84 / 85
最終章
幸せな時間
しおりを挟む
それからというもの弥生と普通に出かけたり普通にご飯を食べに行ったり、
捕らわれていた時間がなんだったのか少しわからなくなっていた。
でもあの時弥生に捕まっていなかったらこんな幸せな時間は訪れなかっただろう。
それだけはわかる。
弥生は少し仕事があると出ていき柳とスーパーに来ていた、今では嫁修行として柳と清水に特訓してもらっている。
あ、俺あの日の夜弥生に正式にパートナーになってほしいとプロポーズ受けたんだ// ふふっ嬉しかった。
「なに、にやにやしてるんですか?」
「え、なんでもないです」
買い物が終わり駐車場に向かっていると前から来た少年? 青年?な男性と肩がぶつかってしまった。
「わ……悪いな」
といい男は走っていった。
「小夏様、こちらに」と言われ車の陰に隠れる。
そのあと、数人の男たちが来て、辺りを探していた。
「くそっどこいきやがった、あのクロネコめ」
「ボスに連絡しろ」
男たちが走り去っていった。
クロネコ?
ネコなんていたっけ?
「小夏様お怪我はありませんか?」
「あ、うん大丈夫」
車に乗り柳に確認をする。
「あの、さっきクロネコって言ってましたけどネコなんて歩いてましたっけ?」
「……あまり小夏様にこういう情報は言わないほうがいいと思うのですがここら辺にはクロネコと名乗る何でも屋がいまして、殺人、強盗、時には警察の手伝い……などあらゆることを簡単にこなす人がいます……」
「え、殺人って……」
「彼はプロなので擦り付けも簡単にこなすでしょ、現に小夏様の肩にあるやつ盗聴器ですね」
「へ?」
車を止め上着についている盗聴器を壊した。
「なんで俺なんかに?」
ぞわっと震えた。
「私と小夏様を見て、どこかのご子息と間違えられたということでしょうね、小夏様を攫い売ることで金儲けできる人なんていますからね」
「……そんなこと考えている人いるんだ」
「はい、まぁ場所が悟られないように大回りして帰りますのでその点はご理解をお願いいたします」
「ああ、うん」
「大丈夫ですよ、我々のバックには世にも恐ろしい主がついていますので」
「ハハ……柳さん今さらっと主のこと否定してましたよ」
「いえいえ、そんなことありませんよ」
車が【屋敷】に到着した。
ドアを開くと
「お帰り小夏」
「ただいま、弥生」
ハグにチューはいつも通り。
---------------
少し前
駐車場を出た小道にゴミを漁っている猫がにゃーと鳴いていた。
「へぇーやるね」
耳に当てていたイヤホンから潰れる音が聞こえた、それを捨てて
「まぁそのうちな」といい夜の街に消えた。
---------------
捕らわれていた時間がなんだったのか少しわからなくなっていた。
でもあの時弥生に捕まっていなかったらこんな幸せな時間は訪れなかっただろう。
それだけはわかる。
弥生は少し仕事があると出ていき柳とスーパーに来ていた、今では嫁修行として柳と清水に特訓してもらっている。
あ、俺あの日の夜弥生に正式にパートナーになってほしいとプロポーズ受けたんだ// ふふっ嬉しかった。
「なに、にやにやしてるんですか?」
「え、なんでもないです」
買い物が終わり駐車場に向かっていると前から来た少年? 青年?な男性と肩がぶつかってしまった。
「わ……悪いな」
といい男は走っていった。
「小夏様、こちらに」と言われ車の陰に隠れる。
そのあと、数人の男たちが来て、辺りを探していた。
「くそっどこいきやがった、あのクロネコめ」
「ボスに連絡しろ」
男たちが走り去っていった。
クロネコ?
ネコなんていたっけ?
「小夏様お怪我はありませんか?」
「あ、うん大丈夫」
車に乗り柳に確認をする。
「あの、さっきクロネコって言ってましたけどネコなんて歩いてましたっけ?」
「……あまり小夏様にこういう情報は言わないほうがいいと思うのですがここら辺にはクロネコと名乗る何でも屋がいまして、殺人、強盗、時には警察の手伝い……などあらゆることを簡単にこなす人がいます……」
「え、殺人って……」
「彼はプロなので擦り付けも簡単にこなすでしょ、現に小夏様の肩にあるやつ盗聴器ですね」
「へ?」
車を止め上着についている盗聴器を壊した。
「なんで俺なんかに?」
ぞわっと震えた。
「私と小夏様を見て、どこかのご子息と間違えられたということでしょうね、小夏様を攫い売ることで金儲けできる人なんていますからね」
「……そんなこと考えている人いるんだ」
「はい、まぁ場所が悟られないように大回りして帰りますのでその点はご理解をお願いいたします」
「ああ、うん」
「大丈夫ですよ、我々のバックには世にも恐ろしい主がついていますので」
「ハハ……柳さん今さらっと主のこと否定してましたよ」
「いえいえ、そんなことありませんよ」
車が【屋敷】に到着した。
ドアを開くと
「お帰り小夏」
「ただいま、弥生」
ハグにチューはいつも通り。
---------------
少し前
駐車場を出た小道にゴミを漁っている猫がにゃーと鳴いていた。
「へぇーやるね」
耳に当てていたイヤホンから潰れる音が聞こえた、それを捨てて
「まぁそのうちな」といい夜の街に消えた。
---------------
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
86
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる