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42:ヒビキが消えて・・・?
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この日はしょうがなく、アクアは響をまだ必死に探そうとしていたが、暗闇になると森の側は危険なので、シーちゃんがアクアを銜え強引に連れ帰っていたのだ。
最初は暴れていたが今は大人しくなりアクアは自分のせいだと、しくしくと悲しんで泣いていたのであった。
-☆-☆-
その夜アクアは、世界樹の精であるマナの膝の上で、泣きつかれて寝てしまっていたのである。この時マナも、この事態を起こしてしまっていた自分に対して後悔と反省をしていた、それにアクアに対して申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。
この場所に水竜のシーちゃんが、強引にアクアを連れて帰ってこなかったら、アクアがどうなっていたか解らなかった。何せ戻って来てマナの姿を見た途端、アクアは泣き崩れ己の行なった行為、そうなにのしていない響に対して失礼な態度を取り、その場においてけぼりにした行為を悔やんでいた。
あの時一緒にこの場所に強引にでも戻って来ていれば、こんな事は起きなかったのに、それに一緒に行動していればすぐに助けれたのにと、後悔と悲しみで心がおかしくなりかけていた。
その事にすぐ気付いたマナが、アクアに癒しの魔法で心を落ち着かせ、世界樹の上にあるアクアの部屋へ連れ帰っていたのであったが、それでもその後からずっとマナの膝のうえで泣き続けていたのであった。
しかし、もしアクア1人であったら、心に少なからず小さな傷を負っていた可能性もあったのである。
「ヒビキぃぃ、アクアをおいていかないで欲しいの・・・。一緒に居て欲しいの・・・・ムニャムニャ・・」
そのアクアが寝言で、ヒビキの名を聞きながら、マナはアクアの頭を撫でながら、ここにはいないヒビキの無事を祈り願っていたのである。
『ヒビキどうか、どうか無事でいてください。ホントは私がすぐにでも探しに行きたいのですが・・・。どうか、どうか無事でいてください。アクアのためにどうか、この娘を悲しませないで下さい。それにあなたなら無事でいてくれてる事を信じています』
マナは必死で願っていた。何せここまで自分の力が戻っているのも、悲しくアクアを慰める事が出来るのも、今迄響が頑張ってくれた事であったからである。
それにこれからもアクアにとっても、自分にとっても、そしてこの森にとっても絶対に必要な人でもあったのであった。
それと世界樹根元にいた水竜のシーちゃんと聖狼であるフェンリルのフェルくんは、そんな状態のアクアを心配していた。だが、それ以上に自分達を救ってくれた響の事が、一番心配だったのでアクアの事は、世界樹の精であるマナ任せて、日が昇る前にその2匹はその場より姿を消していたのである。
それは余りにもアクアが可哀想に思え、居ても立っても居られなくなり早々に2匹は響を探しに行ってしまっていたのであった。それにアクアが気付くのは後日の事なのあった。
それにその2匹が響を探しに行った事は、世界樹の精であるマナは知っていたのである。それにもしマナの力の全て・・・いや、半分でも戻っていれば、森の中にいるであろう響を見つける事が出来た筈なのであるが、今はそこまでの力も、森の主導権も戻ってきていなかったのである。
しかし、ある程度の力は戻っていたので、響が浄化してくれた湖の周囲ちょうど森に入れる入口までの常態は確認出来、その回りは把握できていたのである。それにその元沼があったところから、森の出口まで確認出来るようになっていたが、それでも響を感じる事は出来なかった。
そう最初は響が沼に落ちた時点までは、響の位置は把握していた。でも、何故かすぐに見失っていたのである。
だが、確かに響が沼に落ちた瞬間に、沼の水がいっきに浄化され、綺麗な水のなった。それに小川の水もすごい勢いで綺麗になったのに、響の姿だけが何故かその場、沼に落ちた瞬間から消えてしまっていたのであった。
それからマナは色々手を尽くし、湖の周りから、小川の出口まで確認したが、どうしても響の消息を見つける事はできなかったのであった。
それでマナの決死の捜索から数日が経ち、アクアが目覚めたのが実を言うとその響が行方不明になってから、3日後の昼ごろであったのであった。何故か響が居なくなった後から眠り続け、不思議と目覚めなかったのである。
