捨てられΩはどう生きる?

枝浬菰

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学生編

Ωの香り

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「え、、、」
引いてるよね、これ……。

「えっとうーんでも今の状況を考えれば俺と一緒にいた方が安全な気がするよ」

「はい、あの考える時間をください」
「うん、スマホは…持ってないよね、連絡手段どうしよっか」

「お店の名前教えてもらえませんか?」
「ああ、いいけど制服で来ちゃダメだよ」

「はい」

「ジャスミンってお店ね」
「分かりました」


少し車を移動してそこで降ろした。
「ごめんね、遅くなっちゃったけど大丈夫?」
「はい」
ぺこりと挨拶されて別れた。



それにしても琉架くん昨日の今日で学校行くなんてすごいな、顔とか包帯巻き巻きだったけど
学校で変に思われたりとかしてないのかな、、。
心配だな。


店に戻ると代わりに入っていた比嘉ひがさんに睨まれた。

「うひょー怖っ」

「どないしたん??」
「店の売り子リンが発情期入って奥の部屋いる」
「あーだから匂い……了解、んじゃぁ暫くよろしくね」

「ああ」

ガチャと通称発情期部屋に入るとすでにもうできあがってるΩがいた。
「はぁ……はぁ……早く欲しい」


自分で穴に玩具を入れていた。

「リンちゃん、大好きなαですよ」
「あ、あ……要」
ぎゅっと抱きついてきて俺のを舐めた。


Ωという生き物が可哀想に見える。


だから俺はαとしての役割を果たす。

部屋に響く音
「あんあん// 気持ちいい奥すごい突かれてて///」
「そう? それなら良かった」
キスをしてこのΩを楽にさせてあげる。


「いっぱい精液出しな、楽になるから」
「んっ///」

どっぷり夜までかかった。
「ふぅー」

リンちゃんをこの風俗店3階の部屋に寝かせ俺は事務所に戻った。
「あー比嘉さんすんませんね」

「いや、経理とかそこら辺もやっておいたので」


「どうも、ありがとうっす」


「では私は帰りますね」
「はい、お疲れ様でした」


比嘉さんはαで番がいる、だから発情期とかは対処できない。
まぁこれは俺の仕事だからいいんだけど。

みんなもそれでOKにしてくれてるし。


でももし琉架くんがΩだったら俺は番にしたい……。って思ってるけどでも彼はβでその上知り合いにボコられてる。
はぁー。
でもβでも彼とはバース性関係なく一緒にいたい。

-----------------
琉架は退院して学校にきた。
といっても2日しか入院しなかったが

「おはよう、琉架くんもう平気なの?」
「うん、瑠衣ありがとう、大丈夫だよ、僕のこと秘密にしておいてくれてありがとう」
「琉架くんの秘密共有できて僕は嬉しいよ」

「そう?」

古巣にはトイレのことを謝った。
元々気にはなっていたけど聞くのもあれかと思って聞けなかったらしいし、クラスの大半は琉架のことそう思ってるとかで、でも元気な姿を見れないのはこっちとしても嫌だから無理しない範囲で琉架の元気を俺らにもわけてくれなと言われた。

もちろん、ありがとうと返した。

僕は学校のみんなが好きだ。

優しいところも秘密を共有してくれるところも
全部……。


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