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41:ヒビキが沼に落ちて・・・?
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そう案の定、響は浄化して水晶に変化した途端に、水晶を掴もうとしたが、今回の水晶は表面が丸く、しかもつるつるだった為に、手を滑らせ叫びながら毒の沼の中に落ちてしまったのであった。
-☆-☆-
それで先程響に臭いと言って、世界樹へと水竜であるシーちゃんと戻って来ていたアクアは、実は響の事を完全に忘れてフェルくんのモフモフの中でお昼寝をしていたのである。
シーちゃんの方もアクアの事をおいて、響を迎えに行く訳には行かないので、島の湖のほとりで響が居るであろう、沼の方を遠くであるが見ていたのであった。
するとシーちゃんは自身の能力の遠視で沼があるところを覗いていたのである。で、木の根が伸びてその上を響登っていき、落ちた瞬間をシーちゃんは見て慌ててアクアの元に向かったのである。
ファルくんのモフモフの中で、熟睡して寝ているアクアを強引に伝えながら起したのであった。
『クゥゥククッ、クッ、クッ、ク!』
器用にもシーちゃんは、自分の前ヒレをアクアの頬を軽く叩くようにして起したのである。
「んっもう、シーちゃんなんなの。アクア気持ちよく寝てるのに、あれ、ここどこ、それにヒビキはどこ?シーちゃんヒビキは?どこ行ったの。ヒビキはアクアと一緒にいてくれるって約束したのに・・・」
『クッ?クッククッククウゥゥ・・・・』
実際アクアは、全てを忘れ気付いてなかった。どうもその時は寝ぼけていて、響に臭いと失礼な事を言って逃げてきた事をシーちゃんが教えたのである。
「えぇぇぇぇっ、アクアそんな事しないよ。アクアはヒビキと・・・あっ・・・!?」
どうやらアクアは、響に背負われて寝ている時に、沼に充満していた悪臭で逃げ出した事を唐突に思いだしたようだ。それでその時世界樹に戻って来た事もついでに思い出したのであった。
しかもその時アクアは夢の中での出来事と、勘違いしていたのであった。
『クク!クックゥゥゥ、クク』
そこで水竜であるシーちゃんは、もう一度アクアに先程自分が見た光景をアクアに教えたのである。
「えっ、そんな事、あるはず・・・」
アクアがシーちゃんから聞い事に対して驚いていると、そこに実体化していた世界樹の精であるマナが、慌ててアクアの元にやって来たのである。
『アクア、大変です。ヒビキが、ヒビキが私のせいで、毒の沼に落ちてしまったの。私が貴方がここにいるのを気付かずに、お節介をしてしまったので、今日はまだ無理な枝に登って沼に落ちてしまったの。どうしましょう。ねえ、アクアこのままじゃヒビキが・・・・』
アクアも水竜のシーちゃんに、先程事情を聞き驚いて、どうしようかとパニックになっていたのに、それに輪を掛けたように世界樹の精であるマナが、アクアが母様と慕うマナが、余りにも慌てていたので、少し冷静になっていたのである。
それでもたまらずアクアは、マナに声を掛けたのである。
「母様!大丈夫なの。ヒビキは強いの。多分大丈夫の。アクア見てくるの。ヒビキ探してくるの。シーちゃんお願いなの」
それでマナに声を駆けた後、慌てて沼のあった場所に、シーちゃんと向かって行ったのであった。
その頃、響が沼に落ちる前に、浄化した石碑は真っ黒い丸い、黒水晶に変化して、沼の毒々しい水は一気に浄化されて、湖と同じ綺麗な水へと変わっていったのである。
しかも沼だった場所一面に、綺麗な水でしか咲かないとされている水薬草の花が、咲き乱れていたのである。そしてそこから流れる小川には、今迄と違いすごく綺麗な水が流れ、その川沿いの枯れていた木々や草花が信じられない早さで育ち咲き乱れ、今迄の暗い雰囲気から明るいく、とても綺麗な場所へと変化して行ったのである。
それにはある理由があったのである。
それでその場所にやって来たアクアとシーちゃんは、その光景に心を奪われていて、一時の間、何の為にここに来ていたのか忘れていた。その時間が実はいけなかったのである。
アクアが早めに行動を起して、すぐに響を探せば、見付っていたかも知れなかったのだった。
結局アクアとシーちゃんが、響の事を思い出し探し出したが、その時には既に辺りが暗くなり、人を探すのには無理な状態になってしまっていた。
「シーちゃんどうしよう、ヒビキがいないよ。グッス、どこにいったのかな。アクアがあんな事言ったから、嫌いになってどっか行っちゃたのかな。グスッ・・・ウゥゥッ」
『クッ、クゥゥゥ・・・』
この日はしょうがなく、アクアは響をまだ必死に探そうとしていたが、暗闇になると森の側は危険なので、シーちゃんがアクアを銜え強引に連れ帰っていたのだ。
