クイーンズ・メモリー!   ☆大魔王は勇者がお気に入り☆

桜華 剛爛

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第一章:第三節

5:一番悪い奴の処罰について?

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 それでそのアレスは、いつの間にかエリザの元に戻り、エリザの膝の上に腰掛けていた。

 それに魔王達とセシリーも椅子に腰掛け、元大魔王達の処分について話そうとしていたが、エリザがかなに頭に来ているのか、冷たい視線を気絶してしまっている元代魔王達に向けて言葉を掛けようとした。
「そうだな、この者達には、しっ・・・あっ、あん・・ふにゃっ!?」
「「「「へっ・・・?」」」」
「こっ、こらアーくん・・・えっ、いっ、いや、アレス何をするの?」
 このときエリザが死を持って償って貰おうと言いながら何かを放とうとしたら、何故かアレスがエリザの膝の上で後頭部を胸に押し付けグリグリして言葉とその行動を制した。

 その行為をした時に、エリザが可愛らしい変な声をあげたので、周りにいた魔王達は驚きそちらに視線を一斉に向けていたのである。

 その後にアレスはエリザの言葉を制するのが成功した事を確認して、頭をエルザの胸に当ててポヨンポヨンさせて遊んでいた。その行為をしているアレスをどういしたらいいのか解らず、ホントに困った顔をしていたエリザを、魔王達とセシリーが見て何故か吹き出しそうになっていた。

 それでそのエリザは、先程は言葉と共に元大魔王達をその場で死を与え、この世界から消してしまおうと、とてつもない殺気と嫌な覇気を放出していたが、瞬時にそに雰囲気を一変させて禍々しい覇気と殺気を霧散させてしまっていたのだ。

 その状態を確認した女性魔王のメルテが、いの一番に考え案を申し出た。
「エリザ様、この者達は死罪にするよりも、最も過酷と言われる地で1から領土を開拓させる方が良いかと。これは先の飢饉を発生させ今は改心しているアデルに任せる予定だったのですが・・・。実はあのあとアデルにその事を伝えると快く引き受けたのです。なのでもう、その様な処分をしなくても大丈夫だと思います。既に己の本分を解っている様ですので、ここを任せるよりも1から騎士団を作らせれば言いと思います。そのほうがこの先逆に楽しみですよ。それで話を戻しますがその領地に全員送り出して、こちらからの援助を、なしに一から開拓させると言うのはどうですか」
 魔王メリテがそう言う発言をしたいるときには、エリザの胸を頭で遊んでいたアレスはその行為を止めていて、エリザはその話を真面目に聞いていたのだ。

「お主もかなり過激な事を言うな。一から援助無しの開拓などは事実出来るのか?あの老人達に?」
 魔王メリテの提案に、魔王レドルが質問をしてみた。

 その2人の言葉を聞き、先程まで自分の胸に頭を当てて遊んでいた、アレスを抱き寄せ、エリザが答えた。
「確かに、それが良いでしょうね。死罪にしてしまっては、そこで終わりだからね。罪を償わせるなら、それしかないようですね。ただし、まともに言う事を聞かないと思うわよその点はどうするのかしら?」
 先程まで死罪にする事を考えていたエリザが、メリテの提案を聞き考え直して、その罪を償わせる提案に納得して賛成していた。ただまともに元大魔王達が言う事を聞くとは思えないので、そこはどうするのかを尋ねた。

 するとその答えをメリテに変わって同じ女性である魔王ルイザが、変わりに案を出し答えた。
「それならエリザ様。隷属の首輪を取り付け、最低限の能力しか使えないように、封印の手かせを取り付けるのはどうでしょう。ただしこれには、改心した時には解ける呪いを掛ける事を、前提としますが・・・それでどうでしょうか?」
「ええ、それには関しては、あなた達4人に任せます。セシリーもそれでいいですね」
「はっ、はい、エリザちゃ・・・すみません。エリザ様、それで問題ないと思います」

 このときエリザは薄々こうなる事を望んで、先程の行為をしたのではと膝の上に座っているアレスの顔を覗き込むと、ニヘラと笑顔を向けてきたので、エリザも無意識のうちに笑顔をアレスに向けていた。そして、アレスを抱き寄せそっと頭をやさしく撫でていたのだった。

 その光景を温かい目で見ていた4人の魔王は、穏やかな気分になり引き続き話を進めた。
「しかし、エリザ様。あの老人達に、何も援助無しでは、直ぐに死を選ぶか逃げ出すような気がするのですが・・・」
「それなら心配要りませんよ、カイザー殿。ここから送りだす前に、死ぬ事の出来ない秘術と村から逃げ出せない様に呪縛も追加で施しましょう。そして罪を償った後には、それも解除できるようにいたしますよ」
「「・・・・・!?」」
 そのルイザの発言にレドル、カイザーが驚いていた。

「貴方も・・・かなりえげつない事をいたしますね、ルイザ。まあそれなりの事をやっていますので、その様にしてもらって構わないわ。ならこれでこの会議を終わらせると言う事で、セシリー、この者達を捕らえて隷属の首輪を取り付けた後、牢に入れておいて頂戴。その後正式に皆へ通達をして、例の場所に搬送すると言う事になりますから」
 それでこの場での会議を終了させた。この後、元大魔王と元幹部の老人達全員は捕らえられ、隷属の首輪を取り付けられ、後日魔王ルイザが言っていた手かせと呪縛を施される事になり、その後最も過酷と言われる地で1から領土を開拓させる事になった。

 流石に最初は、色々と文句を言っていたが、罪状と証拠の品を見せる事で、大人しくなり、止めにはカイザーの部下達とアレスが協力して捕まえた、盗賊達の証言もある事により逃げる事も出来ない状態になった。それでその盗賊達も一緒にその地に送られる事となりこの一件は解決したのであった。

 ただし、支援を出さないと言っていた案に関しては、その開拓するのに手を尽くしていれば最低限の支援はする様にはしていたのであった。
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