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34:この場所のボスっぽい奴と戦闘?
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それで殆ど動けない虫の魔物を次々葬って行き、その石碑と一体化している奴と対峙したのである。
-☆-☆-
まず、すぐにその場に行くと、その石碑と一体化している奴は、こちらに向けて触手みたいなモノと変なゼリー状の液体で攻撃をしてきた。
「えっ、こいつ!やっぱり虫じゃない?何だよこの触手みたいな奴は、まるで植物みたいな・・・」
相手の触手攻撃をかわしながらその攻撃してきた触手を、薄い朱色の刀身の剣で斬りつけたが『カキン』という音と共に弾かれた。
その音は何故か金属音が跳ね返ったような音と、火花を飛び散らせた。
「うげぇっ、今迄の奴と違う!こいつ硬ってぇぇ。あの虫みたいな奴は殆ど一撃で倒せたけど・・・こいつの触手は硬すぎ、それにこの数の触手が結構うざっ!」
石碑にへばり付きそこから出て来る瘴気を糧に、そいつは新たな虫を今だ生み出している。それに近付こうとした俺を見境無しに四方八方から触手で攻撃してくる。
しかも変な液体も忘れずに飛ばしてくる。
しかし、その触手は何故か俺が今持っている剣でも、簡単には斬る事が出来ない。何故か全てが弾かれてしまう結果になっている。ただ弾いた瞬間は一瞬炎のように燃え上がるが、すぐに消えてしまう。
はっきり言ってよく解らない、弾いた時に切れた感覚はあるのだが・・・。それにさっきまでの敵は簡単に倒せたので、それはアクアが言っていた事を納得でき、弱いという事は解った。
でもその親玉は完全に別物のようだ、攻撃してくる触手がやたら硬い、そのうえその触手の数は6本あるので1つを弾くと次がすぐ飛んでくる。ただこいつは一気にその触手を使わず最高3本同時しか攻撃してこない。それでも不思議と対処できる自分に実は若干驚いている。
『Gisyagoooo、Jyaaaaa!』
「いや、なんて言ってるから解らないから、それにこいつもしかして先程の奴達と同じで馬鹿なのか」
触手の攻撃してくる速さは間違いなく、かなり早く次々とこちらを攻撃してくる。しかし、その攻撃を響は簡単に対処して全てを防いでいる。
何故ならその攻撃は単調で同じ箇所しか狙ってこない、最初は何か狙いがあるのかと思ったが、一向にその攻撃方法は変わらないし、こいつの体液はここまで飛んでこない。むしろ自分で生み出した虫にかかり解けている。
そのまま今だ触手を弾く金属音と、その場で動き回っている響の姿があった。
何も知らない誰かが、その戦闘する姿を見たら、確かにすごい攻防が繰り返されていると思うだろう。でも、ここでは誰もその様子を見ていないし、唯一のこの状態を見れる人物は、湖にいるアクア達だけであるが、ちょうどその場所からでは、響の様子は全く確認できないのであった。
しかもそのアクア達は、この場所には絶対近付こうとしない。というより近付きたくないようである。
もし、俺がやられていたらどうするんだと思うが、信頼されていると解釈するしかない。
しかし実は響が石碑の場所で攻防を繰り広げている間に、アクアと水竜であるシーちゃんは、のんきに水面を漂いながら響が自分達を呼ぶのを待っていただけで、そこで行なわれてる戦闘には全く興味が無かったのであった。
「シーちゃん、アクアもう退屈だよ。ヒビキ早くあの嫌な虫達消してくれないかな。気持ち悪いモンねあいつら。なんであんなのがいるんだろうね」
『クックゥゥ?』
「あっ、もう一つヒビキに教えるの忘れてた・・・。まっ、いいかっヒビキなら大丈夫だよね、シーちゃん!」
『くっぅ!?』
アクアはある事を響に伝え忘れていたが、問題ないだろうと勝手に解釈していたのである。
それはアクアが嫌いな奴らを生み出しているその親玉が、そいつらとは別物である魔物だという事を伝え忘れていたのであった。もう、既に響は対立しているので、今となっては問題ないのであった。
それでその響は今だ攻防を繰り返していたが、ついに相手の・・・石碑の張り付いている奴の様子と先程まで生まれていた虫だったモノが虫としての形成を保てなくなりだした。それはすべてが液状のスライムのようなモノに変化し出したのである。
「はぁ?どう言う事だ?こいつら結局、虫でもないのか?よく訳が解らん」
『Gugobogooo!?』
それに伴い先程まで硬く速い触手の攻撃は次第に遅くなり、そして響の振るう剣によって斬り刻め出したのである。それにその斬りつけた触手から炎の様なモノがその触手を燃やし出したのであった。
どうやら先程から硬い触手を攻撃した時に、弾かれていたが浄化の炎で触手を操るそいつを弱らせていたようだが、そこには全く気が付いていなかった。
『Gisyaaaa、Daaaataaa!』