最初は暴れていたが今は大人しくなりアクアは自分のせいだと、シクシクと悲しんで泣いていたのであった。
-☆-☆-
それで先程響に臭いと言って、世界樹へと水竜であるシーちゃんと戻って来ていたアクアは、実は響の事を完全に忘れてフェルくんのモフモフの中でお昼寝をしていたのである。
シーちゃんの方もアクアの事をおいて、響を迎えに行く訳には行かないので、島の湖のほとりで響が居るであろう、沼の方を遠くであるが見ていたのであった。
するとシーちゃんは自身の能力の遠視で沼があるところを覗いていたのである。で、木の根が伸びてその上を響登っていき、落ちた瞬間をシーちゃんは見て慌ててアクアの元に向かったのである。
ファルくんのモフモフの中で、熟睡して寝ているアクアを強引に伝えながら起したのであった。
『クゥゥククッ、クッ、クッ、ク!』
器用にもシーちゃんは、自分の前ヒレをアクアの頬を軽く叩くようにして起したのである。
「んっもう、シーちゃんなんなの。アクア気持ちよく寝てるのに、あれ、ここどこ、それにヒビキはどこ?シーちゃんヒビキは?どこ行ったの。ヒビキはアクアと一緒にいてくれるって約束したのに・・・」
『クッ?クッククッククウゥゥ・・・・』
実際アクアは、全てを忘れ気付いてなかった。どうもその時は寝ぼけていて、響に臭いと失礼な事を言って逃げてきた事をシーちゃんが教えたのである。
「えぇぇぇぇっ、アクアそんな事しないよ。アクアはヒビキと・・・あっ・・・!?」
どうやらアクアは、響に背負われて寝ている時に、沼に充満していた悪臭で逃げ出した事を唐突に思いだしたようだ。それでその時世界樹に戻って来た事もついでに思い出したのであった。
しかもその時アクアは夢の中での出来事と、勘違いしていたのであった。
『クク!クックゥゥゥ、クク』
そこで水竜であるシーちゃんは、もう一度アクアに先程自分が見た光景をアクアに教えたのである。
「えっ、そんな事、あるはず・・・」
アクアがシーちゃんから聞い事に対して驚いていると、そこに実体化していた世界樹の精であるマナが、慌ててアクアの元にやって来たのである。
『アクア、大変です。ヒビキが、ヒビキが私のせいで、毒の沼に落ちてしまったの。私が貴方がここにいるのを気付かずに、お節介をしてしまったので、今日はまだ無理な枝に登って沼に落ちてしまったの。どうしましょう。ねえ、アクアこのままじゃヒビキが・・・・』
アクアも水竜のシーちゃんに、先程事情を聞き驚いて、どうしようかとパニックになっていたのに、それに輪を掛けたように世界樹の精であるマナが、アクアが母様と慕うマナが、余りにも慌てていたので、少し冷静になっていたのである。
それでもたまらずアクアは、マナに声を掛けたのである。
「母様!大丈夫なの。ヒビキは強いの。多分大丈夫の。アクア見てくるの。ヒビキ探してくるの。シーちゃんお願いなの」
それでマナに声を駆けた後、慌てて沼のあった場所に、シーちゃんと向かって行ったのであった。
その頃、響が沼に落ちる前に、浄化した石碑は真っ黒い丸い、黒水晶に変化して、沼の毒々しい水は一気に浄化されて、湖と同じ綺麗な水へと変わっていったのである。
しかも沼だった場所一面に、綺麗な水でしか咲かないとされている水薬草の花が、咲き乱れていたのである。そしてそこから流れる小川には、今迄と違いすごく綺麗な水が流れ、その川沿いの枯れていた木々や草花が信じられない早さで育ち咲き乱れ、今迄の暗い雰囲気から明るいく、とても綺麗な場所へと変化して行ったのである。
それにはある理由があったのである。
それでその場所にやって来たアクアとシーちゃんは、その光景に心を奪われていて、一時の間、何の為にここに来ていたのか忘れていた。その時間が実はいけなかったのである。
アクアが早めに行動を起して、すぐに響を探せば、見付っていたかも知れなかったのだった。
結局アクアとシーちゃんが、響の事を思い出し探し出したが、その時には既に辺りが暗くなり、人を探すのには無理な状態になってしまっていた。
「シーちゃんどうしよう、ヒビキがいないよ。グッス、どこにいったのかな。アクアがあんな事言ったから、嫌いになってどっか行っちゃたのかな。グスッ・・・ウゥゥッ」
『クッ、クゥゥゥ・・・』
この日はしょうがなく、アクアは響をまだ必死に探そうとしていたが、暗闇になると森の側は危険なので、シーちゃんがアクアを銜え強引に連れ帰っていたのだ。
最初は暴れていたが今は大人しくなりアクアは自分のせいだと、シクシクと悲しんで泣いていたのであった。
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