最初は暴れていたが今は大人しくなりアクアは自分のせいだと、しくしくと悲しんで泣いていたのであった。
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その夜アクアは、世界樹の精であるマナの膝の上で、泣きつかれて寝てしまっていたのである。この時マナも、この事態を起こしてしまっていた自分に対して後悔と反省をしていた、それにアクアに対して申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。
この場所に水竜のシーちゃんが、強引にアクアを連れて帰ってこなかったら、アクアがどうなっていたか解らなかった。何せ戻って来てマナの姿を見た途端、アクアは泣き崩れ己の行なった行為、そうなにのしていない響に対して失礼な態度を取り、その場においてけぼりにした行為を悔やんでいた。
あの時一緒にこの場所に強引にでも戻って来ていれば、こんな事は起きなかったのに、それに一緒に行動していればすぐに助けれたのにと、後悔と悲しみで心がおかしくなりかけていた。
その事にすぐ気付いたマナが、アクアに癒しの魔法で心を落ち着かせ、世界樹の上にあるアクアの部屋へ連れ帰っていたのであったが、それでもその後からずっとマナの膝のうえで泣き続けていたのであった。
しかし、もしアクア1人であったら、心に少なからず小さな傷を負っていた可能性もあったのである。
「ヒビキぃぃ、アクアをおいていかないで欲しいの・・・。一緒に居て欲しいの・・・・ムニャムニャ・・」
そのアクアが寝言で、ヒビキの名を聞きながら、マナはアクアの頭を撫でながら、ここにはいないヒビキの無事を祈り願っていたのである。
『ヒビキどうか、どうか無事でいてください。ホントは私がすぐにでも探しに行きたいのですが・・・。どうか、どうか無事でいてください。アクアのためにどうか、この娘を悲しませないで下さい。それにあなたなら無事でいてくれてる事を信じています』
マナは必死で願っていた。何せここまで自分の力が戻っているのも、悲しくアクアを慰める事が出来るのも、今迄響が頑張ってくれた事であったからである。
それにこれからもアクアにとっても、自分にとっても、そしてこの森にとっても絶対に必要な人でもあったのであった。
それと世界樹根元にいた水竜のシーちゃんと聖狼であるフェンリルのフェルくんは、そんな状態のアクアを心配していた。だが、それ以上に自分達を救ってくれた響の事が、一番心配だったのでアクアの事は、世界樹の精であるマナ任せて、日が昇る前にその2匹はその場より姿を消していたのである。
それは余りにもアクアが可哀想に思え、居ても立っても居られなくなり早々に2匹は響を探しに行ってしまっていたのであった。それにアクアが気付くのは後日の事なのあった。
それにその2匹が響を探しに行った事は、世界樹の精であるマナは知っていたのである。それにもしマナの力の全て・・・いや、半分でも戻っていれば、森の中にいるであろう響を見つける事が出来た筈なのであるが、今はそこまでの力も、森の主導権も戻ってきていなかったのである。
しかし、ある程度の力は戻っていたので、響が浄化してくれた湖の周囲ちょうど森に入れる入口までの常態は確認出来、その回りは把握できていたのである。それにその元沼があったところから、森の出口まで確認出来るようになっていたが、それでも響を感じる事は出来なかった。
そう最初は響が沼に落ちた時点までは、響の位置は把握していた。でも、何故かすぐに見失っていたのである。
だが、確かに響が沼に落ちた瞬間に、沼の水がいっきに浄化され、綺麗な水のなった。それに小川の水もすごい勢いで綺麗になったのに、響の姿だけが何故かその場、沼に落ちた瞬間から消えてしまっていたのであった。
それからマナは色々手を尽くし、湖の周りから、小川の出口まで確認したが、どうしても響の消息を見つける事はできなかったのであった。
それでマナの決死の捜索から数日が経ち、アクアが目覚めたのが実を言うとその響が行方不明になってから、3日後の昼ごろであったのであった。何故か響が居なくなった後から眠り続け、不思議と目覚めなかったのである。
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