怪獣を思わせるような叫び声と共に、自分の燃えている触手を振り回し、必死にその炎を消そうとしているが、余計に燃え広がり最後はその自分の触手を切り離したのだった。
-☆-☆-
まず、すぐにその場に行くと、その石碑と一体化している奴は、こちらに向けて触手みたいなモノと変なゼリー状の液体で攻撃をしてきた。
「えっ、こいつ!やっぱり虫じゃない?何だよこの触手みたいな奴は、まるで植物みたいな・・・」
相手の触手攻撃をかわしながらその攻撃してきた触手を、薄い朱色の刀身の剣で斬りつけたが『カキン』という音と共に弾かれた。
その音は何故か金属音が跳ね返ったような音と、火花を飛び散らせた。
「うげぇっ、今迄の奴と違う!こいつ硬ってぇぇ。あの虫みたいな奴は殆ど一撃で倒せたけど・・・こいつの触手は硬すぎ、それにこの数の触手が結構うざっ!」
石碑にへばり付きそこから出て来る瘴気を糧に、そいつは新たな虫を今だ生み出している。それに近付こうとした俺を見境無しに四方八方から触手で攻撃してくる。
しかも変な液体も忘れずに飛ばしてくる。
しかし、その触手は何故か俺が今持っている剣でも、簡単には斬る事が出来ない。何故か全てが弾かれてしまう結果になっている。ただ弾いた瞬間は一瞬炎のように燃え上がるが、すぐに消えてしまう。
はっきり言ってよく解らない、弾いた時に切れた感覚はあるのだが・・・。それにさっきまでの敵は簡単に倒せたので、それはアクアが言っていた事を納得でき、弱いという事は解った。
でもその親玉は完全に別物のようだ、攻撃してくる触手がやたら硬い、そのうえその触手の数は6本あるので1つを弾くと次がすぐ飛んでくる。ただこいつは一気にその触手を使わず最高3本同時しか攻撃してこない。それでも不思議と対処できる自分に実は若干驚いている。
『Gisyagoooo、Jyaaaaa!』
「いや、なんて言ってるから解らないから、それにこいつもしかして先程の奴達と同じで馬鹿なのか」
触手の攻撃してくる速さは間違いなく、かなり早く次々とこちらを攻撃してくる。しかし、その攻撃を響は簡単に対処して全てを防いでいる。
何故ならその攻撃は単調で同じ箇所しか狙ってこない、最初は何か狙いがあるのかと思ったが、一向にその攻撃方法は変わらないし、こいつの体液はここまで飛んでこない。むしろ自分で生み出した虫にかかり解けている。
そのまま今だ触手を弾く金属音と、その場で動き回っている響の姿があった。
何も知らない誰かが、その戦闘する姿を見たら、確かにすごい攻防が繰り返されていると思うだろう。でも、ここでは誰もその様子を見ていないし、唯一のこの状態を見れる人物は、湖にいるアクア達だけであるが、ちょうどその場所からでは、響の様子は全く確認できないのであった。
しかもそのアクア達は、この場所には絶対近付こうとしない。というより近付きたくないようである。
もし、俺がやられていたらどうするんだと思うが、信頼されていると解釈するしかない。
しかし実は響が石碑の場所で攻防を繰り広げている間に、アクアと水竜であるシーちゃんは、のんきに水面を漂いながら響が自分達を呼ぶのを待っていただけで、そこで行なわれてる戦闘には全く興味が無かったのであった。
「シーちゃん、アクアもう退屈だよ。ヒビキ早くあの嫌な虫達消してくれないかな。気持ち悪いモンねあいつら。なんであんなのがいるんだろうね」
『クックゥゥ?』
「あっ、もう一つヒビキに教えるの忘れてた・・・。まっ、いいかっヒビキなら大丈夫だよね、シーちゃん!」
『くっぅ!?』
アクアはある事を響に伝え忘れていたが、問題ないだろうと勝手に解釈していたのである。
それはアクアが嫌いな奴らを生み出しているその親玉が、そいつらとは別物である魔物だという事を伝え忘れていたのであった。もう、既に響は対立しているので、今となっては問題ないのであった。
それでその響は今だ攻防を繰り返していたが、ついに相手の・・・石碑の張り付いている奴の様子と先程まで生まれていた虫だったモノが虫としての形成を保てなくなりだした。それはすべてが液状のスライムのようなモノに変化し出したのである。
「はぁ?どう言う事だ?こいつら結局、虫でもないのか?よく訳が解らん」
『Gugobogooo!?』
それに伴い先程まで硬く速い触手の攻撃は次第に遅くなり、そして響の振るう剣によって斬り刻め出したのである。それにその斬りつけた触手から炎の様なモノがその触手を燃やし出したのであった。
どうやら先程から硬い触手を攻撃した時に、弾かれていたが浄化の炎で触手を操るそいつを弱らせていたようだが、そこには全く気が付いていなかった。
『Gisyaaaa、Daaaataaa!』
怪獣を思わせるような叫び声と共に、自分の燃えている触手を振り回し、必死にその炎を消そうとしているが、余計に燃え広がり最後はその自分の触手を切り離したのだった。
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