クイーンズ・メモリー!   ☆大魔王は勇者がお気に入り☆

桜華 剛爛

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第一章:第三節

6:魔王達の語り合い?

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 実はこの会議の後に、4人の魔王は密かに集まり、あの会議でのアレスの行動について話していたのだ。
「なあ、やはりあの時のアレス君は、この事に関して何か解っていたのか?」
 魔王レドルが他の3人の魔王に、先程の話の内容に不思議になり、今回の件に関して解っていた様なそぶりを見せていた少年アレスの事を聞いてみた。

「ええ、どうもエリザ様が就寝前に、アレスくんに今回の一件に関して寝ながら愚痴をこぼしていたとか、マリーから聞きましたから」
 その質問に対して最初に魔王メリテは、実は詳しい内容は知らなかったが、おおよその内容は理解して調査していた。それに自分の親友でありエリザの側近であるマリーから色々聞いていたのである。

 そうこの話が出る前日にエリザは、アレスの寝室へ行き添い寝している間に、寝ているアレスを抱き付きながら愚痴をこぼしていたのだった。
「ねぇ、アーくんどうしたらいいかしら・・・私の治める大陸で飢饉なんて・・・でも、けじめだけはつけないと、何で早く報告しなかったのかしら、やっぱり私の能力が・・・スウスウ」
 実はこのとき、アレスは起きていて少し沈んだ様な声で、悲しそうに語っていたエリザに声をかけようとしたが、それを行なわず大人しく寝た振りをして話を聞いていた。
 なので、エリザはアレスが聞いていたとは、知らずに詳しく語っていた。それにアレスも無理に問いただそうとせずに、今エリザを悲しませている元凶を、如何にかしようと考えていたのだ。

 丁度その愚痴をもらしている時に、マリーがアレスの寝室の前で、枕を持って扉の前に立っていたレイカとセリカを見つけ、一緒にその愚痴を話していた声をそっと一緒に聞いていたのであった。

「それとな、実を言うと私はこの件に関しては内密に調べていたんだが、先程話した盗賊の情報は、アレス坊が持ち込んできたモノだ。それに我々よりいち早く、その黒幕である元大魔王達の情報まで調べあげていたのだ」
 魔王カイザーの言葉に、他の3人が驚いた表情をして、ルイザとメリテが言葉を上げた。

「なっ、カイザー殿の部隊より早くですか?しかも独自なんて、あの子・・・人族でまだ子供なのよ。しっ、城の外に出たら何されるか・・・あっ、でも・・・」
 このときルイザは、アレスの事を心配したが、いつも自分が戦闘訓練に付き合っていたので、確かに1人で城を出ても問題が無いと思っていた。

「そういえば、私・・・アレス君がコソット城を出て行くのを、何度か目撃しています。1回は止めたのですが、その後ちょっと・・・」
 メリテは何度かアレスが城を抜け出すのを目撃して、注意した後にアレスがシュンとなって一時の間、アレスが何かと自分を避けている様な感じがしていた様だ。事実はアレスがメリテに迷惑を掛けないように、メリテの目に届かないように行動していたのである。

 それで3人の話を聞いて魔王レドルが、先程アレスが放っていた覇気について尋ねる事にした。
「でもしかし、あの覇気はただ事ではなかったぞ。間違いなくエリザ様と同じ覇気だったし、それとは別の気も混じっていた」

「はい、私もその様に感じました。それに違和感をかんじた、あの覇気は何なんですか?」
 魔王ルイザが先程感じた覇気に関して疑問を声に出した。

「ああ、あれは間違いなくエリザ様と同じ大魔王特有の覇気でしたよ。しかも私達に影響が無い様に、絶妙なコントロールされた覇気でした。でも一番不思議だったのが、その覇気の中に我々魔族と相反すに聖なる力が混ざっていたような」

「そうですね、やはりそう思いましたか。あれは聖光気ですよね?たぶん・・・でも、何故合間みえない気が両方とも一緒に放てるのです?」
 そうあの時アレスの出していた覇気は、魔族特有の覇気であり、別名魔劉気と聖なる気である聖光気を同時に放っていたのだった。しかもエリザには気付かれない様に、そして対象以外が、影響を受けない様に放つ気のコントロールまで行なっていたのであった。

