない。貴様たちをみちずれにしてやる!』と言っていると思う)
片言の言葉を喋ったあと、急速に魔力を体内に溜めだした。
でも死んでからどういう状態で、はたまたどうやって魔力を溜めているかは不明である。
「あららぁ、こいつまだ何かするみたいだな。この感覚じゃ自爆かな?とりあえず周りに被害が出ないように、跡形もない様に消滅させようかな」
魔人族の男スレーボがユウマに最後の攻撃を防がれたので、死してなお魔力を限界まで上げて自爆しようと企んでた様だ。
まあ、もう奴は死んでいるから自爆とは言わないと思うが、巻き添いだけはごめんだ。
ユウマはいち早く魔力の上昇に、感ずいてその対処法を考えていた。
「さて、どう対処したものかな?おっと面白そうな魔法を発見!これを使ってみようかな」
魔人族スレーボの屍、今は魔力の塊となった物に向けて、無属性魔法にあった【黒闇重力衝撃】を放ち、アリアと共にその場所から逃げる為に、【瞬間移動】でメイリー達のもとに移動した。
この魔法【黒闇重力衝撃】を、いつもみたいに【超級解析】のスキルで確認してみた。
するとこの魔法【黒闇重力衝撃】は、対象物に接触した後、周りに重力磁場を形成して包み込み消滅させる魔法で、いわゆる小型版のブラックホールみたいらしい。
ただ吸引したあと内部にできた磁気嵐で、対象物を破壊大ダメージを与えるらしい。そしてまだ色々となぞの多い魔法であり、使用後魔力を断ち完全に消滅したのを確認しないとどんどん成長して周りのものを吸い込み被害が拡大するらしい。
そう言う説明をいつもみたいに頭の中で行ってきた、まあ気を付けて使用すれば問題ないみたいなので、構わず使用して放ったのだった。
そして先程放った魔法の効果を離れた場所からみんなで見ていると、小さなビー玉位の黒い光の玉が肥大化して魔力の塊に、ゆっくりと向かっていたが?結構スピードが遅い。
「あっ、これ間にあわないんじゃ・・・!?」
そう思った瞬間に肥大化した魔力の塊が、大爆発を起こした。
その瞬間、ユウマはやばいと思いとっさに【魔法遮断聖盾】の魔法を自分たち前方に放ち防御した。
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だが大爆発を起こしたはずなのに、爆発音がしないし、爆風も一向に吹かない。
「うん?どうなってんだ」
確かに爆発する瞬間に光ったはずだが、すぐに光が収まっていった。
そしてその爆発が起きた場所を確認してみると、ちょっとしゃれにならない事が起きていた。
それは肥大化した魔力の塊が、弾けて大爆発を起こしたはずの、そこの空間が歪んでいた。
その歪んだ空間でユウマの放った魔法【黒闇重力衝撃】が、爆発を起こした筈の魔力の塊と、その場所の音と爆風そして空間をすべて飲み込んでいる。
しかもその大きさは、先程飛んで行ったビー玉程度の大きさの黒い光の玉のままである。
その大爆発が起こるはずだった場所を、みんなで唖然として見ていた。
「ねえ、兄貴あれ。どうなってんの」
「尋常じゃないですよね。あの黒い光の周りだけが違う空間が出来ているみたいな」
「うーん、こりゃいかんかもしれん」
男性陣3人が話しいると女性陣がユウマに確認してきた。
「ユウ兄あれって、爆発が起こって空間歪んだんじゃないのかな?」
「えっ、なんで。俺が放った魔法のせいじゃないのかな?」
「いえ、ユウ兄様あれどう見ても、ユウ兄様の放った魔法が押さえ込むと言うより、その空間自体を吸込んでいるみたいです」
その話を聞いて、もう一度黒い光の方を見てみると確かに、今現在その光が歪んだ空間ごと周りを吸込んでいるみたいに見える。
なら安全だと思うのだがこれちゃんと消えるのかなと、思って魔力を断ってみると、ユウマが放った魔法の黒い光の玉だけが残り周りのものを吸わなくなった。
そして一時の間停滞して、何事もなかった様に消えてなくなった。
「なんだったの、あの現象?」
「さあ、でも・・・!?やったぁぁ、勝ったぁぁ」
「最後は、ユウ兄に助けて貰ったけど私達だけで勝てたよ」
「よかったよー、アリアちゃん。勝てたよー」
4人とも勝利に浮かれて喜んでいた。
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