「それより以前から不思議に思っていたのですが、あの子アレス君は魔族じゃないですよね。人族ですよね・・・間違いなく? 私には最近あの子が魔族の様に思えるのですけど」
「えっ、それはどう言う事、メリテ?あの子は間違いなく人族よ。それにレイカとセリカ、それにマリアも人族であるは間違いないはずよ。ただ不思議なのは、人族であるのにあの子達は、みんなエリザ様の覇気をまともに受けても、何とも無いみたいなのよね」
 ルイザがメリテの疑問に思っている事に対して、間違いなく人族である事を説明した。

「いえ、確かにそうなのですが、アレス君がですね。その、あの、魔族特有の魔力と魔法を簡単に取得しちゃうんですよ。普通・・・人族には無理ですよね。ただの魔法なら解るのですが、あの子簡単に取得しちゃったんですよ。この間・・・」
 メリテはこの大魔王城内にいる間に、アレスが魔法を教えて欲しいと言うので魔法を教えていた。すると次々と魔法を習得していくので、面白半分に魔族しか使えない筈の魔法を教えると、何故かそれまで習得してしまうので、最近アレスが人族でないようにおもえてきたのである。

「それは確かに不思議で溜まりませんね。それにエリザ様のお怒りの時の覇気は、我々魔族でもあの覇気はキツイと言うのに、その中に平気な顔で近づきますからね。でも、そんなに多く耐性を持つ者がいないのに、あの子達はエリザ様に平気な顔で近づきますから、そう勘違いしてもしょうがないですよね」
 メリテは以前から不思議に思っていた事を、この場で思い切って聞いてみると、それにルイザが答えた。

「えっ、そうだったんですか?私はてっきりアレス君は魔族だと思ってましたよ。でも、あの覇気はやっぱり魔族でしょう。みんなで僕をからかってますよね」
 普段無口なレドルが他の魔王達に、自分の事をからかっているのだろうと声を掛けた。

「なに、貴方知らなかったの。アレスくんは間違いなく人族よ。私は以前セシリーに聞いた事あるのだけど。確かアレスくんとセリカは赤ん坊の時に、魔獣共に襲われていたところをエリザ様が助けられたそうよ。それに確かレイカもその時一緒にいて、そのまま身寄りの無いその子達を引き取って育てているとか。あとマリアに関してはその近くで盗賊に襲われて壊滅した村の生き残りで、おそらくアレスくん達もその村の出身みたいらしいわよ」

「それにしてもおかしく無いか。人族の者が魔族特有の気を出すのは?確かにアレス坊意外は納得できるが、あの坊に関しては別物だぞ」
 ルイザが説明した後に、カイザーが人族である者が魔族特有の気を出す事が、知っていたに祖手も今迄不思議でなかった。

「それにあの4人は、エリザ様の躊躇せず放つ覇気を受けてもケロッとしていたぞ。流石の我々でも同じ部屋であれ程の覇気は、ある程度離れていても何らかの影響があるのに、その覇気を浴びても平気でいる。特にアレス君は、そのそばで受けても平気でいると、いうより常にエリザ様の近くにいる様なのだが」
 レドルは先程話を聞いていたが、それでも納得できない部分は沢山あるようで、この中で一番不思議でたまらなかったのである。

「そうなのですよね。あの子は特におかしいのですよ。聞いた話ではエリザ様は子供の事は大好きなのですが、子供はエリザ様が近づいただけで、気絶するのが普通だったのですが、あの3人は平気でいるそうなのですよ。それにアレスくんは赤ん坊の時に、エリザ様が逆にそばにいなかったら不安がって、泣き止まなかったとか、それで常にエリザ様が近くにいて、面倒をみていたとか、まあ、セシリーとマリーにも懐いているらしいですけど」
 このときアレスの存在が、ますます魔王の四人には、不思議な存在になっていたのだった。
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